こんにちは、モッチです!
いつも遊びに来て下さりありがとうございます。
今日は「華アワセ 蛟編(みずちへん)」(PC版)のフルコンプ感想を、作品紹介 → 個別ルート感想 → 個人的レビュー → 総評 → まとめの順に書いていきたいと思います。
ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
作品紹介
実は以前から気になっていた華アワセ。
はまりそうな予感しかしないことと、花札のようなミニゲームが難しそうという理由で今まで手を出さずにいたのですが、沢山の方から「簡単だよー!」と後押し頂き、覚悟を決めました。
華アワセとは?
「華アワセ」は『B’s-LOG』創刊10周年企画として制作された、PC用女性向け恋愛ゲームです。
厳密にはゲームではなく、「ゲーム付きの本」(ムック本)として販売されているため、普通のゲーム屋にはなかなか置いてありません。
私の住んでいる地域(田舎)では、書店のゲーム雑誌コーナー辺りに置いてあるのを見かけました。
なお、2023年10月末に描き下ろしショートストーリー等の追加要素を収録したNintendoSwitch版も発売されています。
コスパが素晴らしい
まず豪華制作陣・声優陣に加え、ストーリーのボリュームもあるのに1,500円という爆安価格に驚きます。(唐紅/うつつ編のみ2人分なので価格は倍くらいになります)
内容としては大人向け描写多め(約:大変エロい)、少々病み要素もあるので苦手な方は注意が必要です。
あとは作中で花札をモチーフにした戦闘があるのが特徴です。
ゲーム内で丁寧に説明してくれるので、花札のルールが分からなくても全く問題ありませんでした(*´ω`)
どれからプレイしたらいい?
2019年9月現在、「蛟編」「姫空木編」「唐紅/うつつ編」の3本が発売されています。
タイトルは全て「五光」と呼ばれる攻略キャラクター達の名前で、それぞれの作品でメインとなる人物を表しています。
ラストとなる「いろは編」が2019年11月21日に発売予定で、同時に4巻全て+サウンドトラックを収録した『華アワセ全書』が発売されます。
それぞれストーリーとしては独立していますが、ある程度前巻の内容が後に関わってくるため、プレイ順としては発売順通りに「蛟編 → 姫空木編 → 唐紅/うつつ編 → いろは編」の順にプレイされることをおすすめします。
ストーリー概要
PC版は今から新品で入手するのは大変ですが、正直ゲーム単品なら駿河屋さんで300円くらいで買えます。 Windows DVDソフト華アワセ 蛟編(ゲーム単品)“華札”を用いた札遊び、”華遷”。
その特殊な”華”の力を引きだせるのは、一部の能力者”華咏”のみ。
彼らの多くは男性であり、学園内に限り唯一の力を持つ5人は
“五光”と呼ばれ、崇められている。本作は、稀有な才能・人材を輩出する華遷国立学園を舞台にくり広げられる、
引用元:http://hana-awase.net/
“五光”を目指す男性たちと、彼らに身を捧げる乙女の物語である――
ヒロイン紹介
主人公:みこと
とある事件をきっかけに華遷国立学園へ編入する少女。
鬼札に導かれた伝説の水妹”泉姫”(せんき)の候補であり、華遷を通して五光や周りの人達と触れ合う事で少しずつ覚醒していく。
引用元: http://hana-awase.net/
本作では五光の1人である蛟さんのパートナーとなり、彼に力を与える存在になります。
独特の世界観で専門用語が多いため、最初の内は覚えるのが少し大変でした。
「華詠」に仕え支えるのが”水妹”(みなも)という女性達で、触れ合うことで相手の力を高める性質があります。「華に水を与えるように…」という説明で成る程!と思いました。
そしてそんな稀有な存在を育てているのが、華遷国立学園というセレブ校です。
攻略キャラクターとおすすめ攻略順
蛟さんがメインの本作ですが、一応他の五光たちも攻略できます。(うつつのみ本作では登場しません )
個人的なおすすめ攻略順は以下の通りです。
2 姫空木
3 蛟
4 いろは
1~3まではある程度は自由に攻略して頂いて問題ありませんが、いろはルートは連戦があるので、難易度的に最初の方に攻略するのは厳しく、おすすめできません。
蛟(みずち) | CV:福山 潤さん |
姫空木(ひめうつぎ) | CV:立花 慎之介さん |
唐紅(からくれない) | CV:日野 聡さん |
うつつ | CV:杉山 紀彰さん |
いろは | CV:寺島 拓篤 |
個別ルート感想 (ネタバレON/OFFボタンあり)
サクッと感想になります・・!
蛟 CV:福山 潤さん
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超真面目。その真面目さはもはや僧侶レベル…と思っていたら、蛟さんの家系は神官の家系だそうで超納得しました。しかしながら内に秘めた感情はなかなか熱い方でした。
「みことちゃんとの初デートは何分前に着いたら失礼にならないか」という問いに対する百歳さんの「5時間前」という冗談を真に受けたり、みことちゃんが外で3時間うたた寝しているのを見守っていたり、誠実すぎて少し不器用なところも素敵でした。
蛟一族の呪いを、掟で自らを律することで抑えて来たというのはすごい精神力ですよね…
とある出来事から距離をおかれてしまうのですが、蛟さんを説得するみことちゃんすごいなと思いました!(語彙力
頑なな蛟さんに対しては恐らくあのくらい体当たりで行かないと駄目だったんだなと思います。
余談ですが華アワセ(戦闘)中は、蛟さんが実況の如く沢山喋ってくれるのですが「敵陣のツキ減少!」(?)というキレッキレの台詞が格好良かったです(笑
実は最初の頃「蛟」という漢字が読めなかった関係で、頭では「みずち」さんだと分かっていても、未だに「か」という読みが頭をかすめます・・申し訳ない蛟さん。
姫空木 CV:立花 慎之介さん
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蛟編なのに蛟さん以外も攻略できるんだ!と最初は驚いたのですが、「他の方を幸せにできるのは、他の方が主役の作品で」という内容になっておりました。
誰にでも優しい姫空木さん。しかしその優しさは周りから望まれているものになろうとしている感がありました。
やがて皆の姫様から、みことちゃんだけの王子様になりたいと望むように。
しかしみことちゃんは蛟さんが好き…少しずつ不穏な気配が漂いはじめ、資料室の一件がバレた時の彼の反応にはギャアアアア!となりました(
が、別の世界では僕を選んでねという台詞がとても切ない終わり方でした(´・ω・`)
こんなエンディングを見てしまったら、2作目の姫空木編でどうしても幸せになって頂きたい気持ちで一杯になってしまいました…罪深い。
唐紅 CV:日野 聡さん
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唐紅さんのみ3種類のエンドがあるので2周する必要があります。
共通ルートでの行動や言動で正直最初はク、クズだー!と思っていたのですが、自分のことをくれなゐ様と呼んだり、寝言でみことちゃんの名前を呼んだり、実は本気で好きっぽかったりと、可愛らしいところもあるなと思いました。
ルートに入った時、やっぱりクズかもしれないと思い直したのですが(オイ)、話を進めていく内に優しさが出てきてピュアでやはり可愛らしかったです。
と和やかな気持ちで居たので、蛟さんと三角関係的な感じになるルートのラストが切なすぎて心抉られました(
しんどかった…!唐紅さん格好良かったよ…!始める前とクリア後とで、1番印象が変わったキャラでした。
とても正直な方なんだなと思いました。言い方はどうあれ、みことちゃんに対して周りが言わないような厳しく正しい指摘もビシッと言ってくれる辺り、とても好感が持てました。
生きて幸せになって欲しいですね…!
いろは CV:寺島 拓篤
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いろはさんの生活力が低すぎて笑ってしまいましたw
部屋で倒れるように寝ていたり、あまりに反応がないので周りから起きて下さい!と言われたり(起きてる)
甘い物が好きな先輩かわいかったです。
普段は本当にクールどころか容赦ないのですが、みことちゃんが作ったマカロンを全部食べてしまったり、甘い物の気配を察知するとスッと現れるギャップに萌えました(笑
自分には(恥ずかしい姿を)見られても恥ずかしくないだろう、というような台詞は半身だから出たものなのかな、とか気になるところ満載でした。
しかしこのルートは連戦が多く、正直戦闘ばかりしていた記憶ですε-(´∀`; )
エンディングはやはり切なく、みことちゃんに貰った手作りのりんごチップスを毎日少しずつ大切に食べていた、と分かるくだりで切なくなりました。
ミニゲーム(花札)について
最初はできるかな・・?と不安だった花札ですが、結果的にかなりハマり、延々とフリーバトルを繰り返していました!
ネタバレではありませんが、長いので伏せます(笑
作中では話のキーにもなっている華札をモチーフにしたミニゲームを行う機会が多々あります。
華うつし・華アワセ等々、時と場合に応じて様々な呼び名がありますが基本同じ物です。
私が下手なのもありますが、最初はなかなか役が揃わなくて相手の攻撃をバシバシ受けまくるのでやきもきしましたw
しかし華闘ランキング(フリーバトル)で時々勝負を仕掛けてくる、「顔グラのある相手」に勝利すると手札の種類が増える仕組みになっており、手札が増えると自然と役が揃いやすくなるので、狙って「こいこい」による連続攻撃もしやすくなり、大分勝てるようになってきました(`・ω・´)
委員長になかなか勝てなくて苦戦したのですが(笑)、HPと札を増やして再戦したら楽に勝てて感動しました!
しかしその後モウセンゴケ三姉妹という更なる強敵が登場する訳ですが…/(^o^)\笑
というようにランク上げに奮闘したり、パラメータ上げに夢中になったりと、華うつしが楽しくてエンドレス華うつし状態でした!!
間違いなく本編を読み進めた時間より、対戦していた時間の方が長いと思います(笑
個人的レビュー
華アワセの良いところ
糖度が高い
糖度というか触れ合いがとても多かったです!
ただ華詠と水妹は触れ合うことで力を与えるという設定上、スキンシップが多くなるのは必然かなーと思いました。
「PCから移植されてきたVitaゲー」位の甘さは余裕であると思います。
私はPC上等だぜ!なタイプなので、大変萌えさせて頂きました(笑
サブキャラが魅力的
百歳さんや理事長を始め、個性的なサブキャラ達がみことちゃんを手助けしてくれます。
しかし百歳さん。声的に絶対男の子(cv水島大宙さん)だと思ってたら、ちゃんと女の子なんですね。この配役にも何か意味があるのかな…?と当時気になりました。
↑百歳(ももとせ)さん CV:水島大宙さん
百歳さんの手下のタネ・カスも面白かったです。百歳さんがみことちゃんを褒めると復唱する形で一緒に褒めてくれるんですが、それが可笑しくてwwしかも本編ではちょっとした見せ場もありおいしいキャラでした!
個性的なサブキャラ達と華うつし(ミニゲーム)で対戦したり、パートナーとして一緒に戦ってもらえたりするシステムが嬉しかったです。
華アワセの悪いところ
イラストがやや好みが分かれそう
由良さんの独特なタッチから、正直私も最初は敬遠していた部分がありましたが、始めてみると「美しい!」とすぐに手のひらを返しました。
周回時の注意
クリア後はレベルや札を引き継いで最初からプレイできるので、周回プレイが楽々です。
ですが、いわゆる「強くてニューゲーム」はエンディング後の選択肢からしかできないので、「クリア後のおまけを見てから始めよう」と一度タイトルに戻ってしまったらアウトです。
必死で倒したラスボスをもう一度倒す羽目になるのでご注意下さい(´・ω・`)タイトル画面から選べるようにして頂きたい。
総評
ストーリー : (4 / 5)
グラフィック : (4 / 5)
音楽 : (4.5 / 5)
システム : (4 / 5)
ボリューム : (4 / 5)
総合評価 : (4.1 / 5)
1ルート毎のシナリオはコンパクトにサクッとまとまっていましたが、全員のルートを見るとかなりのボリュームになりました。
システム面はスキップも早く快適でした。
戦闘中に必殺技を使うと、それぞれのキャラソンが流れる演出がとても良かったです。
実は華アワセは作品ごとに異なるキャラソンが流れるという豪華仕様で、とにかく曲が格好いいのです・・!
クリアした作品は全てヴォーカルCDを購入してきました。
通常盤と限定盤が存在しますが、個人的には主題歌を五光1人1人が歌うソロヴァージョンが収録されている限定盤がおすすめです(*´ω`)
まとめ
クリア後のおまけについて
クリア後のおまけとして、華闘ランキングで五光と戦えるようになります。
彼らに勝ったり負けたりすると、ご褒美的スチルをゲットできるので、腕に自身のある方は是非挑戦してみましょう。
私は5位の姫空木さんにめちゃくちゃ苦戦しました。
ハハッと笑いながら3000×5ダメージを繰り出してくる鬼畜っぷりには震え上がります/(^o^)\
最後に
華うつしに始まり華うつしに終わった蛟編、本当に面白かったです!
まとめるとこのお値段でこのクオリティは本当にすごいな!と思いました!
ツキの半身や五斗様等々まだまだ謎が盛り沢山なので、姫空木編が気になるところですね。
余談ですがお話とお話のくぎりで和歌を詠む様子が風流で、和歌の意味を調べたくなった今日この頃でした。
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