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7’scarlet(セブスカ) 感想【ネタバレON/OFF有】

こんばんは、もちです!

今日は夏の夜長にぴったりなちょっとヒヤッとする乙女ゲーム『7’scarlet』の感想を書いていきたいと思います。


本作はお話を進めるごとに少しずつ謎が解けていく作りになっているので、できればノー知識の状態で開始することをお勧めします!

真相が気になる系の作品なので、ネタバレしてしまうと楽しみが半減してしまうんですね(´・ω・`)

ここがこうなってこうだったんだ!というような詳細は書かず、全体的にサックリした感想になりますが、ネタバレありの部分には実は◯◯が○○みたいなことはがっつり書いていくので、未プレイの方は見ない方が確実です(`・ω・´)

目次

7’scarlet(セブンスカーレット)とは?

2016年にオトメイトさんより発売された乙女ゲーム。略称は『セブスカ』です。

恋愛×ミステリーという珍しいジャンルが特徴です。

行方不明の兄を探して山里の村を訪れた主人公がとある事件に巻き込まれ、パートナーと共に謎を追っていくようなストーリーになっています。

ミステリー要素は割とライトで、個人的には怖いというよりも切ない物語だなと感じました。

ホラー的な怖さはほぼありませんが、夜中に静かな部屋でプレイしているとビクッとなるような演出はあるかもしれません(´・ω・)
割と突然ドーン!と脅かしてくる感じです(

恋愛要素は控えめ。1ルートが短く割とサクッとプレイできるので、少し変わった乙女ゲームがプレイしてみたいという方におすすめです。

2024年にSwitch移植版が発売されましたが、移植に伴う追加要素はないため、PSVita版とお好きな方をプレイされることをおすすめします。

ストーリー概要

夏休み―――。

自然の檻に囲まれた町、奥音里。
1年前、この町で、彼女の兄はこつ然と姿を消した。

月が欠けたような形状をしたこの町は、どこかノスタルジックな雰囲気を漂わせており、
様々な伝承や言い伝えがあることでも知られている。

過疎化が進む一方で、近年、目抜き通りにはモダンな佇まいの建物も増え、
一部のアングラな若者の間ではミステリースポットとも呼ばれ注目され始めてもいる。

夏休み前のある日、大学生の主人公<花蒔イチコ>は、
幼馴染で大学の同級生<迦具土ヒノ>から、兄の消えた奥音里へ行こうと誘われる。

奥音里の謎や伝承を語り合うサイト『奥音里禁忌倶楽部』を見つけたヒノは、
そのサイトが夏休みに町で開くオフ会に便乗し、 兄の事を調べようというのだ。

ヒノに背中を押されるようにして、イチコは奥音里へ向かう決心をする。
ホテル「風厘館」に集まる、「奥音里禁忌倶楽部」の青年たち。

住み込みのシェフ<甘梨イソラ>、ネコ好きのオタク<櫛奈雫トア>、医大生の<建比良ソウスケ>、 そして風厘館オーナーの<叢雲ユヅキ>。

その他、ホテルを仕切る天才中学生<比良坂ユキ>、風景カメラマンの<月読カグラ>、
不愛想な小説家<烏丸チカゲ>、ゲーム好きの女性従業員<須沙野ユア>を巻き込み、
不思議な事件へと誘われていく。

次第に明らかになっていくこの町のもう一つの顔と、実しやかに囁かれる「屍者伝説」。
消えた兄の足跡を辿るたび、巻き起こる不思議な事件、実在する禁足地、

そしてこの町にしか咲かない伝説の花……。
事件の真相は、思いもしなかった意外な結末を迎える――。

引用元: http://www.otomate.jp/7scarlet/

評価やレビューをチェック!

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ヒロイン紹介

主人公:花蒔イチコ
 

都内の大学に通う、ごく普通の女子大生。
1年前に行方不明になった兄を探している。
幼馴染のヒノに誘われ、兄が最後に消息を絶った奥音里を訪れることになる。

引用元: http://www.otomate.jp/7scarlet/

個人的レビュー

セブスカの良いところ

先の気になる展開

ストーリーについては序盤から謎が多すぎてどんな展開になるのかな?とワクワクしました。

プレイしていくごとに徐々に明らかになっていく点がとても良かったです。

実写を取り入れた映像がすごい

開始してまず思ったのは実写の映像を使った演出がすごい!でした。

OPにはキャラがほぼ登場しないという珍しいスタイルですがお洒落でした。
その他背景にも実写やCGが良く使われていて凝っているなぁ…!と思いました。

OPムービー

キャラクターごとに異なるエンディング曲

初回から攻略できるヒノとイソラを除き、キャラクターごとにエンディング曲が違うのも良かったです。ボーカル集が聴きたくなりました!

倉花神のキャラクターやスチルも美しかったです。

セブスカの悪いところ

恋愛過程がほぼない

恋愛面については過程…と言えるものはあまりなく、実は攻略キャラ達全員幼い頃にイチコちゃんに出会っていて「最初から好感度が高いor恋をしている状態」からのスタートなので、過程を重視する方にはあまりお勧めできないかもしれません。初恋ブーストかかってます。

逆に主人公が愛されていればいいのさ!と思えるなら楽しめるかなーと思いました。

バッドエンドが残念

1キャラクターにつき2時間以内で終わります。

ちょこちょこバッドエンドがあるのですが、どれも振り返ったら奴がいる状態でサクッと殺されて終わるものがほとんどだったのは残念でした。

攻略キャラクターとおすすめ攻略順

1周目はヒノとイソラのみ攻略可能で、2周目にトアが追加、以降ソウスケ→ユヅキ→真相と順番にルートが解放されて行きます。

ほぼ固定といっていい順番ですが、
ヒノ or イソラ → トア → ソウスケ → ユヅキ → 真相 の順をおすすめします。

迦具土 ヒノ CV:島崎 信長さん
甘梨 イソラ CV:柿原 徹也さん
櫛奈雫 トア CV:森久保 祥太郎さん
建比良 ソウスケ CV:沢城 千春さん
叢雲 ユヅキ CV:三木 眞一郎さん

個別ルート感想 (ネタバレあり)

迦具土 ヒノ(CV:島崎 信長さん)

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迦具土 ヒノ(カグツチ ヒノ) 。小学校からの幼馴染。
最初からイチコちゃん大好きなのがひしひし伝わってきてかわいかったです。

銃にトラウマがあるのですが幼い頃の出来事の回想を見てこれはキツイなぁ…と思いました(´・ω・`)

正統派な恋愛ストーリーでした。
お話の方は多くの謎を散りばめつつほとんどが解決しないまま終わるので、正に問題提起編といった感じでした。

甘梨 イソラ(CV:柿原 徹也さん)

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甘梨 イソラ(アマリ イソラ)
最初からイチコちゃんに対して好感度マックスなパティシエさん。少々チャラいです。

グイグイ来るなーと思っていたら不安定な一面もあり、苺タルトを「食べてよ…」と言うシーンではイソラ君KOEEE!となりました(((´°ω°`))

ぼそっと何かを言う度にBGMが消える演出が本当に怖かったです。それ以降青色の目が光のない黒に見えて怖さが倍増(

イチコちゃんに拘るのは初恋の相手だからという理由がちゃんとありました。若干愛が重いけれどそれもイチコちゃんを思う故なんだなと思いました。

余談ですが犯人から監禁彼氏と呼ばれていて、本当にその通りだなと何か笑ってしまいましたw

櫛奈雫 トア(CV:森久保 祥太郎さん)

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櫛奈雫 トア(クシナダ トア)
変な格好をしていますがその正体はスーパーアイドルというトア君。
アイドルらしからぬオドオドした性格が逆にかわいかったです。

恋愛に重点を置きつつ、自警団やソウスケさんの立場をちらつかせたりと新しい謎を残していったルートでした。

しかしお兄ちゃんの一件はどこいったw

お兄ちゃんの件をおいてまでトア君に協力した結果のライブも結局中止かよ!とツッコミどころ満載だったのですが、全てが分かるともうトア君可哀想で…(´・ω・`)

再スタートを切るために奥音里に来たのにあんなことになって本当に不憫だなと思いました。

建比良 ソウスケ(CV:沢城 千春さん)

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建比良 ソウスケ(タテヒラ ソウスケ)
ソウスケさん他ルートでは常識人に見えるのに自ルートでは変人でした(

冷静に分析しながら金魚すくいをする20歳…!と思いましたが(笑)真面目に話しているのにどこかズレている会話が面白かったです。

ソウスケさんルートはだいぶ核心に斬り込んだ内容でした!遂に犯人も分かりますしね(`・ω・´)彼をじわじわ追い詰めるシーンは来るぞ、来るぞ…といった感じでとても面白かったです!

叢雲 ユヅキ(CV:三木 眞一郎さん)

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叢雲 ユヅキ(ムラクモ ユヅキ)

正直髪の毛が黒い番長(ペルソナ4の主人公)に見えて仕方がなかったです。

ユヅキさんは最初から別ルート扱いです。

看病というきっかけはあったものの、他ルートではあんなに邪険に扱われていたのに自ルートでは打ち解けるのが早かったですね( ´ー`)笑

何でもできる人なのかなと思っていたらどちらかというと不器用さんで大分可愛い人でした。

イチコちゃんの発言に対して「ほら言った!また言った!」みたいな反応を返すのが子供っぽくて笑ってしまいました(´∀`)

烏丸さんとツヅリさんのお話は切なかったです(´;ω;`)終盤ピンチのシーンで借りを返しに来てくれる烏丸さんにはか、格好いい!となりました!笑

真相ルート

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夜刀神 ハナテ(ヤツカミ ハナテ) CV:緑川 光さん

お兄ちゃん格好良すぎて正直1番好きでした…!(オイ

ただお話の尺は正直短くてなぜハナテがイチコちゃんを守ろうとしたのか、という辺りが少し「??」となってしまったのですが、必要最低限で良くまとまっていたと思います。

あの終わり方は仕方がなかったのかなぁと思いつつも寂しい気持ちになりましたね(´・ω・`)

花の力で2人で番人として生きていくエンドがあっても良かったんですよ…?(コラ
でもそんなエンドがあったらこのお話を根底から捻じ曲げてしまう事になるので普通にダメですね。・゚・(ノ∀`)・゚・。

還るべきところに還ったということですよね。
余談ですが最初お名前を拝見した時、不覚にもハテナと読んでしまいました(片仮名マジック

プレイを終えての感想(ネタバレあり)

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あああああ面白かったです!!

正直評価が分かれる作品と聞いていたのであまり期待せずに始めた本作でしたが(ヒドイ)個人的にはとても楽しめました…!

プレイ中正直この人のルートは必要だったのかな…?と思ったルートが1つだけあったのですがとんでもなかった。

不完全燃焼で終わったのにはちゃんと訳があったよ…むしろわざとだったのかと。
全員必要なルートだったんだよ…

そのルート中にこっそり貼られていた小さな伏線(ピアノの件)も回収されていたのはあっぱれでした。

そしてこの真相を見た後に、とあるキャラのエンディングを見返すとシーンが追加されているのですが、この時のイチコちゃんの気持ちを思うとうわああああ切ない…!(´;ω;`)となりました。

全てクリアした後はもう一度OPを観たくなりますね!そして花が燃えている辺りでああぁ…となりますね。

全員名前に日本神話の神様等が入っている割に、あまりストーリーに絡んでこなかったのを残念に思っていたのですが、よくよく考えるとユアの苗字がスサノオ、トアがクシナダと近しい間柄だったので(神話では夫婦)意識して付けたんだろうな、と思いました。

あとは奥音里は猫を神として信仰しているというお話がありましたが、実は本作中で猫は屍者にだけ寄って行っているというディレクターさんのお話を読んで「な、なるほどー…!」と思いました。猫がトアとカグラに寄っていく描写ありましたもんね。

こういう設定を知ってしまうと正直設定資料集が読みたくて仕方ありません(`・ω・)

まとめ(ネタバレなし)

OPの実写映像はどこで撮影したんだろう…?とすごく気になったのですが軽井沢とのことです。

サブキャラも魅力的でした。特にユアとユキ君が可愛かったです。ユキ君は気遣いから仕事まで有能すぎる・・!反面ヤスは最低だな!(´・ω・)

恋愛面での萌えは正直あまり感じなかったのですが、ストーリーが楽しめればいいやというタイプなので、私的にはとても面白い作品でした。

一緒にプレイしてくれたお友達にも感謝を込めて!

意図的に同じタイミングで同じ作品をプレイするというのは本作が初めてだったのですが、リアルタイムで怖い!とか感想を言い合えてとても楽しかったです(笑

また機会があれば是非ご一緒しましょう!(=´∀`)人(´∀`=)

何となくまだこの切なさの余韻に浸っていたい気持ちはありますが、次の作品に移りたいと思います。

本日もサクッと感想にお付き合い下さりありがとうございましたヽ(´ー`)ノ

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実際に遊んだ感想も記事にしているので、良ければレビューも参考にしてみて下さい!

この記事を書いた人

モッチと申します。
ゲーム特化のWEBライターとしてゆる活動中。
プレイした作品や漫画の感想をのんびり書き綴って行きたいと思います。
時々謎の生物にゃっこが出現します(誰

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