こんにちは、モッチです!
いつも遊びに来て下さりありがとうございます。
「Bustafellows(バスタフェロウズ) 」を全ルートクリアしましたので、今日は作品紹介 → 個別ルート感想 → 個人的レビュー → 総評 → まとめの順に感想を書いていきたいと思います。
物語の核心に迫るようなネタバレ(真相部分)は控え、ふんわりとした感想になっています。それでも個別ルート感想はネタバレを含みますので、これからプレイされる方はご注意下さい!
・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
本日もよろしくお願い致します。
目次
作品紹介
Bustafellows(バスタフェロウズ)とは?
文化放送エクステンドさんより2019年12月19日に発売された女性向け恋愛ゲームです。
機種はSwitchとiOS / Android(スマホ版)の2種類と珍しい形態ですね!
『あざやかな悪に染まるアドベンチャーゲーム』というジャンル名の通り、登場人物達が時に悪に手を染めつつも、自分の信じる正義を貫くお話です。
体験版をプレイしてからずっと楽しみにしていたのですが、期待を裏切らない面白さでした!!
仲間達のやりとりは賑やかで、テンポ良く進むストーリーに凝った背景演出にと、プレイしていてワクワクする気持ちを久々に味わいました。
ストーリー概要
アメリカ東部の街、ニューシーグ。
悪徳弁護士と名高い『リンボ・フィッツジェラルド』は、急な弁護の依頼を受け警察署へと向かった。
そこで出会った男は「この面会がなければリンボは死んでしまう運命だった」と言う。
奇妙な話に困惑するリンボ。そして男は、まるで女のような不自然な口調で言った。
引用元: https://joqrextend.co.jp/extend/bustafellows/
ヒロイン紹介
主人公:テウタ(CV:近藤 唯さん)
ニューシーグで活動するフリージャーナリスト。
幼い頃に兄が殺される事件を経験し、正義を果たすことを胸に記者になった。
「他人になって時間を遡る」という不思議な能力を持ち、それを取材や人助けに活かしている。
性格は明るく快活で積極的。運動神経は抜群で、特に足の速さが自慢である。
記者なのに写真を撮るセンスがない。
引用元: https://joqrextend.co.jp/extend/bustafellows/
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ハキハキした性格で自分の意見や思ったことをはっきり言える気持ちよい性格が素敵。個人的にはかなり好きな主人公です。
時間を遡る能力を持っており、使うと少し前の時間に戻ることができますが、その際は赤の他人の体に入った状態になってしまいます。(時間が経つと遡る前の元の体に戻る)
どのルートでもここぞというタイミングで能力を発揮してくれました。
攻略キャラクターとおすすめ攻略順
攻略キャラクターは全部で5人。
公式さんのおすすめ攻略順はなく、誰からプレイしても楽しめる作りになっているとのことです。
ご参考までに私は、スケアクロウ → リンボ → モズ → シュウ → ヘルベチカの順に進めましたが、特にネタバレ等気にならず楽しめました。
リンボ | CV:KENNさん |
シュウ | CV:細谷 佳正さん |
ヘルベチカ | CV:吉野 裕行さん |
モズ | CV:福山 潤さん |
スケアクロウ | CV:白井 悠介さん |
SideKicks!とのつながりは?
同社の作品『Side Kicks!』と世界観を同じくしているということで、プレイしているとニヤリとできる要素が多々あります。
ただストーリーにがっつり関わってくる訳ではないので、『SideKicks』プレイしてないけど気になる・・という方でも、全く問題なく楽しめるレベルかなと思いました。
↓プレイしていて見つけたSideKicks!とのつながり(一応伏せます)
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・本編中にチラッとSideKicks!の事件の話が出てくる(本当に少し)
・街の背景にシスイさんの看板がある
・「Extra」に一部SideKicks!のキャラクターが出演。
個別ルート感想 (ネタバレON/OFFボタンあり)
スケアクロウ CV:白井 悠介さん
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心のままに選択肢を選んで行ったら初回はスケアクロウのルートに入りました。
テウタちゃんが可愛くて仕方ない様子のスケアクロウ自身がまず可愛らしいです(*´ω`)笑
ほのぼのした感じを予想しましたが、スケアクロウがテウタの首を締めているカットが入る冒頭が衝撃的で不穏な空気に衝撃を受けました…
軍事会社コンスタンティンでクラッカーとして活躍していたスケアクロウ。
過去に辞めようとした際、酷い拷問を受け、父を殺されていました。
最初は拷問の辛さから逃れるために別の人格が生まれたのかな?と思いましたが、どうやら違いショックから来る防衛本能で、酷い目に遭うと一時的に凶暴になってしまうのだそう。
自分に触れてきたテウタの首を無意識に締めてしまい呆然とするスケアクロウですが、大事な仲間達と居るために変わりたい、変わってみせると決意します。
実は生きていた父親(働かされていた模様)を救い出し、テウタの能力で危機を脱し晴れてお付き合い開始。
凶暴性の話と父親との話は割とさらっとしていましたが、SideAは付き合うまでの話、SideBは付き合ってからのお話という二段構えでした。
SideBは何というかFDのような、カップルのその後の日常を描いた甘くほのぼのした話で素敵でした。
スケアクロウがハンバーグを作る後日談が!SideBで不慣れながらテウタがサンドイッチを作る話とリンクしていてぐああ…!となりました。
決して美味しくはないけれど、自分のために作ってくれた料理は世界一美味しいという、お互いがお互いを思い合ってる感が最高でした。
リンボ CV:KENNさん
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リンボのルートでは過去に因縁のある友人ナヴィードが登場。
何となくテウタに馴れ馴れしいし、あまり良い印象は抱けなかったのですが、実は過去愛する人を失った憎しみから、リンボに復讐するために近付いたのだと分かるシーンではヒッとなりました。
リンボは有能ですが、それゆえに仲間を巻き込まないよう、自分だけで事態を何とかしようとする節がありました。
そんなリンボを怒りつつも心配させて欲しい、と手を貸そうとする仲間達。リンボ愛されてるなぁと感じました。(後から分かるのですが、誰が困っていても手を貸してくれる仲間達が本当に素敵です)
リンボは知らなかったとはいえ、愛する人と子供を失ったナヴィードは可哀想でしたね。
自分がナヴィードの立場でも復讐を考えるだろうなと思います。
何が正義で何が悪か、考えさせられるものがありました。
リンボのバッドエンドはちょっと…精神的にきついものがありました。
状況を想像するとウッと来るものがありますね。若干あの風呂場の背景がトラウマになりそうでした(
付き合ってからの2人は、大人の余裕を感じさせるリンボと照れる(タジタジな様子の)テウタが可愛かったです。
SideBは甘い!
愛してるとは簡単に言えないから、「愛を感じ始めてる」という表現なのが何だかとても良かったです。
指輪取りにヨーロッパまで行ってしまったのにはエエッとなりましたがwリンボにとっては大切なことだったんですね。
モズ CV:福山 潤さん
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クール?で掴み所のない性格。
しかし解剖と似ているという理由で料理が得意な皆のお母さん的存在です。
個別ルートでは行方不明になっていた妹ユズの話題が絡んできます。
基本事件があっても揉み消されるアカデミアという学校の闇に踏み込む内容でした。
モズは検死中の遺体に話しかけたりするため変わり者扱いされていますが、テウタはモズの死に向き合う姿勢を絶対にからかわないし、寄り添ってあげられるところにモズは惹かれたのかなと思いました。
モズが落ち込んでいる時とか非常に分かりづらいのですが、テウタを頼りにしている感・信頼感が見える関係がよかったです。
しかし物語のラストは可哀想で辛くて、直視できませんでした。
SideBは甘い話かと思いきや冒頭に衝撃展開。テウタの兄の死体を消したのがモズかもしれないというのです。
予想にすぎないというお話ですが、テウタを好きだからこそ黙ってはおけなかったんですね。
お兄さんの真相については他のルートに持ち越しですが気になるところです。
恋愛面についてはもっと見ていたい…!と盛大に萌えさせて頂きました。
モズの突拍子のない言動が好きです。
シュウ CV:細谷 佳正さん
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シュウは殺し屋ということで最初はどう接していいか分からず悩んだテウタですが、共通ルートで彼の人となりに触れ、一緒にいても居心地悪くないと実感して以降、普通に接することができるようになります。
仕事柄死を覚悟しているような言動が目立つシュウにテウタは度々怒りますが、当然死にたいわけではなく、家族を失う悲しみを知っているからこそ、家族にそんな思いをさせたくない、という思いからくる言葉なのでした。
そんなシュウのルートで関わってくるのは、育ての親であるお師さんを殺したとされる幼馴染のヤン。お師さんの実の息子でもありました。
ヤンとの再会にうっかり巻き込まれたテウタ。
シュウは関わるなとつっぱねるタイプかと思いきや面倒見が良く、決して仲間を締め出したりしないところがとても良かったです。
ストーリーは先が読めなくてワクワクしました。皆のルートでちょこちょこ「ルイ・ロペス」の話が出てくるのは、裏で全部繋がっているんだよ感がありオオッとなりますね。
先にクロちゃんルートをクリアしていたのでクルーザーはお前か!となりました(笑
ヤンとのわだかまりも解けて良かった。
SideBのボーイズトーク(?)でシュウがモズに一刀両断されていて笑いましたw
しかし感動とほっこりが一緒に来る良い話でしたね。病室から見えた無格好な雪だるまと一生懸命なテウタにクスッとすると同時に温かい気持ちになりました。
シュウルート良かったです。
ヘルベチカ CV:吉野 裕行さん
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凄腕の形成外科医。自分の美貌に絶対の自信があり、モテることも自覚しています。
あまりテウタのことを女性扱いしていなかったり、ことあるごとに点数をつけるので、正直良い性格してるな…wという印象でした。
しかしチャプター4のガールズトークで「独占欲」という単語が出たので「何だって…!(ガタッ!」となりました(大好物
人は見た目が9割というのは本当にそうですよね。第一印象はすごく大事だと思います。
ほぼ記憶はないものの、昔はスラム育ちで全然違う見た目だったというヘルベチカ。サウリ先生に拾われて今の容姿と生活を手に入れたんですね。
そんなヘルベチカを元の場所に戻そうと昔の仲間が過激な行動に出ます。
ヘルベチカが今の自分と過去の自分、どちらを選ぶかが重要なポイントかなと思いました。
自分が2人いるってどんな感じなんでしょうね。新しい自分を作ったのはヘルベチカ自身だから、ふとした瞬間に本当の自分って何だろうとかすごくあやふやな気持ちになりそうだな・・とぼんやり思いました。(周りから認めてもらえないと自信を持てないというか…)
ヘルベチカに対してエンディング付近で何度もテウタが名前を呼ぶのが、うまく言えませんが何となく「貴方はヘルベチカだよ」と居場所を明確にしてくれているようで印象的でした。
格好いいところも悪いところもまるっと受け入れてくれるテウタに、ヘルベチカは精神的にかなり救われたのではと思います。
SideBではとあるすれ違いからうまく話せなくなってしまいますが、1人テウタの部屋で彼女のことを思うシーンが良かった…
のですがアダムの”僕達の失恋”という言葉に色々吹っ飛んで行きました\(^o^)/
ぼぼぼ僕達…!じゃなくてアダムはやはり!分かっていたけれどテウタのこと好きだったんだね…!となりました。
失恋しても即座に幸せならいいと言い切れるイケメンっぷりに爆発しました。イケメンすぎる(語彙力ない
5人クリア後
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全員のルートが終わった後、ああ終わったーと満足感に浸っていたら、真相的なお話が解放され「そうだった!ルイ・ロペス関連がまだだった!」と我に返りました(笑
それだけそこまでの満足度が高かったんですよね・・w
2つのストーリーが順番に解放され、ここまで謎に包まれていたルイ・ロペス関連とテウタの兄についての真実が明らかになります。詳しいネタバレは避けさせて頂きますが、個人的には2つ目のお話で本っっっ当に衝撃を受けたので、是非プレイして確かめて頂きたいです!
終わった後に虚無になるような、ジワッと来るようなあの気持ちを誰かと分かち合いたい(何だ
気になって寝不足の中一気に最後までプレイしてしまいましたよ・・!
そんなものすごい引力と魅力に溢れた作品でした。
個人的レビュー
バスタフェの好きなところ
キャラクターが良い!
個別ルートに入った途端、他のキャラクターが絡まなくなる乙女ゲームも多々ありますが、本作はがっつり仲間達が関わってきてくれる点がGoodでした。家族最高。
共通ルートのワイワイ感そのままに個別ルートも楽しめました。
ヒロインが良い!
ヒロインテウタの向上心があって常に前向きなところが好きです。
ボイス付きなのも個人的にポイント高し。
凝った演出面!
体験版の感想にも書きましたがムービーや背景が美しい!
あと細かい演出ですが、テウタの後ろ姿立ち絵がある点が個人的に良かったです。物語・ドラマを眺めているような気持ちになれて物語に没頭できました。
バスタフェに物申したいところ
選択肢ジャンプに難あり
現在の章に次の選択肢がない場合、章をまたぐスキップはできません。未読ポイントまで飛ばしてくれて良かったですよね。
既読スキップ中も背景のガヤボイスなどが飛ばせないので、好きなところで挙げた「凝った演出面」が裏目に出ているなと思いました。
台詞を画面タッチで送れると良かった
セーブや選択肢は画面タッチでできるのに、台詞送りはボタンでないとできないのが謎でした。
私はボタンより画面タッチ派なので対応して欲しかったなーと思います。
総評
ストーリー : (4.5 / 5)
グラフィック : (5 / 5)
音楽 : (4 / 5)
システム : (4 / 5)
ボリューム : (4 / 5)
総合評価 : (4.3 / 5)
個別ルートは1人2時間位で終わるボリュームでした。
誰の個別ルートに入ったかにより、 新人賞イベント・チャプター4でのテウタの好きなタイプの話・水着イベント・猫の名前などが変化します。
お話の方はサクサクと進みます。若干アレッ?とあっけなく感じることもありますが、無駄に引っ張らない点が個人的に好印象でした。
まとめ
最後に
いやー面白かった!
『SideKicks!』の時にも文化放送エクステンドさんの謎の技術力に感動したものですが、本作はムービー演出・イラストの綺麗さ等々全てが数段パワーアップしておりました。
SideKicksの感想に30点くらいと書いた(酷い)糖度も個人的にはばっちりでしたが、恋愛を抜きにしても普通に面白かったなと思います。
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とりあえず2019年最後に良い作品をプレイさせて頂いたなぁという満足感で一杯です。
文化放送エクステンドさん、素晴らしい作品をありがとうございました!これからもご活躍に期待しております。
余談ですが、Chapter1を無料でプレイできる体験版が配信されておりますので、気になるよーという方はまず体験版をプレイされてみると良いかもしれません。
本日もお付き合い下さりありがとうございました!
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