こんにちは、モッチです!
いつも遊びに来て下さりありがとうございます。
本日は「帝國カレイド -革命の輪舞曲-」のフルコンプ感想を、作品紹介 → 個別ルート感想 → 個人的レビュー → 総評 → まとめの順に書いていきたいと思います。
・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
・少々辛口感想を含みますのでご注意下さい。
本日もよろしくお願い致します。
目次
作品紹介
本作はイラストが好みだったこと、個人的にOPの歌がツボにはまり、購入を決めていた作品でした。
発売日が近付いた折、ファミ通のレビューでなかなか例を見ない低評価を叩き出したことに衝撃を受け、実はしばらく購入を迷ったのですが、それでも気にせず楽しみたいという前向きなフォロワー様方に心撃たれ特攻することを決めました。
昔から「大丈夫?ファミ通のレビューだよ」と言いますしね(言わない
帝國カレイド -革命の輪舞曲-とは?
元々はスマホアプリとして配信されていた「帝國カレイド-万華の革命-」のVita移植版です。
スマホアプリということでボリュームは控えめで、1キャラにつき2時間位で攻略可能でした。
現在はPCのSteam版・Switchダウンロード版も配信されており、様々な機種でプレイ可能です。
ストーリー概要
田舎で素朴ながらも幸せな生活を送っていた主人公・香坂天音は、突如、帝國を治める兄・天崎奏嗣の元へと呼び戻されることに。
わけもわからず連れて来られた中央都市には、華やかで、心躍る光景が広がっていた。
豪華絢爛な王宮の生活の中で、主人公は中央都市の光と影を知ることになる。
優しかった兄の変貌、暗躍する裏の組織……。
少女の身に降りかかる宿命と、その恋の行方は。
引用元: http://teikale.operahouse.co.jp/
ヒロイン紹介
主人公:香坂 天音
田舎育ちで世間知らずの心優しい少女。
ある日突然、最高権力者である兄・天崎奏嗣により 帝國の中央都市へと呼び戻される。
引用元: http://teikale.operahouse.co.jp/
攻略キャラクターとおすすめ攻略順
主人公の兄である「天崎 奏嗣」は個人的に最後がいいかな?と思いますが、それ以外は好きな順番で問題ないと感じました。
丹波 桐己 | CV:柿原 徹也 |
吉峯 螢 | CV:増田 俊樹 |
世良 皇一朗 | CV:江口 拓也 |
渡川 景光 | CV:豊永 利行 |
天崎 奏嗣 | CV:津田 健次郎 |
個別ルート感想 (ネタバレON/OFFボタンあり)
好感度でルート分岐するのではなくプロローグ後に1人を選んでスタートする方式でした。
ストーリーはお嬢様として何不自由なく暮らしていた主人公が、突然現れた兄からの使者によって問答無用で兄の元へ連れて行かれるところからスタートします。
その後誰の個別ルートに入るか選ぶことになります。
実は私、攻略順はゲームを少し進めてキャラ達の印象で初回ルートを選ぶことが多かったので、キャラ達が出てこないうちからルート選択になった時はoh…となったのは内緒です(
丹波 桐己 CV:柿原 徹也
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喫茶店の店長さん。
真面目な人かと思いきや思いのほかチャラくて驚きましたw
最初の兄との面会シーンが回想だったので、そこはしっかり見たかった…!と思いましたが、後の世良さんのルートではちゃんと面会シーンがありホッとしました(笑
基本優しく、世間知らずな天音ちゃんをからかいつつも良く助けてくれます。
心配しているようで何か裏がありそうだなと思っていたらやはりというか、実は革命軍のリーダー的な存在で、中盤で彼女を利用しようとしていただけ、と冷たく告げられます・・が本心ではなさそうです。
最初から最高権力者の妹と知って近づいたのかな?と思ってましたがそこは偶然だったようです。
うまく表現できなくて申し訳ないのですが、何度か登場する冷たい態度の時が本当に冷たくて!あんなの言われたら心が折れるわ!と思うレベルでしたww
丹波さんと和解した後の天音ちゃんは兄との間で迷いつつも、民の暮らしを良くしようと奮闘する丹波さんの革命軍につくことを決めます。
あまり抵抗しない感じの兄さんの態度が最初からこれを狙ってたのかな?といった感じで気になりました。後の兄さんルートで明かされるかな?と思います。
エンディングはハッピーとノーマルの2種類でした。
ハッピーエンドで天音ちゃんとの仲を店の常連さんたちにからかわれて、うるせぇ!となってる丹波さんは可愛かったです。
2人で喫茶店経営って良いですね…ロマンですね!(何
しかしラストはデジャヴを感じました。隼人さ(略
しかし行方不明の兄さんのことを思うと非常に後味が悪かったです・・
ノーマルエンドは切ない終わり方でしたが割としっくり来ました。
丹波さんの優しさが身に沁みて好きでした。
吉峯 螢 CV:増田 俊樹
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兄が滅ぼした国の王子で捕虜のような扱い。
螢君のルートは個人的になかなか面白かったです。
仇の妹ということで勿論最初は冷たく接してきますが、外国語とダンスの授業を通して割とすぐに打ち解けます。
天音ちゃんにも割と早い段階で好意を抱いていて、外出時には「あいつ喜ぶかな」と持ちきれないくらいのお土産を買って帰る姿に和みました。
2人でもじもじしながらダンスの練習しているのもかわいかったです。
歳も近いせいか天音ちゃんも割と遠慮なく、等身大の付き合いで良かったですね。
螢君の祖国が裏切らなかったら実は2人を結婚させる予定だったとか、実は初恋の相手だったとかもう運命としか言いようのない関係で・・!
ハッピーエンドでは割とお話が綺麗にまとまっていた上、結末も大団円的で良かったです。
しかしこれ、天音ちゃんの結婚が決まったというのは嘘で、初めから螢君を焚き付けるのが目的だった…という解釈で合ってますかね。
兄さんなりに螢君の境遇には責任を感じていて、幸せになって欲しかったのかな、なんて思いました。
後日談での兄の立場とか現在の最高権力者の名前とか、気になる言葉がちらほら出てきて「ん?」となりましたが(笑
今までで一番乙女ゲームらしく、螢君の優しさに心が洗われたルートでした。
世良 皇一朗 CV:江口 拓也
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寡黙な護衛。
元々は天音ちゃんのお父さんに仕えていたそうで、天音ちゃんの護衛としていつも傍にいます。
最初は話しかけても言葉を返してくれなかったりしますが、後に人と接するのが苦手で不器用なだけと判明し微笑ましいなと思いました。
打ち解けてからは大変優しく、ぐいぐい行く天音ちゃんとたじろぐ世良さんという関係性が良かったです。
実は世良さんは天音ちゃん兄を最高権力者としてふさわしくないと思っており、兄が最高権力者の血筋ではないことを武器にその地位から下ろそうとしていました。
そして天音ちゃんに最高権力者になって欲しい、と告げるくだりは少し急だなと思いました。
時間がないのは仕方ありませんが、それは簡単には決断できることではないですよね。
あまり背景が語られていない所に事実が語られるため、「そうだったの…?」と理解するしかない部分があり少し感情移入がしづらかったです。
ハッピーエンドでは天音ちゃんが最高権力者になり、世良さんがそれを支えて行くことになります。なりますが…
全てを牛耳っていた大臣の問題が解決していなくてモヤりましたw
恋愛面は控えめでエンディングからやっとスタートといった感じでしたね。
渡川 景光 CV:豊永 利行
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兄の側近で幼馴染。
小さい頃は兄と3人で仲良くわいわい遊んでいたようです。
穏やかで優しい性格ですが意外と有無を言わさない面があり、実は裏があって豹変するのかなと思っていたらそんなことはありませんでした。
天音ちゃんの教育係となり、いつも一緒にいます。
最初から好意的だったのでいつ好きになったのかな?と考えていましたが、きっと小さい頃から好きだったんだろうと思います。
兄の側近というのは表向きの姿で、実は腐敗した日本を変えるために革命軍と組んで無血革命を起こそうとしていました。
他のルートで彼が革命軍側だと既に分かっていたので驚くこともなく、全体的に淡々とお話が進んだ印象でした。
兄が最初から渡川さんに天音ちゃんを託すつもりだったというシーンでは兄…!となりました。散々な目に遭っていますが兄いい人なんですよね。
ハッピーエンドでは渡川さんが最高権力者となって国を建て直し、天音ちゃんはそれを傍で支えていくお話でした。
丹波さんのエンディングで、革命が成功した後も丹波さんが普通に喫茶店にいたので、あれ?国のトップは誰なのかな?と密かに気になっていたのですが、実は渡川さんがトップになっていたのかもしれませんね。
ノーマルエンドは革命が失敗し、大臣達によって渡川さんと天音ちゃんが指名手配されてしまい海外に逃げることに。兄が守ろうとした国を守りきれず悔しい終わり方でした。日本終了ですね。
しかしこのエンドの渡川さんの第一声「大臣が生きていたんだ…!」にはおぉい無血革命じゃなかったのかよ!と心の中でツッコミを入れてしまいました。
なんで暗殺に失敗したみたいになってるのww
天崎 奏嗣 CV:津田 健次郎
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天音ちゃんの兄で国の最高権力者。
昔は優しかったようですが現在は冷徹な性格です。
唐突に田舎から呼び寄せた天音ちゃんに対し、どこに出しても恥ずかしくない完璧な淑女となり他国へ嫁ぐよう言います。
最初にこの話を読んだ時はあまりにも理不尽だなと思いましたが、これにはちゃんと理由があり、天音ちゃんのことを思っての行動だったと他のルートでも明かされます。
更に実は血が繋がっていない義理の兄なのですが、この辺りの設定を主人公である天音ちゃんは知っているのにプレイヤーには全く説明がないので「!?」となるんですよね。そこのところ詳しく!って感じでした
しかーし!!
このルートで細かいところは明かされるのかと思いきや、どういった経緯で義理の兄になったのかとかは結局明かされませんでした。
そこが気になるんじゃー!
私が読み損ねただけだったらごめんなさい。
兄は国の癌達を強硬策で一掃させた後、自分も革命軍に討たれるつもりなのかなとか、妹のことはせめてこの先困らないように教養を付けさせたり、平和な土地で結婚させたりするつもりなのかなーという考えなのかな?と思っていたら割とその通りでした。
唯一驚いたのが革命軍の長が兄ちゃんだったことでしょうか。
全ては妹の幸せを想ってのことで、そのためなら悪にも徹するというお兄ちゃんは切なかったですね。
ハッピーエンドでは革命軍の長として、これからも国のために働く兄ちゃんを恋人として支えていく、というお話でした。
しかしガチで恋愛があったのは驚きました。長年離れていたし血は繋がっていないとはいえ兄を恋人として見れるのか…は突っ込んではダメですね。
ノーマルエンドでは兄の気持ちを汲み強く生きることを決め、街で働いて暮らす傍ら革命軍としても活動し、国の行く末を見守るというものでした。革命軍の仲間として渡川さんや保護者代わりの仕立て屋さんも居てくれるし、個人的にはこちらの方がしっくりきました。
…というお兄ちゃんルートでしたが個人的にはイマイチだったかな…といった感じです。
天音ちゃんを大切に想うお兄ちゃんは良かったんですが、いかんせん基本的な設定部分の描写不足が気になってしまいはまりきれませんでした。
個人的レビュー
結論から言うと「普通」
結論から言って、面白いかと聞かれると「普通」という評価に落ち着きました。
決してつまらない訳ではないのですが、特別面白いという訳でもなく、日本の大正時代を舞台としているので独特な設定や世界観があるという訳でもなく、特筆すべき点が見当たらないので普通と評しました。
逆にいえば尖った部分がないので取っつきやすいとも言えます。
システム面が快適
システム面はスキップがとても早くて快適でした。
全てのゲームがこれ位速ければいいのに…とすら思います(笑
プロローグの後、個別ルート全15章構成ですが、大体1キャラ2時間位で終わると思います。
ただ私はせっかちなもので、文章をささっと読んでしまったり、読み終わったらボイスも途中で飛ばしてしまったりするので、ゆっくりプレイされる方はもっとかかると思います。
シナリオ面は少し残念
シナリオについては若干ツッコミどころが満載でした。
個別感想にもちょこちょこ書かせて頂いていますが、説明不足な点が多くて若干不完全燃焼かもしれません。
そんな中でも螢君ルートは割とそう感じることが少なく、私は楽しめました。
あとこれはアプリゲームだった名残だと思いますが、章の区切りが若干おかしなところで切れるのが気になりました。
大体こんなところでしょうか…
何だか不満点が多くなってしまいましたが大正の雰囲気はばっちり出ていたので好きな方は好きだと思うのと、イラストはとても綺麗でした。
総評
ストーリー : (2.5 / 5)
グラフィック : (4 / 5)
音楽 : (3 / 5)
システム : (4.5 / 5)
ボリューム : (3 / 5)
総合評価 : (3.4 / 5)
キャラクターごとに3曲ずつテーマBGMやアレンジのBGMが存在し、雰囲気に合っていて良いなと思いました。
BGMは大事ですね。
まとめ
ということで若干辛口感想になってしまいましたが・・
どのルートにもハッピーエンドとノーマルエンドがあり、ノーマルエンドは一見バッドのように見えて希望が持てる終わり方になっている点が好きでした。
と、こんな感じですが帝國カレイド!なんだかんだいって楽しみました。
自信を持っておすすめできるかと聞かれるとNO!と答えますが(失礼)、上記総評を踏まえた上で細かい事は気にしない!という方や気になるキャラがいる!という方は特攻してみてもいいかもしれません。
ともあれ、ここまでお付き合い頂きありがとうございました!
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