こんにちは、モッチです!
いつも遊びに来て下さる皆様ありがとうございます!コメント&拍手嬉しく拝見しております。
今日は「オルフレール 幸福の花束」のフルコンプ感想を、作品紹介 → 個別ルート感想 → 個人的レビュー → 総評 → まとめの順に書いていきたいと思います。
ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
目次
作品紹介
オルフレールとは?
『オルフレール』は、AsRingさんから2015年1月に発売されたPC用女性向け恋愛アドベンチャーゲームです。
お話としては、『貴族の屋敷にメイドとして仕えることになった主人公が、陰謀に巻き込まれながらも身分差を乗り越え恋をして行く』といったストーリーです。
シナリオ・CGを大幅に追加し、2017年PSVitaに移植されました。
Vita版ではPC版で好評だった三角関係も健在で、幼馴染カインのルート内容が大幅に強化されています。
正直な話ストーリーはどうなのか?
失礼ながらストーリー面についてあまり良い評判を聞かない本作。
正直あまり期待せずプレイしたのですが(オイ)、割と楽しめました!
何というか細かいことは気にするな!ラブラブならいいんだ!という精神なら、普通に楽しめると思います。
PC版からの移植作品ということで、描写は結構際どいところがあります。
遊んでいて何度かアウトだ…!と思う箇所がありました。
とりあえず一部のルートは恋愛過程はありませんでしたが、無駄を省いたイチャイチャっぷりがいっそ清々しかったです…!(何言ってる
ストーリー概要
首都から離れた小さな村、サンディッヒ。
この村で主人公のクレア・アイシア(名前変更可)は両親と慎ましくも幸せに暮らしていた。
ある日、村が盗賊団の襲撃を受け、クレアは眼前で盗賊に両親を殺害される。
命を失うことを覚悟したその時、一人の騎士がクレアを救った。
その名はアデル・リード——
リード家は国内でも有名な貴族であり、また代々騎士団の団長を担う家柄であった。
若くして騎士団の団長を務めるアデルは、身寄りがないクレアを自らの屋敷のメイドとして迎え入れた。
個性豊かなリード家の4兄弟に囲まれたクレアは彼らの専属メイドになることに。
果たしてクレアを待ち受ける運命とは……!?
引用元: https://dramaticcreate.com/orfreres/
ヒロイン紹介
主人公:クレア・アイシア
首都アンゼルムから離れた小さな村サンディッヒ出身。
貧しい家庭だったが、両親と慎ましくも幸せな生活を送っていた。
明るく、何事にも一生懸命で前向きな性格だが、両親に迷惑をかけてはいけない、
いい子でいなくてはいけないという思いが強く、人に甘えるのが少し苦手。
何でも一人で解決しようとする、少々頑固なところもある。
幼い頃より一緒に過ごしてきたカインが気になった時期もあったが、
身分の違いや自身の家庭環境もあり、幼なじみという関係のままでいることにした。
引用元: https://dramaticcreate.com/orfreres/
住んでいた村が盗賊に襲われ1人生き残ったヒロインのクレア。
帰る場所も頼れる人もなくかなり悲惨な境遇ですが、危機を救ってくれた騎士団の人達(リード家)の計らいで、彼らの屋敷に住み込みのメイドとして働くことになります。
更にある日、リード家4兄弟の誰か1人の専属メイドになって欲しいと言われます。
専属メイドは本来家柄や血筋の良い人しかなれない大切な役目らしいのですが、この時点では来たばかりで素性も分からない彼女が何故?!と思ってしまいました。(が後に理由は判明します)
攻略キャラクターとおすすめ攻略順
攻略キャラクターは全部で6人です。
ネタバレに配慮した場合、最初にザックを攻略し、ルイス・フィル・カインは後半での攻略を推奨します。それらを踏まえて個人的なおすすめ順は、以下の通りです。
1 ザック
2 アデル
3 ノア
4 ルイス
5 フィル
6 カイン
ちなみに私はアデル→ザック→ノア→ルイス→カイン→フィルの順に攻略しました。
アデル・リード | CV:土門 熱さん |
ルイス・リード | CV:須賀 紀哉さん |
ザック・リード | CV:寺竹 順さん |
ノア・リード | CV:あさぎ 夕さん |
フィル・カーター | CV:佐和 真中さん |
カイン・コーエン | CV:雨冠 類さん |
個別ルート感想 (ネタバレON/OFFボタンあり)
アデル・リード CV:土門 熱さん
続きを読む
クレアを助けてくれた騎士団長でリード家の次男。
嵐のようなルートだった。
アデルの性格は誠実でとにかく真っ直ぐなので、街の人たちにも人気があります。クレアのことを心配していていつも気遣ってくれます。
個別ルートに入って早々、人のいる廊下で「好きだ!!」と告白されて笑いました。いくら何でも早すぎですw
共通ルートでメイド長から恋愛はダメだ!と言われたばかりなのに、アウトすぎて笑いました。
その後クレアがアデルを誑かしていると噂が広まってしまい、専属から外されてしまいます。
悩んだ彼は正直な気持ちをメイド長に伝え、彼女を専属メイドに戻してもらうことに。
しかしその後、クレアに謝る際「好きになってごめん!この想いは諦めるよ」と言われた時には、あれ?さっきメイド長に絶対諦めないって言ってなかったかな…とポカーンとしてしまいました。
この好きだ!→どうしよう→そうだ自分らしく頑張ろう!→諦めるよ!→やっぱり好きだ!という流れが短い間に訪れるので、何というか怒涛の展開でした。
やっぱり好きだ!からのラブラブなシーンは、カットしきれないR18感がありました。とにかくチュッチュチュッチュ音が凄まじかったです(笑
あとアデル様上半身裸の立ち絵がすごくマッチョでした!細マッチョ!(黙れ
クレアをメイドに誘ったのはただの善意ではなく、盗賊を目撃して生き残った唯一の人間だからだったんですね。
生き残りとして命を狙われるのが予想できたから専属に付けたのと、破格の待遇を世間に知らしめることで「彼女が重要な情報を持っているんじゃないか?」と敵を焦らせ、尻尾を出させる囮的な意味合いもありました。
終始アデルがクレアのことを好きすぎて安心感がありました。
彼の真っ直ぐな愛情の前では身分など些細な問題でした。
三角関係が見所の本作、親友のフィルが気になるような選択肢を選んでいくとドロッドロの展開になります。
ルイス・リード CV:須賀 紀哉さん
続きを読む
クールで冷静沈着な長男。
メイドなんていりませんと豪語する兄さんです。
常識人かつ堅物そうに見えて発想が柔軟なところがとても良かったです。
それゆえに古きを重んじる騎士団長の座は合わないとして、家督と一緒に弟に譲った訳ですが、実は全て考えた上で最善と思われる行動をとっていたんですね。
最初は必要ないといった態度をとられますが、クレアが出来る事を頑張る内に少しずつ仕事を任せてくれるようになります。
しかし役に立つためにクレアが参考にしていた「メイドの心得」という本が、実は卑猥な小説本だったことには、いやいや気付こうよ!となりました!一体誰の本なんだ・・
ルイスルートは早々にリード家でクレアが特別待遇を受ける理由が明かされ、レジスタンスの企みを暴くためにクレアとルイスが共闘する流れになります。
クレアが守られるだけでなく、自分から動こうとするのがとても良かったです。
兄弟の中でも1番普通に恋愛できていたように思います。
兄弟と力を合わせて苦境を乗り切る感が出ていて、良い雰囲気だったなと思ったのも束の間、夢見る人形エンドのアデル様のマジキチっぷりに余韻が全て飛んで行きましたw
爽やかな裏に隠し持っている闇が深すぎました。
ザック・リード CV:寺竹 順さん
続きを読む
兄ちゃん大好き天真爛漫な三男。
最初からクレアに対して好意的で、俺のメイドになってよ!とウェルカム状態です。
とにかく無邪気で、クレアが何でもできる兄のアデルより自分を選んでくれたのが嬉しくて、はしゃいでる姿が可愛かったです。
恋愛事に疎いようで、事あるごとにフィルが相談に付き合わされてやれやれ…となっているのが面白かったです。何だかんだうるさそうにしつつ、一応アドバイスをくれるあたり、彼も面倒見がいいなと思います。
ザックの寝起きが悪くて毎朝起こすのに苦戦するクレアに対して、真顔で鞭とか短剣を渡してくる人達に笑いました。それは駄目だ。
ちょっとメイドに対する態度としては度を越している気もしますが「いつもありがとう!」とか、全力で感謝してもらえたら嬉しいですよね。
ザックのような人に仕えていたら毎日楽しそうです。
そして告白はやっぱり廊下での公開告白!
この兄弟はー!
ただこのルートはアデルの存在感がすごかったですw
クレアが専属になってくれなくて残念そうにしている彼に、いい顔をしていると泥沼の三角関係…もといカオスな三角関係に突入して笑いました(笑
ザックルート初回エンドで、扉を開けたら裸の男が2人佇んでいるEDに突入した時は頭がおかしくなりそうでした(褒め言葉
ノア・リード CV:あさぎ 夕さん
続きを読む
無口で引きこもりがちな四男。
小悪魔的な魅力に溢れた子でした。
専属メイド初日、突然の全裸。(スチルあり)
脱ぎ出すノアにクレアだけでなく私も!?となりました。
このスチルよくカットされなかったなと思いつつ、ノア様は闇が深そうだ…
引きこもりがちなノアをどうにかしようと、これまで沢山の人達が送られてきましたが、全員父からの報奨金目当てだったり、彼の地位を利用しようとする人ばかりでした。
どうせあなたも…といった感じで上記行動に出たのでした。
心が歪むのも頷けますね。
勿論丁重にお断りした上で、必要以上に踏み込まないクレアとの距離感が良かったのか、次第に普通に話してくれるようになっていきます。
実は閉じこもっているように見えて、騎士になるため知識を付けたりと努力していたノア。
ノアはルイスと目指すところが似ていますね。兄達のような優秀な騎士になれなくても、自分にしかなれない騎士を目指すひたむきさがすごいなと思いました。
デートに行く!と言ったノアにそわそわしながらお小遣いを渡そうとするルイスに笑いました。おじいちゃんかと。弟が可愛いんですね(笑
ベストエンドの成長したノアは素敵でしたよー!立派に成長して…
ルイスと三角関係になるエンドはインパクトがすごかったです(
途中までのほのぼの感からどうしてこうなった!って感じでした(笑
なにぶん冒頭が衝撃的なので、良心的な乙女ゲーマーさんは間違っても初回にノアルートを選ばない方がいいかと思います(爆
カイン・コーエン CV:雨冠 類さん
続きを読む
クレアの幼馴染。ストーリーはベストじゃない方に全振りされていた。
最初にベストを見た時に短っ!と思いましたが、彼のルートはもう1つの方こそが本命でした。
リード家でのお茶会に来てくれた彼を庭園に案内すると、速攻で告白されます。
告白が早いなー!と最初思ったのですが、カインは小さい時からずっとクレアのことが好きだったのに、言えないまま村が盗賊に襲われ、「告白の機会が一生無くなってしまった」と後悔していたので、もし再会することができたら気持ちを伝えようと、ずっと生きてきたんですね。
村のことは残念でしたが再会できて良かったね…という気持ちになりました。
ただその流れからマッハでクレアも好き!となるので「お、おう…」といった感じでした。
クレアはレジスタンスから狙われる立場上、簡単に会う事はできないので、文通でやり取りする日々に。
しかしカイン咳が…嫌なフラグだなと思っていたら、やっぱり倒れてしまいます。
ベストエンドではルイス兄さんの粋な計らいで、外国で治療を受けさせて貰えることになり、クレアはメイドを辞めて彼と一緒に旅立ちます。
カインルートは、むしろベストじゃない方が作り込まれていたなと感じました。
母親の死を巡る事件で、カインのコーエン家に恨みを抱いていた兄さん達により、カインが無実の罪で連行されクレアは軟禁状態に。
兄さん達vsザック・ノア・フィル+カイン・クレアという展開にどうなるの?!とヒヤヒヤしましたし、途中話が大きくなりすぎた感はありましたが、この一件を機に兄弟の絆は深まり、カインともいい関係を築けていて大団円的な終わり方でしたね。
あれだけの事をしておいて兄さん達不問かよ!とか細かいツッコミはやめましょう…(笑
調べて分かったのですが、このお話はVita版の追加エピソードだそうです。
複雑な話でしたね。兄さん達が2人ともクレアに想いを寄せていなければ、更にクレアの相手がカインでなければ、こんなことにはならなかったんだろうなぁと思います。
ギリギリの所で保たれていたバランスが決壊した結果がこれなので、愛は時に人を狂わせるんだな、としみじみ思いました。クレアは罪な女ですね(何
フィル・カーター CV:佐和 真中さん
続きを読む
アデルの親友。腹黒&毒舌で皮肉屋の騎士団副団長。(でもオカン気質で女子力が高い)
最後はフィル様です。ぶっちゃけ他ルートでレジスタンスの長っぽく暗躍していたので、どういう思惑で動いてるのかな?と気になっていました。
アデルルートからの派生で、ある日アデルからフィルを監視して欲しいと頼まれます。
そこで表向きは専属を外されたことにして、フィルに護衛についてもらうクレア。
…しかしまあ正直者のクレアに監視などできるはずもなく、バレバレかつフィルも気付いていて意地悪してくるのでした。人選ミスと言わざるを得ない。
フィルは全ての人が平等であるべきと考えていて、現在の腐り切った国を変えようとしていました。
そのために邪魔になるクレアを殺すことが目的ですが、自分でも理由が分からないまま迷っていました。
意地悪を言う割には傷付けたことを悩んでお菓子を作ってきたりと、これはもうずばり恋ですね!
ベストエンドでは、割と簡単にフィルがレジスタンスを捨てて驚きました。国は憎いけれどリード家もクレアも大切だから守りたい!ってええー!それでいいのか!?となりました。
正直どのタイミングでクレアを好きになったのかは、ちょっと分かりにくかったんですが「嫌いなところまで愛してる」のエンディングでクレアに信じてもらえず、泣くフィル様が可愛かったので無問題でした(オイ
個人的レビュー
オルフレールの良いところ
お手軽に恋愛が楽しめる
正直アデル→ザックとクリアした時点では「シナリオが無ぇ…!」と思ってしまいましたが、その後のルイス→カインはお話が丁寧でした。
ただ、本作はシナリオを楽しむというより、お手軽に恋愛とドロドロの三角関係を楽しむ作品だなと思いました(笑
そしてカットされている部分が多そうなので、全力で楽しむならやはりR18シーンのあるPC版が良いのではないかな?と思いました。
システム面は割と快適
システム面は快適で、チャプタースキップもありサクサク進めることができました。
欲を言えば選択肢までスキップできると有り難かったです。
オルフレールの悪いところ
フォントサイズがまちまち
細かい点ですが、フォントの文字サイズが表示されている文字数によって、大きくなったり小さくなったりするのが見辛かったので統一して欲しかったなと思います。
特に小声になったとかではなく、いきなり文字が小さくなるのは困りました。
総評
ストーリー : (3 / 5)
グラフィック : (4 / 5)
音楽 : (3.5 / 5)
システム : (4 / 5)
ボリューム : (4 / 5)
総合評価 : (3.7 / 5)
ツッコミどころが多く、ストーリー重視の方にはおすすめできませんが、糖度が高くとにかくヒロインが愛されまくる作品をプレイしたい!という方には大いにおすすめです。
まとめ
色んな意味ですごいアデル様
続きを読む
何といってもアデル様の圧倒的存在感が凄かったです!
本人ルートで見せた爽やかイケメンぶりを、他ルートで次々と吹っ飛ばしていく狂気っぷりに震撼しました。
いろんな意味ですごい人だった!
とりあえずアデル様は他の人のルートに出張しすぎだと思います。
カインルートの1シーンで「薄笑いを浮かべたアデルが扉の所に立っていた」というテキストが怖すぎて、笑ってしまうレベルでしたw
最後に
個人的にはアデル様に出会えただけで、買って良かったなと思える作品でした(アデル様好きすぎ問題
はちゃめちゃな部分はありますが、キャラ萌えもしっかりでき面白かったです。
本日もお付き合い下さりありがとうございました!
あわせて読みたい
永久保存版|ヤンデレ好きにおすすめの乙女ゲーム(NintendoSwitch・Vitaほか)
本記事ではNintendoSwitch・PSVita・PC向けに発売されている乙女ゲームの中から、ヤンデレキャラクターが登場する・攻略できる作品をピックアップして紹介しています。 …
コメント