こんにちは、モッチです!
いつも遊びに来て下さりありがとうございます。
今日は「華アワセ 姫空木編(ひめうつぎへん)」のフルコンプ感想を、個別ルート感想 → 総評 → まとめの順に書いていきたいと思います。
細かい作品紹介については「蛟編」の感想に書かせて頂いたので、今回は割愛します。
ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
作品紹介
ストーリー概要
“華札”を用いた札遊び、”華遷”。
その特殊な”華”の力を引きだせるのは、一部の能力者”華咏”のみ。
彼らの多くは男性であり、学園内に限り唯一の力を持つ5人は
“五光”と呼ばれ、崇められている。本作は、稀有な才能・人材を輩出する華遷国立学園を舞台にくり広げられる、
引用元:http://hana-awase.net/
“五光”を目指す男性たちと、彼らに身を捧げる乙女の物語である――
ヒロイン紹介
主人公:みこと
とある事件をきっかけに華遷国立学園へ編入する少女。
鬼札に導かれた伝説の水妹”泉姫”(せんき)の候補であり、華遷を通して五光や周りの人達と触れ合う事で少しずつ覚醒していく。
引用元: http://hana-awase.net/
前作では蛟さんの鴻鵠組所属だったのが、今作では姫空木さんの月光組所属になり、キャラ達とみことちゃんの関係性も変わっていて新鮮でした。
金時花理事長がすごく軽いというか茶目っけたっぷりというか、こんなキャラでしたっけ…?となったのは内緒です(コラ
個人的には前作敵として終わってしまった葵様が、めちゃくちゃ親切で嬉しかったです。
今回は最初からみことちゃんのパートナーが決まっている訳ではないので、五光の皆さんがみことちゃんのことをチラチラ気にしているのが微笑ましかったです。
今作のバトルシステムについて
前作からの変更点
前作からの変更点がいくつかあります。
また対戦相手のHPが増え、華アワセ(華うつし)の難易度は若干上がりました。
若干複雑になったのは戦略性が増したと考えれば良いのですが、最初の内は華闘ランキングの敵のHPが高すぎて1戦1戦に時間がかかり、華うつしがかなり苦痛に感じてしまいました。
速さが重要
難易度は上がったものの、前作同様Lv上げ・札の種類を増やすことで何とかなりました。
特に速さのパラメータを上げまくれば、相手が1回行動するまでの間に3回位行動できたりすることに気付いてからは、素早さと攻撃に全振りしたスピード脳筋タイプで進めていました(笑
ムキムキのマッチョが素早く移動する様をご想像下さい(やめろ
ただ相手も素早い場合、紙防御なのですぐに削られて悲惨なことに…
攻撃と素早さを優先しつつ、HPと防御にも程よく振ることをおすすめします。
攻略キャラクターとおすすめ攻略順
姫空木さんがメインの本作ですが、前作同様に他の五光たちも攻略できます。
個人的なおすすめ攻略順は以下の通りです。
1~3まではある程度は自由に攻略して頂いて問題ありませんが、いろはルートは真相を含む内容となっているので最後がおすすめです。
蛟(みずち) | CV:福山 潤さん |
姫空木(ひめうつぎ) | CV:立花 慎之介さん |
唐紅(からくれない) | CV:日野 聡さん |
うつつ | CV:杉山 紀彰さん |
いろは | CV:寺島 拓篤 |
個別ルート感想 (ネタバレON/OFFボタンあり)
姫空木 CV:立花 慎之介さん
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テニスウェアの似合わなさや、華アワセで相手のHPが少ない時に聴ける(?)「ねぇ、今どんな気持ち?ねぇ、ねえ!?ッアハハッ」という悪役のような台詞等々、もう先輩ツッコミどころが多すぎて、どこからツッコんで良いのか悩んでしまいます…(笑
真面目な感想に移ります。
「他者の水(魂)を吸い取る」という特殊能力を持ち、昔幼馴染の茉莉花という女の子の魂を吸い取ってしまった姫空木さん。
水を吸い取られた人は「水の色の世界」という、現実世界との平行世界のような場所へ飛ばされ、通常現実世界を眺めることしかできない身となってしまいます。
以降、贖罪のために茉莉花からの要求を何でも叶え、器(体)を欲しがる彼女のために、花神さんと共に自分を慕う月光組の水妹達を捧げ続けてきたという、何ともヘヴィな背景がありました。
普段のお姫様像は周りから好かれるために創り上げたものだったのですが、自分を慕ってくれる子達を生贄に捧げ続けたことで、心は「もう嫌だ」「許して欲しい」とボロボロの状態だったのです。
そんな経緯があり、本当の姫空木さんはとても弱い人で、壁にぶつかるたびに「もうダメだ…」となってしまうのですが、その度にみことちゃんが彼を支えて立ち直らせます。
作中で綺麗事を言うみことちゃんのことを、「甘い」「傲慢だ」と厳しい言葉を投げかけるいろはさんや斧定先生の意見も尤もでしたが、みことちゃんが信じることによって姫空木さんは確かに救われたんだなぁと思うと、そんな甘さすら愛おしいのでした。みことちゃんマジ女神。
とりあえず裏庭で体操座りして家の中の様子を伺っていた怪しい男を見て、どん引きしなかった時点ですごいと思った私は酷い(失礼
物語終盤頃まで誰を信じたら良いのか分からない複雑な状況で混乱していましたが、エンディングを見てからは「あの時の姫空木さんや花神さんはこう思っていたんだな」と分かり、もう一周したい気持ちに駆られました。
花神さんは普通に明るい先輩だと思っていたので驚きました。狂っているなと思うのですが、どこまでも真っ直ぐで格好良かったです。
蛟 CV:福山 潤さん
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蛟さん相変わらず素敵でした!
誠実で真面目な態度に大層癒されました…!
帝の命令で蛟さんとパートナーになるのですが、必然的に現パートナーであり彼を慕っている葵様が、パートナーから外れることになるのが可哀想でしたね。
そんな中でも葵様の水妹としての想いと誇りが気高くて大変素敵でした…!
しかし蛟さん√なのに姫空木さんの存在感が凄くてですね!2人の恋のキューピッドになるよ!と言いながら、毒電波を撒き散らす姫空木さんがクズすぎてやばかったです…!
しかも皆の魂を吸い取って残った身体で、リアルお人形さんごっこをしているのを見た時はヒィィッとなりました。
ですがここで語られる姫空木さんの本心が人間味に溢れていて私はとても好きでした。
機械が苦手な蛟さんの拙い平仮名メールを、みことちゃんがきちんと読めているのが微笑ましかったのですが、エンド1で蛟さんのことを忘れてしまって(姫空木さんだと思い込んでしまって)からは、読めなくなってしまっていたのがとても切なかったです…
で す が!!
ラストバトルで姫空木さんに敗北すると見られる、エンド2がやばすぎて全て吹き飛んで行くレベルでした(爆
全員「色の世界」に取り込まれてしまった華園をお城と呼び、王子様となった姫空木さんがみことちゃんを手に入れ、蛟さんを召使いと呼び虐げながら幸せ?に暮らすという狂ったエンドなのですが、私は今までのエンドの中でもかなり上位に入る程好きでした。蛟さんごめんなさい…
蛟さん√ですが姫空木さんがクズすぎて最高でした!!(2回言うな
唐紅 CV:日野 聡さん
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中盤までは俺の女になれよ!通常運転のくれなゐ様でしたが、本気になると思うように行かないところや、ド直球な告白が相変わらず素敵でした。
唐紅さんは危険な時は水妹を連れず1人で戦いに出ていたりと、桜花組の水妹達を本当に大切に思っているんですね…!
桜花組の水妹達もそんな唐紅さんのことが大好きで、良く理解しているという信頼関係がとても良かったです。
桜花組は自由すぎますが、みんな唐紅さんが大好き!唐紅さんも皆俺の女!といった感じで、ギスギスした雰囲気がないところが好きですw
そんな水妹達を使って唐紅さんを追い詰める”ひめ”君が鬼畜すぎてですね…
うつろひ化した水妹達を、唐紅さんが華アワセで倒すことになるのですが、戦闘はBGMも相まって切なかったです。
エンド2→1の順に見たのですがエンド2はもはやホラーでしたね。
エンド1は唐紅さんとみことちゃんが命を落としてしまうのですが、生き残った姫空木さんもみことちゃんの後を追って自害してしまうんです。
みことちゃんの手首の傷と同じ位置に傷を付けたのは、唐紅さんの誓いのように彼も再会を願っての行動だったのかな?と思うと、どこまでも切ない終わり方でした。
いろは CV:寺島 拓篤
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相変わらず極端というか0か100かしかないいろはさんです。
前作でも蛟さんを粛清しようとしていましたが、今作の姫空木さんにはただ一言「殺す」と、意味は同じでもより殺意が溢れ出ていましたね(
そこには泉姫候補を自分のパートナーにして覚醒させるため、邪魔者を排除したいという考えがあるように見えるのですが、いろはさん自身はそんな考えすら分かっていないようなんですよね。
という感じに前半は一方的にパートナー宣告をした挙句、有無を言わさず手錠をかけたり酷いなぁと思ったのですが、みことちゃんがこのままではいけないと努力し始めたことをきっかけに、少しずつパートナーとして距離が縮まって行く様子が良かったです。
水に濡れて服が無く、半裸で歩いていたいろはさんを見て驚いた蛟さんに服を貸してもらうシーンで笑ってしまったのですが、蛟さんの服似合っていましたね。
あと実はものすごく偏食だと判明するシーンで、黙々とうさぎリンゴを食べ続ける姿に萌えました(笑
お話の方は「カラクリ命(みこと)」という運命を変える能力を持ったアイテムの力で、時系列が行ったり来たりするので少々複雑でした。
捻じ曲げられた運命を元に戻すための代償を、いろはさんが背負い消滅してしまうエンディングがとても切なかった…!
みことちゃんの側にいられたことが「うれしい」のだと語るシーンはグッときました。
いろはさんの言う「何度生まれ変わっても泉姫候補は自分のことを忘れる運命」という言葉が非常に気になりました。
総評
ストーリー : (4 / 5)
グラフィック : (4 / 5)
音楽 : (4.5 / 5)
システム : (4.5 / 5)
ボリューム : (4 / 5)
総合評価 : (4.2 / 5)
1周終えた時点でまず思ったのは、周回が!めちゃくちゃ快適になってる!ということでした。
今作ではルートが分岐する直前から、強くてニューゲームで開始出来るので、2周目以降かなり快適に進めることができました。素晴らしい!
あとはBGMがアレンジされていたり増えているのも嬉しかったです。ラスボス戦のBGM「黒い水」がとても格好良かった…!
戦闘中EXゲージが溜まると聴けるキャラテーマソングも相変わらず素敵で、姫さん安定のラスボス感&ヤンデレソングに初めて聴いた時少し笑ってしまいましたw
しかし歌い出しの「月明かりに照らされ 君のその微笑みは 虚空に咲いた花のよう 愛しい人」という歌詞とメロディが美しくとても好きで、やはりそっとCDを注文してしまいました…!
敵のHPが高過ぎるのは、実はテーマ曲を聴かせてくれようとする開発側の配慮なのかもしれない(絶対違う
まとめ
ヤンデレが苦手な方は要注意
姫空木編をクリアして様々な謎が解けるのかな?と思っていたらますます謎が増えた感じでした!
帝とか五斗とかツキとか根本的なところで分からないことばかりなんですよね。
そしてやはり姫空木編なので、彼以外のルートは切ないエンディングとバッドエンドのみでした。そんな中にも暖かさを感じられる内容もあり、とても良かったです。
しかしヤンデレ耐性が無いと若干トラウマになるのではないでしょうか…
カッと目を見開いて薄笑いした立ち絵の姫空木さんが、じわじわ近付いてくる演出はなかなか恐怖でした(爆
最後に
相変わらずコスパ最強かつ面白かったです!
プレイするごとにもっと内容が知りたい!と思ったりキャラ愛が増していく華アワセ。
近く「いろは編」の発売が本当に楽しみです!
余談ですが斧定先生のお名前は「斧定 九郎」だと思っていたら「斧 定九郎」だったんですねw
唐紅先輩が言う「サダクロー」は可愛らしいニックネームかと思っていました(ヌマクロー的な)
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