こんにちは、モッチです!
ヴァニラウェアが送る珠玉のファンタジー『グリムグリモア』が数々の追加要素を引っさげてリメイクされました。
「気になるけどぶっちゃけどんなゲームか分からない…」「戦闘が難しそうでクリアできるか不安」という方へ、簡単な攻略を交えつつ感想を書いていきたいと思います。
・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
よろしければお付き合い頂ければ幸いです!
作品紹介
グリムグリモア OnceMoreとは?
『グリムグリモア OnceMore』は「十三機兵防衛圏」「オーディンスフィア」などで有名なヴァニラウェアが制作を手がけるRTS(リアルタイムストラテジー)。
魔法陣に妖精、錬金術にドラゴン、天使と悪魔といったファンタジー要素がこれでもかと詰まった学園ものです。
ストーリーは魔法学校に通うことになった主人公リレが5日目に訪れる滅びを回避するため、ループを繰り返しながら学園に隠れされた秘密に迫っていく…という内容だよ!
ジャンルのRTSについて簡単に説明すると「複数のキャラクターをリアルタイムに操作しながら敵拠点の制圧を目指すゲーム」です。
グリムグリモアの場合、使い魔を召喚して敵対する相手の魔法陣を壊すとクリアになります。(ステージによっては指定の時間守りぬけ!とかもありますが)
敵もリアルタイムに動いてくるので臨機応変な対応が求められますね。
難易度はイージー・ノーマル・ハードから選択可能。
正直イージーでも結構歯応えがあるので、純粋にストーリーを楽しみたい方はイージーがおすすめです。
リマスター版の追加要素
- グラフィックの高解像度化
- HD化で美しく、ワイド画面対応により見やすく進化しました。
- キャラクターボイスの一新
- オリジナル版からキャストが一新されています。
- 新システム”大魔法”
- 戦闘中に使用可能なお助け必殺技が追加されました。
- 新システム”スキルツリー”
- 使い魔や魔法陣を強化して使い勝手を良くするシステムが追加されました。強化に使った素材はいつでもリセット可能で、ステージに合わせて調整が可能です。
- ギャラリー機能
- 物語の進行に合わせて小話付きの一枚絵が獲得できるようになりました。手に入れたイラストはギャラリーから確認可能に。
- 早送り機能、戦闘中セーブ機能の追加
- 戦闘中ZRボタンを押すことで早送りできるようになり、コンティニュー時や防衛系のステージがサクサク進めるようになりました。また、メニューからいつでもセーブが可能です。
- 難易度”ハード”の追加
- 新難易度の追加により、より歯ごたえのある遊び方が可能になりました。
ストーリー概要
少女リレ・ブラウは興奮に胸を躍らせていた。
秀でた魔法の才を認められた少年少女だけが入学できる魔法学校に招かれたのだ。校長は、かつて魔王をも倒した偉大な魔法使いガンメル・ドラスク。
そして学び舎である『銀の星体の塔』こそ、滅ぼされた魔王の居城であった。塔にはいまだ解明されぬ謎と危険が満ち、様々な思惑を秘めた人物が集っていた。
リレが初めてグリモア(魔導書)に触れ、魔法使いへの道を歩み始めてわずか
五日後。恐るべき災厄が塔を襲い、塔にいた全ての者が命を失った。
ただ一人、訳も分からぬまま時間を遡ったリレを除いて……。繰り返される五日間にリレは事件の真相に近づけるのか。
引用元:https://nippon1.jp/consumer/grimgrimoire/
悪夢のような五日間を終わらせることができるのだろうか。
主人公紹介
主人公:リレ・ブラウ(CV:佐伯 伊織さん)
魔法の才能を見出され、「銀の星体の塔」に招かれた真面目で努力家の少女。貧しい家で帰りを待つ弟たちのためにも立派な魔法使いになりたいと願っている。思いもかけない苦難に巻き込まれるが、自分でも知らなかった大胆な行動力と冷静な判断力で謎に立ち向かう。
引用元:https://nippon1.jp/consumer/grimgrimoire/
出演&キャスト紹介(一部抜粋)
キャラクター名 | キャスト |
---|---|
リレ・ブラウ | 桜庭 ななみさん |
マルガリタ・フローズン | 花井美春さん |
バティド・バランタイン | 宮瀬尚也さん |
ハイラム・グリーン | 青木優太さん |
アマレット・ヴェルジネ | 森嵜美穂さん |
他にも多数のキャラクターが登場します。
本編ネタバレ感想 (ネタバレON/OFFあり)
本編感想
ネタバレしかありませんのでご注意下さい。
恋愛要素はある?
明確にはありませんが、登場人物とちょっといい感じになるイベントはあります。
個人的レビュー
グリムグリモア OnceMoreの好きなところ
ファンタジー全振りの世界観
魔法学園に通って精霊やドラゴンを召喚したり、異種族が普通に生活としているTHEファンタジーな世界観が最高です!こんな学園に通いたい。
台詞回しのおしゃれさ
キャラクターの台詞が素敵で一言一言が印象に残っています。
グリムグリモア OnceMoreに物申したいところ
戦闘が難しい
RTSというジャンルに慣れていないのもありますが、あちこちから攻めてくる敵への対応が難しく感じました。
ストーリーが短い
5日間という期間ゆえにお話は短めですが、内容はしっかり詰まっています。
他の生徒たちとの交流がもっと見たかったなというのが正直なところです。
グリムグリモア OnceMoreの序盤攻略
使い魔の紹介
魔法は精霊魔法、交霊術、黒魔術、錬金術の4種類。魔法陣から召喚できる使い魔にはさまざまな種類があります。さらっと簡単に説明させて頂きますね。
- マナを集めるユニット
- クリスタルからマナを集める使い魔たち。コストが低く召喚しやすい。
- 攻撃系ユニット
- 敵拠点の攻撃と味方拠点の守備を担当する最重要ユニット。少ないマナで召喚できるものから、大量のマナを消費するものまで実にさまざま。
- 設置系ユニット
- いわゆる砲台。移動はできず攻撃範囲内に入った敵を攻撃する。拠点の守備に有用だが正直イージーでは使わなくても勝てる。
- 特殊ユニット
- 味方をサポートする能力を持ったユニット。敵を眠らせるグリマルキンや、味方ユニットを船に乗せて運ぶカロンなどが存在。
戦闘の流れ(難易度イージーの場合)
戦闘中の操作については作中に丁寧なチュートリアルが存在するので、心配しなくても問題ありません。
戦闘が始まったらまずマナを集める能力を持つ使い魔(ノーム・インプなど各属性に1体ずつ存在)に指示を出して、クリスタルからマナを集めましょう。マナ集め担当の使い魔はクリスタル1つにつき大体5〜6体程度いればOKです。
必要な量のマナが貯まったら徐々に攻撃系ユニットを召喚し、戦力増強を図りましょう。
困ったらドラゴンを召喚しまくって攻め込むなど、難易度イージーでは力こそパワーなプレイで大体はなんとかなります(脳筋
迷ったら頼ろう!個人的おすすめユニット
- フェアリー
- 紙耐久ですが低コストで召喚でき機動力も高い。たくさん召喚して集団で攻め込むと強い。スキルツリーでドラゴン特効や各種スキルを習得すればドラゴン対策にも。
- ファントム
- イケボが特徴的な亡霊騎士。攻守に優れ移動もそこそこ速いので扱いやすい。スキル・バーサクで行動速度を上げられる点もgood。ホムンクルスやスカルメイジ、モーニングスターの相手は要注意。
- ドラゴン
- 召喚にかかるマナは800と高めですが、圧倒的攻撃力で頼りになる存在。移動が遅く、敵にグリマルキン(眠らせてくる猫)がいると一気に無力な存在になるので注意。
- キメラ
- 手足がぐるぐる回る見た無のグロテクスさはともかく、移動速度と攻撃力はピカイチ。普通に召喚すると時間経過でHPが減少していきますが、スキルツリーでスキルを習得したうえで魔法陣のレベルを上げて召喚すればノーリスクで運用可能に。
- モーニングスター
- 光の大精霊。攻撃にはマナ10を消費して専用の弾(星の子)をチャージする必要あり。スキルツリーでスキルを習得したうえで魔法陣レベルを最大まで上げれば星の子の消費なしで無限に攻撃できるようになります。強い。
総評
ストーリー : (4 / 5)
グラフィック : (5 / 5)
音楽 : (4 / 5)
システム : (4 / 5)
ボリューム : (3.5 / 5)
総合評価 : A
クリアまでのプレイ時間はイージーで6時間半ほどでした。
サクサクとテンポ良く進むのでどんどん進めたくなる反面、あっという間に終わってしまうので少々物足りなく感じられるかもしれません。あと説明が最低限なので展開が若干唐突に思えることも。
しかしながら短いなかに登場人物の魅力がギュギュッと凝縮されており、もっと彼らの物語を見ていたくなりました。設定資料集とか小説版が出てくれたらなと思います。
実はサブキャラクターの魔女ルジェは、日本一ソフトウェアさんの別作品『ソウルクレイドル』にも登場します。
Switchでもプレイできる作品とのことなので、自分もプレイしてみたいと思います…!
まとめ
『グリムグリモア OnceMore』の個人的感想をまとめると以下のようになりました。
15年前の作品だというのに全く見劣りしないグラフィックと内容に脱帽です。
キャスト変更については賛否両論あるかと思いますが、『週刊ファミ通 2022年8月11日号』でキャスト変更に至った経緯がインタビュー記事で掲載されていました。
当時制作中にヴァニラウェアさんの生産資金が尽き、BGMを担当されていたベイシスケイプさんが手を尽くして「使用できるのはPS2版のみという条件で費用を抑えて声優さんを起用できた」という事情があったそうです。ヴァニラウェアさん作品といえばベイシスケイプさんのBGMという印象ですが、そんな絆めいたエピソードがあったんだなぁと思うと、なんだかいいなぁと思ってしまいました。
長くなりましたが本日もお付き合い下さりありがとうございました。
おまけ:ヴァニラウェアのおすすめ作品
ヴァニラウェア作品は大体プレイしていますが、個人的に特に推しているのが「オーディンスフィア」「十三機兵防衛圏」「朧村正」の3作品。いずれもストーリーとグラフィックに定評があり、根強い人気があります。
「オーディンスフィア」と「十三機兵防衛圏」はストーリー中の恋愛色が強く、恋愛要素のある作品を求めている方にもおすすめですよ!
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