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モナーク/Monark クリア感想【ネタバレON/OFF有】

こんにちは、モッチです!

『モナーク/Monark』を無事クリアしました。
やりこみ要素系はまだ手つかずですが一旦感想を書いていきたいと思います。

少し辛口な部分もありますが、それでも良いやという方だけお付き合い頂ければ幸いです。

・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。

目次

作品紹介

ダークな雰囲気のRPG

エゴに従え、狂気を統べろ。
4つの結末に導く運命のバディたちと共に、あなたのエゴと狂気を糧とする悪魔のちからで戦うRPG。

引用元:https://www.monarkgame.com/

キャッチコピーに『狂気』とあるように、非常にダークな雰囲気のRPGです。
後述しますがホラー要素もあるので苦手な方は要注意。

紹介だけ読むとマルチエンドのように思えますが違います。

戦闘はキャラクターを移動させて戦うSRPGのようなシステムでした。
機種はSwitch・PS4・PS5・PC版があります。

ストーリー

ふと、あなたが目を覚ますと――

そこは不思議な力場で外の世界から孤立してしまった新御門学園。

――精神を狂わせる謎の霧
――異界に通じる不思議な電話
――エゴで異能をふりかざす七人の悪魔契約者

狂気。異常。暴力。理不尽に抗うために、
あなたは己のエゴと狂気を糧とする悪魔のちから「虚飾の権能」を手にする。

学園の異常事態を解決するために発足された「真生徒会」。
その副長となったあなたは4人の候補から「バディ」を組み、
学園を元に戻すため理不尽に抗っていく。

そして、あなたは■■■と■■の■をきっかけに、
運命の分岐路に立たされる。

結末に向かうその運命を誰とともに歩むのかを――。

引用元:https://www.monarkgame.com/

個人的レビュー

モナークの良かったところ

探索パートの怖さ

学園内で霧が満ちている所に乗り込む探索パートがなかなかの怖さでした。
無音で電子音だけが響く薄暗い空間にぼんやり佇む狂った生徒達。

時折デスコールという電話(出てしまうと強敵と戦闘になる)がかかってくるのですが、その際近くに生徒がいると赤い目を光らせながらふらーっと寄ってくるのが本当に怖かったです…

近くまで来るとギャーッと叫ぶのも辞めて欲しい。叫びたいのはこっちですよ!

デスコールはあらかじめ発生源を断つことでかかってこない状態にも出来るので、ドキッとしたくない方は最初に潰しておくべしですね(´・ω・`)(面倒でそのまま突撃した結果怖い目に遭う奴

独特の戦闘システム

敵が強めなので頻繁にフリーマップでレベル上げする必要があり。
レベル上げに必要なスピリットの要求量が多く、とにかく回数をこなさないといけないのでなかなか大変です。

効率良く周回する方法を知るまでは地道にキャラを動かして敵を倒して…とやっていましたが、初期配置から動かず全体攻撃で一掃できるようになってからは楽になりました。

【レベル上げ1ターン周回手順】
主人公で全軍共感 → なるべく味方が範囲に入るよう広域精神発熱 → 色欲で転身回路・修羅または不惜身命 → 主人公にリオーダーして権能否定(全滅防止) → 全体攻撃(影凍ル枯園)

主人公の能力である『共感』が面白いんです。
使うと主人公と味方がリンクした状態になり、味方にかかったバフは主人公にもかかるといった具合に全員その恩恵を得られるんですね。

『全軍共感』で最大6人と共感した後に範囲バフを撒くことで、一気に全員の能力を最大まで高めることもできてしまいます。

その反面バフが切れるまでのターンが早まったり、1人が状態異常にかかると全員がかかって一瞬で壊滅状態に陥ったりとデメリットもあり、ただ強いだけではないところも良かったです。

共感中にリオーダー→発狂→主人公の攻撃で全員死亡とかあるあるでした(笑

早い段階でいくらでも強くなれるシステム大歓迎なのと、少しずつ強くなる過程が好きなので私は苦になりませんでしたが、同じ作業の繰り返しが苦手な方には辛いかと。

1章攻略にかけたプレイ時間13時間の内、10時間は多分レベル上げしてたと思います(オイ

個性豊かな歌曲達

OPの『ニヒル』が好みだったので即CDを予約購入。
しかしいざCDで聴いてみると好みの曲が少なく、ちょっと期待しすぎたかな‥というのが最初の感想でした(すみません

しかし!いざゲーム中で流れるとどの曲も素敵で好きになりました。
戦闘に時間がかかる分ゆっくり聴けるので、SRPGとヴォーカル曲って相性いいんだなぁと新発見。

ヴォーカル曲は主に契約者とのボス戦で流れ、戦闘前に流れ始める→戦闘という演出がアツかったです。

特に良かったのが各キャラのテーマ曲。
館君戦はノリノリで格好良いし、信哉君とこころちゃんの一見これ本当に戦闘で流れるの?というような静かな曲も、戦闘シーンにマッチしていて素晴らしかったです。

ただ強欲戦のイントロだけは何度聴いてもダサかった(好きな方本当にごめんなさい
ストーリー的にものすごく盛り上がる場面で流れ始めるあのイントロよ…何であんな怪盗参上!みたいなノリなん…

モナークに物申したいところ

ストーリー展開が唐突

ストーリーが面白いか?と言われると…正直最初のうちは微妙でした。
全体的に説明不足なのでそうだったの?となることしばしば。

話の始まりからして、いきなり学園に霧が発生して異界・契約者など謎の話が始まるので、何?私何か読み飛ばした?と焦ってとりあえず公式ホームページを見に行きました(笑

主人公が記憶喪失の状態で、いきなり登場した妹の千代ちゃんにも今いち実感がわかず。
その割に結構重要ポジションなので、中盤位から私の気持ちは異界に取り残されていました(何

正直最後まで学校の名前も覚えられませんでした。

台詞回しが苦手

登場する人々(特に契約者)の台詞が抽象的というか回りくどいと言うか、何を言っているのか意味が分からないことがしばしばありました。

何というかキャラが話しているというより、会話中の8割位は制作陣からのメッセージを投げかけられているような気持ち。

キャラクターに創り手さんの情熱が乗るのは当たり前だと思うんですが、直球すぎると言いますか‥、個人的には台詞っぽくないような違和感を感じて好みではなかったかな。

多分製作側と私のひねくれたエゴがぶつかり合ってる(意味不

システム面で不便なところが多すぎ

純粋に不便なところが多すぎました。

①回復のためにわざわざ保健室に行く必要がある
→拠点で回復させてほしい。もしくは拠点に戻った時点で全回復してほしい。

②イベント発生中はファストトラベルが使えない
→長い道のりを無駄に歩かされるのがただただ不便。

③フリーバトルで大量に手に入る装備を一つ一つ手動で分解しないといけない
→一括で分解させてくれ…

④スキルによってターンの概念が異なる
→1回行動=1ターンと数えるものと名前通り1巡で1ターンと数えるものがある。
バフの残りターンが分かりにくすぎたので前者は残り:1行動みたいに記載して欲しい。

ストーリー感想【ネタバレON/OFF有】

主に個別ルートの感想

その他小ネタなど

敵も味方もみんな骨

カスタマイズ前の状態

敵も味方も骨しかしません(本当に

味方の骨こと『眷属』は顔や髪の毛の色、声などある程度カスタマイズでき、一緒に戦ううちに何となく愛着がわきますが・・うーんやっぱり骨!

主人公と眷属達だけで出撃すると、勝った時に傅いてくれるのが率いてる感があって好きでした。

色欲、怠惰などタイプによって覚えるスキルが異なり、戦闘では非常に頼りになります。(むしろ人間より強い

味方眷属のお話ですが、ストーリー開始時点でまず1体。その後は特定のタイミングでその時点で1番高いパラメータの眷属から加入していきます。

私の場合、仲間になった順番は『色欲→傲慢→憤怒→怠惰→暴食→嫉妬→強欲』でした。

色欲ちゃんの魔法攻撃が強すぎるので最初に来てくれて本当に良かったなと思います。

…というより色欲ちゃんがいないとレベル上げの効率がグッと下がるので、早い段階で仲間入りするか否かで難易度が大きく変わりそうだなと思います。

敵は本当にただの骨ですが、ボイスタイプの違いで個性があるのがちょっと面白いです。
怠そうな子が好き。

モナークのデザインについて

ボス戦で登場する敵モナークは一人一人デザインが違って皆素敵でした。
戦闘ボイスがあるのに喋らないのが勿体ないくらい。

雪国の狙撃手?と言われていた暴食さんの「撃鉄を上げろ!」が格好良くて好き。
設定とかあったら見たいなぁ…

歪曲・傷害譲渡がウザすぎる件

敵の使う「歪曲・傷害譲渡」(*次に受けるダメージを1番近くにいるキャラに受け渡す)がウザすぎました。

何度自分に火ダルマが跳ね返ってきて死んだことかw
とりあえず攻撃力の低い弓キャラで殴ってから権能で処理してました。

総評

ストーリー  : 4 out of 5 stars (4 / 5)
グラフィック : 2 out of 5 stars (2 / 5)
音楽     : 4 out of 5 stars (4 / 5)

システム   : 2 out of 5 stars (2 / 5)
ボリューム  : 4 out of 5 stars (4 / 5)

総合評価   : 3.2 out of 5 stars (3.2 / 5)

個人的には面白かったものの周回の面倒くささの方が勝ったので、人におすすめできるか?と聞かれたら私的にはできないと答えます(すみません

あとは物申したいところに書いた通りシステム面で不便な部分が多く、アップデートで改善して頂けたら有り難いなと思います。

まとめ

購入動機

余談ですが本作の購入を決めたきっかけは、実は主人公の声優が梶原岳人さんだったからでした。

モナークの存在を知った当時、実はジャックジャンヌをプレイ中でして「白田先輩の声優さんと同じだ…!」とテンションが上がり、そのままの勢いで購入を決めました(笑

あとカリギュラと同じように作中に沢山のヴォーカル曲が使われているという点に惹かれました。

挿入歌を担当されているKAMITSUBAKI STUDIO(神椿スタジオ)さんのことはほとんど知らなかったのですが、実は時々BoothのCDランキング上位でお名前を拝見していました。

気にはなっていたもののどのCDから聴いていいのか分からずにいたので、今回モナークで触れることができてラッキーだったなと思います。

最後に

フリューさんの作品は荒削りですが、一つでもカチッとハマるとどんどん好きになる不思議な魅力があるように思います。

自分の実体験に重なるような場面が出てくるからドキッとさせられますね。

続編が出ても全然おかしくない終わり方で戦闘システムも面白かったので、今後シリーズ化してくれたら良いなぁと思います。

好きなキャラ順:副長(主人公)> 信哉 > こころ > 望 > 館

本日もお付き合い下さりありがとうございました!

恋愛要素のあるRPG特集はこちら!

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この記事を書いた人

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