こんにちは、モッチです!
今日は個人的イチオシ作品である、『シャレードマニアクス』の感想を作品紹介 → 個別ルート感想 → 個人的レビュー → 総評 → まとめの順に書いて行きたいと思います。
・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
本日もよろしくお願い致します。
目次
シャレードマニアクスとは?
作品概要
オトメイトさんから発売された乙女ゲームで、2018年9月にPSVita版・2021年9月にはSwitch版が発売されました。
謎が謎を呼ぶストーリーが面白く、発売後またたく間に評判が広がり大人気作品となりました。
私としてもこれまでプレイしてきた中で1・2を争うほどシナリオが面白かった作品です。
どちらかというと恋愛よりストーリー重視ですが、それゆえに遊びやすく初心者さんにもおすすめです。
↓「初心者さんにおすすめの乙女ゲームランキング」の記事の方にも記載しておりますので、宜しければご覧下さい。
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Vita版とSwitch版どちらがおすすめか?
Vita → Switch移植にともない追加要素等はありません。
そのためプレイしやすい機種でプレイされると良いのですが、Switchの限定版にはエンディング後のショートストーリーが掲載された小冊子が付属するため、個人的にはSwitchの限定版をおすすめします。
ストーリー概要
近未来、とある都市。
夏休み間近、平穏な日々を送っていた高校二年生の主人公。
主人公が幼馴染と下校していると、突然目の前に現れた謎の人物に『月が2つ存在する』奇妙な世界へと連れ去られてしまう。
気付いたときには、自分と同じ状況の人間が9人。
何が起こったかわからない彼らの前で、仮面の男は話を始めた。
「ようこそ異世界へ!アルカディアにいらっしゃい!」
「この世界は“ドラマ”を演じるだけで、なんでも願いが叶います!」
主人公たちは異世界から現実世界に戻る為ドラマを演じることとなり、仲間たちと協力してドラマをこなしていく。
しかし、10人の仲間の中に自分たちをこの世界へ連れてきた『裏切り者』が紛れている事実を突きつけられてしまう主人公たち。
『裏切り者』の目的は、ドラマが行われる本当の理由は……。
疑心と信頼の間で揺れ動きながら、最後にとるのは誰の手か――
公式サイト様より引用: http://www.otomate.jp/charade_maniacs/
ヒロイン紹介
主人公:瀬名ヒヨリ
月桂大学付属高等学校の二年生。
萬城トモセとは幼なじみで何事にも一生懸命な女の子。
明日から夏休みという時、突如謎の男に出合い萬城とともに『異世界配信』に巻き込まれてしまう。
公式サイト様より引用: http://www.otomate.jp/charade_maniacs/
良くも悪くもいい子だなぁという印象でした。
人を疑うことを嫌い「信じよう!」というスタンスを貫くヒヨリちゃんを見て、前向きな気持ちになれることもあれば、危機感が足りないなと感じることもありました。
それでも辛い状況でも諦めず攻略キャラに向き合う姿勢は強いし素敵だなと思いました。
攻略キャラ達にとって太陽みたいな子だなぁとぼんやり思いました。
個人的レビュー(ネタバレなし)
CharadeManiacsの良いところ
先が気になるストーリー
裏切り者がいる!ということで、適度にギスギスしながら物語が進む緊張感がありました。
ちょっとした行動が怪しく見えたりして疑心暗鬼状態になりました(笑
1人クリアするごとに少しずつ謎が解けていく作りが、先を知りたい!という気持ちを刺激してくれます。
魅力的なキャラクター達
良い意味でも悪い意味でも個性満載のキャラクター達とのやりとりが面白いです。
悌太さんのキャラデザも大変魅力的でした。
ちなみに他に悌太さんがキャラデザを担当されている作品は、「ノルン+ノネット」「十三支演義」「百花百狼」などがあります。
CharadeManiacsの悪いところ
恋愛面が物足りない
攻略キャラクターが9人と多く、1人あたりのプレイ時間は2~3時間ほどです。
コンパクトにまとまっていることもあり、恋愛面はやや駆け足な印象でした。
一部の方を除くと割とさらっとしていて、異常な状況下で親切にしてもらえたから好きになった感(吊り橋効果感)が強かったかなぁと思いました\(^o^)/ 恋愛描写はあってもキス位です。
エンディング数が少ない
一部のキャラクターを除き、エンディングは各キャラクター1種類しかありません。
物足りないな・・と感じられるかと思いますが、実はこれにもしっかり理由があるので、理由を予想しながらプレイするのも楽しいかもしれません。
攻略キャラクター
攻略キャラクターは全部で9人+真相ルートです。
明瀬 キョウヤ | CV:斉藤壮馬さん |
萬城 トモセ | CV:鈴村健一さん |
茅ヶ裂 マモル | CV:浪川大輔さん |
陀宰 メイ | CV:古川慎さん |
獲端 ケイト | CV:前野智昭さん |
双巳 リョウイチ | CV:関智一さん |
凝部 ソウタ | CV:松岡禎丞さん |
廃寺 タクミ | CV:岡本信彦さん |
射落 ミズキ | CV:緒方恵美さん |
攻略制限について
攻略順には少々特殊な縛りがあるので説明させて頂きます。
10人のメンバー達は本編中で、生活上の役割分担のため、「掃除・調理・情報収集」の3つの班に分かれることになります。
3つの班からそれぞれ1人ずつ個別ルートをクリアすることで、制限のかかっているキャラクターが攻略できるようになります。
ちなみに攻略制限のルートは、限りなく真相に近い内容なので後半に攻略する事をおすすめします。
公式Twitterさんが詳しく図解して下さっているので、添付させて頂きますね。
おすすめ攻略順
以上の点を踏まえてのおすすめ攻略順は、
「情報収集班→キョウヤ君、調理班→ケイト君、掃除班→トモセ君」です。
この3人以降は好みで選んでしまって問題ありません。
というよりも後半の攻略順はある意味ネタバレになってしまうので、調べずにプレイすることをおすすめします。
私は初回からいきなり衝撃展開なキャラを選んでしまいましたが、「えっえっ?」と焦りながらの、行き当たりばったりプレイもなかなか楽しいですよ(笑
システム面について
特に不便はありませんが、共通ルートが長いので周回用に選択肢ジャンプが欲しかったなと思います。
オトメイトさんが頑なに選択肢ジャンプを採用しないのは何故なんでしょうね…w
個別ルート感想(ネタバレあり)
ネタバレ防止のため、攻略順ではなくある程度バラバラに並んでいます。
明瀬 キョウヤ(CV:斉藤壮馬さん)
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元気でまっすぐなメンバーのリーダー的存在。
ヒヨリちゃんのこともよく気遣ってくれて「俺が守るから」と言ってくれたり頭ヨシヨシしてくれる頼りになるお兄ちゃんでした。
そんなキョウヤ君にヒヨリちゃんは「妹扱いされてるなー」と思いつつも少しずつ好意を抱いていきます。
ヒヨリちゃんは大家族の長女なので、まず妹扱いされることが新鮮で、戸惑いつつも嬉しそうなのが微笑ましかったです。
こんな人が近くにいたら惚れるなぁとは思うのですが、簡単に信用するな!という仲間の意見を「冷たい」と考えたり、「キョウヤ君が皆から信じてもらえるように出来ることをしよう!」と考える辺りでは、ヒヨリちゃん少しお花畑というか信用しすぎじゃないかなと中盤少しイラッとしてしまいました(ごめんなさい
リョウイチさんの「好きだという気持ちを信じるための口実にしていないか?」という言葉に完全同意でした。
お話が進むとキョウヤ君の両親はスポンサーであった事が判明します。家族もスポンサーになる可能性が高いことから彼自身も疑われますが、問いかけに真っ直ぐ真実を話す様子を見てヒヨリちゃんは信じる事を決めます。
そして遂にキョウヤ君が素性を話してくれるのですが、何と情報管理局の捜査員だったんですね!
正直自分の中ではメインヒーローっぽいと見せかけて黒幕もあるか…!?(´・ω・`)と思っていたのですが彼は白の中の白でしたね(笑
スポンサーに協力してもらってキャストに選ばれる事で異世界配信の調査を行っていたのでした。
それからは3000ポイントを貯め元の世界に戻る事を目標に仲間たちと協力していきます。しかし家族の話をした際のキョウヤ君の態度がおかしい事や「俺を忘れないで欲しい」といった言動に漠然と不安を抱くヒヨリちゃん。
メイ君の指摘でキョウヤ君は何かを忘れているのだと気づきます。
忘れていたのは2人の妹の存在でした。
キョウヤ君の妹達は両親によって過去にキャストに選ばれDEAD ENDとなっていたのでした(´・ω・`)
自分がヒーローになりたいと思うようになったきっかけである妹達を忘れていた事に絶望しますが、ミズキさんやヒヨリちゃんの支えがあって立ち直ります。
無事に3000ポイントが貯まり、元の世界に戻れる事になるのですが、実は帰還には条件があり、「任意の1人を返す」か「1人以外の全員を返す」という2つの選択肢しかないという事実に愕然とします。
キョウヤ君は最初から自分が残ってヒーローのように皆を元の世界に戻すつもりだったのです(´・ω・`)
この時はそんなぁ…となりましたが後に考えあっての行動だと分かり一安心。
最後はキョウヤ君が密かに残していた手がかりにヒヨリちゃんが気付き、情報管理局が異世界配信側と取引をした事でキョウヤ君も無事に帰還できました。
過去にDEAD ENDになった人達の意識も徐々に戻りつつあるの事でハッピーエンドですね。
萬城 トモセ(CV:鈴村健一さん)
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ヒヨリちゃんのことが大好きな幼馴染。
アルカディアでヒヨリちゃんに近づく人には容赦なく噛みつきまくるスーパーセコムでもあります。あからさますぎる態度をからかわれる事もしばしば。
一緒に登下校したりするので同い年だと思っていたのですが、実は一つ下だと知った時は驚きました。
ある日ヒヨリちゃんに告白しようとしたタイミングでアルカディアへ連れ去られてしまい言う機会を逃してしまいます。
その後のドラマでまさかキスまでしてしまうとは思わず、共通ルートだよね!?とびっくり仰天でした。最初からフルスロットル…!
しかしこのキスが原因で幼馴染を拗らせて泥沼化していくのでした。
ヒヨリちゃんはトモセ君の気持ちに何となく気付きながらも、今の関係性が壊れるのが怖くて触れられない。結論を出したいけどこんな狂った世界ではなく元の世界で、と考えていました。
共通ルートでヒヨリちゃんはトモセ君の気持ちに何となく気付いているような描写があるのですが、毎回他キャラのルートでトモセ君がいじられてる時に全スルーするのでひどいだろ!と思っていたんです。
ヒヨリちゃんは「みんな」を大切にしながらいつも「トモセ君」の事は大切にしていない。
いまの関係性を崩さないために目を逸らしているのだという指摘は、確かにそうだな…!とすごく腑に落ちました。
トモセ君はヒヨリちゃんから弟のように思われている事に気付いていて、異世界にいればヒヨリちゃんを守ってあげられるし、たとえ想いが叶わなくてもドラマで恋人を演じられキスができると考えていました。
読みたい本も好きなだけ読めるし演技が得意なトモセ君にとってアルカディアは何でもできる理想的な世界。
帰るために協力して欲しいなら自分を恋愛対象として見て欲しい。そうでないなら協力はできない。
そうまでしてでもヒヨリちゃんに自分を見て欲しいという願いが切実すぎて辛かったです(´・ω・`)
しかしヒヨリちゃんの疑心や不信が募り、遂にはトモセ君がスポンサーなんじゃないか…?という発想にまで至ってしまったのはさすがにウオォーイと思ってしまいました(
トモセ君は焦って告白した結果、ヒヨリちゃんには疑われるわ嫌われるわでもうどうしたら良かったのか分からないよ!!状態ですよね(
泥沼化した関係を1度リセットして再び信頼できるよう、ヒヨリちゃんはドラマの中でトモセ君に真っ向からぶつかり、今度は感情を失うという罰ゲームを受けてしまいます。
感情を失ったヒヨリちゃんの世話をする内に、ヒヨリちゃんは感情がないなりにトモセ君がこういう子だったと思い出し、トモセ君はただヒヨリちゃんが笑ってくれるだけで良かったんだと思い出します。
ソウタ君が幼馴染と喧嘩してヤケになったように見えたと言っていたんですが、申し訳ないのですが本当に…そう見えました\(^o^)/
後半のトモセ君は危険に陥ってもヒロインを助け出すヒーローでした。
2人には末長く幸せになって欲しいものです。
獲瑞 ケイト(CV:前野智昭さん)
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真面目そうに見えてめちゃくちゃ口が悪い。
何となくパッケージのポーズがアチョー!(死語)に見えて気になっていました(爆
すぐ怒るし正直怖いので最初は苦手な印象でした(
しかし料理が得意で皆の食事を作っていたりとお母さん的な一面も。
特別ヒヨリちゃんに冷たいのには女の子が嫌いだという理由。
ケイト君は実は前回配信に参加していたキャストだったのですが、罰ゲームで左手を失っており、今回の異世界配信にも参加している理由はその辺りが関係しそうです。
しかしまあヒヨリちゃんとケイト君、めちゃくちゃ仲が悪いです\(^o^)/
会った際の第一声が「げっ」なのはまだマシな方で怒鳴られるわ口論になるわで逆に新鮮でした。
それでも一応謝ろうとしてくれたり、歩み寄りを見せてくれるので意外と仲良くなれるか…!?と思った矢先、2人で恋愛ドラマを演じた直後にものすごい罵倒をしてきたりと本当酷かったです((
ヒヨリちゃんが早くポイント貯めて縁切りたい(要約)と思ってしまうのも分かるなぁ…と思いながら見ていました(´・ω・`)
その後も「女の癖に」が続いてさすがのヒヨリちゃんも悲しみの激怒。全ての女を一緒だと思わないで欲しいと反論して以降はケイト君も少しずつ優しくなっていきました。
ケイト君の女嫌いは姉と妹がだらしなかったからというのもあるようですが、1番の理由は両親が離婚した後、引き取られた父親にできた恋人が最低な女で、面白半分でケイト君にも迫ってキスされてしまった事が原因でした(´・ω・`)
そのため軽々しく愛を演じているように見える恋愛ドラマも大嫌い。
ケイト君が罰ゲームで奪われた左手をすぐに取り戻さないのは「キスシーンのある恋愛ドラマ」を演じないといけないからでした。
いきなりディレクターが現れ、ケイト君に強制的に再演の機会を与えます。
再演は特別ルールで相手役は立体映像、成功すれば左手も返し元の世界にも帰らせてもらえる、しかし失敗したら一生アルカディアで生活するという条件でした。
ヒヨリちゃんが乱入しケイト君に想いを告げる事で無事再演は成功。
恋人達は離れてはいけないという謎の配慮でヒヨリちゃんも一緒に帰らせてもらえる事に。
残るメンバーを残して2人だけ先に帰るというまさかの終わり方でしたが、それよりも最後にケイト君が『6人全員』も早く帰って来られるといいな的な事を言っていたのが6人…?( ゚д゚)と激しく気になりました。
ツンツンしていた時期よりもデレた時期の方が圧倒的に短いのですが優しくなってからのケイト君はすぐに照れたり可愛かったです。良いカップルだなと思いました。
茅ヶ崎 マモル(CV:浪川大輔さん)
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初回に選んだのは「優しく穏やかなCV浪川さん」というだけで既に乙女ゲー的にはやばい雰囲気ラスボス感が漂うマモルさんです。(主に某キングや某スタイリッシュ注射器先輩や某蝶々さんのせい
共通ルートから話しかけたら急いで立ち去ったり、既に何だか怪しいマモルさん。
メンテナンス中の世界で異世界人に会った時の反応等々で、あっこれはダメな感じかな…と若干最初に選んだ事を後悔したのは内緒です(笑
そんなマモルさんの正体は過去にキャストを演じていた母親と異世界人との間に生まれたハーフでした。プロデューサーの正体を知った上で協力しているスポンサーでもあります。
ただ一般的なスポンサーのようにプロデューサーの狂信者という訳ではなく、生きるための支援を受けているためにスポンサー以外の道はなかったようです。
キャスト達を連れてきたのも彼で、皆と生活する内に徐々に罪悪感を感じるようになります。
ドラマであっても他の人を傷つけるくらいなら自分が…と死んでも構わないとばかりに罰ゲームを受ける様子を見て、心配するヒヨリちゃん。
触った腕が異世界人と同じ感触であった事からマモルさんの正体を知ってしまうのですが、彼に生きてもらうために「自分達を元の世界に帰る手伝いをして欲しい」と願うのでした。
マモルさんはプロデューサーから両親が愛し合って自分が生まれたのだと聞き、アルカディアでその痕跡を探そうとしていましたが、見つけたのは狂いながらDEAD ENDを迎えた母親の姿で自分は生まれてはいけない存在だったのだと考えるようになります。
現実世界でも人とは違い、異世界でも受け入れられず、両親も本当のところ愛し合っていたのか分からないという状況が絶望的で、世界にひとりぼっちすぎて辛かったです…
ヒヨリちゃんを傷つけないように遠ざけようとするものの諦めきれず、ケイト君と一緒に料理しているところを見て嫉妬するシーンが微笑ましかったです。
最後はマモルさんの活躍で全員で異世界を脱出できたものの、後半は若干急展開でそんなに簡単に!?と思ったのは内緒です(
その辺りはまだ良いのですが、結局マモルさんの両親の事があまり語られなかったのが個人的に残念でした。
正直お父さん出てこなくて良いレベルだったような…と最初は思っていたのですが、後から2周目をプレイした際に最後のディレクターの台詞の『ーそれにその右手、もういらないんでしょ?』という部分だけ声が違う事に気付き、これはお父さんからのメッセージだったのかな、と思い直しました。
最初からなかなか衝撃的なマモルさんルートでした。怪しいようで本当に怪しいとは思わなかった。優しく穏やかなCV浪川さんは一筋縄ではいかない(教訓
余談ですが、異世界人として2人で幸せに生きるバッドエンドがあって欲しかったと思ったのは内緒です(オイ
最初の頃バッドエンドが無いのが不思議だったのですが、後に実はそれにも理由があったのだと判明し唸ることになりました。
これについては後半感想の方に書かせて頂きます。
双巳 リョウイチ(CV:関智一さん)
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頼りになる皆のお兄さん。
数少ない年上組ですが、23歳って若いなぁと少し遠い目をしてしまいました(笑
実は3人目はソウタ君にしようと進めていたのですが、攻略制限がかかっていたようでリョウイチさんルートに入り、そのまま進める事にしました。
が、とんでもない内容だった!
ヒヨリちゃんに対して元の世界に帰ったら水着を選ばせて欲しいと言ってみたり、割とグイグイ行くなー!というのが共通ルートでの正直な感想でしたw
そしてなんといってもドラマの時にたまに見せる不穏な雰囲気がですね、ちょっと怖くて何なんだろう…!?とかなり気になりました(´・ω・`)笑
トモセ君も言っていましたが、底知れない闇っぽいものが見え隠れしていましたね。
このルートではなぜかキョウヤ君がものすごく追い詰められたような状況に陥っています。(リョウイチさんが、匿名の嫌がらせメッセージを送り続けていたのだと後から判明)
この辺りは先にキョウヤ君ルートを終えていたおかげで彼の苦悩というか、背景が良く分かった感がありました。そのおかげでミズキさんのポジションも分かったような気がします。
キョウヤ君は焦りから罰点を受け続け、遂には0ポイントと後がない状況に陥ります(´・ω・`)
次のドラマで失敗しないようキャスト達がサポートする事を決めてドラマに臨むのですが…リョウイチさんのアドリブが決め手となりキョウヤ君がDEAD ENDになってしまいます。
もうですね、リョウイチさんが「お前の正義とは何だ?」と言い出した時にヒッとなりました(
記憶がなくてキョウヤ君自身も漠然としている心の弱いところを的確についた台詞なんですよね…
後にリョウイチさんに悪気はなく、本心から答えて欲しかったのだと分かるのですが、このタイミングは最悪でした。
しかし30000p集める事でキョウヤ君を復活させる事が出来ると分かり、ミズキさんと恋愛ドラマをリクエストしまくる相談をするのですが、ここで「双巳さんにも話して協力してもらいましょう!」と言い出すヒヨリちゃんにはちょっとその神経が分からんと思ってしまいました(爆
本人が故意ではないと言っていても明らかにDEAD ENDを後押しする言動をした訳ですしね…
勿論ミズキさん静かに激怒。ドラマ中でのミズキさん怒り演技が格好良すぎて100ポイントくらい入れたい異世界人な私でした(何言ってる
リョウイチさんは裏切り者で自分をプロデューサーだと自白しますが、バレても平然と「自分がプロデューサーだ」と念を押す態度やこれまでの言動から来る違和感から、ヒヨリちゃんはリョウイチさんはプロデューサーではないと考えます。
その予想は当たっており、実際にはリョウイチさんはプロデューサーを盲信するスポンサーでした。
万一キャストが間違ったプロデューサーを指名すると全員DEAD ENDになってしまうので、ヒヨリちゃんは回避する方法を必死に考えます。
キョウヤ君を救って元の世界に戻るのは当然として
・リョウイチさんのプロデューサーへの盲信を解く事
・リョウイチさんがプロデューサーではなくスポンサーであるという証拠を掴んで皆を説得する事
と問題山積みですが、それらを解決するためにリョウイチさんの事を知ろうと奮闘するヒヨリちゃん。
最初はヒヨリちゃんをスポンサーに引き込もうとして接近したリョウイチさんですが、いつの間にかヒヨリちゃんを好きになっていたこと。それでもプロデューサーが1番である事は変わらないこと。
そんな事実を知ってもヒヨリちゃんは優しくしてくれたリョウイチさんの事が好きなんですよね。
2人の想いは通じ合っているものの、決定的な壁がある感じが辛かったです(´・ω・`)
リョウイチさんの考えを変えるためにはこれしかない!と臨んだ最後のガチバトルではどうなるんだ…!とハラハラしましたが、上手い事自分とプロデューサーとを対比して「貴方の事を大切にしない人より私を選んで下さい!!!」という壁をぶち破る勢いのダイナミック告白により勝利する事ができたのでした。
プロデューサーへの盲信は簡単には変わらないけれど、リョウイチさんの中で確かに何かが変わった様子の終わり方がとても良かったです。長く根付いた考えはそう簡単に変えられるものではないですもんね。
「お前は2番だ」とまで言われてしまうのですが(笑)この辺りご都合主義的な展開ではなくてとても良かったです。
キョウヤ君が復活するまでにリョウイチさんの考え方を変えてみせる、という目標を掲げながら皆でポイントを稼ぎ続けるという、終わり方としては中途半端な内容でしたが、ヒヨリちゃん本当に頑張ったなと思いました。
リョウイチさんのその後のお話はVita版のステラワース特典小冊子がえげつなくて最高なので、ファンの方は是非読んで頂きたいです。
あとリョウイチさんのゲス顔がすごかったです(オイ
凝部 ソウタ(CV:松岡禎丞さん)
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後半戦トップバッターはソウタ君。
3、4人目で行こうとして、見事攻略制限の罠に引っかけてくれた因縁の子でもあります(笑
飄々とした性格で言動は軽いですが、他の人を一切信用しない慎重さも持ち合わせています。
人が言いづらいような事や結構嫌な事も軽いノリで平気で言ってくるので、正直最初の頃は苦手で早い内に攻略しておこう…と考えていました(すみません
それでも言っていることは割と正論なんですよね。
しかしセリフと話し方、他の人とのやりとりが面白くてプレイ中何度もクスッと笑ってしまいました(〇〇頂きましたー☆とかw
それでいて誰も知らないような情報を持っているけど出所は明かさなかったり、廃寺君をサクッと窓から突き落としたり、一筋縄ではいかない感じがひしひしして彼のルートは進めていてすごく楽しかったです。
人狼ゲームを通じてヒヨリちゃんに警戒心を持たせようとしてくれたり実はいい子だなーと思いました。
ソウタ君、タクミ君、メイ君が裏切り者だと疑われて寮を出てしまう辺りではギスギスした雰囲気に胃が痛くなりましたが、隔離先に様子で3人仲良くカップラーメンを食べてる姿に笑いましたw
元気そうですね/(^o^)\ww
ソウタ君はケイト君と同じく前回のキャストの1人で、何か心残りがあってこの世界に戻って来たけれどそれが何なのか分からない。ゲームが終わる前にそれを調べなくてはという焦りを感じていました。
ヒヨリちゃんがドラマの中でソウタ君に嘘でも「大嫌い」と言えず、結果としてソウタ君が右目を奪われる罰ゲームを受けたことで、かつて自分も同じように「楽しい」という気持ちがわからなかったことで誰かに罰ゲームを受けさせてしまったのだと思い出します。
その相手はメイ君でした。
実はメイ君も前回配信の参加者。ソウタ君をかばって右目を失い、最後は自分以外の9人を帰還させ皆の記憶から消えていたのでした。
ヒヨリちゃんのおかげで楽しさを知り、再演を成功させて無事メイ君の右目を戻すことに成功するのでした。
そしてソウタ君にはプロデューサーの正体が分かっていて、いざ指名する!というタイミングでディレクターからメイ君のポイントが溜まり帰還が可能になったと告げられます。そして再びメイ君が残ることでその他全員が帰還する事になったのでした。メイ君…
前半は面白かったのですが、後半は駆け足で私はヒヨリちゃんとソウタ君の感情の変化に付いていけなかった感があります。というより私が「これ本心なのかな?」とソウタ君を疑ってしまっていた…ごめんよソウタ君。
メイ君とソウタ君の友情はとても良かったです。
結局のところ肝心なところは分からずじまいで謎は全てメイ君ルートに持ち越しでした。
気になるYO!!
陀宰 メイ(CV:古川慎さん)
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前回配信のキャストである事が判明し、ヒヨリちゃんとも何か関係がある様子のメイ君。
大変気になっていました…!
共通ルートでミズキさんとドラマを共演した際、「君は女性と手を繋ぐことに抵抗ないタイプ?」とアドリブでからかわれて照れまくっているのが可愛かったです\(^o^)/
その後通りかかったヒヨリちゃんとお互いに恋愛もの苦手という話になり、手を繋ぐ練習をしようとしてやっぱり恥ずかしくてできない…となっている様子が甘酸っぱくて青春かよおおお!とジタジタしました(笑
ヒヨリちゃんが忘れている「何か」を思い出して欲しいというメイ君。
度々何かを思い出しそうな頭痛に見舞われるのですがなかなか正体は掴めません。
そんなヒヨリちゃんに「お前がいるから頑張れるよ」と語るシーン。本当は思い出して欲しいけどヒヨリちゃんが幸せであれば自分はいいんだ、という言葉が優しくて切なかったです。
恋愛ドラマで教室での告白を演じた際、前にも同じ事があった…とヒヨリちゃんの記憶が蘇ります。
実は異世界に来る前のメイ君とヒヨリちゃんはクラスメイトで隣の席。一緒にクラス委員を担当していました。
飼っていた金魚が死んでしまいヒヨリちゃんが悲しんでいた時に「金魚のことなんてみんなそのうち忘れる」と言ったメイ君に、ヒヨリちゃんは「皆忘れてしまっても私は絶対に忘れないから」と約束していたのでした。
メイ君は今回限りのプロデューサー。
前回の異世界配信が終わった後、本来のプロデューサーと『次の配信ではメイ君がプロデューサーとなり異世界配信を行う。消えた記憶のことを話さずに、ヒヨリちゃんがメイ君のことを思い出せたら勝ち』という特別勝負をしていました。
小さな金魚の事を大切に思い忘れないと約束してくれた彼女ならば、きっと自分を思い出してくれると願いを込めていたのですね。
うわあああ本当にヒヨリちゃんが思い出してくれて良かったです…
こんな事を知ってしまうともう他のルートに行きづらくなりますよね…(´;ω;`)
皆もそうですが、特にこの2人には末長く幸せになって欲しいです。
メイ君ルートにはバッドエンドがあるというのがまた辛い。誰に忘れられてもヒヨリちゃんのいる世界に帰りたかった、と本心を語るのが切なかったです…
前半感想でメイ君とあの人以外にバッドエンドが無い理由について触れたのですが、作中で言っていた通り、ヒヨリちゃんに危険が及ぶ事態になったら、メイ君が全力で守ってくれるからかなぁと思いました。
メイ君のエンドだったかな?皆が帰った後の様子がちらっと描かれるのですが、リョウイチさんは帰還後も普通にサポーターとして異世界配信の噂を広めていて、キャストが帰れても異世界配信自体をどうにかしないと終わらないんだなぁ、というのがすごく印象に残りました。
射落 ミズキ(CV:緒方恵美さん)
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性別不詳の最年長。
時に冷静に鋭く皆をまとめてくれるミズキさんですが、意外にも冗談を良く言います( ´ ▽ ` )
自分の性別をネタに周りを困惑させたりとなかなか良いキャラしていました(笑
緒方さんのお声もピッタリでとにかく格好いい!けれどスチルはどこか女性的で、美しさに登場するたびに幸せな気持ちになりました。
ミズキさんの前で寝落ちすることが多く、よく説教されるヒヨリちゃん。
そんな隙だらけなヒヨリちゃんを心配して、ミズキさんは「自分の助手にならないか?」と声をかけてくれます。
優秀なミズキさんに自分の助けは必要なんだろうか…と悩むヒヨリちゃんですが、過剰なスキンシップに戸惑いながらも受け入れることに。
素性が謎に包まれているので最初の頃は黒幕的な意味で怪しいなと思っていたのですが、ミズキさんは情報管理局の課長で異世界配信を止めるためにキャストとしてアルカディアへ来たのでした。
お兄さんがスポンサーになった際、説得できると考えて止められなかった甘さのせいで、多くのキャスト達を死なせてしまったことを後悔した過去があり、何を犠牲にしても異世界配信を止める覚悟を決めています。
異世界配信側と情報管理局側とで交渉が始まりますが、交渉に失敗した場合は異世界配信もろともキャスト達の命も犠牲になってしまいます。
ヒヨリちゃんはミズキさんに割といいように利用されていたのですが、話すうちにこれまで接してきたミズキさんの全てが嘘ではないと気付きます。
そして非情な決断に心が痛まないはずがない、とミズキさんの側にいることを決めるのでした。
ディレクターとの交渉の結果、特別勝負としてこれまでDEAD ENDになった多くのキャスト達のデータと9人のキャスト達の命(=代表としてお兄さん)をとるか、ヒヨリちゃん1人を取るかを選ぶことになるミズキさん。
これまでの考え方なら確実にお兄さんの方を取るでしょうが、ここはミズキさんがヒヨリちゃんの手を取って→ディレクター『素晴らしい!これが愛の力ですねッ!!』といった感じで勝利するのかな?と軽く考えていました(コラ
ミズキさんに選ばせず、自分から落ちようとしたヒヨリちゃんを助けてミズキさんが炎に落ちて行くスチルにはBGMの演出も相まって少しウルっときました(´;ω;)しかしその後のディレクターの声で涙が引っ込んだ(
その結果容赦なく敗北扱いとなり、ミズキさんとヒヨリちゃんだけが残され、皆DEAD ENDになってしまいます。普段甘いのに今回に限って厳しいディレクターさん…(´・ω・`)
しかし2人で少しずつDEAD ENDになった人達のデータを管理局に送り続けます。
全ての人のデータを送る直前、元の世界で再会を誓い合うのでした。
しかし最後までミズキさんの性別は分かりませんでしたねw
でも細けぇことはいいんだよ!と言いたくなるような格好良さがありました\(^o^)/
是非FDを希望したいのですが、ラブラブは見たいけど特に性別は明らかになって欲しくないような…wと我ながら支離滅裂な思考の渦に陥りました(意味不
廃寺 タクミ(CV:岡本信彦さん)
続きを読む
ぼーっとしている事が多い自称小学生。
誰も知らないことを知っていたり、時には考えを誘導するようなことを言ってくるので怪しさが半端なかったです。
あと半目で微笑んでる立ち絵がすごく企んでるように見えますw
タクミ君が語る言葉は難解で、意味を理解することは難しいのですが、要約すると寂しいからヒヨリちゃんに側にいて欲しいのだと分かります。
タクミ君のルートは恋愛<<<真相といった感じで、特に真相大団円の情報量が多すぎて途中何度も頭がパーン!!( ゚д゚)となりました(笑
タクミ君の正体はモルペウス計画で月面基地に作られた管理AIアステル。
事故で自分を作ったメンバーが全員亡くなり1人残された後、生物(=異世界人)を作るも知能が低く、学習させるためにキャスト達を集めてドラマを演じさせていたのでした。(自分もドラマを通じて感情を学んできたから)
そこに悪意がなかったとはいえ沢山の人達を犠牲にしてきたのは許されるものではないですよね(´・ω・`)
当然、皆の意見も「アステルの技術力を持ち帰って活かすべき派」と「危険だからすぐに破壊すべき派」に分かれます。
こでの選択肢で結末は分かれますが、連れ帰ったタクミ君がパルト(犬型ロボ)の体を得てヒヨリちゃんと一緒に暮らすのがハッピーエンドでした。
犬の体でも強かにヒヨリちゃんに甘えるタクミ君w
メイ君とトモセ君はヒヨリちゃん絡みでは基本的に仲悪いのに、タクミ君が絡むと一致団結し出すのには笑いましたw
ちなみに真相以外ではタクミ君エンドとバッドエンドがあります。
タクミ君を信じる選択肢を選んでいくと、アルカディアでずっと2人だけで幸せに暮らすメリバ的なタクミ君エンド。
教室で告白してみたり、それを誤魔化してみたりのくだりは確実にメイ君への当てつけですよね。恐ろしい子!(´・ω・`)
タクミ君をプロデューサーに指名すると全員DEAD ENDのバッドエンドを迎えます。
皆を元の世界に戻してあげるから僕のものになってよ?と言うタクミ君に「もうわからない」としか返せないヒヨリちゃん。
もう一度全てやり直そうね?と囁く声と共に、攫われた直後に時間が戻り終了。
タクミ君の僕のものになってよ、と繰り返す無邪気さとやることの容赦なさとのギャップが恐ろしくて…好みでした(小声
クリア後のおまけについて
後日談やコンプスチル等はありませんが、フローチャートの中にあるショートエピソードの中に攻略キャラ目線でのお話がありました。
どのタイミングで追加されたのかは謎ですが、結構重要なシーンで攻略キャラがこう思っていた、というのが描かれており、個人的には個別ルート内でモヤモヤした部分が解消されてとても良かったです。
ただこの攻略キャラ目線での話は、本編中で見たイベントと並べて置いてあるのでちょっと見つけにくかったです。
分かるようにショートエピソードの最後の方に並べてもらいたかったのと、「ショートエピソード」自体をフローチャート画面ではなくタイトル画面に置いて欲しかったなぁと思いました(細かくてすみません
まとめ
ということで長くなりましたが、フルコンプ感想をお送りしました。
真相が分かるのも楽しいのですが、分かってしまうと「あぁ、終わってしまうんだなー」と寂しい気持ちにすらなりました。
前半にも書きましたが、あれこれ予想しながら少しずつ謎が解けていく過程が1番面白かったです。
FDを出して頂けるとしたら帰還後のお話が多くなりそうですが、どうなるのかなーとフォロワーさんと話しながら考えていました。
どこかでふらっと異世界配信の話が浮上して調査に乗り出す的な話になりそう、とか勝手に予想してみました(蛇足感満載
どのような展開であれまたこの作品に触れられたら嬉しいなと思います。
オトメイトさん楽しい作品をありがとうございました!
本日もお付き合い下さりありがとうございました!
余談ですが、ポップな感じで耳に残るBGMがとても良かったです。
特に好きなのはタイトル画面の曲と、ルート終盤の良いシーンで流れてくるピアノの曲(KANAU)。
こちらは毎回流れるシーンが楽しみでした。
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