こんにちは、モッチです!
いつも遊びに来て下さりありがとうございます。
今日は「Re:BIRTHDAY SONG 〜恋を唄う死神〜 」をプレイした感想を、作品紹介 → 個別ルート感想 → 個人的レビュー → 総評 → まとめの順に書いて行きたいと思います。
・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
本日もよろしくお願い致します。
目次
作品紹介
Re:BIRTHDAY SONG 〜恋を唄う死神〜とは?
通称リバソン。
HoneyBeeさんより2015年にPC版が発売された翌年、追加要素を加えてVitaに移植されました。
死後の世界の死神学校を舞台に、おちこぼれの死神候補生達が描く心温まる恋愛ストーリーです。
ちなみに名前の似ている「Un:BIRTHDAY SONG~愛を唄う死神~」は、シリーズの2作目で番外編にあたります。
ストーリー概要
天国と地獄の境目、人の魂が還る場所のすぐ近く。
そこには人の魂を奪い取る神様、「死神」を養成する学校がありました。
死神候補生として学校に集められた、元人間である主人公達。
そこでは、同じ死神を目指す候補生とそれぞれペアを組み、一人前の死神になるための勉強をしなければならないのですが・・・
やることなすこと全てがうまく行かず、誰からもパートナーとして選ばれなかった主人公は、おちこぼれ達を集めた特別補習授業を受けることに。
補習に参加している他の死神候補生達は、様々な事情を抱えてこの学校へやってきた、クセのある男の子達ばかり。
彼らの中から一人と、ペアを組むことになるのだけれど・・・。
パートナーと共に、一人前の死神になることは出来るのでしょうか?それとも・・・
引用元: https://www.honeybee-cd.com/re_vita/index.html
ヒロイン紹介
主人公:ココロ
本編の主人公。
誰にでも物怖じせずに接することが出来る、明るく元気な女の子。
17歳の誕生日に死去し、冥府へとやってきた。
その後、死神養成学校に招かれ死神になる道を目指す。
何をやってもうまくいかない落ちこぼれだが、持ち前の明るさで、毎日懸命に過ごしている。 現世での細かい記憶があやふやで、自身に関してわからない事が多い。
引用元: https://www.honeybee-cd.com/re_vita/index.html
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記憶喪失で生前の記憶を持たないけれど明るく前向きな女の子。
何もかもてんでダメな落ちこぼれですが、実は歌がとても上手。
アホの子ですがどこまでも真っ直ぐで正直可愛かったです。
それだけにデフォ呼びが無いのは寂しいところ。
ある日ココロは死神のペアを決めるための試験で総合2点を取ってしまい、「特別補習組」という問題児クラスに移されてしまいます。
しかし2点とは!いくら何でもちょっとアホの子すぎませんか。
攻略キャラクターとおすすめ攻略順
攻略キャラクターは全部で5人。
教師のナミ先生のみ攻略制限があります。
少しずつ真相が明らかになるおすすめ攻略順は、以下の通りです。
カイリ or シュン → ヨル → アメ → ナミ
カイリ | CV:福山 潤さん |
シュン | CV:近藤 孝行さん |
ヨル | CV:前野 智昭さん |
アメ | CV:松岡 禎丞さん |
ナミ | CV:諏訪部 順一さん |
個性豊かすぎてバラッバラの子達が、ココロの呼びかけに応えて生楽祭(歌のコンテストのようなもの)に出ることを決め、少しずつ団結していく姿が良かったです。
生楽祭を終えて本当の仲間になれた彼らの姿は実に青春でした。
個別ルート感想 (ネタバレON/OFFボタンあり)
カイリ CV:福山 潤さん
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明るく無邪気、誰にでも優しい特別補習組のリーダー。いたずら大好き。
ココロに対しても最初から優しいです。
カイリの推薦でいきなりミスコンに参加することになったココロ。
自分には無理だと気が乗らないものの、メンバーに流されスパルタ特訓の日々を送ります。あれっこの流れは確かブラハで見たぞ・・!?
そんなある日、カイリが女の子と楽しそうに話しているのを目撃したココロはモヤモヤが募り、カイリに当たってしまいます。
実はカイリがココロをミスコンで優勝させようとしたのは、いつも自分を卑下してばかりいる彼女を勿体無く思い、自信を持たせるためでした。だから周りのメンバー達も超協力的だったんですね。
そんな思いを知ったココロはカイリに謝り、ミスコンを頑張ることを決意します。
なんでここまでしてくれるのか?というココロの問いに「お前のことが、大好きだからだよ!」と、どストレートな答えを返してくれるカイリが素敵でした。眩しい・・!(笑
後半はカイリの問題に切り込んだ内容でした。
いつも明るく振舞っているものの、育った家庭環境に問題があったからか、実は人の死を悲しいと思えず死を悼むこともできないカイリは、そんな自分のことを嫌っていました。
でも嫌だと思ったり悲しみたいと思うのは、優しいからなんだとココロはカイリを諭します。
ココロが取り乱してもカイリが冷静にフォローし、逆にココロがいればカイリは人の心を忘れずにいられる。2人は互いの足りない部分を補い合える素敵なパートナーだなと思いました。
卒業試験は30日間とある人間に寄り添って未練をなくし、魂を送り届けることが目的でしたが、その相手がまさかのカイリのお父さんでした。
お父さんは本来悪い人ではないものの、やっていたことは本当に同情できない位クズなのでちょっとアレでしたが(オイ)、カイリはお父さんを残してきたことと、ココロにもう会えないことが後悔になり冥府に来たんですね。
転生エンドではお父さんと和解したことで未練がなくなり、成仏してしまうカイリを追いかけてココロも転生します。
消えてゆくカイリを幸せになってね、と見送るシーンは泣きそうになりました。
死神エンドはカイリが成仏せず、2人で死神界のルーキーとして頑張っていくお話でした。
綺麗にまとまったお話でした。
ラストを始まりと同じ「お前のことが、大好きだからだよ!」で締めてくるのは脱帽でした。惚れる!
余談ですがひまわり畑で飛行機を飛ばしているシーンは、風景が頭に浮かんで「ああ、綺麗だな」となりました。
シュン CV:近藤 孝行さん
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口が悪く短気だけれど動物や気心の知れた人には優しい。家事全般が得意。
問題児と総合2点の落ちこぼれペアで、周りからも心配されます。
シュンは隙あらば「補習なんて誰が出るかよ!」とサボりに行こうとするので、ココロが大変そうでしたね。
なぜそんな態度なのかな?と思っていましたが、実はシュンが学校に居るのは死神になりたいからではなく、死後自分が死んだことを受け入れられず、目的なく生活していたところを校長先生によって連れてこられたという経緯からでした。
それでもめげずにシュンを探しつつ、補習を頑張るココロの様子にシュンの態度にも少しずつ変化が現れます。
シュンが中学に上がった頃から働いており、学生生活をまともに送れなかったことを知ったココロは、その時の分まで冥府で一緒に学生生活楽しもうと決めるのでした。
少しずつ距離を縮めていく様子が、警戒心の強い野生の獣と仲良くなるような感じで微笑ましかったです。現に章のタイトルもそんな感じだった気がします(笑
デレてからのシュンはココロの一挙一動に照れたりして大変可愛かったです…!
周りが完全にニヤニヤと見守る野次馬と化していました\(^o^)/
後半はカイリと同じ流れで、未練の相手であるシュンの母親相手に卒業試験をすることになります。
この母親もこれまた悪い人ではないのですが、父親が亡くなってから生活に必死で、男の人に媚びて上手くいかないとシュンに当たり散らすような生活でした。
男の人から暴力を振るわれている母親を助けたのに「あんたのせいで金づるがいなくなった!」となじられるシーンは可哀想で辛かったですね。
偶然にもそんなシュンの傷を手当てし、毎日話をするようになったのが何と生前のココロでした。女性は嫌いだし世話を焼いてくるココロを最初は疎ましく思うシュンですが、話を聞いてくれる彼女に次第に癒されていきます。
しかしある晩、母親の元恋人に殺されかけたシュンを庇ったココロと、更にはシュンも刺されて命を落としてしまいます。
自分の死を全て母親のせいにしていたシュンですが、実際にはココロも母親も守れずに死んでしまったことへの後悔がありました。
ナミ先生の協力で記憶を取り戻した後、母親に全てを打ち明けるシュン。母親はシュンが息子であることに気付いていましたね。
母親と和解したことでシュンも成仏するのが転生エンド。転生しかかったシュンを歌の力で引き止めるのが死神エンドでした。
転生を阻止してしまって良かったのかな…?と少し複雑な気持ちになりましたが、後日特別補習組の皆とわちゃわちゃしているのが本当に楽しそうだったので、私はこちらのエンドの方が好きでした(笑
この2人も実は知り合いで、しかもココロが死ぬことになった原因にシュンが関わっているとは…本当に驚きました。
シュンのルートを終えて、実は全員生前ココロと知り合いなのかな?と思いました。
それにしても文化祭のアメ君のシンデレラ美人だった…!(そこか
ヨル CV:前野 智昭さん
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無愛想で真面目な青年。
実は学年一の優等生。料理上手な皆のお母さん(?)
お互いに不器用なのでヨルとココロが仲良くなるまでが大変でしたね。
成績優秀なヨルに呆れられないよう、ココロは自分なりに頑張って勉強しようとしますが、なかなか思うように進みません。
皆の誘いにもなかなか出てこず、ついには食事中に寝てしまう程になったココロを心配したヨルがユユを問い詰めて事態が発覚。落ち着いて話し合いわだかまりも解け、勉強もヨルに教わることになり一件落着します。
ヨルルートの文化祭は死神カフェでした。
厨房担当はヨルとあと1人オーディションで決めるのですが、カイリはパチパチするショートケーキ、アメは醬油味のプリンを作ったりとカオスでしたw
結局ココロに決まるのですが、自ルートではアップルパイを作っていたし真面目にやったらシュンが上手だったのでは?と思いました(笑
現世での実習で死神の仕事を目の当たりにして、自分にできるのか悩むココロにヨルは変わらず優しく接します。
「ヨルが自分に優しくしてくれるのは、捜し人と自分を重ねているからなのでは?」と悩むココロですが、例えそうであったとしてもヨルの優しさに救われてきたことに変わりはなく。
ヨルのために出来ることがあるなら何でもしようと、パートナーとしてヨルを死神にするために共に試験を頑張ることを決意します。
卒業試験でココロの生前の記憶が戻り、2人は幼馴染であったことが分かります。
“夜”はずっと”心”のことが好きでしたが、告白を決めた当日にすれ違いがあり、2人共トラックに轢かれて亡くなってしまったため、ヨルはココロも冥府に来ているのでは?と考えずっと捜していたんですね。
想いが通じあった後も、言葉に出すと成仏してしまうかもしれないと口に出せないのが切なかったです…!(つД`)
転生エンドでは生前にできなかった告白を無事にすることができ、よかったね…!という気持ちでいっぱいになりました。
全体的にココロが突っ走り、ヨルの優しさに救われるルートでした(笑
ヨルの包容力半端ないなと思いました!
アフターストーリーは甘酸っぱすぎて見ているこちらが成仏しそうになりました…!(お前かよ
アメ CV:松岡 禎丞さん
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年下だけど頼りになる知識豊富な少年。実は他人の心が読める。
アメ君に癒され、ナミ先生への疑念が強まったルートでした(笑
クールなようでいて共通ルートでは割と早い段階で生楽祭の練習にも参加してくれたり、ココロが悩んでいるときに助言をくれたりするので、優しく頼もしい印象でしたが、自ルートでは儚げな印象を持ちました。
生前身体が弱くて外で遊べなかったことで、遊び方を知らないアメに森での遊び方を教えたり、演劇でシンデレラを演じられるか不安がる彼を励ましたりと、前半はココロが引っ張る形で少しずつアメが自信を付けていきます。
しかし森での遊びが野生のウサギを捕まえたり、動物とかくれんぼしたりと割とダイナミックで笑いました。さすがココロさん。
アメは冥府に来てから100年、自分の生前の未練を突き止めようと死神養成学校に通っていた時期もありましたが、当時のパートナーに自分の能力のことを話した後、怖がられるようになってしまいます。そして中退して以降、人と関わることを避けてきました。
ココロは秘密を話してくれたアメに感謝し、一緒に頑張ろうと話します。そんなココロにアメも救われたんだろうなと思います。
アメは100年前の子だからココロとは生前に出会った訳ではないのかな?と思っていたら、何と前世でお友達だったと分かります。
病気で外に出られなかった彼に、遊びを教えたのが前世のココロでした。昔も現在のアメとココロのような関係だったのですね。
そして蛍を見にいく約束をしていた日にアメが亡くなってしまい、ココロともっと一緒に生きたかったというのがアメの未練になりました。
卒業試験を終えた後、転生エンドでも死神エンドでもずっと一緒に生きていこう、となります。
アメのルートはあちこちにシンデレラのお話をかけてきたのがとても上手いなと思いました。アメにとってはいつだってココロは魔法使い。
でも今度は自分が魔法使いになってお姫さまのココロに魔法をかけてあげたいという…
もう2人のペアが可愛くてキュンとしました。
ナミ CV:諏訪部 順一さん
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だるだる教師のナミ先生。
他の全員を攻略後にルートが解放されます。
穏やかなお話に慣れてきた頃に変化球をくらうルートでした。
不摂生なナミ先生の執務室に押しかけてお弁当を届けたり掃除したりする内に、先生に嫁が見つかるまで責任持ってお世話すると決めるココロ。
通い妻状態が微笑ましく、もうこのままお嫁に行けばいいと思うよ!とか思っていました(オイ
お弁当のお礼にデートに誘ってくれたりと良い雰囲気に見えましたが、肝心なところでは壁があり本心に踏み込ませてくれないのがナミ先生なのでした。
真相ルートということで、現世での実習以降は怒涛の展開でした。
無理にでも魂狩りをさせようとするナミ先生に、ココロは次第に潰れそうになっていきます。そんな彼女を見かねた校長先生は全てを話してくれます。
ココロは初代死神主人の娘であり、「幸せな一生を過ごして欲しい」という父の願いから、短い期間に何度も何度も転生を繰り返していました。
しかし初代死神主人の力は日ごとに弱まっており、このままでは冥府自体が消滅してしまう。そこで初代に代わる新しい死神主人として、その力を見出されたのがココロでした。
特別補習組の皆は生前ココロのことを大切に想っていた人達で、彼女を守るために集められたのだそうです。
ナミ先生もその1人で全ての事情を知っていますが、上層部とは違い彼女を人柱にして冥府を守る気は全くなく、逆に今の冥府を破壊し2人だけで新世界で生きていこうというのが彼の望みでした。
・・・怒涛ですね。
どうして良いのか分からず、途方にくれて半ば諦めていたココロを助けに来てくれた特別補習組の皆の優しさにほっこりしました。そして先生と対峙するココロは頑張ったなと思います。
先生にとっては過去の恋人であるサナ(ココロの前世)が全てだったんですね。
ずっと探していたサナの魂にココロという新しい人格が宿っていたことを認められず、彼女のことを考えないようにしてきたけれど、ココロと過ごす時間が自分を穏やかな気持ちにさせてくれたのも間違いようのない事実で…という葛藤が切なかったです。
でも最終的には鳴海さんとサナではなく、ナミ先生とココロになることが出来て本当に良かったなと思います。
転生エンド良かったです…!どれだけの長い時間を経てあのエンドを迎えたのかな?とか考えるとぐっと来るものがありました。
余談ですが文化祭のホラーハウスでは、面倒くさがっていた割に先生ノリノリで笑いましたw
あとはユユとパートナーを組むことになった際に最初はすれ違うものの、お互いを本当に大切に思っていて良いペアだなと思いました。ユユは可愛くて良い子だなぁと。
こんなにココロに懐いているのだから、きっとナミ先生とココロが生前に飼っていた猫なんだろう…!とか予想していましたがそんな設定は全くありませんでした(
個人的レビュー
リバソンの好きなところ
BGMが良い!
全体に漂う透明な空気感がとても美しいな、というのが初回を終えての印象でした。
優しいピアノ中心のBGMがとても良かったです。担当されているのは私イチ押し安定のMANYOさんです!(あやかしごはんと同じ方です)
キャラクターが良い!
サブキャラでいいなと思ったのはライバルポジションのヒイロ君。
最初の内は特別補習組のことを「落ちこぼれ!」と蔑みまくるのですが、少しずつ認めてくれてデレるのがとても可愛かったです。
あとナミ先生の使い魔で猫のユユは、どんな時でもココロの味方なので居てくれるだけで心強いというか癒されましたね。 ヨル君は皆のオカンすぎて笑いました。
リバソンに物申したいところ
エンディング曲がハードロック(?)
しっとりして感動的な本編の雰囲気に対し、なぜかエンディングテーマがハードロックなのが気になりました(
はー(´▽`)と感動している時にドーンと流れるので、初めて聴いた時はちょっと驚きました(オイ
この作品に限ってはしっとりした女性ボーカルの方がいいかな?とか思ってしまいました。
効果音が飛ばせない
足音等の効果音(SE)が少し長いかな?という点と、画面の切り替えが多い点が気になりました。
が、これはあやかしごはんやBlackishHouseでもそうだったので、ハニビさんの仕様なのかもしれません(違
総評
ストーリー : (4 / 5)
グラフィック : (4 / 5)
音楽 : (5 / 5)
システム : (4 / 5)
ボリューム : (4 / 5)
総合評価 : (4.2 / 5)
個別ルートは1人3~4時間位+長めの後日談でなかなかボリュームがありました。
これまで私がクリアして来たハニビさんの作品の例に漏れず、なかなか心にグサッとくるようなシーンもあったりするのですが、最終的にはほっこりと暖かい気持ちになれるような
作品だなというのが今の所の感想です。
まとめ
まとめ感想(ネタバレ有り)
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エピローグでそれぞれの時系列も分かりスッキリしました。
カイリ、シュンのルートをクリアした時点では全て同じココロなのかな?と思っていましたが、ヨルとカイリ以外は別のココロだったんですね。
ナミ先生(明治)→アメ(大正)→シュン(昭和)→ヨル=カイリ(平成)
皆それぞれに大切な時間を過ごしてきたんだな、と振り返ることができるエピローグには心が暖かくなりました。
しかし初代死神主人は神に祈って冥府を作った、というくだりには神!?となりました(笑
ぽっと出てきて少し驚いた!
Vita版の追加要素である死神アフターストーリーも良かったです。
死神エンド後の後日談なのですが意外とボリュームもあり、問題が起こる→解決して絆が深まるといったエピソードになっていました。
特に印象に残ったのがカイリのエピソード。
兎に角切なくて…!
ヨルと話している場面でのカイリ視点の独白にはぐああ…となりました。
正直カイリは何でもそつなくこなしそうというか、完璧に見えるところが怖くもあったのですが、このお話で「ああ、ちゃんと弱さを持った普通の人なんだな」と改めて感じた次第です。
後は転生or死神エンドをクリアすると、本編のあちこちに攻略キャラ目線での心情が追加されていて大変良かったです。
個人的にはナミ先生のルートで、いきなりココロに魂狩りをさせようとした辺りに「!?」となったので、この追加シーンで先生も焦った上での行動だったんだなと分かり、なるほどなと思いました。
それぞれのキャラクターの考えや気持ちの変化等の過程がしっかり描かれており、全体的にとても丁寧に作られた作品だなと思いました。
不満点が特に思い浮かばないのがすごい!
最後に
堅苦しい感想になってしまいましたが、切なくて暖かいお話が読みたい!という方に是非おすすめしたい作品でした。
良いところにも書きましたが、やはり音楽がとても良くて印象に残りました。
曲名は分からないのですが、元気に跳ねるようなピアノの曲が特に好きです!
あとキャラ毎のテーマ曲も、それぞれの雰囲気に合っていて素敵でした。
音楽厨の私にはたまらない作品でした!
サントラは公式通販特典で現在となっては入手困難ですが、チャンスがあればゲットしたいなと思います。
本日もお付き合い下さりありがとうございました!
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