こんにちは、モッチです!
いつも遊びに来て下さりありがとうございます。
今日は『戦場の円舞曲』のフルコンプ感想を、作品紹介→個別ルート感想→個人的レビュー→総評→まとめの順に書いていきたいと思います。
・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
作品紹介
実は主人公がバリバリ戦うお話が好きな筆者。この作品も何となく戦うヒロインの気配を感じて購入しました。
結果的には思った感じとは少し違いましたが、正統派ファンタジーといった感じで楽しかったです。
簡単に作品紹介をさせて頂きますね!
『戦場の円舞曲』とは?
『戦場の円舞曲』は2014年にオトメイトから発売された、PSVita用女性向け恋愛ゲームです。漢字の読みは「せんじょうのわるつ」で、略称は「戦ワル」。
たまたま呪われた魔剣の主となった主人公ランは、望まずして戦いに巻き込まれ、軍事学校「ニルヴァーナ」に入学することになります。
同級生達との恋や仲間達との生活を通して、自分のやるべきことを見つけていく主人公の成長物語といった感じでした。
Switch版に追加要素はある?
2023/4/13発売のSwitch版に追加要素はありません。
ただ特装版特典小冊子に、攻略キャラクター6人の書きおろし後日談が収録されています。
さらに「書きおろしキャラクターメッセージカード7枚セット」は、攻略キャラクター6人とサブキャラクター「アサカ」、のシナリオライター片桐由摩氏による書きおろしメッセージ入り!
アサカくんは人気が高く、「攻略したかった!」との声も多いキャラなので、特典目当てに欲しくなってしまいますね……
ストーリー概要
少女が奏でるのは、“藍”の円舞曲(あいのワルツ)
ある日、突然に少女は全てを奪われる。故郷も、父親も……。
そして、代わりに手に入れたのは“力”。
自分と大事な人達を守るために掴んだ剣は、強大な力を秘めた“呪われた魔剣”だった。
国家の情勢を揺るがしかねない“力”を手にしてしまった少女は、戦場を生きる場とせざるを得なかった。
彼女が身を置くこととなるのは、超国家的軍事学校ニルヴァーナ。
そこは国家、種族を問わず、戦うことに長けた少年少女が集められ、その技能を競い合う特異な学校。
彼女はそこで様々な人と出会い、絆を深めていく。
そして、失ったはずの自分の居場所を見つけていく。
そんな少女の物語。
そして、彼女と共にあった”しゃべる魔剣”の物語。
引用元:http://www.otomate.jp/waltz/
レビューをチェック
ヒロイン紹介
主人公:ラン
住んでいた村が突然襲撃され、父と故郷を失ってしまう。
引用元:http://www.otomate.jp/waltz/
襲撃から逃れる際に、たまたま魔剣の持ち主になってしまい、ニルヴァーナに所属することとなる。
魔剣の力をうまく操れず苦悩しながらも、仲間たちにも支えられ、自分の新しい居場所を見つけていく。
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共通ルートでは、ランが魔剣を手にしてから自分の意思で使おうと決意するまでが語られるのですが、ここまでがまあ長かった!!笑
これがトントンと何もかも上手くいって5章だと間延びするかなと思うのですが、逆に何もかもうまくいかない状態を手探りで進んでいく感じだったので、こう……ハラハラしながら見守っていました。
上手く戦えず落ち込む→魔剣なんて大したことないとヒソヒソされる→大丈夫だよと励まされる→落ち込む、のコンボには多少じれったくはなりましたが(苦笑)、自分から望んで置かれた環境でもなく、父親が亡くなり母親からは化け物呼ばわりされるという酷な状況で、いきなり「期待している」「魔剣を使いこなせ」なんて言われても無理ですよね。酷い話だ…
ランが「大切なものを守るために戦おう」と思えるまでの心境の変化を、とても丁寧に描いていたと思います。
とりあえずリシャールは一発殴りたい(オイ
攻略キャラクターとおすすめ攻略順
公式推奨順の通り、以下の順をおすすめします。
1 アベル
2 ラスティン
3 パシュ
4 ティファレト
5 ニケ
6 ヴィルヘルム
アベル・ラスティン・パシュは最初から攻略可能。
ニケはアベル攻略後、ティファレトはラスティン攻略後に解放されます。
キャラクター | キャスト |
---|---|
アベル | CV:前野 智昭さん |
ラスティン | CV:加藤 和樹さん |
パシュ | CV:石川 界人さん |
ニケ | CV:小野 賢章さん |
ティファレト | CV:柿原 徹也さん |
ヴィルヘルム | CV:中村 悠一さん |
個別ルート感想 (ネタバレON/OFFボタンあり)
アベル CV:前野 智昭さん
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ニルヴァーナでトップの剣の腕を持つ青年。冷たいようでとても優しい子でした。
周りからものすごくクールなのだと思われていて、お礼を言っただけで驚かれるレベルですが、実は不器用なだけでした(笑
アスール王のシェラザール様が、ランに万華鏡をプレゼントするのを不機嫌そうに見てたり、足首を捻ったランをお姫様抱っこでニルヴァーナまで連れ帰ろうとしたら、ティファレトが現れて魔法でパパッと治されてしまい「・・・」となっている姿は不器用さんかよ!と微笑ましくなりました。
アベルは実は不穏な動きを見せる東側の国ロムアの王子でした。
しかし父親である王とは面識もなく、母を弄んで捨てた彼を憎んでいて、彼の命令に従ってニルヴァーナに潜入しているように装い、殺そうとしていました。
実際には母親は捨てられたのではなく、身分差等からあえて身を引いた形だったと判明し、それを知ったランがアベルを懸命に説得するものの、幼い頃からずっと父親を憎んで生きてきたアベルには、簡単に割り切れる問題ではないですよね。
彼女にできるのはアベルの決断を見守ることだけでした。
それでもランの説得はちゃんとアベルに届いていて、一騎打ちの末に父親を破ったものの命を奪うことはせず、自分がロムアの国王になると高らかに宣言するのでした。
こんなに簡単に国王になれるの!?部下とか大丈夫!??と思いましたが、きっと実力主義の国なのでしょう。
責任をとってランに王妃になってもらう気満々のアベルが良かったです(笑
ランが彼を変えるきっかけとなったのは、一緒に過ごすうちに自然に…といった感じでさらっと描写だったので、アベル視点のお話も見たかったなぁ!と思いました。実に可愛らしい2人でした。
ラスティン CV:加藤 和樹さん
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とある小国の王子。実力はニルヴァーナでもトップクラス。
夜遊び大好きなチャラ男と思いきや、夜間は町の平和を守る「暁の鷹」と呼ばれる組織の首領として活動している正義漢でした。
授業中に寝てるのは夜通し活動しているからなのだと分かり、なるほどな!と思いました。
チャラ要素は全然なかったですね!
お話としては次期国王である兄との確執をどう解消するかでした。
幼い頃から母親に似て聡明だった兄と父親に似て快活だったラスティン、2人は仲良しでしたが、いつからかラスティンの方が王に相応しいのではと言い出す臣下が現れ、2人の仲は険悪になってしまいました。
兄の方が王に相応しいと考えているラスティンは、争いを避けるためにニルヴァーナへ逃げますが、いつか武将として兄を支えられたらという密かな願いを持っていました。
その内に暁の鷹として活動するようになったラスティンの様子を、部下を使ってこっそり監視していた兄は、多くの人に囲まれて笑っている彼を見てますます劣等感や孤独感を強めていき、遂には魔剣の力を得ようとランやユリアナに危害を加えてしまいます。
自分がいると兄がおかしくなると考えたラスティンは、暁の鷹を辞めて遠くに逃げようと考えますが、ランの説得と兄がディモス(人の負の感情の集合体のようなもの)に憑かれていることを知り、彼を救う決意をします。
最後魔剣の力でディモスを浄化した後、兄は王位を辞退しラスティンが跡を継ぐことになりますが、この辺りちょっと駆け足でしたね。
兄とラスティンが和解するのはまだ難しいかもですが、欲を言えばその辺りまで描いて欲しかったなーと思います。
自然と人を惹きつける魅力のあるラスティン。彼を慕う仲間達と酒場でわいわいしている姿がとても楽しげでした。
ランを仲間に入れる条件として悪い虫がつかないよう男装させたり、飲み会に参加させなかったりと、ちょっとした独占欲を発揮するのが可愛かったです。
パシュ CV:石川 界人さん
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戦闘国家ダグロート出身。
親の命令で腕を磨くためにニルヴァーナに来た悩める青少年。明るく元気な子。
辛かったけれどアツくていいお話でした…!
パシュは感情表現が直球なので、ランに何か言われるとすぐ照れて態度に出まくるのが可愛かったです。
食事に誘いたい時は「あ、あのさー!今日天気いいよな!」から入り「お、俺今から海の方で食べるんだけど!ゴニョゴニョ」という遠回しっぷりwクラスメイト全員の前で堂々と誘いに来たアベルさんを見習うべき(オイ
と、明るいパシュの性格から楽しいルートになるかと思いきや、これまでで1番辛い展開が待っていました…
パシュの調子も戻ってきて何もかも上手くいくように思われた頃、戦場でパシュの判断ミスを庇ったレオニダス教官が死んでしまうシーンは本当に辛かったです。
ランもいざ戦場に立つと、自分の村が襲われた時のことを思い出し、恐怖で逃げることで精一杯になってしまい、これ以降2人はすっかり自信を無くしてしまいます。
戦場で恐怖するのであれば、もうニルヴァーナには必要ない位のことまで言われ悩むランと、このまま精霊の加護が得られないなら武器を取り上げられ国を追い出されるパシュ。
自分の居場所を得ようともがく2人は良く似ていました。
そんな2人がお互いを大切に思いあうことで、立ち直っていく様子には心が温かくなりました。
全力投球な告白シーンは微笑ましすぎてニコニコしてしまいました。ニヤニヤじゃなくてニコニコ。(←ここ重要
その後の戦場でランはイゴール、パシュはロジオンと対峙するシーンは最高にアツかったです!
あとサモサがとっても美味しそうでした…!
ニケ CV:小野 賢章さん
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しんどかった…
プレイ中はハラハラして余裕を持てなかったので、クリアした後もう一周したい気持ちで一杯でした(笑
ニケは優しくて穏やかなのですが、共通ルートからどことなく不穏で…(笑
こう近付こうとするとすっと距離をとられるような、突き放されているような雰囲気を感じました。
絶対何かあるよなーと思いながらのニケルート突入。切ない辛い愛しいの3コンボで色々な意味でしんどかったです…
訓練中に負傷したものの、自分のことには無頓着なニケをランが心配して、あれこれ強引に世話を焼いたあたりからニケの態度にも変化が現れます。
ニケは実はロムアから雇われた暗殺者でした。本当はものすごく強いのに、劣等生のふりをして衛生班に潜り込んでいたんですね。
幼い頃に孤児院から引き取られ、暗殺者として育てられた彼は、怪我をしても誰からも心配されることなく生きてきました。
そんな彼を初めて気にかけたのがランで、まるで普通の生徒のように扱ってくれる内に、特別な存在になるものの、彼女は自分が殺してしまった男性の娘で…と思い悩む様子は辛かったです。
ランもランで教官達の話を立ち聞きしたことにより、村を守るために戦って命を落としたと思っていた父親が、何者かにより暗殺されていたという事実を知ってしまいます。
更に雨の晩にモデスト教官を殺害するニケを見て、遺体の傷口が父親のものと同じだったことを知って以来、何となく彼が犯人だと気付いてはいるけれど考えたくない、殺した人を憎んだって失ったものは戻ってこない、けれど行き場のない気持ちをどうしたらいいのか…
という出口の見えない問題と向き合うお話でした。
大きく関わってくるのは酒場のコレットと父親のギード親子。実は2人は実の親子ではなく、ギードは元々はロムアの武将で、コレットは自分が襲った村の女性から託された赤子だったという事実は辛いなぁ…と思いました。
コレットからすると親の仇に近いですもんね。
しかしこれまで親子として過ごして来た時間も、ギードの愛情も確かなもので、簡単には割り切れないもののコレットはこれまで通り生活することを決めます。
このギードとコレットのお話は、似た立場であるランとニケそれぞれにも影響を与えます。
ニケはランをロムアに引き渡すよう命令されますが、拒否して彼女を守るために戦い、ランはニケと一緒に居ることを決めます。
もうこの辺りのニケの告白が辛かったですね…!彼の行動がヴィルヘルムの心境にも大きな影響を与えるシーンではホロリときました。
あとバッドエンドもめちゃくちゃ切なかったです。
ランもコレットも相手のことを許せるか?と聞かれたら解らないと思うんですよ…
けれど憎いかと言われたらそれも解らない。しいて憎むならばそうしなければならなかった立場でしょうか…と予想するしかありませんが。
最終的には理屈じゃないんだなと思いました。
難しい問題でしたがこの2人には幸せになって欲しい…!
2人でパンを焼きながら末長く平和に暮らして欲しいなと思いました。
ティファレト CV:柿原 徹也さん
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変わり者の魔法使い。記憶喪失。
綺麗な顔をしていますが、ランのことを女の子らしくないと言ったり結構辛辣な発言が目立ちますw
ティファレトは存在自体が謎なので、ストーリーはファンタジーになると信じて疑いませんでした(
そしてその予想を裏切らなかった…!
彼の話は、共通ルートでちらっと出てきたニルヴァーナの地下墓地から聞こえる声についてと、街で流行っている魔法陣を使った遊びが関わってきました。
この辺りは他ルートで全く関わってこないので、出てきた時に「そういえばこんな話もあったなー!」となりまして、何というか話の散りばめ方が上手いなと感心してしまいました。
ティファレトの正体が本当に謎な上、すぐにも消えてなくなってしまいそうな雰囲気に、どうなるんだろう…とハラハラしながら進めました。
ティファレトの正体は実はキオラ女王の弟。
メフィストの力を借りて、100年前の戦争で大発生したディモス(人の負の感情の集合体)を、自分を楔代わりとすることで封印していました。
ただ彼は一つだけ我儘として「自分の分身に街を見守らせて欲しい」と望み、その分身が街で生活しているティファレトだったんですね。
しかし分身がランを愛するようになり、自由を望んでしまったせいで封印が綻び始びてしまい、このままではディモスが解き放たれてしまう。
ティファレトとラン、キオラ女王がどのような選択をするのか、メフィストが愉快そうに見守るというお話でした。
最終的にヴィルヘルムが封印を交代することでティファレトは解放されましたが、このルートでは魔剣の出番がほぼなかったので、いっそ魔剣の力でディモスを浄化する位やってくれても良かったんだよ!と思いました\(^o^)/(コラ
人嫌いのティファレトが、ルナリアの花を届けてお話しする内に、ランのことはそばに置きたいと思うようになる様子が良かったです。
ランがニルヴァーナの皆と飲み会しているのを見て面白くなさそうにしていたり、帰りに颯爽と連れ去りに来る姿に「ティファレトさん絶対面倒くさい奴や…」と思ったのは内緒です(笑
長い間束縛されていた反動か、束縛するタイプなんですね。
バッドエンドはランがティファレトと一緒に封印されることを望む、という内容なのですが、「ティファレトは寂しがり屋だから…」という台詞に、ああこんな所で6章の「甘えたがりの寂しがり」を回収して来るのかー!となりました。
バッドなんですが正直嫌いじゃないというか…正直ずっと一緒なんて割と幸せじゃない?ヒャー!(゚∀゚)となりました!(オイ!
とりあえず人の心の弱みにつけ込むメフィストさんまじ悪魔でした。(何その感想
ヴィルヘルム CV:中村 悠一さん
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ある日目覚めたら、青年姿のヴィルヘルムが隣に寝ていた!という大変乙女チックな展開からスタートします。(勿論ユリアナに叩き出される
ヴィルヘルムは攻略制限の関係上必ず最後になります。
ランが何故魔剣を目覚めさせることができたのかという理由や、ヴィルヘルムの過去が分かるお話でした。
理由は分かりませんが人間の、しかも青年の姿で現界できたヴィルヘルム。ランの中にあった魔剣も彼へと移っていました。
魔剣の無くなったランはニルヴァーナに居ていいのか悩みますが、教官やキオラ女王に励まされ、そのままニルヴァーナで頑張る事になります。
他人のことを信じられないヴィルヘルムが、ニルヴァーナの皆との交流を経て、少しずつ考え方を変えていく様子が良かったです。
いつも穏やかに面倒見つつも、ビシッと諭すアサカが素敵すぎました。
ただランのことだけは比較的信頼している様子が可愛かったです。周りからは保護者扱いでしたがw
それにはちゃんと理由もあり、ランは前世でヴィルヘルムと交流のあった、サファイアという姫君の生まれ変わりでした。
サファイアは女性として生まれながらも、国に跡継ぎがいないという理由から男性として育てられていました。
それを知るまではヴィルヘルムはサファイアと仲良くしていましたが、女性だと知ってからは「強い力を持ちながら誰かを守りたい」と甘いことを言う、彼女を嫌うようになります。
他ルートで女の癖に!みたいなことを言っていたのは、この辺りから来てるんだなぁと思いました。
しかし人を信じなかった彼はまた人からも信頼されず、部下達の裏切りに遭ってしまいます。
そんな彼を庇いサファイアが犠牲となったことで、ヴィルヘルムは魔剣に呑まれて憎しみのまま剣を振るってきた…という経緯がありました。
この裏切った部下の怨念がディモスとなり、ヴィルヘルムに復讐するために現れた訳ですが、戦いの最中に自分の過ちに気付いて吹っ切れるシーンが格好良かったです。
最後消えてしまうのかな…と思っていたら、無事に生活していけるようで安心しました。良かったね!
これからは奪うためではなく守るために生きていくんだ、というグッドエンドでした。
ヴィルヘルムが人の姿になったのは魔剣が試したからだそうで…魔剣さんも粋なことしてくれますね(違
しかしロムアのイゴールがいきなり森に倒れてたシーンは何か想像したらシュールで笑いました\(^o^)/「こいつロムアのイゴールじゃね?!」みたいなw
個人的レビュー
戦場の円舞曲の良いところ
サブキャラがとても魅力的
サバサバしていて友達思いのユリアナ、恐い方かと思いきや頼りになる姐御のイグニス様、慈愛を絵に描いたようなキオラ様など、特に女性陣が魅力的でした。
他にもシャオレイやアサカ君等々挙げればきりがないですが、皆好きになりました。
特にアサカ君ルートがないなんて嘘だ…! 嘘だと言ってくれ…!
ご都合主義が少ない
しんどい場面が多いながらも面白かった理由を考えたのですが、ご都合主義的な展開がほとんどなかったからかなぁと思いました。(ないとは言わない)
普通主人公が圧倒的な力を得たら、バンバン活躍するものだと思うのですが、そういったシーンはほとんどなく(笑)魔剣はきっかけにすぎず、登場人物達の力で問題を解決していく様子に好感が持てました。
戦場の円舞曲の悪いところ
話が動き出すまでが長い
主人公が魔剣を手にしてから、向き合うようになるまでがとにかく長かった印象です。(5章くらいまで)6章から個別ルートに分岐するので、実質共通ルート全てですね。
甘さはやや控えめ
恋愛的にめちゃくちゃ甘い!とかそういうことは決してないのですが、ちゃんと甘さもありつつ内容はきっちり纏まっている作品だなと思いました。
総評
ストーリー : (4 / 5)
グラフィック : (4 / 5)
音楽 : (4 / 5)
システム : (3.5 / 5)
ボリューム : (3.5 / 5)
総合評価 : (3.8 / 5)
全員クリアした後に改めてOPを観るとキラキラしていて美しい…!
ここはこういう場面なんだな、と分かるので印象が変わるシーンもありますね。
『戦場の円舞曲』、硬派な内容でとても面白かったです!
まとめ
割と平和なお話と思いきや・・
血で血を洗うような過酷な戦いの話になるかと思いきや、割と平和な展開が続きます。
仲間達と野営の実習をした辺りは平和すぎて「これから戦争に出てこの子達が死んでしまうのかな…」というフラグめいたものを感じでガクブルしていました(笑
最初に攻略した2人のルートではそんなこともなく、良かったような拍子抜けしたような気持ちで油断していたら、3人目のルートで変化球を食らいました(
余談ですが鎧に着替えるとみんな逆に薄着になるのが気になりました(笑
小説版とサントラもおすすめ
クリア後に実はそっと小説版も注文してしまう程はまりました。
そしてソフトと一緒にサントラも注文していたので、聴きながら余韻に浸りました(笑
このサントラがブックレットにSSが載っていたり、主題歌を声優さんが歌っているバージョンが収録されていたりと、大変豪華で素晴らしかったです。
最後に
発売してから日が経つので難しいとは思いますが、キャラクター達が本当に魅力的だったのでFD等でもっと活躍が見てみたいなぁと思いました。
アサカ君ルートが…!本当に切実に見てみたいです…!
リシャールはゲーム中「嫌な奴だなー」と結構腹立たしかったのですが、おまけCGの誕生日プレゼントを渡してくれるものや、小さい頃の「世界中の人達を助けられる人になりたいです」と語るピュアな姿を見て好きになりました。一体何があってあんな性格になったのだろうか・・笑
未プレイで申し訳ないのですが、どことなく似た雰囲気を感じるPSPの『プリンセスアーサー』も、いつかプレイしてみたい作品の1つです。
本日もお付き合い下さりありがとうございました!
Switchやスマホアプリのおすすめ乙女ゲームはこちら!
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