こんにちは、モッチです!
『BUSTAFELLOWS シーズン2(バスタフェ2)』を最後までクリアしましたので、作品紹介 →感想 → 個人的レビュー → 総評 → まとめの順に書いて行きたいと思います。
・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
作品紹介
『BUSTAFELLOWS シーズン2(バスタフェ2)』とは?
OPムービーなど
『BUSTAFELLOWS シーズン2』は、2023年5月25日に文化放送エクステンドから発売されたNintendoSwitch / iOS / Android向け乙女ゲーム。
略称は「バスタフェ2」です。
前作から続く、主人公テウタと5人の仲間たちの物語が【5本の遊ぶ映画】として描かれます。
「間違いなく面白かった!」と胸を張って言えますが、終わり方は好みが分かれるかも。(詳しくは後述します
個人的レビュー
1ルートあたりのプレイ時間は3~4時間ほど。
本作は「FD」ではなく「続編」にあたり、具体的には個別→真相後の時間軸。
前作プレイしていないと確実に「??」となるため、1からのプレイを推奨します。
ルートにより若干糖度に差はあるものの、各キャラ恋人状態からスタートするため、甘さはバッチリ。
反面、バッドエンドなどしんどい展開もあり。
シリアスすぎて読み手(私)のメンタルが破壊されそうな場面もしばしば。
しかし明るく楽しい日常を描いた描写も多く、「この日常を守るためなら辛いシーンも耐えられる」みたいな謎の気持ちで楽しめました。まさに飴と鞭。
最後に読めるエピローグについては完全に好みが分かれるとだけ。とりあえずクリアした私の率直な感想は「やめてよ」でした。
どういうこと!?
前作同様しんどいとだけ……
レビューはこちら
ストーリー概要
誰でも、答えが欲しい。
誰が悪いのか、何が誤りなのか。
そして、罰すべきものは何なのか。
この世界の形を保つために、物事は白と黒に分けられる。
白と黒の間に目を向ける者は、苦しみ続けるだけ。
誰もが心の中では分かっているはずなのだ。
物事は、二つに一つだということ。
白と黒。表と裏。光と影。
良いニュースと、悪いニュース。
そして、変わるか、終わるか。
作品情報 | 制作スタッフなど |
---|---|
シナリオ・プロデュース: | minetaka(文化放送エクステンド) |
キャラクターデザイン・原画: | すめらぎ琥珀 |
ジャンル: | あざやかな悪に染まるアドベンチャーゲーム |
CERO: | C(15才以上対象) |
対応機種: | Nintendo Switch/ iOS /Android |
ヒロイン紹介
主人公:テウタ・ブリッジス(CV:近藤 唯さん)
ニューシーグで活動するフリージャーナリスト。
「ニューシーグトゥデイ」誌で新人賞を受賞し、コラムニストとして人気を得る一方で、掲載誌の電子版移行に伴い、連載は隔週に減ってしまった。現在は新しい連載や特ダネを探して奔走中。
「他人になって時間を遡る」という不思議な能力を持っているが、最近は出来るだけ使わないよう、考えないようにしているらしい。
明るく快活な性格で、足の速さには自信があるが、写真を撮る技術は上達していない。
引用元:https://joqrextend.co.jp/extend/bustafellows2/
攻略キャラクターとおすすめ攻略順
攻略キャラクターは5名。
誰から攻略してもOKですが、個人的にリンボは最後がおすすめです。
参考までに私はモズ → シュウ → スケアクロウ → ヘルベチカ → リンボの順に攻略しました。
プレイしていて内容がしんどかった順も掲載しておきますので、良ければ参考にしてみて下さい。
↓【個人的内容しんどかったランキング】
- モズ
- ヘルベチカ
- スケアクロウ・シュウ・リンボ
ゲームを開始した際、選んだ猫の名前でルートが変化します。(正直「覚えてない……!」と焦ったのは内緒)
マックス=リンボ、猫=シュウ、テウタ=ヘルベチカ、アナ=モズ、ジンジャー=スケアクロウ
攻略キャラクター&キャスト紹介
キャラクター | キャスト |
---|---|
リンボ | CV:KENNさん |
シュウ | CV:細谷 佳正さん |
ヘルベチカ | CV:吉野 裕行さん |
モズ | CV:福山 潤さん |
スケアクロウ | CV:白井 悠介さん |
個別ルート感想 (ネタバレON/OFFボタンあり)
※ 各ルート内容のネタバレを含みますので、未プレイの方はご注意下さい。
モズ CV:福山 潤さん
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※初回モズルートに進んだため、共通ルートの内容を含みます。
時間軸は前作の真相ルート後。
兄に関する真実を知り、ルカにどう接したら良いか分からないと悩むテウタを、「ずっとそばにいる」と支えるモズ。
モズが辛い時、立ち直るまでの「3日間」そばに寄り添ったテウタ。もう大丈夫と告げたモズに、テウタは6秒間の優しいキスを送りました。
だからモズも、テウタにとっての「3日間と6秒」そばにいると語るのでした。
共通ルートではとにかく6人のチームワークが最高で、特にグエロさんの家宅捜索のシーンで見せた連携プレイの鮮やかさに、思わず拍手を送りたくなりました。
モズとヘルベチカ、モズとリンボなど、仲間同士の信頼関係がきちんと掘り下げられてるのもポイント高し。
ただ個別ルートに入る時の演出が不穏すぎて!グエロさんの「どちらも選べない最悪の結果になる」に毎回不安になります。
***
※ここからモズルートの内容に入ります。
両親へのご挨拶直前に死んだ後の臓器提供や献体の話をするカップル……重い。
大事な話ではありますが、なんとなく嫌なフラグを感じてしまいますよね……(もちろん後々回収される
テウタのお父さん、一目見てわかるキャラの濃さに笑ってしまいましたが、堂々会話しマッハで認められるモズはすごい。
そしてモズルートの内容を語るうえで外せないのが、モズに依存するサブキャラクターのヤーラさん。
初対面からちょっと嫌な感じの雰囲気を感じていたのですが、テウタの真似をし始めたあたりで「怖ッ」となりました。完全に地雷女ですやん……
そのうちテウタは2人も必要ないとか言って危害を加えてくるに違いない!と思いながら、1人戦々恐々としていました。
そしてモズとテウタは厄介な相手への対処が苦手そうというか、周りの感情にちょっと疎い感じが心配になりました。
私の場合、乙女ゲームや少女漫画において、恋愛の障害になる存在が本当に苦手なので、どうしてもヤーラさんを悪に見てしまいますが、これは手を差し伸べてしまったモズにも原因がありますよね……というより、誰も悪くないのに皆不幸な感じが辛すぎる。
ヤーラさん、病気だから仕方ないし幸せになって欲しい気持ちはあれど、読んでいる最中は辛くて「ヤーラお前!」となりましたね。
攻略対象に惚れる、ヒロインを害する等々。個人的には苦手展開のフルコース!って感じでした。
モズもテウタの危機に全く気づいていない辺りで辛さ3倍。
「彼女は病気なんだ」「優しくしてあげて」と言われた時は正直「あ、無理です」と思ってしまいました。
モズは辛い目に遭って亡くなった人をたくさん見てきました。だからこそ、生きているヤーラさんのことを救いたいと考えたのですが、手を差し伸べるのが必ずしも救いになると限らないのが難しいところだなぁと思います。人間って難しい……
そしてバッドエンドが辛すぎました。
臓器移植の話はこうして繋がってきて、いざテウタを失ったときモズはこういう反応をするんだと。福山潤さんの悲痛な演技が辛くて、涙ぐみながらプレイしました。
先生とモズの絆にも涙。良い感じに話がまとまった後、収監されたのには焦ったり笑ったりしましたが、モズの人物像が丁寧に掘り下げられた良きルートでした。衝突しながらも尊重し合えるリンボとモズのやりとりが好きです。
余談ですが公式サイトの声優さんコメント内の気になるシーンで、モズルートを挙げている方が多くて「やっぱりそうなんだ!?」となりました。
特にヘルベチカ役の吉野さんの「テウタが〇〇〇に△△されてたシーン」「単純に心配でした、早よ解決せい!と」には、本当それだよ!と笑ってしまいました。
シュウ CV:細谷 佳正さん
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全ルート共通部分も多いので、2周目からは既読スキップしながらの進行に。
シュウとテウタはお互いベタベタしない距離感が素敵……なんですが、仕事のこと詮索するなと言われたり、自分のことをもっと気にして欲しかったりするテウタはちょっぴり不満げ。
シュウのことが心配だし、男友達と会話している姿に嫉妬して欲しいテウタが可愛くて。シュウから「あんた、俺以外に選択肢あるの?」余裕発言を返されるシーンで「ぐあー!」となりました。大人のずるい魅力に振り回されてますね。
そして生活費もろもろのために、パライソガレージでバイトすることになったテウタの制服姿が可愛すぎる…!(さっきから可愛いしか言ってない)これは後々厄介客に絡まれてシュウが助けてくれるフラグだなーとニヤニヤしました。
ヤンとテウタのやりとりも微笑ましい……しかし、ぶっちゃけ1のシュウルートの内容をほとんど覚えておらず、ヤンとはどんな関わりだったかな……などと思いながら進めていました(すみません
シュウは普段の愛情表現が控えめな分、時々来るドーーン!が強すぎて、そんなところにテウタもメロメロなのかなぁと。この2人の空気感好きです(2回目
甘えたがりの子猫と、しっかりした愛情をベースに時々構ってくれる飼い主みたいな。ただテウタ、彼女にするとちょっと面倒なタイプかもとか思ってごめんなさい(オイやめろ
シュウルートでは、ギャングに潜り込んでいるシュウの恩人・ファロンさんの仕事を手伝うため、ニューシーグに潜む情報屋を探すことになります。
ファロンさんは気のいいおっちゃんといった感じの人物で、シュウとヤンはかなり気を許しており、親子のような和やかなやりとりが微笑ましいです。
しかしファロンさんはどうやらシュウとヤン、テウタの情報を殺し屋に売っているようで……?何やらきな臭い流れになってきました。
結論から言えば、シュウの家族は皆一点の曇りもなく良い人たちで、ファロンさんは悪いことしてなかったどころか、シュウの実父だったことにビックリ。少しでも疑って申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
本物の悪に対して、ワル3人が銃口を向けるスチルがカッコ良すぎてスカッとしました。
モズのルートで「モズは自分の知らないところで話が進んでいるのが嫌い」みたいな話があったと思うんですが、今回不機嫌なモズを見て本当にその通りなんだなぁとクスッとなりました。
あと制服ナンパからの救出イベントもバッチリでニヤニヤしちゃいました。欲を言えば制服テウタを見た皆の反応も気になります(笑
シュウルートでは、テウタが能力を使うたびに過去の記憶を失っているような描写が見られます。
バッドエンドはシュウの救出に間に合わず、何度も時間を遡ろうとして失敗し、記憶を失って「誰のお葬式?」となるところで終了。
スケアクロウ CV:白井 悠介さん
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誰のルートでも賑やかし&ボケ担当のクロちゃんは愛おしい存在。
冒頭ではテウタのことを心配してルカと話をしたり、自分にできることを一生懸命考えていたりして、本当にいい子だなぁとジーンときます。
歳近い同士のカップルだからか、ノリが近いからなのか、見ていて1番安心感のある2人でした。
お互いのことを好きすぎてお互い嫌われるんじゃないかって不安に思ってるところまでそっくりで、苦笑いしながら2人の相談に乗ってあげるユノも素敵でした。
クロちゃんルートでは、本作と世界観を同じくする作品『SideKicks』からチカとノラがストーリーに関わってきます。
公式サイトで2人を見つけた時、おまけ的な出演かなと思っていたので、がっつり個別に絡んでくるとは驚きでした。
増加するサイバー犯罪に対応するため、研修も兼ねてサクラダからニューシーグへ派遣されてきた2人。
カフェでハッキング的な話をしていたクロちゃんを、悪人と勘違いしたチカが即逮捕して警察へ連行するという最悪な出会いでしたが、チームを組んで活動することに。
クロちゃんのルートでは「SNSを通じて増長する人々の悪意」という、現代社会ならではの闇が描かれました。
再生数が増えるたびに対象を粛清するような手口が、状況をリアルに想像できて辛い。
再生回数を増やしている人たちは自分たちが殺人に加担している意識なんて全くなく、純粋な好奇心で動いてるんだろうな……
不適切動画をはじく「モデレーター」の仕事って実在するのかな、と調べたら実際に精神にダメージを負う従業員も少なくないようで、Oh…となりました。
1日何時間もグロ映像を見続ける仕事なんて、想像するだけで苦しすぎる。そんな過酷な世界があるのか……と衝撃でした。
バッドエンドはクロちゃんを庇おうとして、ローフォドッグの前に出たテウタが撃たれてしまうというもの。
テウタは1度目覚めてクロちゃんと会話した後に命を落とし、クロちゃんが平和なアラームの音声を呆然と聞く残酷な終わりでした。クロちゃんにもう朝は来ないのか……と。
グッドエンドの方はめちゃくちゃ男前で幸せな終わりに拍手でした!
でも正直チカとノラが出てきた意味はあったかな?と思ってしまいました。
ファンサービス的なものなのかな。これを機にSK移植とか、ニューシーグ&サクラダスペシャル的な作品を出してくださってもいいんですよ…?(オイ
ヘルベチカ CV:吉野 裕行さん
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ヘルベチカは他ルートでは面倒見のいいお兄さんなのに、自ルートではしんどいの極みになるんだろうなぁ……と謎の予想をしていました(大体合ってた
ルート開始早々、立ち上がる時に手を差し出して「引っ張って?」するヘルベチカにやられました。しっかり甘やかしてくれるのに、時々甘えてくる感じがもうずるいなと。
あまり表には出さないけれど、ヘルベチカはサウリさんとの関係だったり、クリニックの再開のことだったり、色々なことにずっと悩んでいて辛そうな印象を受けました。
テウタもテウタで、成り行きで助けた男が実はドラッグの運び屋で、仲間と勘違いされてやばい奴らに目をつけられてしまうので気が気じゃありません。
フアナさん、パッと見どう見てもTHE裏社会な雰囲気だったので「もう関わらないほうがいいよー!」と思いっぱなしでした。
バッドエンドはドラッグ運搬を手伝わされて倒れたテウタを見て、メンタル破壊されたヘルベチカが薬のオーバードーズを繰り返すという救いのないもの。ドラッグの運搬って薬の袋を飲みこむんですね……そして胃の中で溶ける前に取り出すと。考えただけでウグッとなりますね。
グッドエンドの方ではそれをヘルベチカがやることになるのですが、これまたウグッでした。
ヘルベチカは怖くて仕方がなくなると、楽な方に逃げたくなってしまうのだと語りますが、このルートで何度も辛い目にあったのに、怖さを隠して立ち続けていてですね……
普段のひねくれたやりとりからは想像できないくらい、テウタが心の支えになってるんだなぁと感じたルートでした。
そして綺麗に終わったと思ったらもう一悶着あり。お友達とお泊まり会して起きたら左手の薬指にダイヤの指輪が光っていたという、嫉妬深いヘルベチカにそれはダメやろーー!なエピソードでした。
最初、夜中に忍び込んだヘルベチカが付けたのかと思ってごめんなさい……
リンボ CV:KENNさん
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最後はリンボルート。1番安定感ありそうというか、「何が起きてもリンボならなんとかしてくれるだろう」と謎の信頼から、最後に選ばせていただきました。
やっぱり頼りがいがあるし、いい男なんですよね……スパダリって言葉がピッタリ。
「なーんか彼氏みたい」→「だろ?」みたいなやりとりにめちゃくちゃ萌えました。
2人が大喧嘩する(シュウ&ヘルベチカの予言)姿って、全く想像がつかなかったんですが、後々リンボは内心では色々焦っていたんだなと分かりにっこり。
側にいなくても生きていけるけど、側にいて欲しい。という関係性がクールなのにラブラブで素敵でした。
家でナチュラルにイチャつく2人。絶対数回に1度は、他の誰かに目撃されてますよね。
トントン拍子に事件が解決していくのでしんどさはありませんでした。フィッツジェラルド姉弟の絆描写が良いし、ビシッと決めてくれるのが格好良かったです。この流れでどこでBADに入るのかなとドキドキしました。
逆にトントン拍子に解決しないのがBADだったんですね。後輩のリカルドが判事を独断で追求したことで消されてしまい、リンボに容疑がかかる。そしてリンボは8ヶ月間の業務停止命令を下され、テウタと別れを決めるという……
なにも別れなくても…と思うんですが、「愛は完璧じゃなくちゃ駄目」というポリシーがそうさせたのかな。
リンボは1のBADが印象深くて、なんならモーテルと聞くだけでビクッとするし、ヘルベチカルートでお風呂場の背景が出てきた時も思わず目を逸らしたくなってしまいましたよね……(もはやトラウマレベル
エピローグ
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7年間のバソアルトの火事が放火であったことを報告したのはテウタの兄だった。そこに繋がってくるのかー!と驚きだったんですが、正直それどころじゃない展開が待ち受けていた。
目の前で撃たれる運命にあった州検事の命を救ったテウタ。しかし州検事の命を狙っていたウォッチャーから大切な人の命を盾に脅され、時間を遡って州検事殺害に手を貸すことになってしまう。
そして仲間を助けるため、何度も時間を遡ったテウタは「彼」との大切な記憶の一部までも失ってしまう……
結局のところ、プロローグでグエロさんが言っていた通り、「大事な人を守るか、正義を守るか、どちらかを選ばなければ、どちらも失う」ということなんですね。
そして「どちらも選ぼうとすると、どちらも選べない最悪の結果になる」。選んだことで、最悪の結果は避けられた……?
何度巻き戻ってもテウタは同じ選択をすると思いますが、どうしても「あそこで州検事を助けなければ……」なんて思ってしまいます。
「大切な思い出=相手」を自分の手で選ばせたうえで抹消させてくるし、実質選択肢のない場面で、あえてテウタに重い選択肢を選ばせてくるのが本当に鬼畜。
エピローグ始めた時は全員分見る気満々でしたが、思い出が消えていく演出が辛くて、2人目ぐらいで手が止まってしまいました。
あの後、彼との会話シーンがないので、どの位記憶が消えてしまったのか不安が募ります。安心させて欲しい……
バスタフェ2をプレイしていて心に刻まれたのが「誰かを助けることが、必ずしも良い結果に繋がるとは限らない」でした。
なんというか親切心が裏目に出るシーンが多かったように思います。
見ず知らずのリンボを助けて始まった物語が、こんな結論に行き着くなんて皮肉でしかありませんが。
アダムの生存については不穏な空気を残していますが、個人的には「手紙は事前に書き溜めたものを送っているのでは……」と考えています。
クロちゃんのEXTRAでサクラダに行くフラグが立ってたので、Season3が出るならSKの面々も関わってくるのかなと思います。
その時はどぎつい真相やエピローグはなしでお願いしたいなぁ……
途中まではめちゃくちゃ楽しくプレイしていたのに、エピローグでモヤってしまって、なんともいえない気分になってしまったのが正直な感想です。
バスタフェが好きであればあるほど辛い結末。文化放送エクステンドさん(というかminetakaさん)は間違いなくドS。
個人的レビュー
『BUSTAFELLOWS シーズン2(バスタフェ2)』の好きなところ
日常パートの面白さ
仲間同士のワイワイした日常描写が多く、クスッと笑えるシーンも多め。
「この6人、本当に仲が良いなー!」と幸せな気持ちになりました。このシェアハウスの壁になりたい(やめろ
オシャレな演出
前作同様、演出やセリフ全てに海外ドラマを見ているようなオシャレさがあります。
細かい点ですが、パライソガレージの外ではくぐもったBGMが、店内に入るとハッキリ聞こえる演出が好きです。
『BUSTAFELLOWS シーズン2(バスタフェ2)』に物申したいところ
背景の音声が多い
会話中のキャラ以外が背景で喋る演出は面白いなーと思う反面、ログの確認が面倒に思える時も。
さっと流しても良いんですが、「何て言ったのかな?」と毎回気になって読み返してしまうんですよね……
少しなら気にならないんですが、今作では量が多くて大変でした。
スキップ速度の遅さ
選択肢ジャンプがあるので既読スキップを使う機会は少なめですが、それにしても遅い!亀さんかよ。
スピードMAXでも、どこかぎこちない挙動に不安が募りました。
総評
ストーリー : (4 / 5)
グラフィック : (5 / 5)
音楽 : (4 / 5)
システム : (4 / 5)
ボリューム : (4 / 5)
総合評価 : A+
個別ルートのプレイ時間は1人あたり3~4時間ほど。
「正直前作の内容あまり覚えてないけど、ざっとおさらいしてくれるやろ」と軽い気持ちで始めたら、全然大丈夫じゃありませんでした。簡単にでいいので、各個別と真相の内容が振り返りが欲しかったな……なんて思います。
皆が集まって、なんてことない話をしてる空気感が好きです。
「ドラマのネタバレやめて!」と盛り上がったり、「皆で夜中にしか売ってないチキン買いにきた!キミも食べる?→食べるー!」みたいな仲間内のやりとりが面白くて、一生続いて欲しいと思いました。もう正直ずっとこの6人ワイワイやってて欲しい。
プールのベッドやリビングのイラストスチルに、差分があるのがすごく好きです。
まとめ
・前作を楽しめた人
・ボイス付き&しっかりしたヒロインが好きな人
・個別に入っても他キャラに活躍して欲しい人
・賑やかな日常描写が好きな人
良い点も悪い点も書きましたが、やっぱりバスタフェのメンバー好きだなー!と再認識できる良作でした。
ただ前作同様、最後に読めるエピソードは刺さる人にはグッサリ刺さると思うので、覚悟した方が良いかもです。正直、作品を愛している人ほどダメージが大きそう。
長くなりましたが、素敵な作品をありがとうございました。
配信ガイドラインについて
公式サイトのガイドラインにプロローグ以降のネタバレ禁止的な記載があったため、実は感想をアップして良いものか悩みました。
迷惑かな……と思いつつ、一応サポートの方に確認したところ、以下の配慮があればガイドライン違反にはあたらないとご連絡頂けたため、記事をアップさせて頂きました。
・配信ポリシーに反する画像等を使用しない
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