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軍靴をはいた猫 感想【ネタバレON/OFF有】

こんにちは、モッチです。
昨年発売された「軍靴をはいた猫」のVita移植版の発売が9月12日に決定しましたね(´▽`*)
こちらはPC版をプレイした感想ですが、参考になればと思います。

目次

軍靴をはいた猫とは?

2018年9月に「Primula」さんから発売された、PC用乙女ゲーム作品です。
「大正×対称アリス」等を制作された会社さんの新作ということで、発売前から楽しみにしておりました。

ストーリーとしては『猫族の姫が国の平和のために奮闘する恋愛アドベンチャー』といった感じでしょうか。

廃墟と自然が調和したニンゲンが神として崇められる世界が舞台で、人間達はどうなったのか?この世界は何なんだろう・・と少しずつ謎に迫っていく展開にも注目です。

ストーリー概要

ここは“獣の耳”と“尾”を持つ「猫族」が住む世界。
猫たちは「ニンゲン」と呼ばれる神様を「試練を与える代わりに猫たちの願いを叶えてくれる」存在として崇め奉っていた。

廃墟と自然が調和した豊かな国「和国」。
その姫であるタマは従兄コタロウとの結婚を間近に控え、「ニンゲン」に結婚を報告する「婚礼の儀」の日を迎えた。

儀式は厳粛に執り行われ、何事もなく終わるかと思われたその瞬間、まばゆい光とともに一人の青年が現れた。
“獣の耳”も“尾”も無いその姿はまさしく猫たちが信仰する「ニンゲン」そのものであった。

そして「ニンゲン」の降臨から数日。
遠い海の向こうにある「帝国」の来航によって、平穏な日々を過ごしていた和国は試練を迎える。

「ニンゲン」を巡り、和国と帝国はそれぞれの思惑を胸に動乱へと突き進んでいくことに。
一国の姫として、
一匹の猫として、
タマがとる選択は――――

公式サイト様より引用: http://www.primula.jpn.com/gunneko/index.html
PC版のレビューをチェック

ヒロイン紹介

主人公:タマ

和国の姫。
さっぱりとした性格で明るく国民から好かれている。
教養・礼儀作法・護身術などはしっかり身につけさせられているが基本不器用。
伝承上の存在である『ニンゲン』の研究に並々ならぬ熱意を持っている。

公式サイト様より引用: http://www.primula.jpn.com/gunneko/index.html

事前にイラストで見た時は真っ白だなぁ・・!位の印象だったのですが、ゲームで拝見した所ものすごく美人(美猫)さんで驚きました!

ニンゲンが現れてもただ願いを叶えてもらうのではなく、願いを叶えるための方法を教えてもらおうと考える向上心のある真面目な性格が素敵でした。あと眼鏡の立ち絵がかわいい(

ニンゲンが関わる話ではオタクのようなテンションになるのが面白可愛い姫様でした(´▽`*)

 

個人的レビュー(ネタバレなし)

軍靴をはいた猫の良いところ

キャラクターが魅力的

キャラ同士の会話が楽しい!
サブキャラの活躍するシーンも多く、賑やかで良かったです。
攻略させて頂きたい・・!と思う素敵なサブキャラも多かったです(゚∀゚*)

どこまでも猫っぽい登場人物達

例えば水(お風呂)が苦手だったり、料理が薄味・熱いものが苦手だったりと、ちょっとした仕草や生活環境に猫らしさが溢れており、細かいところまでこだわっているなーと感じられました。

OPムービーが素晴らしい

個人的な好みもありますが、幻想的な民族調のOP曲がとても素敵でした。
主題歌を担当されているEtherさんに興味を持つきっかけとなりました(´▽`*)

軍靴をはいた猫の悪いところ

個別ルートへの分岐が若干難しい

例えば「何か質問はありませんか?」と聞かれた際、最終的には全部選ばなくてはいけない選択肢があったとします。
そういう時、私の場合1番上から適当に選んでしまうのですが・・

本作はルートに入りたいキャラに関わる質問を最初に選択しないと個別ルートに入れないことがあり、とあるキャラのルートに入るのに苦戦しました。これは完全に盲点でした(´・ω・`)

ストーリーはもうひと声欲しい

ストーリーに関してはちょっと期待しすぎてしまった感がありました。
意外性はあるけれど真相部分がやや駆け足なので、正直もう一息欲しかったな、という印象です。

攻略キャラクターとおすすめ攻略順

攻略キャラクターは全部で5人+真相ルートです。

ユズ CV:金本涼輔さん
くーにゃん CV:村瀬歩さん
コタロウ CV:古川慎さん
シェド CV:石川界人さん
キティ CV:武内駿輔さん
神谷一颯 CV:堀江瞬さん

攻略順はOPムービーに登場するキャラの順で、
「ユズ→ くーにゃん → コタロウ → シェド → キティ → 真相」 がおすすめです。

ある程度好みで選んでしまっても大丈夫ですが、コタロウルートでは色々明らかになるので、初回は避けたほうが良いと思います。

システム面について

Vita版では選択肢ジャンプの追加に期待

これはちょっと不便なところがいくつか・・
共通ルートが長く選択肢が多い割に選択肢ジャンプが無いのが痛かったです。

ただVita版はプロトタイプさんの移植なので、選択肢ジャンプが追加される可能性が高いかなと思います。

スキップ速度は速めですが、早送りしながら作業のかたわら選択肢をポチポチするのは地味に手間でした。
2周目以降はキャラクターを選んでルートを開始できたらなぁと思ってしまいました。

簡単なミニゲームあり

あとは画面上に出てきた数字をクリックするだけの簡単なミニゲームがあるのですが、時間制限があり結構短めなので、突然出てくると焦りましたw

失敗してもバックログから戻れば問題ないのですが、私はマウスパッドを使わずノートPC本体のタッチパネルで操作していたので素早い動作ができず、何度やっても失敗していたのは内緒です(笑)
この辺りはもVitaの方が操作しやすそうですね\(^o^)/

個別ルート感想 (ネタバレON/OFFボタンあり)

ユズ (CV:金本涼輔さん)


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穏やかで世話焼きな幼馴染。
タマが国王にふさわしいと考えていていつも側で支えてくれます。
従者をこなしつつ和国の軍師も勤めるスーパー猫様でもあります。

和国の立場が悪くなり帝国との間で戦争か一颯を引き渡すかの選択を迫られた際、
ユズの奇策により二国間で血を流さない内容の決闘を行い、勝者の方に一颯が行くという話でまとまります。

タマが悩んでいる時や迷っている時、いつも真っ先に気付いて寄り添ってくれて、王族として表に出せない弱さを許してくれる、そんな存在はものすごく貴重だろうなと思います。
しかし完璧すぎて彼が弱っているときは誰が気付くのかな?と少し心配にもなりました。

一回戦は相手の驚異的な強さにコタロウが敗退。
彼を励まそうと一颯とユズと3人で料理するシーンで、タマとユズの意思疎通が完璧すぎて一颯が「熟年夫婦か!」とツッコミを入れながら照れているのが微笑ましかったですw

あと表向き元気なコタロウですがタマ達が「落ち込んでいるのでは?」と心配した際に、従者のセキが「はい、爪とぎをしている音が聞こえます」と答えたところで「爪とぎ・・!?」と申し訳ないのですが猫らしさを感じてちょっとクスッとしてしまいました(笑

二回戦を前にユズが重圧を感じているのではと考えるタマでしたが、迷いを少しも全面に出しません。
ウィロウとの対決ではユズとタマの信頼が見てとれて良かったです。

ユズは本当は泣き虫だけど姫様のために強くて優秀な猫になったというのがもう・・・良いですよね。
従者として接しながらも本当は姫様の事が好きで…というのがもう・・・良 い で す よ ね (黙れ

ちなみにここや三回戦で帝国に敗退すると、いずれ帝国に姫様を奪われるくらいなら…とユズに誘拐されるバッドエンド(スチルあり)を迎えます\(^o^)/

何だかとても…好きなエンドでした(爆
こうめちゃくちゃ我慢してる従者が我慢しきれなくなって…って良いですよね(

ストーリーに戻りますが、終盤で突如ぐんねこ様が現れ、実は今回の騒動は猫達へではなく一颯への試練だったのだと語られます。ぐんねこ様・・!ただのご当地キャラではなかったのですねw

今回試されたのは「平等性」。帝国とのバトルで一颯が平等に審判をこなした事が認められ、彼は元の世界に戻る事になります。
急な展開に驚きましたが今回の話はやはり一颯の話なんだなと納得しました。

帝国とのバトルが一息ついたら今度はタマとユズの話に。
2人の恋愛には身分差がついて回るので簡単にはいきません(´・ω・`)

それどころかユズに想いを寄せる女の子から「2人は近すぎる。ユズの想いに応えられないなら今のままでは酷だから少し距離を置いてほしい」くらいの事を言われてしまい、確かにユズに頼りきりだった…と反省したタマは、彼に距離を置くことを宣言します。

この時ユズがとうとうタマに想いを告白するのですが、身分差から許されないのは分かった上で「明日からは普通に接するから今だけ許して欲しい」という言葉に切なくなりました(´;ω;)
何年も一緒に過ごしてきて初めて離れた2人はお互いに寂しいなと思いながらも仕方ない事だと諦めた様子。

そこをコタロウとくーにゃんがナイスファイトしてくれたことでユズも吹っ切れ、コタロウとユズが姫様をかけて決闘する事に。
姫様もようやく自分の気持ちに気付きユズを応援すると告げます。

無事勝利し姫様と国王の座を勝ち取るのでした。良かった・・!幸せになって下さい・゚・(ノ∀`)・゚・
可哀想な立場ですが身を引く覚悟のコタロウが本当にいい人で…この後何人ものルートで身を引くのかな?と考えると彼自身のルートでは幸せになって欲しいと思ってしまいました(´・ω・`)

コタロウ (CV:古川慎さん)


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ユズ√でのコタロウを見たらもう2周目はコタロウ殿を幸せにするしかない!と次は何も考えずコタロウ√へ。

タマの従兄で婚約者。明るく気さくな皆の良き兄貴分といった感じのコタロウ殿( ´ー`)
誰に対しても頑張ったな!と頭ぽんぽんして下さるのがとても良かったです!(笑

1周目は自然すぎてどこで個別ルートに入ったか分からなかったのですが、帝国の猫達が来て彼らとの関係が険悪になりそうな辺りで分岐するんですね。

ユズルートでは帝国vs和国で三本勝負をする事になりましたが、コタロウルートでは国王暗殺の犯人を探る事になります。

犯人は帝国だ!と決め付ける猫も多いなか、「帝国への疑いを晴らすと同時に犯人を野放しにしてはタマや一颯が危険」とビシッと意見するコタロウは冷静で王の器だ…と感心しました(´°ω°`)(今更

とはいえ王族が危険な捜査に出るわけにはいかないのでユズから外出を禁止されてしまいます。
そこで2人は部屋に身代わりを立てて独自に捜査することに。従者のハクとセキがひたすら可愛かったです。

しかしコタロウの父であるソラ様にはお見通し。「ただ1人の王族である姫が傷付いたらどう責任をとる!」と怒られるのですが、確かにそれはそうですよね(´・ω・`)

そしてその心配は的中し帝国船に近づいた際に戦闘狂と化したシュバルツに襲われ、コタロウの努力も虚しくタマが怪我を負ってしまいます。
事態を重く見たソラ様やユズにより、タマは傷付けられないよう部屋に軟禁されることに。

理不尽に思えますが、タマやコタロウが国の事を大切に思うように、皆も姫様やコタロウが大切だから守りたいんですよね。

そんな状況でタマはしばらく事態を静観しますが、帝国への疑いが強まったりタマ自身が暗殺者に狙われる内、やはりこのままではいけないとコタロウと共に捜査を続ける事を決意します。

一悶着ありますが、帝国に力を借り協力して無事犯人を捕らえることができたのでした。
婚礼の儀のやり直しもできて幸せ一杯、コタロウ良かったね…!といった感じでした。

ユズルートの後だと言動や行動の端々に彼の葛藤が見てとれて辛くもありますが、その辺りでウウッとなるので是非ユズの後に攻略して頂きたいなと思います。
何で姫様1人しかいないんだろう・・(無茶

ちなみに国王暗殺犯はタマを襲って来た時点でバレバレなんですが、お前か…!といった感じでした\(^o^)/

台詞のない所でポソッとタマに詫びるのですが現時点では許せる訳ないですよね(´°ω°`)
と言いつつ今後目的が明かされたらコロッと手のひらを返してしまうような気もして恐ろしいです(
ゲスっぷりに期待してしまう・・((

あと密かに手助けしてくれるソラ様が不器用すぎてですね…!
これまでの厳しい発言もただ不器用なだけだったとか微笑ましかったですw

以上、包容力バツグンのコタロウ兄ちゃんルートでした。
甘やかしてくれる題してスペシャルお兄ちゃんデーが素敵すぎました(*’д`*)

くーにゃん (CV:村瀬歩さん)


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何かと辛辣な幼馴染。
手先が器用で裁縫が得意、薬学の心得もある。
ものすごく分かりやすいツンデレねこにゃんでした!

何かと周りにいじられたり面倒ごとに巻き込まれやすい体質の苦労人ですねw
「〇〇って言うなし!」という口癖?が面白かったです( ´ー`)

国王暗殺事件の後、
・タマも狙われる可能性が高いという事
・帝国への交渉をタマが体調不良で伏せっていると偽り引き延ばす事
という2点を理由に、タマは城外であり近場のくーにゃんの家へ一時避難する事になります。

世間知らずなタマはあれこれ手伝おうとしても裏目に出てしまうし、くーにゃんはつい嫌味を言ってしまうしで早速ギスギスする2人ですが、お互いに悪気があるわけではないんですよねε-(´∀`; )

くーにゃんは言い方はきついですが、する事がなく退屈するタマを喜ばせようとゼリーを作ったり服を作ったりと優しさに溢れていました。
そしてその気遣いが、隠してるにも関わらず周囲にバレバレなのが微笑ましかったですw

3週間も狭い部屋で軟禁状態のタマを見かねてくーにゃんが外出許可をとってくれるのですが、タマは白いし目立ちそうなので正直帝国に見つかるのでは…と不安しかありませんでした(一応変装してたみたいですが立ち絵はそのままだったので…w

案の定帝国猫に姿を見られており、嘘をついていた事諸々に怒った帝国から宣戦布告されてしまい、また身を隠す日々が始まります。

これ以上逃げるのは厳しい状況になった時、タマはユズの策で仮死状態となり、対外的には死んだ事にして離島へ逃がされます。

タマ誘拐や殺害といった全ての罪はくーにゃんが被り、流刑と称して同じように流されてきます。
くーにゃんはユズにコンプレックスを抱いているようですぐに自分と比較するような事を言いますが、全ての罪を被ってでもタマを守ろうなんて簡単にできる事ではないですよね。
本当に凄いと思うし、幼馴染2人を始めタマは沢山の人に生かされたんだなと温かい気持ちになりました。

最終的にはくーにゃんの家→隠れ家→離島→郊外の家とどこへ行ってもタマと一緒に居てくれるくーにゃんの存在が本当に有難いというか、もはや尊いなと思いました。

既に死んだ事にされているタマは当然姫ではなくなり、分かっていても城にいられない事を嘆くシーンは辛かったですが、くーにゃんが居てくれて本当に良かったですね…
2人には幸せになって欲しいです。

何もできず隠れたり逃げたりする期間が長いので話としては盛り上がりに欠けるかな?と途中思いましたが、直接政治に関わらず城の外からタマを守るという内容がくーにゃんの誓いを現しているのかな、とも思いました。

個人的には満足ですが、タマの扱いや帝国の言いなりみたいになってしまって和国今後大丈夫?と若干心配も残るエンドではありました(爆

あとくーにゃんと一颯の気の置けない友人関係がとても良かったです(´∀`=)
くーにゃんは一颯がニンゲンでも敬わずに普通に接してくれる唯一の存在ですし、一颯もそんなくーにゃんが大好きで彼自身が分かっていない長所を教えて励ましたり、良いお友達でした。

ちなみに今回の一颯の試練は「希望を与えること」だそうです。

シェド (CV:石川界人さん)


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癖の強いキャラに負けず劣らずな中々な展開でした。

早々に自分が国王暗殺の犯人だと明かした上でタマを誘拐するシェド。
これまでのルートだと有無を言わさず殺されそうなところを監禁してくるも、目的は不明です。

タマが攫われた事に対し和国側…ユズは意外にも冷静で、早々にシェドに疑いをかけていて、これまでのルートは何だったんだwと少し笑ってしまいました(すみません

更に一颯を帝国に引き渡す事で、帝国との和平と怪しい商人達のあぶりだしを同時に行おうとします。(帝国に一颯を引き渡せば帝国は引き上げるし、帝国船の出航という大きな出来事に合わせて彼らは動くはずという目論見でした)
しかしシェドの手回しの方が上手で、2人は荷物に紛れて帝国船へ潜入。

生きるも死ぬもシェド次第な上、シェド自身も「こいつ生かしとく必要あるのかな、面倒くさいな」位に思っているのでかなりギスギスした展開でありました。その割にキススチルの多さは異常でした\(^o^)/笑

無事に帝国に着いた後も、隠れながら軟禁状態の日々を過ごしますが、ある日シェドが帝国軍猫に見つかり、逃げる途中銃弾からタマをかばって負傷してしまいます。

逃げる絶好の機会ではありますが、自分を庇って怪我をしたシェドを見捨てられず、手当して食べ物を探してあげるタマ。そうこうしている間にシェドが目覚め、駆けつけた彼の仲間に捕まってしまいます。

恐らく多くのお姉様方がここで「そんな奴放っておいて早く逃げよう?」と思われたことと思います(私はそうでした

その後彼の養父ティガーに引き合わされますが、シェドのやろうとした事は自分にとって一つも利益にならなかったばかりか、むしろ逆効果であったとして「役に立たない奴は必要ない」と一蹴されてしまいます。

シェドは養父に認められたくて必死な1人の子供といった印象に変わりました。
(タマがシェドを見捨てられなかったのは父親に認められたい、という気持ちがよく分かったから)

帝国に保護(シェドは逮捕)された後、ティガーに捨てられて自暴自棄になっているシェドに、これまで奪ってきた命の分の罪を償う事で命の大切さを知って欲しいと語ります。

何とかシェドの死罪を避けるべく、キティに相談しようと思った矢先、グッドエンドと思われる真っ当なルートでのラストのまさかの展開に「・・・!?」となりました。

もう一つのルートではシェドの死罪は避けられないだろうと帝国に保護してもらわず、タマがシェドを拾って2人で逃げるという展開。お互い戻る場所は無いけど2人で生きていこうという内容でした。

全てを失ってもタマのために生きる事がシェドにとっての罰。
それでいいのか姫さんと言いたくなるような気もしなくもないですが(笑)ハッピーエンド?があって安心した!!

個人的にはこちらのエンドの方が好きでした。
あの怪しげなアラビアン調のシェドのテーマBGMが流れると何だか安心します(笑

キティ (CV:武内駿輔さん)


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帝国サイドという事で楽しみにしていたキティ殿です。

しかしまずルートに入れない。
何度トライしても普通にユズルートに入ってしまう…だと…。

それはまだ良いんですが、実はコタロウ殿との狩猟対決のところの4連早押しが苦手でして、バックログから何度もやり直す羽目になりました/(^o^)\おのれシカめ…!

結論から言うと原因はまさかのところで、
ウィロウに帝国について質問するシーンで『最初にキティについて尋ねる』のが大事だったんだと思います。

キティルートに入るのに成功した回は、父上と庭を散歩した後に一颯達との未読会話シーンが追加されていました。一応目安になるかなと思います。

和国と帝国の関係が悪くなりそうな辺りでタマは「自分が友好の証として帝国に嫁ぐ」事を提案します。

一颯を渡さない為には自分が帝国に、という一見もっともらしい言い分ですが、後に「本当は王としての重責から逃げたい。世継ぎを産むことへの期待に応えられるか怖かった」という気持ちがあったのだとユズだけに本心を語るシーンはうおお…と辛くなりました(´;ω;`)

昔からタマの側にいたユズは、そんな思いにも気付いていて黙っていてくれたというのがまた切ない。
しかし周りの仕方ない…という空気の中、タマを帝国に取られる事に静かに怒っているコタロウに萌えました(

タマが帝国へ行くと告げてからどことなく態度が刺々しくなるキティ。
以降何を言われても「え?何?私何かしただろうか?嫌味?嫌味なのか?」と受け取ってしまうタマに笑いましたw

なぜ突然感じ悪くなったのか、釣った魚に餌はやらない感じなのか(=同盟が決まったので繕う必要はなくなった的な)
まさか未来の妻になる可能性が高いから照れてるという事はないかな…?と超希望的にも考えてみましたが、まあ前者が正解かなと思います(´・ω・`)笑

航海の間、食事が3食芋と豆のスープしか出ない事に驚くタマ。何気なく自分の部屋に水差しが欲しいと口にした際、インクに諭されて初めて水や食料の貴重さに気付きます。

当たり前に思っていた自分達が恵まれていたこと。これまであまり語られてこなかった帝国の食料事情が垣間見えて、和国との差に切なくなりました。
その反面食事がまずいと意気投合するタマとインク殿に和みましたw

その後もしばらく航海は続きますが、着いてきてくれた従者のハクとタマとで低レベルな争いを繰り広げたり、タマが家事を覚えようと奮闘したり、シュバルツに勉強を教えてみたりと、大変賑やかかつコミカルで面白かったです( ´∀`)

中でも酔っ払ったタマにいいようにされるキティとのやりとりは、大事なシーンですがニヤニヤしてしまいましたw

帝国に着いてからは新たな展開を迎えます。
結構交流を重ねたように見えましたが、キティはタマの事を結婚して権力を身に付けるための道具としか思っていないとわかり、何だと…!?と思いました。

途中キティの事が好きすぎてタマさんちょっと恋愛脳じゃないか…と思わないこともなかったのですが、今キティは恋愛どころではないと理解していて、「誰かに必要とされたいなら必要とされる能力を持てばいい」という彼の言葉を思い出して、必要とされる存在になれるよう自分の出来る事を頑張るくだりが本当に良かったです。

タマの結婚相手を巡りゴタゴタもありますが、そんなタマをやがてキティも認めてくれて2人は正式に婚約者となるというお話でした。

しかしキティはまだ13歳なのに国の未来というものすごく大きなものを抱えていて…!もはやすごいという言葉しか出てきませんでした(薄い感想

しかし途中までは面白かったのですが、帝国に着いてからは正直何となく話が好みではなかったかな…と失礼な感想を抱きましたε-(´∀`; )

押せ押せヒロインとつれない相手。嫌いではないのですが、多分私は追いかけるより追われる展開の方が好きなんだと思います(それはもう鬱陶しい位に追われて欲しい←もはやストーカー

しかしですよ!!

まさかのインク殿エンドが!!エンドがあっあるっ!ある!?!
うわあああああ!!|←孤島| ┗(^o^ )┓(嬉しさのあまり孤島へダイブ

語られるインクの境遇に驚いたと同時にこのエンドのタマが普通の女の子みたいで可愛くて可愛くて仕方ありませんでした。

タマの結婚相手がインク殿になって終わるのかな?と思いきやそこまで甘くはありませんでした(
しかしインク殿エンドを作って下さった事に感謝しかありませんでした( ;∀;)primula様ありがとうございます…!

真相ルート


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最後を飾る一颯ルートは恋愛要素はなく、真相ルートといった位置づけでした。

なかなかの衝撃展開でこの世界は何なのか、人間はなぜ滅びたのか、猫達は…?といった謎が一気に解けるルートでした。

鍵を握るのはシェドの養父であるティガー。
実は彼は不老不死の肉体を持つ「始まりの猫」で、自分をこんな体にしたニンゲンに復讐したいと考えていましたが、もう人間は滅びてしまい存在しない。
ならせめて和国と帝国に戦争を起こす事で、ニンゲンが作ったこの世界を滅ぼそうとしていたのでした。

驚くべき事にそのニンゲンとはまさかの一颯の事。
生物学者となった未来の一颯が絶滅したサーベルタイガーを蘇らせ、猫達に知能を与えた結果、神の怒りを買ってしまい天変地異により人類が滅びたのでした。

ちなみにこのサーベルタイガーを元に作られたのがティガーで、他の子達のように元が猫じゃなかった事が原因で、遺伝子操作するうちに事故的に不老不死になってしまいます。

1人残された後、愛する猫たちの死を見届けるしかなく、それがやがてニンゲンへの恨みに変わっていったと語る様子が不憫で…

真相に辿り着いた一颯の前にぐんねこ様(神)が現れ、この世界をどうしたいかと問います。ここで選択肢。

「この世界を残す」を選択すると猫達の歴史は続いていく代わりに再び人間は再び滅びることになり、「この世界を残さない」を選択すると異世界は消滅。

一颯は異世界での記憶を無くして元の世界に戻り、タマによく似た白猫を拾って終了。同じ未来を辿るのでは?と不安になりますが、ぐんねこ様が滅びを回避できると言っていたので未来は変わるのかなと思います。

人間の未来か猫の未来かを選ぶという究極の選択ですが、選ぶシーンも選んだ後も意外とあっさりしていておおっ!?となりました(笑

一颯のキャラは面白かったのですが、人となりについてもう少し詳しく語って頂きたかったなと思います。

例えば会話を見る限り普通の高校生なのに、未来では天才生物学者になっているというのがどうも想像つかず…ε-(´∀`; )
冷静で知的な一面は見え隠れしていたので実は好奇心旺盛な天才タイプなのかな?とか想像していました。

まとめ

まとめ感想

ということで「軍靴をはいた猫」フルコンプ感想をお送りしました。

ボリュームは各ルート3〜4時間以上かかり、結構あったように思います。
体感ではキティ>ユズ=コタロウ=くーにゃん>シェド>真相くらいでした。

Vitaへ移植されるにあたり、帝国猫勢のルートやシュバルツのイベントなどが追加されたらいいなと思いますが、今のところ追加要素はなさそう・・ですね。
是非彼らのイベントをもっと見てみたいです。

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本日も感想にお付き合い下さりありがとうございました(=´∀`)人(´∀`=)

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この記事を書いた人

モッチと申します。
ゲーム特化のWEBライターとしてゆる活動中。
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