こんにちは、モッチです!
『ライザのアトリエ3』を無事クリアしました。
シリーズ3作目ということもあり、安定した作りで楽しめましたが、個人的にちょっと地雷だった要素もあり、評価の難しい作品となりました。
2に引き続き今回も辛口ですが、それでも良いやという方だけお付き合い頂ければ幸いです。
・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
前作感想はこちら
個人的レビュー
- ランドマーク解放の楽しさ(最初だけ)
- 仲間たちの成長した姿が見られる
- マップの分かりづらさ
- 無駄に広い街&はしごだらけの集落
- 敵多い&固い
レビューをチェック!
「ライザのアトリエ」シリーズ最終作!
『ライザのアトリエ』3部作のラストを飾る作品、ということで楽しみにしていました!
仲間になるキャラクターはシリーズ最多の11人!
1から皆勤賞のライザ・クラウディア・レント・タオに加え、2からのパトリツィア(パティ)・新キャラのフェデリーカ・ディアン・カラ・ボオス、そして1から再登場のリラ・アンペルが集まる豪華な顔ぶれでした。
物語の方は、ある日突然ライザの故郷であるクーケン島の近くに現れた謎の島「カーク群島」を冒険しながら、島の秘密に迫るストーリーが描かれます。
広い世界を自由に駆け回り、探検や素材採取が楽しめる、一見MMORPGっぽい雰囲気が素敵です。移動速度が最初からめちゃくちゃ早く、超速ダッシュ&ファストトラベル完備でシステム面はさすがの快適さ。
過去から未来へ続く物語が描かれる、正にシリーズの集大成的な作品でした!
こう書くと「おっ面白いんか!」と思われるかもしれませんが、まあ悪いところも目立ちました……
次項から順番に解説していきます。
移動がひたすら面倒
序盤からかなり色々な場所に行くことができ、いきなり1のラスト位に訪れた場所に行けるのが楽しかったです。
シームレスなマップ移動もかなり快適で、ちょっと冒険に……のつもりが大冒険につながりがち。
ファストトラベル先になるランドマークの解放も最初のうちはワクワクして楽しかったです。
しかしマップの広さ&複雑すぎる構造により、進めば進むほど面倒に。
目的地はマップ上に表示されるものの、どこをどう行けば辿り着けるのかわかりにくく、困るシーンが多々ありました。ぼんやりした方角しかわからなくて、突き進んだら行き止まりみたいなケースが非常に多かったですね。
聖獣に乗っている間は敵が避けていってくれるので、移動はライドがおすすめです。
しかしライド中は道具を使った採取ができないため、斧やカマもライドしながら採取できるようにしてくれたら良かったなーと思います。
あとは「皆は何してるかな……ちょっと見に行ってみよ!」的に、1人1人仲間の様子を見て回るシーンが数回あり、「1度で済ませてくれー!」と思ってしまうこともしばしば。やたらライザの家に帰らされるし、ちまちました移動がめんどくさいの一言でした。
採取も面倒
採取が面倒なんですよ(結論
調合命のアトリエシリーズでこんなことあります?
むしろ新しい素材やレア素材と出会える採取はご褒美のようなもので、楽しみの1つだったように思うのですが……
本作(というかライザのアトリエ)は、同じ採取ポイントでも使用する道具によって採れるものが変わるため、L長押しで道具メニューを開いてから、採れるものを見比べて、好きな道具で採取することになります。
しかしとにかく敵が多く、道具メニューを開いてる間も普通に襲ってくるため、のんびり道具を選んでる暇がないのです。
採取ポイントへ→敵が寄ってきたら逃げる→道具を切り替えて採取ポイントへ→敵が寄ってくるのでササッと採取して逃げるの繰り返しで、あまりのせわしなさに地味にストレスが貯まります。
敵倒せばいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、とにかく数が多い上に無駄に固い。
本作は味方を強化するとなぜか敵も強くなる謎仕様のため、最強装備を作ってもやはり敵は硬いままです。
つまり強装備を作ったから無双できるぜ!と外に飛び出しても、少しも俺TUEEEできません。無駄に時間がかかる。なぜこんな仕様にしたのか……
露骨なエロ推し
2の時も同じことを書いた気がするのですが、ライザちょっとムチムチすぎません……?
太ももがウケてるのは理解できますが、1からかなりボリュームアップしていて笑いました。
1くらいが健康的で良かったんですけどね、2でうーんと思って、3はもはや「ショートパンツ辞めた方が良くない?」レベルでした。
まーた言ってるよと思われるかもしれませんが、ガストちゃんのエロって下品でどうも好きになれないんですよね……(逆に上品なエロって何
ストーリー感想【ネタバレON/OFF有】
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本作のストーリーを超おおまかに説明すると、まず突然現れたカーク諸島は、大昔に各地で悪事を働きまくった「神代(かみよ)の錬金術師たち」の根城でした。
しかも、神代の錬金術師たちの精神は怨念のように現代に干渉しており、「その時代に最も優れた錬金術師」の元に現れては、自分たちの元に来るよう念を飛ばしてくる……というヤバい代物でした。
今代のターゲットになったのはライザだったため、カーク群島がクーヘン島近くに現れたものと思われます(違ったらごめんなさい)
この事実が明らかになるまでに、さまざまな地方を冒険して仲間を増やしたり、異界に行ったりと色々あります。
全てを知ったライザたちは「神代の錬金術師許さん!ぶっ飛ばす!」となるのですが、用心深い錬金術師たちはカーク群島にはおらず、別空間に存在する「万象の大典」に隠れているとのこと。
その別空間に行く方法を探り、再びあちこち世界中を旅することになります。
万象の大典に至るまでのお使いクエストが長すぎて、正直辟易しましたが、それだけ厄介な相手だったのだろうなと……
紆余曲折を経てようやく辿り着いた万象の大典は、宇宙に浮かぶ巨大な城塞都市のような見た目でした。
偉そうな神代の錬金術師たちに出迎えられる、と予想していたライザたちでしたが、人の気配はなく。
実は神代の民たち、どこへでも行けてなんでもできる万象の大典の万能さに飽きてしまい、とっくの昔に外の世界へ飛び出していたのでした。あとに残された万象の大典はただの廃墟だったのです。
なんじゃそりゃって感じですが、残された機械だけが悪さを続け、優秀な錬金術師たちを招いては、その生涯を台無しにし続けていることに気付いたライザたちは破壊を決意。
旅を終えた仲間たちは、各々自分の生活へ戻っていく……という終わりでした。
そしてライザは未来へ繋ぐため、弟子を探す旅に出るのでした。
次回作は間違いなくライザの弟子の物語!となると当然仲間たちも出番あるでしょうし。万象の大典を去った神代の人々の子孫とか登場しないかな、と期待してしまいますね。
過去から現代へ、ひそかにずっと続いていた「悪しき錬金術師たち」の呪縛を断ち切り、未来を掴みとる物語でした。
たびたび謎の声に悩まされるライザが乗っ取られてしまわないか、周りはヒヤヒヤしたと思いますし、正直私もヒヤヒヤしました。
仲間がいたからこそ得られた強さで、居場所があったから戻ってこられたのかなと思うと、なんとなく温かい気持ちになりますね。
きらきらしたひと夏の最後の冒険を終えたライザたち。本作のテーマは過去から現代へ受け継がれるものや、未来なのかな、と思います。
***
個人的に良かったなーと思ったのが、ライザとリラさん・アンペルさんの2人とのやりとり。
1の後、もう2度と異界やオーレン族が危険にさらされることがないよう、世界各地にある門を閉じてまわっていたリラさんとアンペルさん。
しかし今作で、実は門が錬金術師たちが作り出したものだけでなく、自然現象的に発生するものだと分かり、愕然としてしまいます。
自分たちのしてきたことは何だったのか……と途方に暮れるアンペルさんに、何と言葉をかけていいか分からないリラさん。2人を励ますため奮闘するライザが良かったです。
アンペルさんが実は100歳を超えている、みたいな話が出て驚いたのですが、本人もお母さんが施した錬金術の効果だと思っていたそう。
覚えていた歌の一節から、実はオーレン族とのハーフだったことが判明し、見た目も相まってなるほどー!と思いました。
ひよっこだったライザがアンペルさんとリラさんを支える姿にグッと来ました。助け合う師弟の姿、良いものですね。
***
私の進め方の関係かもしれませんが、本作ではレントの出番が多めだったように思います。
クソ親父との関係が前進?というか解決するくだりが良かったです。
新キャラでお気に入りなのがカラさん。
族長としての威厳とかわいさが両立する良いキャラでした。
しかし異界集落ウィンドルははしごが多くて、移動が本当に面倒でした……カラさんの天幕、地上に作って欲しいと何度思ったことか。
みんなかわいい!
クラウディア、2の時に感じた距離感のおかしいアトリエの女感(?)が今作では全く感じられず、親友兼相棒感が素敵でした。
過去作をプレイしていなくても楽しめる?
※ 画像はダイジェストムービーより
本作からでも楽しめないことはないと思われますが、過去作ありきのストーリーなので『ライザのアトリエ1』からのプレイを推奨します。
一応タイトル画面から過去作の物語を振り返る「ダイジェストムービー」が見れるのですが、本当にサクッとなので……
恋愛要素はある?
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・ライザと仲間との恋愛要素はありません。
・ボオス×ライザの組み合わせが好きな方にはおすすめできません。(ボオスがキロにプロポーズするシーンがあるため
まず大前提として、ライザは人気キャラなので、これからも恋愛描写は絶対ないだろうと考えています。
それでもボオスとの関係性が好きで、あわよくば……みたいな淡い期待(想像は自由的な)があったので、今作で明確にボオスとキロの恋愛を描かれたことでNooとなるところがありました。
ボオスお前、2で「これは恋愛感情じゃない」って言ってたような気がしますが……心の奥底に熱い想いを温めていたとは。
序盤〜中盤くらいでボオスがライザをまじまじ見ながら「コイツだけはないな」と言い逃げる→怒ったライザがボオスを追いかけるシーンが、少女マンガの1コマみたいでニコニコしてしまった自分、とんだピエロだぜ……
それにしてもプロポーズが唐突すぎて、ガストちゃんが「ライザは誰ともくっつかないから安心してね!」と、ファンを安心させるために盛り込んだんじゃ……なんて邪推してしまいます。
とりあえず、この特典を用意した製作陣はどんな気持ちでGOサインを出したのか。
引用元:https://www.gamecity.ne.jp/atelier/ryza3/
「ボオスとライザの組み合わせが好きな方のために2ショットの特典用意しました。でもボオスは他の女子とくっ付きまーす!wwwww」とか、神代の錬金術師より邪悪ですね(暴言
色々書いていますが、キロのことは普通に好きです。
いっそのこと3でパーティ加入&丁寧な掘り下げがあれば、また違う感想になったのかなぁと思います。
私は主人公⇄仲間あってのサブキャラ同士の恋愛は好きですが、主人公そっちのけの恋愛は滅べと思ってる面倒くさいタイプなので、今作はなかなか苦手な雰囲気でした。(パティ×タオ、リラ×アンペルどちらも好きですが、まずは主人公(以下略
総評
ストーリー : (3.5 / 5)
グラフィック : (3.5 / 5)
音楽 : (3.5 / 5)
システム : (4 / 5)
ボリューム : (4 / 5)
総合評価 : (3.8 / 5)
お馴染みの皆や新たな仲間が未来に向けて歩み出す過程が描かれており、シリーズ通して遊んできた方は感慨深さを味わえるはず。
個人的な感想ですが、今作はあまり耳に残るBGMがなくて残念でした。前半の通常戦闘曲くらい……?
新たに登場した鍵システムは「もうこれ以上新しい要素を入れたくない」と頭が理解を拒否したため、ほぼ使いませんでした(爆
まとめ
色々不満も書いてしまいましたが、このクオリティで1年に1作出してくるガストちゃんはやはりすごいなぁと思いますし、今後も頑張って頂きたいです。
あわよくば時々でいいので恋愛要素のあるアトリエをぜひ……お願いします(未練がましい
無理なら昔のように個別エンド方式に戻して欲しいなぁなんて。
とりとめのない感想ですが、本日もお付き合い下さりありがとうございました!
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