本記事では『孤島の魔女と放蕩王子(ことまじょ)』のクリア感想を、作品紹介 → 感想 → まとめの順にまとめています。
・どんな作品なのか
・面白かった点、いまいちだと感じた点
・ストーリーの感想(ネタバレ少なめ)
・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
「どんな作品か気になるけどネタバレは踏みたくない!」「他の人の感想を読んでみたい!」という方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
孤島の魔女と放蕩王子
『孤島の魔女と放蕩王子』作品紹介
孤島に暮らす魔女と飄々王子の異文化コミュニケーション
『孤島の魔女と放蕩王子』(読みはことうのまじょとほうとうおうじ)は、2025年8月29日にPoni-Pachet:REから発売された育成ノベルゲーム。
キャッチコピーは「魔女と王子の異文化交流ADV」。
孤島で暮らす魔女の元に、ある日突然届けられた第一王子・フェニキア。
古い取り決めにより、魔女は彼を14日間で王にふさわしい存在へと導くことに。
実は発売間近まで全くノー知識の状態だったのですが、ある日Xで情報を見かけて面白そう!となり、イラスト綺麗だな…えっ!さといさん!?あっOzmafiaのPoni-Pachetさんの派生ブランドの作品なのか…!となり購入を決定。
Ozmafia、雰囲気やBGMがめちゃくちゃ好きなんですよね。
これは遊んでみるしか…!ということでプレイ開始したのでした。
難しいことはナシ!気軽に遊べる育成ノベルゲーム

本作は育成&ノベルゲームです。
乙女ゲーム…?と思っていたら少し違いまして、例えるならジャックジャンヌの育成パートを繰り返しながら合間に挟まれる会話を楽しんでいくイメージです。
システムは、14日間の間に5つのパラメータを育ててフェニキアを鍛えていくというもの。

毎日5~6つの行動のなかから3つを選ぶことで、フェニキアのパラメータが増減していきます。
一見難しそうに見えるかもしれませんが、育成結果よりも合間のコミュニケーションを楽しんでいく作品かな?と感じましたので、育成について深く考えず直感でプレイして問題ないかと思います。
クリアまでのプレイ時間は6~7時間ほど。ボイスは無し、目パチあり。
私は先が気になってサクサク進めてしまいましたが、じっくり読んでいけばもう少しかかるかと思います。
システムについてもうちょっと詳しく!
育成パート

育成メニューは1日につき朝・昼・晩の3回分設定できます。
項目は通常5つ用意されていますが、時々ステータスが大きく上がる隠しメニュー?が出現することも。
隠しメニューが出ていたら優先的に選んでいくと良いと思います。私がプレイした限り、朝のメニューを選ぶと昼のメニューでなにかしら隠しが確定で出現していました。
メニューをこなすと体力・精神力のいずれかが下がります。
どちらかが下がりすぎないように、精神力が減るものを2つ選んだら、あと1つは体力が減るもの…といった感じにバランス良く育成していきました。
精神力を使うメニューが多いため、若干体力が余り気味・精神力が減り気味になりますが、上記の通りバランスを意識していれば問題ないかと思います。
奉穀パート

魔女の元に届く人々からの悩み事に対し、選択肢の中から1つを選んで回答するもの。
魔女さんは相談に乗る対価として、人々から食べ物など生活に必要な物資がもらえているのだそう。
選んだ選択肢により相談者の未来が変わり、翌日その結果が届けられるのですが…
「絶対これやん!」というものを選んでも、割と斜め上の結果に進むので「ドウシテ…」となります\(^o^)/
正直育成結果よりこちらのほうがプレッシャーで、ちょくちょく「やり直したい…」となりました笑。
私の選択のせいで莫大な資金だけかかって何の成果も得られなかった村。ごめんなさい…(罪深すぎ
大体1番下の選択肢がいい感じの折衷案になっているのですが、それ選んでも良い感じになるとは限らず…難しい!となりました。
こちらも深く考えずサクサク進めて問題ないかと思います。
販売形式
アニメイトさん、ステラワースさんでの販売を確認しました。
パッケージ版は存在せず、DLカードまたは直接ダウンロード版を購入してPCにインストールする形です。
DL版の価格は1,650円、DLカードは2,200円です。
DLカード&小冊子&アクリルスタンド付きの限定版(7,700円)も販売されていました。
ストーリー&キャラクター紹介
ストーリー紹介
大海に浮かぶ孤島・ハザメキ島。
使い魔たちと静かな日々を送っていた魔女のもとへ、ある日ひとつの箱が届けられる。
中から現れたのは、エルピトリカ王国の第一王子フェニキア。古い取り決めにより、魔女は他を14日間で王にふさわしい存在へと導くことに。
言葉を交わし、日々を重ねながら少しずつ紡がれていく、ふたりだけの時間
主人公紹介
主人公:魔女(名前変更可能)
大海に浮かぶ孤島の城に使い魔たちとともに暮らし、人間から届く貢物によって生活している。
落ち着いた性格で、表情の変化は控えめ。
引用元:https://re.ponipa.com/
ふわっと全体ネタバレ感想(ネタバレON/OFFボタンあり)
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王位継承者としてふさわしい魂を持つよう王子を教育する役目をもつ主人公の魔女さん。
魔女さんは「魔女」と呼ばれているものの、実は「神使」(しんし:神の使い)なのだそう。
不老不死で淡々としていますが、人間と同じように食事を摂ったりお風呂に入ったりと不思議な存在です。本当は人間だったりしないのかな…?なんて思っていました。
王子のフェニキアはよく喋り若干ちゃらんぽらん感のある男ですが、必要以上に口出しせず空気を読めるあたり、賢さが伺えて好きです。
育ってきた環境も違えば性格も真逆ですが、「自分はこう思う」「私はそうは思いません」的にお互いの常識を埋め合うような会話が良い感じで、14日経つ頃にはどうなってるのかな?などと想像しながらタイムリミットへと向かっていくのでした。
フェニキアは元の場所で王子として暮らしていた際、冷遇やら派閥争いやら殺伐とした環境に苦労してきたであろう雰囲気が伺えるので、1人の人間として対等に接してくれる魔女さんとの生活は新鮮で楽しいようです。
魔女さん側も知識としてしか人間を知らないため、フェニキアとの会話を通して少しずつ人間らしさを学んでいく様子が微笑ましかったです。
この2人案外良いコンビかも…?なんて思いました。
魔女さんと使い魔たちは閉ざされた環境で自分の仕事をしながら淡々と暮らしているのですが、フェニキアの存在が刺激となって、みんな活き活きしていくのが何だか良いんですよね…
使い魔たちと一緒にずっとのんびり暮らせたらいいのに…なんて思ってしまいますが、フェニキアは王になるため帰ってしまうので難しいですよね。
心が温かくなる話だなぁと思っていたのですが、14日目になんともいえない気持ちになりました。
こればかりは「ぜひ読んで頂きたい」としか言えないのですが、穏やかな気持ちで話を終える気満々だったこの心をどうしてくれると恨みがましい気持ちになったのでした。
「えっ…」と、心がスーッと冷えていくのを感じたんですよ。
絶望感がすごかったし一瞬使い魔たちが怖く見えたりもしたのですが、終わりは悲しい感じじゃなくて本当に良かった。
最後は「みんなマジェスティのことが本当に好きなんだな…」と切なくて温かい気持ちになれました。使い魔たち可愛くて好きだなぁ。
温かい気持ちになったりヒヤッとしたり、プレイ中は気持ちの変化がとても忙しかったです。笑
育成結果で結末は変わる?
ネタバレを含むため伏せさせて頂きます
なんとなく育成結果で結末変わったりするのかなぁと2周目はずっと休息だけで過ごしてみたのですが、特に変化はありませんでした。
ただ、フェニキアとの会話は選んだ行動や順番によって微妙に変化するそうで、プレイヤーごとにちょっとずつ違ったプレイ感になるのだそう。
その時点で1番高いパラメータについて触れる会話などもあるので、2周目プレイしてみるのも面白いのかなと思いました。
あと「奉穀」の内容が1周目と2周目とで違ったので、色々なパターンがあるのかもしれません。
1周目は結末に関係するのかな?と思い、恐る恐る良さげなのを選んでいたので、2周目は好き放題して、暗黒の書を見つけた人からの相談に対し「読むべき!!!」と勧めたりしました(酷い
まとめ

ゴリゴリの育成ゲームかな?と思いきやノベルゲーム要素が強く、イメージしていた内容とはちょっと違いましたが面白かった!
とにかくイラストが可愛い!特に使い魔たちの見た目&言動が可愛くてとても癒やされました。
育成はどうとでもなるので、苦手でも問題なし。興味のある方はぜひプレイして頂きたいです。(体験版からでもぜひ…!
唯一ムービーがスキップできない点だけは気になりましたが、静かに淡々と紡がれる物語を好む人におすすめです。
さらっとした感想ですが、お付き合い下さりありがとうございました!
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