本記事では『トラブル・マギア ~訳アリ少女は未来を勝ち取るために異国の魔法学校へ留学します~(トラマギ)』のフルコンプ感想を、作品紹介 → 個人的レビュー → 各ルート感想 → 総評 → まとめの順にまとめています。
・どんな作品なのか
・面白かった点、いまいちだと感じた点
・主人公(ヒロイン)や声優の情報
・個別ストーリーのネタバレ感想
・個人的な評価を☆1~5で判定
・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
「どんな作品か気になるけどネタバレは踏みたくない!」「他の人の感想を読んでみたい!」という方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
- 丁寧なストーリー描写でストレスなく楽しめる
- 人に言えない秘密を抱えたぼっち系優等生主人公
- イラストは好みが分かれるかも?
- サブタイトルがなんとなくダサい
『トラブル・マギア』作品紹介
魔法学園で充実したスクールライフを送る王道乙女ゲーム
『トラブル・マギア』(略称:トラマギ)は、2024年9月12日にオトメイトから発売されたNintendoSwitch向け乙女ゲーム。
実は異世界転生系マンガのようなタイトルが引っかかり、いまいち期待していなかったのですが(すみません)、めちゃくちゃ面白かったです。ここ最近の新作の中では1番好きかも!
何気なくプレイした体験版が面白かったこと。さらに全ルートメリバエンド(※)があるとの情報に、「あの明るい雰囲気で…?本当に…??」とますます興味をひかれたのでした。
シナリオ担当が『絶対階級学園』や『剣が君』の左京さんルートを担当されていた夏野景先生だと知ったのも、絶対面白いだろう!と確信できたポイントでした。
丁寧なシナリオ&ほどよいボリューム感でストレスなく楽しめる良作
プレイ時間は共通ルート4時間、個別ルートは1人つき3~4時間ほど。
肝心のメリバは「メリバ……?」と言いたくなるレベルのさっくりしたもの。個人的にはちょっと物足りない感ありましたが、バッド寄りの幸せといった感じで、ルートによっては萌えが感じられました。
とにかくライターさんの文章がお上手で、問題を抱える攻略キャラたちが「なぜそうなったのか」がものすごく共感できる点がGood。
甘さはほどほど~ちょっと物足りない位ですが、1人1人にスチル付き後日談SSもあり大満足でした。
個人的には2024年FDが発売されて欲しい作品ランキングNo.1です!
タイトル画面「SPECIAL」→「PRIVATE」→ 後日談を読みたいキャラクターを選択して「Y」ボタン(または画面左端に表示される「AFTER WORD」を選択)
悪役令嬢的な女の子も登場
本作には悪役的ポジションの女の子が登場します。
ネタバレではありませんが一応伏せます
主人公の恋の障害となるようなキャラが登場する展開にモヤモヤしてしまう私ですが、1人だけなうえ、全てのルートに関わってくるわけではないため、個人的にはそこまで気になりませんでした。
昨今の「乙女ゲームに悪役令嬢はいない」説に真っ向からぶつかっていく、ある意味貴重な存在だなぁと思います笑
ちょっとポンコツ系というか、性格悪い転生系ヒロインみたいなムーブにストレスが貯まる時もありますが、見た目はかわいくてめっちゃ好きです。
なんとなくOPムービーを見て「悪役っぽい女の子多いなー」って気になってたよ!
ほとんどの子は優しいからそこまで心配する必要はないかなー!基本主人公に好意的なキャラが多いよ。
レビューはこちら
ストーリー&ヒロイン紹介
魔法と青春のガールミーツボーイ
未来を掴むための一年がはじまる!
突然動物に変身してしまう『呪い』という秘密を持つ主人公。
魔法騎士を目指しているものの、『呪い』を受けているだけでまともな就職は絶望的。
『呪い』を解かないままでは将来に支障をきたす!――ということで、
解呪の方法の手がかりを探すため、
西域の魔法大国にあるリーヴェル魔法学校への留学資格を手に入れ、入学を果たす。
しかし思いがけない出来事から、生徒会からの監視を受けることになってしまい、
『呪い』を隠しながら学校生活を送ることになってしまう。
そしてさらには、自身の『呪い』や魔法学校で巻き起こる様々なトラブルにも巻き込まれ……。
異国の魔法学校を舞台に、訳アリ少女の物語が幕を開ける!
引用元:https://www.otomate.jp/trouble-magia/
ヒロイン紹介
主人公:ルチア・ユエン(名前変更可能)
サナン王国出身。
物心ついたころから、なぜか突然動物に変身してしまう『呪い』を持っている。
解呪の方法を探すため、魔法大国エルディール王国のリーヴェル魔法学校へ一年留学することに。
真面目で前向きだが、友達をつくることが下手。
引用元:https://www.otomate.jp/trouble-magia/
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動物に変身してしまう呪いに加え、魔力が多すぎる病(?)まで患っているルチアは、昔から体が弱く家計に負担をかけていました。
稼ぎの良い騎士となって家族に恩返しがしたい……。しかしトラマギの世界では、呪いを持っているだけで仕事につくのが難しいのだそう。
両親亡き後に自分を育ててくれた優しい叔父叔母のため、呪いを解く方法を求めて名門「リーヴェル魔法学校」への留学を決意するのでした。
全体的に能力が高く、「実はその呪い、特別な生まれなのでは?」と思えるような要素も。
しかし学園では訓練中の生徒に水ぶっかけたり、入ってはいけない場所に入って要注意人物に指定されたりと、初日から問題を起こしまくって問題児レベルが高めです。
その結果生徒会から監視されることとなり、攻略対象たちと関わりを持つことになるのでした。
ぽっと出の留学生が、人気の生徒会メンバーと行動したらやっかみがすごそうだなぁ、なんて思っていましたが、特にそういった描写はなく、生徒会メンバーの仲も良いため、わきあいあいとしたやりとりが楽しめました。
個人的には紅一点のグレースと親しくなれたのが嬉しかったです。最初は冷たい態度をとられますが、打ち解けてからは即親友に。ツンデレ悪役風美少女……かわいくて良きです。
兄である会長との恋も前のめりに応援してくれますしね笑。
しかし魅力的なキャラだからこそ!生徒会が集合するシーンでスチルにグレースだけいないのが結構残念でした。そこは入れたってくれ…
攻略キャラクターとおすすめ攻略順
攻略キャラクターは5名。
以下のキャラクターに攻略制限があり、初回で攻略できるのはラルス or リカルド or アレクセイの3名です。
イザヤ:ラルス・リカルド・アレクセイのHAPPY ENDクリア後に解放
シオン:イザヤのHAPPY ENDクリア後に解放
【#トラマギ 攻略制限】
— 【公式】トラブル・マギア ~訳アリ少女は未来を勝ち取るために異国の魔法学校へ留学します~(トラマギ) (@T_Magia_otomate) September 3, 2024
幼馴染のイザヤと生徒会長のシオンには攻略制限がかかっています🔓
ラルス、リカルド、アレクセイのHAPPY ENDをクリアするとイザヤルートが、
イザヤのHAPPY ENDをクリアするとシオンルートが解放されますので、
最初は同い年のキャラクターから遊んでみてくださいね🐱✨ pic.twitter.com/b4GR93EJCC
参考までに私は、ラルス → リカルド → アレクセイ → イザヤ → シオンの順に攻略しました。
特におすすめの順番はなく、初期から攻略可能な同い年組は誰から攻略してもOKです。
攻略キャラクター&キャスト紹介
キャラクター | キャスト |
---|---|
イザヤ・クライン | CV:前野智昭さん |
ラルス・クロッツ | CV:阿部 敦さん |
リカルド・サンテ | CV:逢坂良太さん |
アレクセイ・エルディール | CV:上村祐翔さん |
シオン・カルド | CV:興津和幸さん |
個別ルート感想(ネタバレON/OFFボタンあり)
ラルス・クロッツ CV:阿部 敦さん
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人付き合いが苦手で大抵の時間を寝て過ごしている少年。
最初の頃、自分と正反対のルチアに苛立ちを感じていたラルスですが、お人好し加減に癒され、自分と違いに苦しみながら絆を深めていくことになります。
ラルスは「家族」に地雷がありそうなのに、気づかないルチアが家族との楽しい思い出を語ったりするので「気づいて…!ラルスの顔めっちゃ曇ってるよ!」と、ちょっとヒヤヒヤしました。
ラルスの両親は跡取りとしてのラルスに過度な期待を寄せ、魔力の低さに落胆した挙句、優秀な弟が生まれたら用済みと言わんばかりの扱いをする酷い人達。
それでも幼い頃の優しい思い出があるせいで、「魔力が上がればもしかしたらまた気にかけてもらえるかも……」なんて期待を捨てきれないラルスがなんかもう悲しくて可哀想だなと。
なんとかなるやろと軽く考えていたのですが、進めるほどにラルス両親がクソすぎて吐きそうでした……
メアリーゼとラルスの婚約話まで飛び出して嫌な展開のオンパレードでしたが、なりふり構っていられないメアリーゼの事情を知ってしまうとなんだか同情してしまいます。
地獄の時間が長かったので「もう少し甘さが欲しい!」なんて思ってしまいましたが、後日談までしっかり描いてくれるのがよかったな。
ラルスには子供の頃に得られなかった幸せを噛みしめながら、ルチアとオスタラと3人でいつまでも平和に暮らして欲しい……
バッドエンドへの分岐が「そこ!?」といいたくなるタイミングで、全て解決した後にうっかり……なのにちょっと笑ってしまいました。
カエルになったまま一生を終えるルチア。どこかシュールなのにえげつない終わりが新感覚でした。
リカルド・サンテ CV:逢坂良太さん
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未来の騎士団長目指して奮闘中の少年。
リカルド、最初は横暴なところがちょっとアレだな…なんて思ってましたが、なんだかんだ周りに迷惑をかけてる実感はあったり、ルチアのことを認めて一定の信頼を寄せてくれてたりする辺りが好き。
しかし手柄を急ぐあまり協調性は皆無で、周囲ともぶつかりがちです。良くも悪くも裏表がなさすぎて、周りをドン引きさせることもしばしば……な印象でした。
リカルドが暴走しがちな背景には、落ちぶれてしまった元騎士団長の父の存在があります。尊敬していた父が妻を失い、酒に溺れていく姿を見て育ったリカルドにとって、恋は呪いのようなもの。
絶対父親のようにならない、誰かを好きになんてならないと心に決めていた彼は、いつからかルチアに惹かれていくのでした。
きゃーきゃー騒いでくる女子が基本苦手なので恋愛に関しては経験値0。興味ないと言いつつちょっとしたことで照れちゃうのが年頃男子っぽくてかわいいです。(おばさんな感想やめろ
リ:「お前俺のこと好きなんじゃないだろうな!?」
ル:「は、はぁぁ〜!?」
みたいな2人のやりとりにニヤニヤしてしまいました。喧嘩ップルかわいすぎます。
リカルドが「俺がやる!」と出しゃばったばかりに敵を取り逃がすシーンなど、未熟さゆえに「くぅぅ……!」となるシーンはありますが、どんどん成長していく様子と恋愛の甘酸っぱさがたまらんルートでした。
特にルチアのために伝説の剣の試練を諦めようとしたエピソード、成長が感じられて好きです。
序盤のリカルドは「お前!」と言いたくなること山の如しですが、進めば進むほど好感度アップが止まりません。絶対好きな人を作らない!からルチアに惹かれていく彼視点が良かったなぁ。
最高にお似合いのカップルでした。
アレクセイ・エルディール CV:上村祐翔さん
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距離感がおかしい。
グレース曰くちゃらんぽらん王子。同い年の友人たちをからかいがち。
しかしリカルドはアレクに王の器を感じているし、なんかこう……色々見抜いた上で必要なからかいをしてくるので、兄を王にするためわざと愚かな振る舞いをしてみせる、本当は賢い子なんだろうなーと思っていました。
幼い頃から周り優先で動かざるを得なかった結果、自分を見失いかけてるというか。古代文明に夢を馳せる少年らしさもあるのに、王族ゆえに諦めざるを得ない空虚さがなんだか可哀想だなと。
皆の幸せを優先する気持ちが最悪の形で出てしまう中盤(ルチアを突き放すあたり)は本当辛かったですが、最終的には良い感じにまとまって良かったです。
アレクね、仕草があざといんですよ……!
「向かい合ったまま、彼は頬杖をついて上目遣いに私を見る」とか。自分の魅力分かっててやってるよね?的な動作が多くてグァァッ!となりました笑
計画的タラシ(?)というか、恋愛初心者なルチアには刺激が強すぎる。
ぐいぐい距離詰めてくるけどそこにどれほどの気持ちがあるの?正直見てる私も分からない。アレクの気持ちが分からなくて混乱するルチアがちょっと可哀想でした。
結局のところ、「ダメな第2王子だと周囲に見せかけるためにルチアと親密な風を装っていた」とカミングアウト&冷たくされ始めたあたりでルチアはキレていい気がしましたが、これまで通り「いい友達」として普通に過ごせるのがすごい。(内心辛くて仕方ないのに普通っぽく振る舞ってるのがまた……)
あえて突き放したアレク的にはダメージ大きいかと思いますが、自業自得ですよね。
というかアレクの計画のせいでルチアは命まで狙われてるのに、(守るためとはいえ)冷たくし続けるの割と最悪じゃないです……?とモヤモヤした私。和解後も「許さんからな…」という気持ちが消えない厄介BBAと化してました(お前が退場しろ
そもそも王族たちが15歳のアレクに苦労かけすぎなのがいけない。
アレクのメリバは不幸の星が輝いていますが、メリバ感あって良かったな……
というか王子様キャラでこういうラフな性格珍しいなーと新鮮な気持ちで見ていました。
乙女ゲームで金髪王子だと、どうしてもミストニアのエドワード(王子じゃないですが)とか、テン魔女のルーシェンみたいな正統派真面目キャラが浮かぶんです。
イザヤ・クライン CV:前野智昭さん
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主人公の頼りになる兄貴分、という割には他ルートでの活躍が少なくどこかミステリアスな男。
攻略制限もあるので、どんなお話になるんだろうと始める前はなんとなく怖さが勝っていました。
「恋愛なんてないよね!」なんて笑いあってた2人が、ふとした瞬間からお互いを異性だと意識するようになり……な甘酸っぱい青春が微笑ましかったです。
イザヤは基本ルチアに対してめちゃくちゃ過保護なので、日常的なやりとりを眺めてるだけでニヤニヤしてしまいます。これで付き合ってないとか嘘だろ……?みたいな空気感がヨシ。
実はイザヤの家・クライン商会は王家の懐刀的存在で、情報収集から暗殺までなんでもこなす密偵組織。
秘密がバレたイザヤはルチアを遠ざけようとしますが、悩んだ末ルチアは変わらず側にいることを望むのでした。
大切に思うがゆえに告白に応えられないイザヤに、中盤あたりはもどかしさでいっぱいなのですが、ルチアがピンチの時はどこからでも飛んできてくれるので安心感が半端ありません。
見た目も性格もイケメンすぎて、「こんなお兄さんが近くにいたら他の人と恋愛なんてできないなー」なんて思ってしまいました。
割と激動の展開でルチアの出生にだいぶ踏み込んでいたので、攻略制限も納得なルートでした。
ルチアと気まずくなったイザヤに殺気を振り撒く会長を見て、「愛が重い……!?」と、シオンルートへの期待感が爆上がりしたのは内緒の話です笑
シオン・カルド CV:興津和幸さん
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会長はきっと獣の神の生まれ変わりなんだ……!なんて思ってたら全然違いました\(^o^)/笑
シオンがルチアに抱いている特別な感情はどこから来るものなのかな?と気になりながら進めました。
全てが明らかになるのはだいぶ終盤。
実はシオンはルチアと子供の頃に出会っており、希望をくれた恩人のような存在。時間をやり直していて、前の世界で救えなかったルチアを助けようと必死だったんですね。
1回目の世界でのルチアは周囲から浮いており、シオンがあれこれ世話を焼いている状態でした。
寂しそうにしていたルチアを生徒会のメンバーに会わせたシオンですが、同時にルチアが自分だけのものでなくなったような焦りを感じ始めます。
ルチアに必要とされたいあまり、銀葉樹の葉でできた薬を飲ませ、獣化が進行したルチアはそのまま死亡。シオンも狂ってしまいエア先生の助けで時間を巻き戻した……というのが1回目の結末でした。
本当は誰にも渡したくないのに、2回目で色んな気持ちを隠して生徒会に誘ってくれた(皆に合わせてくれた)んだなと思うと胸がキュッとなります。他の人と結ばれるルートの時、シオンがどんな気持ちでいたのかな、と思うと切なくなりますね……
実は「ルチアぼっち設定なのにぼっち要素全くないなー」なんて思いながら遊んでいたのですが、シオンのおかげだったんだなぁと思うと感慨深いです。
ラストのルートだけあり真相増し増しで文句なしに面白かったのですが、正直シオンとルチアのイチャラブをもっと見たかった……!
アレク→イザヤ→シオンの順に攻略したので、「両思いだけどルチアのためを思うと付き合えない」みたいな展開が続いてちょっとしんどかったです。笑
トラマギのメンズ、彼女のためを思うなら突き放すのやめい!と少し思っちゃいました。
あとみんな神の扱いが雑だったり、愛の隷属者さんこと学長がいきいきしていたり面白ポイントも盛りだくさんで、「ちょっと肩の力を抜いて楽しめる真相ルート」的な雰囲気が良きでした。
好きなところと物申したいところ
『トラブル・マギア』の好きなところ
とにかくキャラが良い
メインキャラが素敵で全ルート好きになれました。
問題を抱えているがゆえに言葉とは裏腹の行動をとるキャラもいるのですが、彼視点で内面をきっちり描いてくれるので、「どうしてこうなった?」的な疑問がほぼなく、ストレスを感じずプレイできました。
衣装のバリエーションが豊富
何回言うんや!って感じですが、本当に衣装の種類が豊富で素晴らしいんですよ……!
特に目にする機会の多い主人公ルチアの衣装が可愛くて。
ちょっと私服が和風っぽい?中華風?デザインなあたり、「異国からの留学生」感が出ていて素敵でした。
『トラブル・マギア』に物申したいところ
サブタイトルのダサさ
ぶっちゃけ長いサブタイトルがダサく見えてちょっと気になりました。
エンディング迎えた後でタイトル画面に戻った際、キャラたちがタイトルを読み上げてくれるのですが、何となく恥ずかしくてスタートボタンを連打してしまいました(めっちゃ嫌うやん……
総評
ストーリー : (4 / 5)
グラフィック : (4 / 5)
音楽 : (4 / 5)
システム : (4 / 5)
ボリューム : (4 / 5)
総合評価 : A+
オトメイトさんの作品って「実は真相以外幸せになれません」みたいな展開(一見解決したように見えて根っこの部分が残ってる)がちょくちょくあるんですが、本作は各ルートで問題をきっちり解決してくれるので、全ルート正史感があってとても良かったです。
イラストはなんというか目力が強め。失礼ながら最初は好みじゃないかも……?と感じていたのですが、作中ではそこまで気になりませんでした。でもトキメキもしなかっt(略
私服・パジャマ・季節の制服など、衣装差分がめちゃくちゃ多くてキャラの色々な姿が見られるのが良かったです……!
まとめ
・丁寧なシナリオを好む人
・学園モノが好きな人
・明るい作風が好きな人
ストーリーがしっかりしており、THE正統派乙女ゲーム感あり。個人的にはめちゃくちゃ楽しめました。
若干タイトルで損している気がするのですが、「訳アリ少女は未来を勝ち取るために異国の魔法学校へ留学します」の部分、正直無い方がよくないですか……?(失礼
主人公がとにかく良い子で好感度MAX。騎士志望でバリバリ戦うタイプですし、相手が言いたくなさそうなことを早めに察知して踏み込まない空気読みスキルの高さにも好感が持てました。
メリバエンドのメリバ具合はキャラによりまちまちで、ガッツリ病みを期待すると拍子抜けするかもですが、正直あるだけでもありがたいものです……。
長くなりましたが、お付き合い下さりありがとうございました!
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