こんにちは、モッチです!
今日は「絶対階級学園」のプレイ感想を、作品紹介 → 個別ルート感想 → 個人的レビュー → 総評 → まとめの順に書いて行きたいと思います。
・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
本日もよろしくお願い致します。
目次
作品紹介
絶対階級学園とは?
「絶対階級学園」は三国恋戦記で有名なDaisy2様より、2015年5月28日に発売された乙女ゲームです。
機種はPC→Vita→PS4→Switchの順に移植されています。
私がプレイしたのはVita版ですが、PS4版からはイベントシーンの描き下ろしスチル(1枚絵)が追加されているようです。
以前から気になっていた作品ですが、階級制度が辛いとかいじめがあるといった評判を聞いて何となく手を出せずに積んでしまっていました…!
お勧め頂いたのを機に、ついにプレイしてみたのですがめちゃくちゃ面白いです!
平穏な世界に慣れきった私の心にパンチを食らわすものすごい作品でした(笑
ストーリー概要
東京湾を囲む「リングエリア」内の貧民地区に暮らす主人公・藤枝ネリ。
慎ましくも穏やかな日々を送っていたが、ある日突然、たったひとりの家族である父親が失踪してしまう。
「櫂宮学園へ行きなさい」
――謎の手紙を残して。
私立櫂宮学園。特権階級に属する良家の子女のみを集め、未来の日本を担うエリートの育成を目的として創設された、全寮制の名門校。
ネリは父の置き手紙に従い、セレブが集まる櫂宮学園に転入することになった。
しかしそこはとてつもなく豪奢だが、絶対的階級制度に基づく、「身分差別」に支配された学園だった。
階級制度の頂点で学生を統治し、あらゆる権力を有する「女王」、
全てにおいて優位に立つ、選ばれたエリートたちが属する特権階級「咲き誇る薔薇」、
最も多くの生徒が所属する平民階級「名もなきミツバチ」、
同じ生徒でありながら、使用人同然に虐げられ使役される奴隷階級「捨て置かれた石ころ」。
そして、絶対的制度に抵抗する生徒で組織された反体制グループ「レジスタンス」。
想像を絶する格差社会の中でネリが出逢う「恋」、次第に浮かび上がる学園の「真実」とは――!?
引用元:https://www.prot.co.jp/switch/kaikyu/index.html
パラレルな日本を舞台にした作品
学園物ということで、現代の日本を舞台にしたお話かな?とぼんやり考えていたのですが全く違いました!
日本は日本でも貧富の差が激しくほとんどの人達が貧民層という過酷な世界でした。
1-3階層は富裕層、13-15はもはやスラムのような警察も介入できないような貧民層、その中間に一般の人達が暮らしていますが数字が下に行くほど貧しい暮らしを送っています。
ヒロイン紹介
主人公:藤枝ネリ
主人公。高校2年生。
貧民地区に住んでいたが、突然失踪した父の置き手紙に従って、私立櫂宮学園へ転入することになった。
大切に育てられ、まっすぐな性格のために人を疑うことを知らない。
明るく素直な頑張り屋。家事が得意。
引用元: https://www.prot.co.jp/switch/kaikyu/index.html
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明るく素直な頑張り屋。
真っ直ぐさゆえに間違っていることに対しては間違っていると自分の意見を言える、強い子だなと思います。
ネリちゃんと呼びたいところですが、名前を挙げる機会が多いので記事内では”ネリ”と書かせていただきます。
主人公のネリは父親と共に10階層に暮らしていますが、父親は訳ありで何かから逃げている様子。ネリは父親が何かを抱えていることを薄々察していますが、内容までは知りませんでした。
ネリが17歳の誕生日を迎えたある日父親が失踪。
更に何者かによりアパートが燃やされてしまいます。
しかし残されていた父親からの手紙には「櫂宮学園(かいきゅうがくえん)に行きなさい、必ず迎えに行く」と書かれていました。
家を失ったネリに近所のおばさんが親切にしてくれて「ずっとここに居てくれていいんだよ」とまで言ってくれるものの、皆自分達の生活だけで手一杯である現状を考え、ネリは学園行きを決めます。
というプロローグが衝撃的でまず引き込まれました。
しかし衝撃的なのはまだまだこれからだった…!
ネリが通うことになった櫂宮学園は孤島にあり外部とは完全に遮断された、選ばれたセレブ達が通うような豪華な学園でした。
しかし厳しい階級制度があり、上の階級の者が言うことは絶対。最下層の階級に関しては人権すらないような状況でした。
ちなみに階級は下から順に石ころ<ミツバチ<薔薇<女王です。
石ころとミツバチとでは扱いの差に超えられない壁があります。
セレブ達の間にもこんな格差があることに驚きでした。
櫂宮学園では階級が全てです。
「もし薔薇の人達から嫌がらせをされたら…?」というネリの問いに対して、友人の萌花が答えた「もしそうなら私もあなたに嫌がらせをしないといけないわね」という台詞にはゾッとしました(
攻略キャラクターとおすすめ攻略順
攻略キャラクターは全部で5人。階級も様々です。
ネリは最初はミツバチ階級からスタートしますが、行動により石ころ階級に落とされたり薔薇階級に上がったりします。
階級によって攻略キャラとの関係が変わる点も興味深かったです。
攻略順は皆さんのおすすめを拝見して十矢→壱波→陸→ハル→レイの順に進めましたが、ネタバレ的にもしんどさ的にも(笑)この順でバッチリだったと思います。
① 十矢
② 壱波
③ 陸
④ ハル
⑤ レイ
全員のルートをクリアすると真相ルートが追加されます。
鷹嶺 陸 | CV:浪川 大輔さん |
鷺ノ宮 レイ | CV:木村 良平さん |
加地 壱波 | CV:柿原 徹也さん |
七瀬 十矢 | CV:前野 智昭さん |
五十嵐 ハル | CV:石川 界人さん |
個別ルート感想 (ネタバレON/OFFボタンあり)
七瀬 十矢 CV:前野 智昭さん
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元薔薇階級で現在は石ころ階級。レジスタンスのリーダー。
豪快かつ面倒見の良い性格。
十矢君は歪んだ学園において数少ない真っ直ぐな性格の持ち主なので、辛い展開の中で心が洗われるようでした。こんな人が傍にいて惚れない方がおかしい(笑
・石ころルート
正義感が強すぎるが故に潔癖でもあり自分を陥れようとした裏切り者を許すことができない彼が、ネリの何度騙されても信じようとする姿勢に影響されて最後には許すことができた、というお話でした。
また裏切られたら…と思うと許すのは怖いですよね。何でも信じることはネリの弱点でもありますが強さでもあるんだなと思いました。
お話としては王道かつ「俺たちの戦いはこれからだ!」といった内容でした(笑
シナリオ上本当に様々な謎が出てくるのですが、回収されないままに終わってしまったので恋愛よりもそちらの方が気になってしまいました。
彼のお話は問題提起の章で、謎は他√で少しずつ明らかになっていくのかな?と思いました。
しかし石ころに落ちた時の萌花と壱波君の反応には心えぐられました(笑
ネリの「あなたたちの心が冷たい石ころのよう」という台詞には本当だよ…と何だか泣きそうになりました。
・薔薇ルート
学園に毒された感じの選択肢を選んで行くと薔薇ルートに入るのですが、ネリがどんどん悪い女になって行って笑いましたw
薔薇階級に馴染むために言葉遣いや振る舞いもそれらしく変え、夜に十矢君のお部屋を訪ねる自分を「ロミオとジュリエットのよう」と比喩してみたりと、何というか酔っているなぁと思ったのですが、ネリ本人がそれを滑稽だと思っているのには皮肉だなと思いました。
グッドEDでは薔薇という立場を捨てられないネリと、ポリシーを曲げられない十矢君の怒りと愛情が大爆発。
バッドEDでは十矢君に拒絶されるものの、どんな形でもいいから彼に見てもらおうと石ころをいたぶりまくるネリ。
とにかく歪んでいて最高でした\(^o^)/
歪みきった関係最高\(^o^)/(2回言うな!
◇特に気になった点
・ネリのお茶(何で苦いの…最初盗まれた毒物が入ってるのかと思いましたが、他の人も飲んでるし違いそうですよね・苦笑)
・白薔薇様(穏やかな方かと思いきやそれだけではなさそうなのが大変気になります!)
・過去のお話(一瞬回想が入っておお?皆いる?!となりました)
と他にも多々ありますが印象に残ったのはこの辺りでした。学園長と女王には謎しかない(爆
加地 壱波 CV:柿原 徹也さん
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明るくノリがいいが状況や相手によって態度を変えることがある。
ファンが多いプレイボーイ。演劇部所属。
未だかつてここまで容赦のない乙女ゲーのルートが存在しただろうか。
いいやない(断言
十矢君の石ころルートでの反応に絶許状態で始めた壱波君ルート。
石ころルートと薔薇ルートがあるものの、石ころルートで彼と恋愛できるのか…?と半信半疑でした(笑
自ルートなら優しくしてくれるんじゃないという私の考えが甘かった。本当に。
・石ころルート
予想はしていました。していましたけれども!石ころに落ちた途端、容赦のない態度をとられるのに何度も心が折れそうになりました\(^o^)/
少し優しさを見せてくれた…と思った矢先にまたバッサリされる数学のプリントを運ぶシーンは心が痛かったです。これが飴と鞭か…(全く違う
周りに人がいない所ではこれまでのように優しく接してくれるものの、ネリと一瞬にいるのを誰かに見られた途端「こいつがどうしてもって頼むから」とか「俺も迷惑してるんですよね!」とか冷たい態度を取り出す壱波君。
何か事情がありそうだし優しくしてくれるだけいいか…と思いつつも、プレイヤー的にはモヤモヤ感が募るばかり。
そんな中遂にネリが言ってくれました。
「そんなに私といるのが恥ずかしいならもう話しかけてくれなくていい」
もう本当にその通り過ぎてよく言ったなと思います…
しかしこの後少しは改善が見られたかと思いきや、写真部にネリとの写真をばら撒かれそうになり、保身に走った挙句に君と関わらなきゃ良かったと言い出したのには結局自分が1番大事なんだな…と悲しみを通り越して心が無になりました(
が、最後には分かり合えて良かったです。
十矢君とハル君とネリがご飯を食べている石ころのテーブルに乱入してわいわいしている姿が微笑ましかったです。
あと萌花がネリのことを友達と呼んでくれたのには密かに感動しました…!
・薔薇ルート
グッドでもバッドでも胸糞展開でした(
ネリとデートしつつ他の女の子とも付き合う壱波君。ネリは薔薇の権力でミツバチ達を蹴落とし壱波君を自分だけのものにすることに成功しますが、心までは手に入らなかった、という冷え切った関係でした。
階級を気にするのは過去に何か辛い出来事でもあったのかな?と思っていたのですが、恐ろしいことに何もありませんでした(爆
しかし櫂宮学園においてはこの対応が普通なので、彼はクズなのではなく普通の生徒代表だったんだ…!と思いたかったのですが、「僕が(演劇のために)恋と狂気を知るために壊れてよ!」と言ってネリに襲いかかるバッドEDを見てガ、ガチクズだー!となったのは言うまでもありません(
◇特に気になった点
・妹の話(一緒に観た映画について。どういう事なの!?といった感じでした)
鷹嶺 陸 CV:浪川 大輔さん
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薔薇階級でも特別な存在である「赤薔薇」の3年生。傲慢な性格。
陸様面白すぎて!
ネリのことを無礼者とか貧乏人とか上から目線で罵倒しまくるのですが、反論されたことに驚き、ことあるごとにつっかかってきます。
学園において薔薇階級のトップである赤薔薇の彼に意見する女の子なんて、外部から来たネリ以外にまず居なかったでしょうね。
どうだ!俺は偉いだろう!とかとにかく認めて欲しそうなオーラが全開でした(笑
そして感謝されるとめちゃくちゃ嬉しそうだったり…!
言葉はキツイものの裏表がなく分かりやすいので逆に微笑ましかったです。
・石ころルート
石ころ階級に落ちて早々に陸様から世話係になるよう命じられます。
そのおかげで他の人からいじめられないし何て高待遇…!と思ってしまいました\(^o^)/
陸様とネリをニコニコ見守るレイ様が良い友人といった感じで良かったです。
途中陰謀で陸様が赤薔薇の地位を追われそうになりますが、レイ様とネリの協力で無事に汚名を返上します。その後皆の前でまさかの公開告白!
プライドの塊だった彼が地位や生まれなんて関係ない!と宣言する姿には「おお…!」となりました。
・薔薇ルート
薔薇に移動となり心細がるネリを先生として色々と指導してくれることに。陸様テラ親切w
薔薇ルートの陸様はとにかくネリのことが好きすぎて、超歓迎ムードなのがかわいかったです。
しかし浮かれすぎて赤薔薇としての仕事が疎かになり、ネリを悪く言う生徒への対応も目に余るようになっていきます。
グッドEDではそんな陸様をネリが上手くフォローすることで赤薔薇の姫としてバランスを保っていく、というお話でしたが影の支配者といった感じで女王の命すら狙っているのにはKOEEEと思ってしまいました。
バッドEDはやりすぎた陸様が石ころ階級に落とされてしまう、というものでした。
ネリがどんな立場にいても態度を変えない陸様の安心感よ…
どちらのルートでもネリ大好きな感じが溢れていて楽しかったです!
このルートでは新たな事実として、学園の食事に洗脳効果のある薬が入れられていることが分かりました。壱波君のルートだったかで保健室のベッドの下に「スープに気をつけろ」と書かれていたのはこういう事だったんですね。
陸様が時々見る「貧しい生活をしているもう1人の自分の夢」と併せて考えると、彼らはセレブなんかじゃなく実験として集められて来た子達なんじゃないかなと思ってしまいますね。
五十嵐 ハル CV:石川 界人さん
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石ころ階級の1年生。
大人しいのでいじめの標的になりやすい。毒舌家。
ツンツンしていますが素直じゃないだけで実は優しい。ツンデレですね。
少し意地悪なハル君とネリのやりとりが大変可愛らしかったです。
ネリがたまに反撃しようとして返り討ちに遭う姿が微笑ましい。笑
・石ころルート
ネリとの関係性が素っ気ない感じから気になる感じ、好きだから守りたい感じにと変化していく様子が良かったです。ネリの方が年上なので先輩後輩とか言い合っているのが可愛かった。
お話の方は水辺が苦手なハル君のトラウマの原因を探る&トラウマの克服がメインですが学園の秘密にも迫る感じでした。
成り行き上初めて塀の外に行った訳ですが、野犬がうろうろしてる森とかKOEEEって感じでした(´・ω・`)大きな骨とか絶対人間ですよね!?
怪しげな研究施設とかあるし、バッドエンドとかで本土に帰った生徒達は絶対本土に帰ってないよなぁ…と思いました。
ハムレットのオフィーリアのくだりは結局どう関わってくるのか気になるところですね。
・薔薇ルート
石ころルートの微笑ましさとはうって変わって辛かったです薔薇ルート…!
ハル君が周りからいじめられないよう世話係に任命することでお互いに良い関係を築けたように見えましたが、彼を「友人」として扱ったことでネリは薔薇階級に馴染めず苦悩するという展開でした。
グッドの方ではハル君がネリのためを思って敢えて厳しい言葉を投げかけ世話係を辞めますが、黒い絵の下に描かれた彼の本音に気付き、何度拒絶されようと諦めず彼と向き合っていこうとする、というお話でした。
バッドの方は薔薇に馴染むために彼を蔑ろにするような態度を取り続けた結果、ネリはお茶会でハル君に恥をかかされるのですが、それに対し自身の名誉を守るため「土下座して謝って」と言うのが衝撃的でした。
彼に初めて出会った時に止めようとした土下座をまさかネリ自身が命じる事になるとは…(´・ω・`)
お互いに傷つけ合う関係になった2人が痛々しく、個人的に薔薇バッドは屈指の辛さでした。
ハル君ルートは癒しと絶望の配分が絶妙でした。ライフをガリガリ削られました…w
鷺ノ宮 レイ CV:木村 良平さん
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薔薇階級でも特別な存在である「白薔薇」の3年生。誰にでも優しいけれど中々本心を明かさない。
全員のルートで夜中に会えるどう見ても様子のおかしい彼が気になっていました。
やはりというか1番真相に近付いたルートでした。
・石ころルート
レイ様は二重人格で夜中に会える方はショウというもう1人の彼でした。しかもネリのことを昔から知っているようで、自分を見つけてくれた彼女のことが好きなのだと言います。
ネリは記憶になく困惑しますが、壱波君や陸様やネリは子供の頃に一緒に過ごしていた描写が見られるので、この辺りは真相に期待したいですね。
ネリから転校初日に制服が切り裂かれていた話を聞いたレイ様は、ショウが犯人ではと思い当たり、監視のためにネリを世話係に任命します。そんな目的はありましたが一緒に過ごす内にお互いのことが好きになっていきます。
しかしショウが彼女に接触したことで危害が及ぶのでは…と恐れ、世話係を解き冷たく接することでネリを遠ざけようとします。
それでも本心ではないので、ネリに近付く陸様や十矢君に嫉妬している姿がいじらしかったです。
最終的にはショウもろとも命を絶とうとしますが、ネリが「守るために命を捨てるのは、守ったことになんかならない」と身体を張って彼を救い出します。このシーンのネリちゃんが男前すぎて惚れました…!月を背景にしたスチルが大変美しかったですね。
しかしショウの言動と彼が残してくれたDVDから、やはり本土に帰った生徒は「処分」されたのだと分かりヒェッとなりました(´・ω・`)
・薔薇ルート
あっさり恋人になったのでこれは一波乱来るだろうな…と思っていたら想像以上に辛い展開でした(´・ω・`)思わず未読なのにスキップしたくなったよ!
三宮さんの策略?にはまり、レイ様の彼女としてふさわしい振る舞いをするために嘘を重ね、カンニングして良い点数を取り…と無理をするネリが見ていて痛々しかったです。
グッドの方で酒を飲まされて危ないところだったネリを助けに来てくれたレイ様が「気付いてあげられなくてごめんね…」と逆に謝る台詞には泣きそうになりました。
色々と間違ってしまったネリだけどこれからは2人で生きていけるといいね、と思います。
バッドの方はしんどい中でもメリバ的展開が嫌いじゃなかったです…!(オイ
とりあえず三宮さんなんて友達じゃないよ!石ころに落ちてしまえ!(黙れ
陸様のルートではレイ様が活躍してくれましたが、こちらでは逆に陸様がちょくちょくネリを気にかけてくれていて微笑ましかったです。嫉妬深い白薔薇様最高でした!
真相ルート
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全員のルートクリア後に追加されます。
俺たちの戦いはこれからだ!状態で終わっていた石ころENDの続きから、全員にルートが用意されているという豪華な仕様です。
ただ若干金太郎飴でした(笑
これまでの謎が一気に解ける波乱の展開にドキドキしました。
黒幕は学園長で人工的な天才を作り上げ、その技術を取引する事で莫大な資金を得ていました。
生徒達はやはりというか元々は孤児で、実験で記憶を消されお金持ちの子供という記憶を上書きされていました。
学園で出されていたスープ(薬)を飲み続けないと過去の記憶が一気に戻ってしまい、頭痛や錯乱状態に陥ってしまいます。
学園は実験場だったんですね。
学園のトップに君臨する女王は実はネリの双子の姉マリア。ネリは母親を亡くした時のショックで最初は彼女のことを忘れています。
学園長はネリの母親(アリカ)のことが好きで、手に入れられなかった彼女の代わりにマリアを理想の花嫁として育て上げましたが、アリカが死ぬ間際に見せた燃えるような憎しみが忘れられず、従順なマリアを失敗作と考えて今度はネリを花嫁にしようとした、という経緯がありました。へ、変態だー!
というように全てが学園長の掌の上だったように見えましたが、マリアはそんな学園長のことを本当に愛していました。
最後には「他の誰かの物になるくらいなら…」と彼女の手によって殺されてしまうのでした。学園長の愛を奪ったネリを憎んでいたものの、実の妹への愛情は捨てきれず殺すこともできない、マリアは本当に不憫な子だったなと思います。
真相ルートは本編と同じくレイ様のルートが1番まとまっていたように思います。
階級関係なく皆で力を合わせて戦うシーンは胸熱でしたし、エド先生も活躍するし、マリアとネリの関係も掘り下げられていたなと思います。ただショウさんが報われるエンドが1つ位あって欲しかった…!(
真相ルートのグッドエンドは彼らとの幸せなその後が見られてどれも本当に良かったです…!
しかしバッドエンドは容赦なく胸糞でした\(^o^)/
個人的レビュー
絶対階級学園の好きなところ
容赦ないしんどさ
1番好みの分かれる部分だと思いますが、なかなか味わえない容赦ないしんどさが個人的には大変良い個性だったと思います。
まさか乙女ゲーをプレイしていてこんなにしんどい思いをする事になるとは思いませんでした(苦笑
システムが超快適
システム面は安定のプロトタイプ神ということで超快適でした。
特に画面フリックで選択肢スキップができる点が素晴らしいですね。
絶対階級学園に物申したいところ
真相ルートが金太郎飴
真相ルートは全員分用意されていますが、若干金太郎飴なのが気になりました。
総評
ストーリー : (4.5 / 5)
グラフィック : (4 / 5)
音楽 : (4 / 5)
システム : (5 / 5)
ボリューム : (4 / 5)
総合評価 : (4.3 / 5)
個別ルートは大体1人当たり3~4時間位でしょうか。
某ルートは人によっては地雷しかないんじゃなかろうかと戦慄しました。
かなり内容が濃く謎も多いので、どのような真相に辿り着くのか予想したり、ワクワクしながら進められます。
しんどさへの耐性があり、個性的な・ぶっ飛んだ作品が好みの方には是非プレイして頂きたい作品ですね。
まとめ
攻略順について一言
攻略順としては十矢君→壱波君→陸様→ハル君→レイ様で進めましたが、謎解き的にはこの順番が最適と思います。
しかし個人的にはハル君とレイ様の薔薇ルートがなかなか辛かったので、間に陸様か十矢君的な癒しを挟むのも良いかなと思いました。あ、壱波君初回は辛いと思います\(^o^)/
まとめ感想(ネタバレ含む)
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壱波君は本人のルートプレイ中は割とクソッと思っていた(オイ)のですが、現実的に考えると彼の反応が普通だなと今は思います。
むしろルールに逆らっても何も良いことがない状況で自分らしさを貫けるネリや攻略キャラ達が強い、異質なんだなとすら感じました。
まあそうは思っていてもルート中は中々理不尽な思いをしたものです。
そんな理不尽さを乙女ゲームのルートに持ってくるのは本当にすごいなと思いました(笑
後は2度言いますがハル君とレイ様の薔薇ルート本当に辛かった…!薔薇ルートは狂愛だと思い込んでた奴誰だよ…(私です
特にハル君は真相のバッドエンドでもプレイヤーの心を砕きに来たので、好きなんですがトラウマ級に辛かった印象の方が大きく、キングオブ辛いの称号を捧げたいです…(虫の息
ネリちゃんは石ころの真っ直ぐなままのネリちゃんで居て欲しいものです。
最後に
すごいです、絶対階級学園…(語彙力喪失
クリアしてから結構時間が経ちますが、未だにしっかりと記憶に残っています。
内容のしんどさから強烈なインパクトを残してくれた作品でした・・笑
クラウドファンディングに成功してFDの発売も決定しているので、いずれまた( 心の元気な時に) 再プレイできればなぁと思います。
まとめると、
・一風変わった乙女ゲームを遊びたい
・シナリオ重視の作品を遊びたい
・しんどい作品が好き
という方に大変おすすめです。
本日もお付き合い下さりありがとうございました!
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