本記事では『紅の錬金術士と白の守護者 ~レスレリアーナのアトリエ(紅白レスレリ)』のクリア感想を、作品紹介 → 感想 → まとめの順にまとめています。
・どんな作品なのか
・面白かった点、いまいちだと感じた点
・ストーリーの感想(ネタバレ少なめ)
・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
「どんな作品か気になるけどネタバレは踏みたくない!」「他の人の感想を読んでみたい!」という方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
それでは、本日もよろしくお願い致します。

- BGMが最高!(特に戦闘)
- 恋愛要素あり
- 3Dモデルの出来が良い
- Swith版は動作がカクカク
- 昼と夜の切り替え演出がスキップできない
- 一部のキャラはボイス無し
『紅白レスレリ』作品紹介
スマホアプリ版と世界観を同じくするスピンオフ作品
『紅の錬金術士と白の守護者 ~レスレリアーナのアトリエ(紅白レスレリ)』は、2025年9月26日にコーエーテクモゲームスから発売されたRPG。対応機種はPlayStation®5 / PlayStation®4 / Nintendo Switch™ / Steam®。
本作はスマホアプリ『レスレリアーナのアトリエ(以下レスレリ)』の世界を舞台に、完全オリジナル主人公2人の物語を描いた作品です。

そう、エスカ&ロジーのアトリエ以来、久々の男女主人公選択型のアトリエ作品なのです!
「レスレリほぼ未プレイだけど大丈夫かな…?」と若干不安でしたが、結果的にとても楽しめたので、思い切って飛び込んで良かったなと思います。
とくに良かったのが主役2人の恋愛模様がしっかり描かれていた点!
もともと恋愛要素のある作品が好きで、「あればいいな」くらいの気持ちでいたら、割としっかり恋愛系だったので、嬉しい誤算でした。
お祭りゲーだけど割としっかりしたストーリーが良き
謎のアトリエに謎の異空間。どんどん規模が大きくなっていくストーリー、女性主人公のリアスにも何か秘密がありそうだぞ?ということで、先が気になってわくわくしながら進められました。
ゲームの内容は冒険の傍ら、街の人たちからの依頼をこなしたり、お店で商品を売りながら寂れてしまった街を復興していくというもの。

少しずつ街が賑やかになり、新しいお店が開店して…って絶対楽しいやつですよね!
ただ目に見えて街の様子が変わる感じではなかったので、正直復興が進んでるのかよくわからなかった点がちょっと残念でした。
依頼内容は魔物討伐から納品までさまざま。
錬金術でパパッと依頼品を作って「こんなに良いものが…!?」的な反応されると、そうでしょそうでしょみたいにちょっとドヤッとできるのがアトリエの醍醐味ですよね(?
テンポよくお話が進むのが楽しくて、やめ時が見つかりませんでした。

過去作キャラたちは、戦闘に参加するキャラと街に現れるNPC的なキャラの2種類が存在します。
ほとんどのキャラは依頼発注で貴重なアイテムを集めてきてくれるおまけ的な立ち位置ですが、パーティメンバーとの掛け合い的なイベントが発生することも。
ときには意外な組み合わせが楽しめて良かったです。
むーちゃん戦闘参加キャラはストーリー進行で自動的に加入するよ!
みーちゃん事前情報を入れず始めたので、「誰が入るのかなー!」とワクワクしながら進められたよ!
戦闘と調合システム

戦闘は前衛3人・後衛3人で戦うオーソドックスなコマンド式。
画面右側には敵味方の行動順がタイムカードで表示されており、特定箇所には攻撃力アップ・ダウンなど色々な効果が配置されています。
良い効果は味方に、悪い効果は敵にぶつけたい!ということで、行動順を動かす系のスキルを利用して、あれこれ工夫しながら遊べるのが面白いです。
前衛後衛は攻撃しながら交代が可能で、くるくるローテーションしながらスピーディーなバトルが楽しめました。

調合は画面中央のパネルに素材を放り込んでいくシンプルなスタイル。
素材同士の色が繋がるように組み合わせていくと、特性を引き継げたりレシピが派生したりと、良いものが作れる仕組みです。(アプリ版もこんな感じだったような?
どんどん作れるものが増えていくので、こちらも止めどきが見つからず。
放置しておくとレシピ派生先が溜まりに溜まって一生アトリエにこもる感じになります。
大量に素材を集めて帰ってくる→材料は持っているのに色が合わないからレシピ派生できない→ぐぬぬ…となりながら再び素材集めに旅立つループで延々遊んでしまいました。こういうのが楽しいんですよ…
物語を進めると素材についてる色を変えられるアイテムが出てきて、ぐぬぬ感が少し減ります。
このアイテム、割とレアで最終盤まであまり手に入らないので、もっと緩和してくれてもいいんだよ…?となりました。
マナケミアが好きすぎる話
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マナケミア推しの私としてはロゼ(マナケミア2の男性主人公)の出番が多くて嬉しかったです。
なんといっても最初の仲間ですし、未熟な主人公たちを支える先輩冒険者なポジションが良い。
お嬢様やマッチョな妖精さんなど、ちょいちょい仲間達の話が飛び出すのも嬉しかったです。
でもマナケミア1でサクサクだったアナライズ(初期技)の演出が2で長くなったの、未だに許してませんからね(急になに
正直アトリエシリーズの中でマナケミアの戦闘が1番楽しいと思っているので、この機に移植してくれないかなぁなんて思いました。
特に1はストーリーもメンバーも音楽も最高すぎまして、思い出深い作品です。

とりあえず、マナケミアシリーズのなかで1番好きなヴェインくん(1の主人公→CV:石田彰さん)がボイス付きで登場してくれただけで、もはや紅白レスレリは10000000点なんですよ!!(何言ってる
しかも会話中のBGMがばっちりヴェインくんのテーマ曲で感無量でしたー!
ストーリー&キャラクター紹介
ストーリー紹介
歩き出そう。未来を見つける旅路へ
大切なものを取り戻すため、失われた故郷でふたりは真実を探す――
かつて、鉱山と交易によって栄えた町“ハルフェン”で住民のほとんどが消えるという謎の災害が発生。町は禁足地となる。
月日は流れ、町の禁足は解かれ、復興計画が立ち上がることとなった。
それを機に、かつて故郷を追われた少女と少年も成長し、それぞれの想いを胸に帰郷する。
彼らは故郷の地で出会い、ともに真実を探すために歩むこととなる。
その先に、想像もしなかった出会いと真実が待ち受けているとも知らずに――
ふわっと全体ネタバレ感想(ネタバレON/OFFボタンあり)
微ネタバレ・スクショありで思ったことをごちゃーっと書いています。つれづれ語り。
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戦闘メンバーはリアス・スレイに加え、過去作からロゼ・ウィルベル・トトリ・ソフィーの4人が参戦。
珍しい人選というか、メンバーがこの4人に決まった経緯が非常に気になります。笑
ロゼ(マナケミア)、ウィルベル(黄昏)、トトリ(アーランド)、ソフィー(不思議)といった感じに、多分各シリーズから満遍なくチョイスしたのかなと。
なんとなくお祭り的作品での男性キャラ枠はロジーさんが選ばれそうなものですが、黄昏シリーズのウィルベルと被ってますもんね。

仲間になったメンバーの個別イベントは多めで、愉快な会話がちょこちょこが楽しめます。
過去作をプレイしていると「おおっ」と思えるイベントも多めで、個人的には、
・お嬢さまの行方を気にするロゼ
・アーシャに助けてもらった過去を振り返るウィルベル
・独特な人形を作って街の女の子を泣かせるトトリ
・頼りになる感が半端ないソフィー先輩(でもズボラ)
あたりが良かったなーと!
なんだか久々にトトリに会えた気がして、ものすごく『トトリのアトリエ』を遊びたくなりました。
トトリのアトリエ、時間制限があって効率よく進めないと終盤で「ファー!!」(木材足りないオワタ)ってなっちゃうんですが、そんな難易度も含めてめちゃくちゃ面白かったんですよね……。
お祭りゲーを遊ぶと過去作が遊びたくなりますよね。

中盤あたりで登場したイケメン宰相のブラッドさん。
メインキャラっぽいビジュアルの割に、1度出てきたっきり一向に出番がない……ハッ!もしやラスボス……!?
とか思っていたら、全く違いました笑。
どうやら彼はスマホ版のキャラで、サービス的な出演だったようです。
ちょこちょこスマホ版オリジナルキャラの方々が登場するので、スマホ版が非常に気になる作りとなっています。(いろいろなゲームが気になりだす罪深きアトリエシリーズ)
敵役っぽいララさんもボーカル入りの戦闘曲が格好良くて、これは…!となりました。


主人公2人があまりにもカップルで、恋愛的なイベントがちょくちょく挟まるので思わず頬が緩みます。
世話焼きオカンなスレイさん、ちょっと素敵すぎますね。
個人的にリアスの姉がロゼを問い詰めまくるイベントが面白くて笑いました。
「姉:あの2人(リアスとスレイ)どうなの…?ハッまさかあなたリアスのこと好きなんじゃ…」
「ロゼ:そんなわけないだろ!!」
「リアス:ちょっとそれどういう意味よ!」的な泥沼イベント笑。
ロゼは巻き込まれ体質というか、苦労人ですよね…

お祭りゲーということであまり期待していなかったストーリーも良かったです。
なんというかパーティメンバーが、ただのシリーズキャラじゃなくて、ちゃんとリアスとスレイの「仲間」で良かった。
かつての冒険を経て成長した4人が、未熟な2人を人生の先輩として支えてくれるので頼もしさが半端なかったです。

ラストの方でリアスが落ち込むシーンがあるのですが、話を聞きに駆けつけてくれる女子3人の頼もしいこと…!
お話的にはやや中途半端というか、「そこで終わるの!?」的なところで終わってしまったのが残念ですが、続きに期待してもいいんですかね…!?
DLCでもいいので街の人周りのその後を描いて欲しいところです。
好きなところと物申したいところ
ここまで良いところをたくさん書いてきましたが、正直同じくらい気になるところ・マイナスポイントも目立つ作品でした。
詳しく書いて行きたいと思います。
『紅白レスレリ』に物申したいところ
ボタン入力時のレスポンスが悪い
+ボタンからメニューを開いた後、LRで項目を選ぶ際にめちゃくちゃもたつきます。
キャラを3Dで動かしてるせい?ここは立ち絵でいいのでサクサク動いてほしい。
メニューからしか見られない受注中クエストのモンスター討伐数などを調べる際に時間がかかり、地味にストレスでした。
※ あくまでSwitch版の感想です。PCやSwitch2ならもう少し快適なのでは?と思います。
昼夜切り替え演出が邪魔
フィールドで採取や戦闘を繰り返すと時間が経過し、昼と夜が切り替わることがあるのですが、その際の演出がスキップできないのがなかなか苦痛でした。
いつも採取や戦闘の直後に変わるので、行動回数なのかな?と思います。
本作、採取のテンポが良いのでどんどん素材回収したくなるんですよ。
気持ちよく杖やツルハシ振ってるところに画面暗転→シャキンと演出が挟まるので、なんか邪魔だな……と思っちゃいました。
昼と夜が突然切り替わるのがレスレリの世界観とはいえ、ぶっちゃけ昼と夜の概念必要だったのかなぁと。
夜だと街にクエストの依頼人いませんし、個人的にデメリットしか感じられませんでした\(^o^)/
『紅白レスレリ』の好きなところ
戦闘曲が最高!
私は「アトリエといえばBGM!BGMといえばアトリエ!」と思っているくらいのアトリエサウンド信者ですが、今作のBGMもとても良かったです。
特に戦闘曲が最高で、中盤あたりから聴けるボス戦の「Burn Out」がとても好きでした。
「亜空の道」の弦楽器の音色が好きすぎて…戦闘が苦にならないどころか、戦闘したくなりました。(個人的に本作で好きな曲No.1です!
3Dキャラクターの出来が最高に良い

女性キャラクターは可愛らしく、男性キャラクターは格好良く。
キャラのモデルが過去最高レベルに良かったです。眼福。
会話シーンのモーションをAで飛ばせる
会話中のモーションをAでスキップしてサクサク進められる仕様、かなり快適でよかったです。
調子に乗ってどんどんA押してしまい、気付いたら会話終わってる阿呆は私だけでいい(?
総評
ストーリー :
(4 / 5)
グラフィック :
(4.5 / 5)
音楽 :
(5 / 5)
システム :
(4 / 5)
ボリューム :
(4 / 5)
総合評価 : A
気になるところも多々ありますが、マイナス点を差し引いても「遊んで良かった!」と思える素敵な作品でした。
レスレリ遊んでなくても楽しめる?か、と疑問に思われる方が多いかなと思うのですが、私は問題なく楽しめました。
あくまでも今回の主人公たちのオリジナルストーリーなので、アプリをプレイしていなくても問題ありません。

レスナはスマホ版主人公だけあって名前はたくさん登場しますが、終盤まで本人の登場は少なめです。
過去シリーズ遊んでなくても楽しめるか?については…知らないキャラだらけでも楽しめるならありかと。
あと若干過去シリーズのネタバレがあります。
ただシリーズキャラが多めな関係上、個別イベントでちらほら各作品の話に触れるので、ある程度シリーズを遊んでおいた方が間違いなく楽しめるかなと思います。
特にトトリのアトリエはネタバレに触れる内容があったなーと感じたので、気になっている方は要注意です。
まとめ
アトリエシリーズ、年々恋愛要素から遠ざかってる印象だったので、久々の供給に「いいんですか…!?」となってしまいました。笑
本当に時々でいいからこの路線の作品も出していただけたら嬉しいです。
クリアまでにかかった時間はちょうど28時間。
従来の作品と比べると控えめかな?と思いますが、バタバタ忙しい日々に少しずつ楽しむにはちょうど良いボリュームでした。
2周目プレイ時には色々引き継ぎがあるようなので、主人公を変えてスレイでプレイしてみるのも良いなと思います。
とっ散らかった感想ですが、本日もお付き合い下さりありがとうございました!
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