こんにちは、モッチです!
『FREDERICA(フレデリカ)』をプレイした感想を、作品紹介 → 個人的レビュー → ざっくり感想 → 総評 → まとめの順に書いて行きたいと思います。
・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
作品紹介
『FREDERICA(フレデリカ)』とは?
『FREDERICA(フレデリカ)』は、2023年9月28日にマーベラスから発売されたNintendoSwitch/Steam向け完全新作アクションRPG。
全ての言葉を奪い大穴へと消えた王を探すため、姫の祈りに応えた7人の戦士が立ち上がる……
ストーリーは薄味ながらも、「かつて王国で何が起きたのか?」を順に追っていく内容が面白いです。ある程度先が予測可能な内容ではあるものの、その直球さが逆に良かったなぁと。
メインストーリークリアまでにかかった時間は10時間~12時間ほど。高難度モード・新階層・二次職など、クリア後に解放される要素が多く、やりこみ要素は豊富です。
実質クリア後からが本番と言っても過言ではない内容だね!
悪意あふれる大穴へ潜りダンジョンを攻略していくアクションRPG
基本的には以下のサイクルを繰り返し、強い装備をゲットしていくことになります。
ダンジョン内で装備のレシピが手に入り、モンスタードロップ素材や拠点で生産した素材を利用して製作を行います。
装備は同じ名前でも1つ1つオプション効果が異なるため、厳選が楽しい作りです。
キャラクターは剣から魔法まで、さまざまな武器やスキルを扱う7人の主人公。
バトルに参加できるのは1名のみで、ダンジョン内の各所に置かれた結晶から自由に交代や帰還が可能です。
自分がプレイしてきたなかで近い作品を挙げると『HADES』と『ソーマブリンガー』でしょうか。
回復手段が少なく、極力被弾を抑えながら戦うスタイルが『HADES』に、バトルは『ソーマブリンガー』に近い雰囲気。アーチャーの操作感はカデンツァに近いものを感じました。
敵は割と硬く、ダンジョンマップも広いため難易度はそこそこ高めです。HP回復手段が限られるため、基本的に被弾を避けつつ戦うのが吉。
どのタイミングで拠点に戻るかの判断も非常に悩ましいポイントで、「もう少し行けるかな……?」と安易に特攻して地獄を見るパターンもしばしばでした。ちなみに倒されると手に入れた報酬の一部を失ってしまいます。
世界中の言葉が奪われている設定上、キャラクターたちは言葉を話せず、作中で言葉を発するのは姫(念的なもので会話)だけ。
姫のボイスは賑やかで、静かな作品における貴重な癒し……なのですが、人によっては少々うるさく感じられるかも。気になる場合オプション→賑やかしボイスからOFFも可能です。
恋愛要素はある?
恋愛要素や仲間同士の交流要素は一切ありません。
ルーンファクトリーと同じ会社さんの作品なので期待してしまいますが、ダンジョン探索&戦闘に特化した内容となっています。
個人的レビュー
恐らく好きな人は夢中で楽しめるものの、合わない人にはトコトン合わないタイプで、好みがハッキリ分かれそうな作品でした。
個人的にはかなり好きです。
戦利品をたんまり集めて拠点へ帰還したあと、「よし、もう1回!」と延々プレイできてしまう謎の中毒性がありました。
しかし良くも悪くも作業感が強めなので「人におすすめできるか?」と聞かれると、少々悩ましいです。
ストーリー要素はかなり薄く、ダンジョンに潜る時間を9.5としてストーリーは0.5くらいの割合です。
しかし世界観もBGMもキャラデザも良く、ちまちま素材を集めながら迫り来る敵をバッサバッサ撃破していくゲーム性がハマる人にはハマる作り。
難しいことを考えず、頭空っぽにして無双できるので、ストレス解消に良い感じでした。
ストーリー&声優情報
ストーリー概要
作品情報 | |
---|---|
タイトル: | FREDERICA(フレデリカ) |
プラットフォーム: | Nintendo Switch、Steam |
対象年齢: | 全年齢対象 |
価格: | 5,478円 |
登場キャラクター&声優紹介
キャラクター | キャスト |
---|---|
ワンダラー | CV:島崎 信長さん |
ファイター | CV:三石 琴乃さん |
ウォーリアー | CV:田村 睦心さん |
キャスター | CV:藤本 たかひろさん |
ファーマー | CV:久野 美咲さん |
ローグ | CV:榊原 良子さん |
アーチャー | CV:石田 彰さん |
姫 | CV:花澤 香菜さん |
王 | CV:濱野 大輝さん |
好きなところと物申したいところ
『FREDERICA(フレデリカ)』の好きなところ
地道に確実に強くなれる
新しい階層に着いた瞬間は敵が強くて「硬い……こんなの無理だ……」と絶望するのですが、コツコツ進んで戻ってを繰り返しながら装備をアップデートしていき、サクサク倒せるようになった瞬間の感動がスゴイのです。
ただどうしても作業感が出てくるので、飽きないように時々キャラを切り替えると新鮮な気持ちで遊べました。
レア装備をゲットできた時のワクワク感
最高レアのレジェンダリー装備はなかなかゲットできませんが、出た時のワクワク感が半端ないです。
青い宝箱を見つけた時の嬉しさは『ルーンファクトリー』の「シアレンスの迷宮」(やりこみダンジョン)に通ずるものがありました。
『FREDERICA(フレデリカ)』に物申したいところ
好き嫌いがはっきり分かれるゲーム性
基本的には同じことの繰り返しなので、好きな人はトコトン楽しめて、苦手な人は秒で飽きる作品かなと思います。
マップ広すぎ
探索マップは先へ進むほど広くなり、次の階層への入り口を探すのがなかなか大変です。
隅々まで歩き回っても見つからない→地図チェックしたら地味に抜けがある……みたいな感じで移動に苦労しました。
ちなみに次の階層への入り口を1度でも見つけている場合、オプションからワープ可能な機能が便利です。ただオプション、正直気付きにくいので画面上に表示して頂きたいです……
攻略情報
おすすめキャラは?
どのキャラも強いので好みのスタイルでOK!
個人的な好みを挙げるなら敵の射程外から攻撃できるアーチャー&キャスターが使いやすく、範囲&火力に優れてクラスチェンジ後は回復もできるウォーリアもおすすめです。
メイドさんことローグのクラスチェンジ後スキル「騙し討ち」もめちゃくちゃ強く爽快感がありました。
スキルは1回使用するごとにクールタイムが発生するのですが、騙し討ちで仕留めることができればクールタイムが0(即時再使用可)になります。強い……そして敵を倒せなかった時の絶望感が半端ない。
また、強い武器を入手できたキャラで戦うのも大いにアリです。具体的には「改心アップ」「力アップ」「スキル名+威力◯%」あたりの能力が強め。
ちなみに2〜3層あたりのクエスト報酬で貰える「野菜武器」には、もれなく「特定スキル+40%」の能力が付いており、手に入れた時点での主力として活躍可能です。
野菜武器をゲットしたタイミングで色々なキャラを触ってみて、自分に合ったスタイルを模索するのもおすすめです。
全キャラ育てた方がいい?
レベル&装備はキャラごとに必要なため、じっくり育てたい派の方以外、全員育てるのはおすすめしません。
できないことはありませんが、大変なので多くても2〜3人位が良いかなぁと思います。
ちなみに1キャラだけを育てるスタイルでも問題なくクリア可能です。
クリア後の感想もろもろ (ネタバレON/OFFボタンあり)
オープニングが良すぎる話
オープニングムービーがめちゃくちゃ良いんですよ……!
爽やかな楽曲とアニメーションがよく合っていて最高でした。昨今のゲームOPの中で1番好きかも。
ほのぼのした日常パートがありつつも、キャラクターが次々切り替わる戦闘パートがカッコいい!
メンバーがちゃんと結晶で交代してるのも(スッと入れ替わってる時もありますが)ゲームシステムに沿っていてポイント高しでした。
好きポイント①:旅に出る1人に皆が「持ってけ」的に荷物を渡すシーン。作中でもこんな感じなのかなーとウキウキしますね。
好きポイント②:ラストの「後悔に刺した刃……」から1人ずつメンバーが映る箇所。
ここの歌詞、「忍び寄って=ローグ」「一矢報いる=アーチャー」といった具合にちゃんと1人1人を象徴するものになっていて、作品のために作られた楽曲なんだなぁと感じられて良かったです。刃と盾、逆じゃない?とかツッコンではいけない
クリア後要素について一言感想
※ 重要なネタバレを含むため、これからプレイされる予定の方はご注意下さい。
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クリア後は世界に言葉が戻る関係で、7人が喋るようになります。
これがなかなか嬉しくて、これまで一緒に戦ってきたけど掛け声程度だった子達が喋ってる……!?と驚きでいっぱい。「君たちそんな性格だったの!?」的なサプライズが味わえました。
よくよく見ると、声優陣もめちゃ豪華です。
あと主題歌を背景にマップを攻略していくエンドロールが斬新で面白かったです。敵や素材を入手すると画面左側にスタッフ名が表示される仕組みなのですが、その発想はなかった!的なわくわく感がありました。
嫌いな敵ランキング
1位:木
蜂の敵を召喚するモブ。
とにかく厄介で真っ先に倒したい相手NO.1
2位:魔女
倒すと3匹の蝙蝠に変身するモブ。
めっちゃ強いわけではないものの、面倒な相手
3位:悪魔っぽい女の子
移動速度速すぎ問題。すごい勢いでどこからでも駆け寄ってくる困ったちゃん
あとは体力多めのカメとか、オオカミとかも困りました。見かけるとゲッとなりますね……笑
余談ですがルーンファクトリーと世界観を共有している関係で、モコモコが敵として出てきたり、拠点でカブが育てられたりします。ファン的にはちょっと嬉しい要素でした。
総評
ストーリー : (4 / 5)
グラフィック : (4 / 5)
音楽 : (4.5 / 5)
システム : (4.5 / 5)
ボリューム : (3.5 / 5)
総合評価 : A
淡々とダンジョンに潜り続けるストイックな作品ですが、必要最低限のシンプルさがいい感じ。
仲間同士の絆とかキャラの掘り下げとかは一切ないし、そもそもキャラ名=職業名だったりするんですが、確かな個性が感じられるところも良かったなぁと。うまく言えませんが、サラッとしているのに的確にツボをついてくる感じ。
まとめ
・ハクスラ要素のある作品が好きな人
・キャラクターや声優さんに惹かれた人
・地道にコツコツ強くなりたい人
「どうかなー?」と気になり衝動買いした作品でしたが、個人的には当たりでした。
戦闘だけをピックアップしたルーンファクトリーみたいな感じで、「強い装備を求めてダンジョンに潜る」分かりやすさがとても良い。黙々と素材集め&アイテム掘りが楽しく、潜った分だけ強くなれるのもやりがいがあってGood。
フルプライスでも5,000円ちょいとお安めなので、興味があればぜひチェックしてみて下さい。
長くなりましたが、本日もお付き合い下さりありがとうございました!
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