こんにちは、モッチです!
恋愛要素のあるRPG『Potion Permit』のSwitch版をクリアしましたので、感想を書いていきたいと思います。
どんなゲームか気になっている・面白いのかな?と疑問に思っている方の参考になれば幸いです。
それでは、よろしくお願いいたします!
作品紹介
『Potion Permit』とは?
『Potion Permit』は自然豊かな村でのんびり薬師ライフを楽しむ生活系RPG!
人々との交流・恋愛や採取・釣り・料理・薬の調合など、さまざまなコンテンツを楽しみながらスローライフを送ることができます。
現在のところ対応機種はNintendo Switch / Steam(PC)/ PlayStation4 / PlayStation5で、価格は1,980円。
ダウンロードコンテンツが同梱されたデラックスエディション(3,980円)も発売されていますが、全て自宅に飾る装飾アイテムのため、普通に遊ぶだけなら通常版でOKです。
主人公の性別が選択可能&住民と恋愛可能と聞き、個人的に気になっている作品でした!
村人が辛辣すぎる!?前途多難な薬師ライフ
都から派遣された見習い薬師として自分の足で薬の材料となる素材を集めてクリニックを訪れる村人を治療していくのがゲームの目的です。
物語の舞台は自然豊かな村「ムーンベリー」。プロローグは見習い薬師の主人公が電車に乗って、村へと派遣されてくるところから始まります。
しかしムーンベリーの住民たちは、とある事情から都の人間や薬師にいい感情を抱いておらず、最初のうちは主人公もかなり手酷い扱いを受けることに……
「こんな奴」呼ばわりは日常茶飯事ですし、手配された自宅もクリニックもボロボロ。極めつけは普通に会話すらしてもらえない有り様。私が何をしたって言うんだ。
しかし鋼メンタルな主人公は降りかかる困難を恐れず、勇敢に立ち向かっていきます。
そんな主人公の頑張りに感化され、次第に村人たちにも変化が……というお話です。
序盤の村人たちの態度がちょっと辛いかもしれませんが、マイナススタートの作品は逆に考えたら良くなるしかないわけで、のちに好感度うなぎ上りなサクセスストーリーが楽しめるのが魅力かなと思います。
住民たちの信頼が得られた後は、穏やかな緑に囲まれた村で、のんびり薬師ライフを送れるのが楽しいポイントでした。
恋愛対象の住民は6人!
恋人になれるのは現在のところ男女3名ずつの計6名。なんと性別関係なく全員と恋人になることもできます。
結婚はできないものの、恋人になるとセリフが変化しデートが可能になります。
正直独身の方は全員対象かと思っていたので、意外に少ない!?と驚きでした。追加アップデートとか来るといいなぁ。
知らずに幅広く好感度を上げていて「えっっ!?ルケさん対象じゃないの!?」と動揺したのは内緒です。
好感度は3段階あって、3回イベントを見ると告白できるようになるんだ!
レアノさんのイベントでは釣りを極めていく必要があるよ!
作品の特徴
ストーリーはクエスト形式で進行
ストーリーは画面右上に表示されるクエストをクリアして進んでいく形式。
クエストが表示されていない時は住民と会話したり、行ったことのない場所を探索したりすることで新しいクエストが発生します。
特に期限はないので自由に冒険を楽しんでみましょう。
薬師としてクリニックを訪れる住民を治療
自宅となりにあるクリニックには体調不良を訴える人々が入院してきます。
患者来院を告げるサイレンが鳴ったらクリニックへ向かい、まずは患者の診察を行いましょう。
診察はミニゲーム形式で、見本の順番を覚えてコマンドを入力するゲーム・飛んでくるバイキンを避けるゲームなど全4種類。
診察を終えると症状と必要な薬が判明し、自宅で薬の調合&患者への投与を行えば治療完了です。
なお、患者の治療には期限が設定されており、入院から4日以内に治療できればOK。
できなければ主人公の代わりに村の治療師・マテオが病気を治してくれますが、住民たちからあなたへの信頼度が低下して塩対応に逆戻り。
4日という期限は材料さえ揃っていれば余裕なので、焦らず対応しましょう。
フィールドを探索して素材を採取しよう
村の外に広がるフィールドでは自由に素材集めができます。
採取に必要なのはスタミナと採取道具。道具は斧・鎌・ハンマーの3種類で、アップグレードすることで、より少ない回数で採取が可能になります。
ちなみにフィールドにはモンスターも存在しており、採取同様Yボタンで攻撃・Bボタンで回避が可能。
採取道具を扱う際にはスタミナを消費し、なくなると採取も攻撃もできなくなってしまうので注意しましょう。
スタミナが尽きたら自宅で休む・村の銭湯に入る・料理を食べることで回復が可能です。
私の場合、朝一に患者がいるときは治療・いない時は採取へ出かけ、スタミナが尽きたら銭湯に入る→村人と交流するサイクルで活動していました。
朝早い時間帯は、寝ている住民が多め。ひととおり採取を終えたあたりで挨拶回りすると丁度いいかも!
薬を調合しよう
薬の調合はパズルのような枠に素材(ピース)をはめこんで行います。
雰囲気はちょっぴりアトリエシリーズに似ていますが、指定の投入回数内に全ての枠を埋めないと薬が作れないので、やや難易度は高め。
また素材ごとにピースの形が固定で回転等はできないため、色々な形の素材を持っておくと成功させやすいです。
全てのレシピは5回ほど作るとレシピ登録できるようになり、以降ボタン1発で作れるようになります。
ある程度物語を進めると作った薬を自宅で売れるようになり、金策の1つとして重宝することになるでしょう。
村人の好感度を上げよう
好感度は1日1回の会話&プレゼント、または治療に成功した際に上昇します。
1日に上げられる量に限りがあるので、目当てのキャラの元へは毎日通いたいところ。
プレゼントとして使えるアイテム「ムーングローブ」は、人々からの依頼や治療をこなすことで入手できます。
序盤こそ貴重品ですが、親しい住民が増えればガンガンイベントが発生し、中盤以降は余裕が出てくるので、気になるキャラにはどんどん渡してOKです。
覚えておくと良いポイント
セーブは自宅ベットでのオートセーブ形式
本作は自宅で寝た際にオートセーブされます。
セーブしておいて複数のキャラの告白イベントを見たい時は朝一で行うことをおすすめします。
トラベルポイントを解放しよう
フィールドの各地には「トラベルポイント」と呼ばれるスポットがあり、1度調べたポイントへはマップから瞬間移動が可能になります。
フィールドでは大体エリアの入り口と中腹あたり、村の中には自宅隣・広場の左隣・ビーチ入口の3か所に配置されているので、真っ先に解放しておくと良いでしょう。
NPCが見つからない時の探し方
本作では「あのNPCと話したいけどお店や家にいない…」なんてことがしばしばあります。
そんな時は満腹状態のペットに話しかけて「NPC」から目的の人物を選ぶと、そのNPCの場所まで走って誘導してくれるので活用しましょう。
というかマップで村人の場所をアイコン表示してくれたらいいのに…
仲良くなった住民にはちょっとした特典あり
親しくなった住民は自宅内入口左のノートからブロマイドが見られるようになります。
等身高めのイラストが見られるので、ドットキャラだと分かりにくかった部分がはっきり見られるのが嬉しいポイント!
こんな姿をしていたのか…と推し住民の新たな魅力を発見できるかも。
個人的レビュー
『Potion Permit』の良かった点
個性豊かな住民たち
最初こそ主人公に好意的な住民は少ないですが、仲良くなるといろいろな一面を見せてくれます。
恋愛に目が行きがちですが、全住民との間に好感度イベントが用意されている点が良かったです。個人的にネコチャンにまでイベントが用意されていたのがポイント高し!
きれいすぎるドット絵
ほんわかした雰囲気のドット絵がアニメかな?と思う位ぬるぬる動きます。
タイトル画面からオオッと驚かされることでしょう。
『Potion Permit』に物申したい点
移動がめんどくさい
各地に配置された看板の場所へマップ画面から瞬間移動が可能とはいえ、その看板自体が絶妙に足りなくて正直不便でした。
よく使う銭湯・鍛冶屋・家具屋・市役所は最低限配置して頂きたいところ。
常に素材不足
これは仕方ないのかもしれませんが、1日に手に入る素材の量が限られているため、金策のために毎日調合すると不足しがちに。
採取数を1オブジェ=1個ではなく複数個採れるようにするか、決まった地域にペットや人を派遣して、採取をお手伝いしてもらえるシステムがあれば良かったな、なんて思います。(アトリエの便利機能に慣れすぎている)
余談ですが、最初のエリアで採れる素材もクリア後までずっと使えるので、採取は毎日コツコツ行っておくのがおすすめです!
『Potion Permit』がおすすめの人
毎日NPC1人1人に話しかけるのが苦にならない人
村人たちはそれぞれのルーチンに沿って行動するため、探し回るのがちょっと大変です。(満腹状態の愛犬に居場所を教えてもらうことはできる)
見かけた人に挨拶するくらいが気持ち的に楽です。
作業が好きな人
新しい設備や採取道具を作るために大量の木材・石材・お金が必要になり、基本的に毎日同じフィールドに出て採取を繰り返すことになります。
毎日同じ場所を同じルートで回るのは楽しい……ですが、飽きが来ることも。
個人的に苦にはなりませんが、作業ゲーが苦手な人にはキツイのではと思いました。
男性キャラ3人分だけ恋愛イベントを見た感想
ささやかなやりとりがかわいくて全員萌えました!
がっつり恋愛ではなく、付き合いはじめのキュンとする感じがギュッと詰まっていてとても良かったです。
以下、ほぼマテオの感想ですが(オイ)内容のネタバレを含むため伏せます。
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マテオ:1番デレないおじさん。
薬師のいない村を治療師として支えてきた功労者。人一倍薬師が嫌いなので最初の頃は散々な対応です。
1人だけ森の外れに住んでいるので会いに行くのが少々大変で、夜に20時に思い出して街からダッシュするも間に合わず。寝るの早いよ!まだ21時だよ!?
「確かに手伝いは依頼したけどなんでお前が来る!?」と罵られつつ押しかける鋼メンタルの主人公。普段温厚(に見える)主人公が押せ押せだったり、怒ったりするのが面白かったです。
最初のうちは「お前…!」と思ったりもしましたが、最後にはかわいいおじさんでした。
マテオのストーリー、ドラマチックでおすすめです!
レイナー:直球系お兄さんが好きな人におすすめ。
主人公に軟膏を塗ってもらってから、主人公のことが頭から離れなくなり、「胸が熱くなる…これって病気?」となってしまうレイナーさん。終始かわいくてニヤニヤが止まりませんでした(オイ
シャオ:忙しすぎる公務員的ポジションのお兄さん。
3人の中で1番手馴れてる感じがする(偏見
そしてデートの時、1番ラブラブしているように見えました!
ゲームセンターでのタロットカードのイベントが好きで、告白の時にその話を「気にしていなかった」的に言われてショボンとなったのは内緒の話。組み合わせ的には1番好きな2人です。
総評
- ストーリー : (3.5 / 5)
- グラフィック : (5 / 5)
- 音楽 : (4 / 5)
- システム : (3.5 / 5)
- ボリューム : (4 / 5)
総合評価 : A
ストーリークリアまでのプレイ時間は10~15時間ほど。
クリア後も普通に生活を送れるので、住民の好感度上げ&イベント回収などを極めるならかなりの時間遊べそうです。
昨今ここまで主人公に辛辣な作品は珍しく、もう悲しみを通り越して逆に面白くなってくるレベル。
患者を治療していくと割とすぐに信頼度が上がり、ほとんどの住民は普通に会話してくれるようになります。掌を返しやがって……と思いつつ、嬉しさを隠せない自分(笑
さらに親しくなると相手の方から挨拶してくれるようになり、嬉しさは倍増。
しかし、ようやく村の一員として認められたんだ……と油断してるとイベントシーンで「やっぱり薬師なんて(ヒソヒソ)」をくらうこともあり、「そうだった、この作品はこういうゲームだった」と思い知らされることも。信頼はもろく儚いのです。
まとめ
『Potion Permit』の個人的感想をまとめると以下のようになりました。
不便な点もありますが、個人的にはめちゃくちゃ面白かったです!
初期の住民が感じ悪すぎてゲーム界クソ村選手権(そんな大会ないから)に参加できるレベルですが、「ルーンファクトリー」等が好きな人にはおすすめできるんじゃないかな?と思います。
長くなりましたが本日もお付き合い下さりありがとうございました。
サーフ村(ワイルドアームズ1) … 村の子供の命の恩人である主人公を追放してくる村。PS2版では住民たちと和解するイベントも追加されている。
紅霞市(月影の鎖) … 理由はあるものの、17歳の少女1人に向ける悪意がすごい。どこかで見かけた↓このAAが秀逸すぎる。
全てお前が悪いんだ!
\そうだそうだー!/
お前なんかこの島から出て行けー!
\そうだそうだー!/ \出て行けー!/
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