こんにちは、モッチです!
『リアセカイ』をプレイした感想を、作品紹介 → 個人的レビュー → ざっくり感想 → 総評 → まとめの順に書いて行きたいと思います。
・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
・かなり辛口感想を含むため「本作が好き!」という方はご注意下さい。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
作品紹介
『リアセカイ』とは?
『リアセカイ』は、2023年10月12日にブシロードから発売されたNintendoSwitch向け完全新作アクションRPG。
主人公の性別は選択可能で、男女5人ずつ計10人の恋人候補との恋愛が可能です。
ルーンファクトリー的な恋愛要素とハクスラ要素に釣られてプレイした作品でしたが……
なかなか残念なところが目立つ作品でした。
記憶喪失の主人公が街のために奮闘するアクションRPG
出身も生い立ちも何もかも不明な主人公は、目覚める前に謎の空間で拾った不思議な手鏡を手に、エルレンタロスの街に降り立ちます。
街の人たちは基本優しいですが、一部よそ者に厳しい目を向ける人もおり、序盤~中盤にかけて手厳しい対応を受けることも。
そんな主人公の目的は手鏡を完成させ「アークダンジョン」から出現する魔物を討伐すること。
まずダンジョンには以下の2種類が存在します。
・ロストダンジョン……昔から存在しているダンジョン。宝探しや研究のために潜る人も多く、危険度は低め。
・アークダンジョン……入口不明。謎に包まれた新しめのダンジョン。危険度は高め。
エルレンタロスでは近年魔物による被害が激増しており、発生源はアークダンジョンなのでは?と考えられていました。
しかしアークダンジョンの入口は普通の人には見えないため、対処が難しい……
そんな時現れた主人公の持つ鏡には、隠されたものを見抜く力があり、「力を貯めればアークダンジョンを発見できるかも?」ということで、主人公は街のために力を貸すことになります。
ゲームの基本的な進め方は以下の通り。
① ダンジョン奥にいるボスを討伐。
② 街の人の依頼を解決して絆の力を貯める
③ 新たなダンジョンが解放される
④ 再び①から繰り返し
街の人から依頼されるアイテムはダンジョン内のミッションクリアで入手できます。全ての依頼をこなす必要はなく、一定数納品した後にテントで休むと物語が進行します。
ダンジョンにはいくつかのレベルが存在し、ストーリーの進行に伴いワンランク上の難易度が解放される仕組み。
依頼達成のためには何度も繰り返し同じダンジョンを攻略する必要があり。当然ながらレベルが高いほど敵は強くなり、手に入るアイテムも良いものになります。
レベルごとに5個ずつミッションが用意されているため、クリアできそうなものから優先的にクリアしていくのが吉かなと感じました。
主人公は時おり見る夢の中で、現実世界らしき学園で生活しています。学園にはエルレンタロスの住人たちが生徒や教師として登場。果たしてどちらが現実なのか……
メインBGMを手がけるのはスターオーシャンやテイルズシリーズで知られる「桜庭統」さん。ダンジョンのBGMが全体的にカッコよく、特にボス戦の曲は桜庭節全開で良かったです!
恋愛要素はある?
ただし男女による内容の差はほぼありません。
参考までに私は女性主人公でプレイしましたが、女の子の親から「うちの子とはどこまで……?」などと聞かれて困惑しました。そして女の子たちも満更ではなさそう。
個人的には男女主人公でイベント差分があれば嬉しかったなと思います。
「主人公は女の子がいいけど男とは恋愛したくない」(またはその逆も)方には良いかも。
告白イベントは差分ありかも…?(レン告白イベントのネタバレ含む)
女主人公でレンに告白したところ、「女は苦手だけどお前は大丈夫」的な発言があったため、ラストのイベントに関しては少しだけ差があるのかな?と思いました。
1人見た時点の感想で恐縮ですが、告白イベントは結構甘めに感じました。
ただ恋愛過程が薄いため、「知り合って間もないのにもうそこまで!?」みたいな気持ちはついて回ります。
個人的レビュー
これはアカン。
ストーリー薄い・ゲーム性薄い・恋愛薄いの3要素揃った誰得ゲーでした。
キャラは良く戦闘も楽しい。面白そうな要素が揃っているのに何故……少なくとも令和にフルプライスで出していい内容ではなかった。
戦闘は爽快感があり楽しいものの、序盤はそれを上回るストレスあり。
ある程度進めると攻撃手段が増え、ストレス要素はだいぶ軽減されますが、それでもストーリーの薄さは擁護できないレベル。
迷っている方がいたら個人的にはおすすめしません。
好きな方には申し訳ないのですが、2,000円位なら買うかなぁ位の内容でした。
具体的にダメだったポイント
①ストーリー
結局なんだったん。
肝心なことは何も語られず、問題が解決したのかよく分からないままエンディングを迎えて唖然としました。
なんというか全てがポッと出感あり。大事な設定もサラッとしか語られない(むしろ語られた?というレベル)ため、全く頭に入ってきませんでした。
あと個人的に現実世界の必要性をあまり感じませんでした。
②店売り装備が強すぎる
これは本当に謎。
ダンジョンから戻った後、「強い装備落ちたかなー」なんてワクワクしながら戦利品を確認するのが、ハクスラ系ゲームの楽しみだと思ってるんですが、
本作はダンジョンから戻るたび、なぜか自分のレベル+3くらいの装備が店に並ぶため、どうあがいても店売り装備が1番強いという謎の状況に陥ります。
ドロップ装備には強いオプション付きなメリットもあるんですが、店売りは純粋な攻撃力が高い感じ。
強い装備が簡単に手に入るのは結構ですが、戦利品を見る楽しみを完全に削ってしまっていましたね……
途中から「もう店売り装備でええやん」ってなってました。
終盤以降ちょっとだけハクスラが楽しめますが、結局ミッション報酬武器でクリアまで行けてしまう残念さ……。
③ダンジョンのギミック&敵がウザすぎる
延々と仲間を召喚し続けるモブ、遠くから粘着弾逃げ撃ちしてくるモブ、ノーダメージ撃破ミッション、移動速度速すぎるボス……等々。
挙げるとキリがないのですが、序盤から厄介なミッション&敵が多く、ものすごくストレスが溜まる作りでした。
とりあえずノーダメージ系ミッションが面倒すぎる。
ダンジョン初回攻略時は無視して、武器が強くなってワンパンできるようになってから挑むと楽です。
- ダンジョン初回攻略時はミッション無視!
- できるなら敵も無視してボスまで突っ走る!
- ミッションの内容が分かったら慎重に再挑戦!
この3点を抑えるとだいぶストレスが減るのでおすすめ!
もしくは攻略サイトでミッションを確認してから挑むと楽だと思う……
ストーリー&声優情報
ストーリー概要
舞台はメルヴァニアの都から遠く離れた、さいはての町・エルレンタロス。
旅の途中でこの町を訪れた主人公は、個性豊かな住人たちと触れ合い、
みんなの為に出来ることを探して冒険をはじめます。
しかし、冒険の中で不思議な光に包まれて目覚めると、そこは全く別の世界。
もしかすると、こちらが本当の自分の世界?
2つのセカイのヒミツを解き明かそう!
引用元:公式サイト
作品情報 | |
---|---|
タイトル: | リアセカイ |
プラットフォーム: | Nintendo Switch |
対象年齢: | 全年齢対象 |
価格: | 5,980円+税 |
登場キャラクター&声優紹介
キャラクター | キャスト |
---|---|
男性主人公 | CV:石川界人さん |
女性主人公 | CV:大西沙織さん |
ヒカリ | CV:上田瞳さん |
リサ | CV:和多田美咲さん |
ブラッド | CV:小林千晃さん |
ハジメ | CV:水中雅章さん |
チッタ | CV:鈴代紗弓さん |
ミヤビ | CV:朝比奈丸佳さん |
ノノ | CV:高尾奏音さん |
レン | CV:小林大紀さん |
ヒビキ | CV:杉田智和さん |
シュウ | CV:浦和希さん |
攻略情報(恋愛要素について)
基本的には贈り物やミッションクリアで親密度を上げ、イベントを発生させていきます。
- 贈り物……町外れの畑で採れるアイテムを必要数集めて渡す。ダンジョンをクリアするとマップにキラキラ=種が出現し入手可能。水やり等は必要なく、数日経つと収穫可能に。
- ミッション……「ボスを毒状態にして倒せ!」など様々なミッションをクリアし、依頼アイテムを渡す。本人ではなく家族の依頼をクリアした際、夕食に誘われ好感度が上がるケースも。
親密度が規定値を満たした状態でキャンプで休むと夜に会話イベントが発生。
告白イベントについて
好感度MAX(=全アライアンス&イベント回収)の状態でプレゼントに指輪が追加。渡すと告白イベント発生します。
指輪の値段は390コイン。
不足分はダンジョン周回して貯めることになります。(入手数は難易度により異なり、レベル62ダンジョン1回クリアで22コイン)
目当てのキャラのアライアンス全解放した後、余った分を他の人に使っていた場合、恐らくかなりの数不足するため、無駄遣いせず貯めておくことをおすすめします。
総評
ストーリー : (2 / 5)
グラフィック : (3.5 / 5)
音楽 : (4 / 5)
システム : (3.5 / 5)
ボリューム : (3 / 5)
総合評価 : C
シンプルかつ必要最低限なシステム自体は分かりやすくて好きです。
ただもう少し……全体的に掘り下げが欲しかったなぁという感想です。
恋愛的なイベントは面白いのですがボリューム不足感あり、個人的には物足りなかったです。
まとめ
・ハクスラ要素のある作品が好きな人
・キャラクターや声優さんに惹かれた人
・恋愛要素のある作品が好きな人
ゲーム性がアレでも恋愛要素が楽しめれば……(またはその逆でも)などと考えていたのですが、残念ながらどの要素も満遍なく薄く「これはアカン」という感想に至りました。
とりあえずひたすら逃げ続けるボスと、的確に道をふさいでくる妖精の敵だけは何とかして欲しいなぁ…なんて。
長くなりましたが、本日もお付き合い下さりありがとうございました!
おまけ:フレデリカとリアセカイ、どっちがおすすめ?
発売時期が近く作品の雰囲気が似ているため、ちょっとだけ比較してみました。独断と偏見しかないので要注意。
どちらにもどちらの良さがあるので参考程度に見て頂ければ幸いです。
戦闘:リアセカイ>フレデリカ
どちらも画面を歩き回って敵と戦うアクションRPG。フレデリカは3つのスキル、リアセカイは4つの魔法道具から好きなものを選んで戦います。
フレデリカはスキルが強く通常攻撃が弱い関係上、スキル撃つ→クールタイム→スキル撃つを繰り返す感じでしたが、リアセカイは通常攻撃が強くバッサバッサ斬り進めるのが爽快でした。
キャラ:リアセカイ>フレデリカ
フレデリカのキャラたちはワンダラー・ローグ等、個々の職業がそのままキャラの名前となっており、交流要素もありません。
リアセカイのキャラたちはルーンファクトリーに近い雰囲気で個性的かつ魅力的でした。
ハクスラ要素:フレデリカ>リアセカイ
フレデリカには「理想の1本」を追い求める楽しさがありました。拾えた武器の性能で使うキャラを選んだり、戦略を組み立てたりするのも楽しい。
リアセカイもレアな武器が出ると嬉しいのですが、正直店売り武器だけでやっていける難易度なので、終盤までハクスラ的楽しさは薄めでした。
ストーリー:フレデリカ>リアセカイ
フレデリカのストーリーは正直短めですが、分かりやすく先が気になる作りで好きです。
リアセカイのストーリーは終始よく分からん感じです(酷い
よく分からないまま街のために働き、絆の力(笑)を集め、次のダンジョンへを繰り返す。
街の人たち、魔物が増えて危機的状況にある割には、ゲーム開始から最後まで町でボーッと佇んでるだけなので、いまいちピンチ感が伝わってこないんですよね……
なんだか主人公1人(しかもよそ者)が町のためにせっせと働いている気分になりました。
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