いつも遊びに来て下さりありがとうございます。
今日はVita版吉原彼岸花の感想を書いていきます。
もう最初に言ってしまいますがすごく面白い作品でした。
キャラのことを全く調べずにスタートしたのに、ストーリーの面白さに加えて萌えが半端なくて苦しいです!
いきなり何言ってるんだという感じですがまず叫びたかった。すみません!
目次
吉原彼岸花とは?
この作品は吉原で花魁として暮らす主人公:凛の生き様を描いたお話です。
吉原が舞台ということで専門用語も多いですが、新しい言葉が登場するたびに用語説明が表示されるので、画面をつついて意味を確認しながら進めていました。
Switch版は追加要素あり
もとは成人向けPC作品で、PSVita→Switchの順に移植されました。
Vita→Switch移植に伴う追加要素は以下の通りです。
・6人の攻略対象キャラクターに各1シーンずつスチルを追加
・Vita版でカットされたスチル3枚を復活して追加
・Vita版予約特典の「異聞・桜華屋学園~いつかの未来で~」をビジュアルノベル化して収録
新規エピソードはありませんが、追加要素が多いので個人的にはSwitch版をおすすめします。
私は桜華屋学園はドラマCD版を聴いたのですが、朔夜君が面白い後輩になっていたり、時雨さんが先生になっていたりと絶妙なキャラ設定でとても面白かったですよ。
ストーリー概要
時は江戸。
絢爛豪華な町の裏側で,欲望が渦巻く新吉原。
老舗遊郭「桜華屋」で,最高位の花魁を務める千早。
祖国に暮らす両親の元へ帰るため,朝な夕な,誰とも知らぬ男の伽の相手をする。
普段と変わらない日常。
吉原という小さな世界だが,千早にとっては自分を証明できる大切な場所。
楼主の時雨,禿の柚,共に働く心強い遊女たち……
かけがえのない存在に囲まれ,苦界と言われども花魁の仕事に誇りを持っていた。
本当の恋を知るまでは──。
抗えない運命にのまれていく,一人の遊女の激動の物語。
──情にほだされ行き着く先は,あなたの腕か紅い檻
胸に秘めたる誓いのを,散るも枯らすも彼の人次第──
一夜限りでもいい,あなたに抱かれたい……
引用元: https://www.prot.co.jp/switch/yoshiwara/
ヒロイン紹介
主人公:凛(源氏名・千早)※ 名前は変更可能、源氏名は変更不可
性格は素直で器量好し。仕事に誇りを持った凛とした女性。
花魁となって色事に詳しくなった今も、幼い頃に離ればなれになった幼馴染みへの淡い恋心を忘れずにいる純真な心も持ち合わせている。
引用元: https://www.prot.co.jp/switch/yoshiwara/
個人的レビュー
吉原彼岸花の良いところ
システム面が快適
システム面は超親切設計で、画面をドラッグすることで既読スキップ・巻き戻し・選択肢ジャンプなどができてしまいます。スキップの速度も変更すればものすごく早くなるので快適でした。
糖度が高い
成人向けPC作品の移植ということで色々カットされていますが、文句なしの糖度の高さです。
但し甘さ面にも暴力的な面でも結構大人向け描写があるので、PCゲームを遊んだことがない方には少々辛いかもしれません(´・ω・`)
バッドエンドがしっかり描かれている
総じて辛い気持ちになってしまうバッドエンドが多いですが、辛い中にも美しさがあったり、深く考えさせられるような内容もあり、実はベストエンド以上に印象に残っています。
バッドエンドに力が入った作品は名作(黙れ
吉原彼岸花の悪いところ
攻略制限がやや複雑
後述しますが攻略制限がやや複雑なので、攻略サイトを見ないと難しいかと思います。
リアルタイムでPC版をプレイされていた方々はきっと攻略に苦労されただろうなと思います。
私は恥ずかしながら効率厨ゆえに攻略情報が出揃ったゲームをプレイすることがほとんどです…
どうでもいい話ですが、過去にPCゲームの「あかやあかしやあやかしの」を発売日に購入し、唯一自力プレイしたことがあるのですが、フラグ立てが難しいゲームだったのでそれはもう苦戦して、何度金魚に食べられるバッドエンドを見たか分かりません。あれはもはやトラウマです(笑
人によってはしんどすぎるかも
苦界といわれる吉原で暮らす女達の生き様を、これでもかという位描いてくれるので共通√から結構しんどいです。
華やかに見える遊女達ですがその背景はなかなか過酷で、これは攻略キャラ達と恋愛関係になったとしても幸せな未来が見えないぞ…と戦慄していました(´・ω・`)
攻略キャラクターとおすすめ攻略順
攻略制限について
攻略キャラクターは全部で6名+真相ルートです。
少々特殊な攻略制限我あり、伊勢屋さんのベストエンドは、辰吉さん含む全員のベストエンドを見てからしか見られません。
しかしその辰吉は伊勢屋さんのバッドエンドを見てからしか攻略できないため、行ったりきたりする必要があるんですね。
更に全員のベストエンドを見た後に真相ルートに行けるようになります。
おすすめ攻略順
これらを考慮した上で、個人的なおすすめ攻略順は以下の通りです。
朔夜 or 大月 忍 or 神楽屋 彰人 → 桜華屋 時雨 → 伊勢屋 惣一郎(バッドエンド) → 辰吉 → 伊勢屋 惣一郎(ベストエンド) → 真相ルート
最後の方の伊勢屋ベストエンド→真相ルートの流れは確定ですが、あくまでおすすめ順なので、それ以外の所は好きに攻略しても問題ありません。
かくいう私も実は4人目で伊勢屋さんに特攻して、バッドエンドしか見られず衝撃を受けた人間です\(^o^)/笑
極端な話、追加された辰吉ルートだけプレイしたい場合は、1周目伊勢屋(バッドエンド)→辰吉の順に攻略すればOKです。
伊勢屋 惣一郎 | CV:中澤 まさともさん |
朔夜 | CV:水島 大宙さん |
大月 忍 | CV:間島 淳司さん |
神楽屋 彰人 | CV:竹内 良太さん |
桜華屋 時雨 | CV:森川 智之さん |
辰吉 | CV:興津 和幸さん |
個別ルート感想(ネタバレあり)
朔夜 (CV:水島 大宙さん)
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初回は朔夜君√に行きました!
無口ですが腕のいい髪結いさんです。
全く情報などを調べていなかったので第一印象というか、共通√で最初に出てきたのが彼だったという安直な理由から初回に選んでしまいました(
結果、もう本当に本当に良かったですありがとうございます!!
真っ直ぐで優しくて本当に良い子でした。
さっきから「本当に」としか言えない自分の語彙力のなさを呪いたい。
寡黙さから冷たい印象でしたが、ギャップにやられました/(^o^)\
個別√に入って早々倒れた凛のお見舞いに来てくれて自分のお昼ご飯を渡そうとしてくれるんですが…
それが大量のお饅頭なんですよww
何でwwと笑ってしまいました(笑
ものすごい甘党な上に天然さんだったんですね!
冷たいように見えたのも人と接するのに慣れていないだけで、ここで朔夜君の印象が大きく変わりました。
更に子猫に懐かれたものの見世で飼うことが出来ず、困っていた凛の所に通りかかり、飼い主を買って出てくれたのをきっかけに交流する機会が増えて行きます。
朔夜君の長屋で猫(さくら)を見守りつつ会話する2人がまったりしていていいですね(*´ー`*)
凛は普段の仕事ぶりからしっかりしている子だなという印象でしたが、子猫と接してはしゃいでいる時は年相応の女の子のようでこんな一面もあるんだな、と思いました。
その後、文字の読み書きができない朔夜君に凛が先生として読み書きを教えることになりますが、絶対に恋をしてはいけないと楼主の時雨さんに釘を刺されます。
文字を教えた帰りに朔夜君が毎回手紙を置いていってくれるのですが、平仮名でたどたどしいながらも一生懸命書いているのが伝わってきて和みました( ´ー`)
凛もそんな彼に惹かれていくのですが、恋愛はダメだいう気持ちと見世一の花魁とただの髪結いという立場が切なすぎてふぉわあああとなりました。
朔夜君からの告白に返事ができない凛は、1度だけという約束で関係を持ち2人は以前のように花魁と髪結いの関係に戻るのですが、朔夜が去り際に毎回短い手紙を置いていくのがもう。゚(゚´Д`゚)゚。
そしてこの後もう…!(色々爆発した
ゲス男の出現から吉原を逃げ出す展開になり、逃げ切れたり連れ戻されたり?と様々な結末を迎えます。
時雨さんKOEEEE
容赦ない折檻KOEEEE!!
前半の癒しと後半の切なさが絶妙で胸がいっぱいになりました。
最初から最後まで朔夜君の真っ直ぐさが眩しかったです!
ベストエンド良かったなぁ…!としんみりしていたのですが子供の名前で笑ってしまいました。その由来はないよww序盤の小ネタをこんな所で回収してくるとはあっぱれでした/(^o^)\
大月 忍 (CV:間島 淳司さん)
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誰にでも明るく接するお侍さま。少しチャラい
第1印象は謎の人でした。
その人懐っこさから凛からも大きな犬みたいと称されていましたね( ´ー`)
ちゃらんぽらんに見えますが、座敷で凛が体調悪い事に気付いてさりげなく気遣ってくれたり、倒れたお菊さんに対する対応を見て実はすごくしっかりした人なのかな?と思いました。
大金を払って見世に遊びに来ても、いつも夜を迎える前に酔いつぶれて寝てしまうというのも謎ですよね。
しかし実は忍さんがお店で飲んでいる酒と思われたものは水で、狸寝入りをしているということに凛は気付きます。
問いただすも「実はお酒に弱すぎて一口飲むだけでひっくり返ってしまう」という回答で、うっそだー(´・ω・`)と思っていました。
しかしまさか本当だったとは…w
後の√での追加シーンで分かるのですが、お酒を飲んでるふりをしてるのがバレないように2、3ヶ月おきにお店を変えていたんですね。
酒と水を入れ替えてもらうことができたのは、顔見知りであった時雨さんの提案と分かり、なるほど!と思いました。
謎が謎を呼ぶ忍さんですが、お店にいる時に命を狙われた出来事をきっかけに、実は父親が大名であるため相当身分が高い人であることが分かります。
しかし母親が正妻ではなく、花魁だったので周りからのやっかみもあり相当苦労して生きてきたのでした。
母親が亡くなってからも落ち着くという理由で吉原を放蕩していましたが、誇りを持って働く凛を見ている内に惹かれたという経緯でした。
これまで真意が見えませんでしたが、凛の事は本当に好きだったんですねw
気持ちを伝えて以降の忍さんは凛の事が好きすぎて可愛かったです。
凛が「信じられません」とか結構バッサリな応答をする度に、忍さんがうそーん!みたいな反応をするのに笑いました( ´∀`)
ふらふらと生活してきた分これからは真面目に生きていってくれたらいいですね!
先にバッドエンドから見ようと思い、最後だけ攻略サイトを見ずにこっちだろうと選択肢を選んだのですが、ベストエンドになり驚きました(笑
しかしエンディングの2人が幸せを絵に描いたような感じだったのでほっこりしましたー!「もーらった!」という台詞には彼の人柄が溢れ出ていて笑いました( ´∀`)
…その分あとのバッド2連続はきつかったです(
特に「必ず取り戻す」の方はリアルで恐ろしさと悲しさを感じて印象に残りました。
凛が葉津さんと同じ道を歩いてしまう皮肉よ…
孤独や嫉妬は人を修羅に変えてしまうのですね。
この作品のバッドエンドはなかなか考えさせられますね(´・ω・)
余談ですがもう1つのバッドで凛が時雨さんから「お前おかしいよ」って言われるんですが、どうみてもやばそうな貴方に言われたくないwと思ったのは内緒です(
神楽屋 彰人 (CV:竹内 良太さん)
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元々は凛の姉女郎である千景の敵娼だったのですが、約束をすっぽかしたり散々不誠実な対応をしてきたので、彼に対し凛は良い感情を持っていません。
最初は本当に感じが悪いので私も共通√の時点ではこの野郎!と思っていました(
が、感じの悪い酔っ払いからさりげなく助けてくれたり実は優しい所もあるのかな?と思ったり。
個別√に入ってからもしばらくはそんな感じですが、凛も負けじと皮肉で応戦するのでなかなか険悪な雰囲気でお話が進みます。
しかし普段そつなくしっかりしている2人が子供のように喧嘩できるのは、ある意味この2人でいる時だけの特権なんじゃないかなと思いました。
しかし凛は実は唄が下手というのは意外すぎました。しかも本人気付いていないというw
お座敷で彰人が唄の話題を出した時の周りの必死のフォローに笑いましたw
犬猿の仲の2人ですが、3度目の登楼の後の彰人さんの本音が見え隠れするシーンは良かったです。人に虚しさを感じていて、それを見抜く凛を放っておけないんですね。
つまり可愛い子ほどいじめたいみたいな感じですかね!( ・`ω・´)(違
お祭りの最後に凛に素直にお礼を言われて真っ赤になる彰人さんがたまらなく可愛かったです!
そしてそれ以降、凛への好意を隠そうともしない彰人さんですが、やたら高価なものを送ろうとして気を引こうとするあたり不器用すぎて笑いましたw
逆に言えば物を贈る以外で人の気を引く方法を知らないんだなと思うと寂しい気持ちにもなりました。
喜んでくれない凛に対し、手をボロボロにしながら虎の根付を作っていた時はもう…何て可愛いんだと思ってしまいましたね…!(笑
想いが通じあってからの2人は微笑ましかったのですが、その時点でまだ10章だったのでああ、このままは終わらないな(´・ω・`)と。
幸せな終わって欲しいと願わずにはいられなかったけれど、まあ無理ですよね(苦笑
その後の展開…特に彰人さんを殺そうとした女性の告白が切なすぎて心が苦しくなりました。
凛は彰人を許せるのか、と思わなくもないのですが、この一件があったから凛は自分を冷静に見つめることができたんですね。
あと忍さんが優しすぎて心が浄化されました( ´ー`)
というか時雨さん、両親のくだりとか怪しいし絶対悪人だろう…!(オイ
伊勢屋 惣一郎 (CV:中澤 まさともさん)
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個人的にこのイラストが美しくてすごく好きです・・!
生き別れた凛の幼馴染。
これがどのタイミングで明かされるのかな?と思っていたら、個別√の始めにいきなり明かされるので驚きました。
穏やかで優しそうな雰囲気ですが伊勢屋さん時々恐いw
時雨さんの話をした時とか恐い/(^o^)\
こうスッと真顔になるのがww
喜蝶さんや柚すらも何かやばいぞと察知する程で、凛の客がお腹壊して来られなくなったりとか絶対裏で何かしてますよね(
更に早い段階で凛を身請けしたいと言い出すので、この√はどういう流れになるのかな?実は何か裏があるのかなと不安になりましたが、そんな心配をよそに早い段階からラブラブでした(笑
十年経っても凛への想いは消える事はなく、ずっと想い続けてきたなんて重ゴフッゴフッ…一途だな…
しかしそんな凛の伊勢屋さんへの感情を見抜いた時雨さんにより、他の客をおろそかにしないようにとしばらく登楼を拒否されてしまいます。
そんなある日、凛を心配した喜蝶さんが他のお店で接待をしていた際に、隣の座敷に入っていく伊勢屋さんを見かけて凛に接待の仕事を代わってくれます。
凛は伊勢屋さんを見つけて部屋の話に聞き耳を立てますが、そこで「消せ」などと物騒な会話をしているのを聞いてしまいます(´・ω・`)
一瞬どこかの阿片王が頭をよぎりましたが、廻船問屋の裏の顔として伊勢屋さんが主に運んでいたのは外国の武器(銃)でした。
悪事に手を染めても凛との約束を叶えるためだけに生きてきた彼は歪んでいるけれど、どこまでも真っ直ぐだなと思いました。
最初に見たのがバッドエンドの「遠い日の約束」だったのですが切なくて半泣きになりながら読み進めていました。゚(゚´Д`゚)゚。
悲しい内容なのに最後のスチルのきらきらと光る水が美しくて印象的でした。
「奈落の果て」はツッコミどころ満載でしたが、彼の真っ直ぐさは凛への想いだけでギリギリの所で保たれている危ういものだったのだなと感慨深い気持ちになりました(´・ω・`)
しかし俺と君とでそいつを飼おうよww
その発想はなかったwww
しかしこのエンドでそんな風になってしまった理由もベストエンドを見て納得しました。
時雨さんは地獄に落ちればいいと思うよ(´・ω・`)(オイ
辰吉 (CV:興津 和幸さん)
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辰吉だけアイコンがないので壁紙で失礼します・・
無口でぶっきらぼうだけど優しい桜華屋の見世番
と見せかけて実は伊勢屋さんから桜華屋の様子を探るために送り込まれた部下で、凛の事を見守りつつ状況を伊勢屋さんに逐一報告していました。
普通にお店の人だと思っていたので彼の役割は本当に意外でした。
無愛想ですが柚とよく遊んであげていたり、凛の話を聞いてくれたりと優しさが見え隠れしほっこりしました(´∀`)
しかし彼の立場を考えるとやはり伊勢屋さんどうするの?というのが気になるところですよね(苦笑
はい。その辺りは避けられるはずもなくものすごくドロッドロしていました。
いやー伊勢屋さん恐かった!!(笑
凛が辰吉と仲よさそうに話しているのを見た時の絶対零度っぷりもさることながら、仲を疑った時(というよりもはや確信してる時)は本格的にやばかったです。声も顔もひんやりしてるんですよ!!
恐すぎて逆に清々しいなと笑ってしまうレベルでした!\(^o^)/(オイ
その後辰吉と伊勢屋さんの過去の場面で、辰吉がいかに彼に感謝しているかが伝わってきて何かもう辛い気持ちになりました。
伊勢屋さんも10年間凛のために頑張ってきたのに報われなさすぎて、凛も初恋の人である彼への罪悪感は消えず。
そんな立場から、凛と辰吉が手放しで幸せになるのは難しかったと思いますが、エンディングは切なすぎて( ゚д゚)う、わああああ…!となりました。
1番ハッピーっぽいものですら切ないというか…!
辰吉√はVita版で追加されたそうですがこれはもう…PC版にあったと言われても違和感ない展開でした。是非PC版に逆輸入して頂きたいです(コラ
切ないと言いつつ嫉妬や恐い伊勢屋さんが見れてホクホクな気持ちにもなりました\(^o^)/ゲスでごめんなさい(
桜華屋 時雨 (CV:森川 智之さん)
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桜華屋の楼主で吉原に来た凛を花魁にするため育ててきた保護者的な存在。
朔夜君の√では恐怖の折檻があったり、他√でラスボス的存在であったため正直いい印象はありません(爆
バッドエンドとかで振り返った所に時雨さんがいると「あ、終わったな」と思います/(^o^)\
ただ凛への執着が普通ではないので何があってそうなったのだろうと気になっていました。
この√では凛が時雨さんに全幅の信頼を置いている状態でお話が進みます。
恋には興味がないといった様子の凛ですが、時雨さんの縁談相手と噂される紫乃さんが現れてから少しずつ変わっていきます。
紫乃さんは美しい上に仕事のできる人で、桜華屋を手伝うようになってすぐに店の人達とも打ち解けますが、そんな彼女に凛は焦りや嫉妬といった感情を抱くようになります。
ドロドロした感情を抱いてしまうのは仕方ないとはいえ何とも言えない気持ちになりましたねε-(´∀`; )
そしてある時ついに我慢できなくなり時雨さんに想いを伝えるのでした。
紫乃さんは実は縁談相手ではなく、引退を考える時雨さんの後釜でした。
2人で吉原を出る事になりめでたし…ってアレ…?予想していたようなドロドロした展開も無く何だかさらっとしていて驚きました∑(゚Д゚)
が、それは後の真相√の方でがっつりありました…
ベストエンドより時雨さんが1人で去ってしまい、残された凛が寂しさを埋めるように男を襲いまくるバッドエンド「堕ちた花魁」の方が正直印象に残っています\(^o^)/
辰吉が誠実すぎて泣きました(
そして真相√です。
導入部分は本当に恐かったです(
他の√での彼の行動や伊勢屋さんのベストエンドを見ていればもう時雨さんがどういう人物なのかは分かると思います。
一言で言えばどうしようもなく狂った人で、犯してきた罪は重く償いようのないものだと思います。がどうしてそんな人間になってしまったのかと考えたら元を辿れば親のせいであって…やるせなさを覚えました(´・ω・`)
それでも同情できないくらいの外道なんですけどね(
吉原彼岸花というタイトルは時雨さんのためのようなものですね。
まとめ
納得の攻略制限
1つの話は一気に読みたい派なので、正直最初は伊勢屋さんベストエンドの攻略制限は必要だったのかな?と思っていましたが、がっつり真相エンドの内容を含んでいたのでこれは仕方ない…!と納得しました。
続きを読む
それにしても時雨→辰吉√を連続で攻略したので、伊勢屋さんが不憫な感じになる率が高かったです/(^o^)\行くな凛!って何回聞いたんだろう…w
伊勢屋さんと時雨さんって狂気の方向性は違いますがどちらも結構狂ってるので案外似たものを感じる…と言ったら失礼ですかね。
推しキャラは・・?
さて無事にフルコンプを迎えましたが吉原彼岸花、本当に面白かったです!
感想が多めなのでバレバレだと思いますが推しキャラは伊勢屋さんです\(^o^)/
優しそうで穏やかなキャラが好きなのでどツボでした。
…実際には優しいのは凛にだけですが、そんな黒い所もまた良かったなと(笑
人物の気持ちがしっかり描かれているので、それはないだろう…というような場面もほとんどなく自然と楽しんで読み進めることができました。
サブキャラが魅力的でした!
あとサブキャラがいい味を出していました!
同僚の喜蝶姐さんは明るくサバサバしているのに気遣いのできる素晴らしい人だし、禿の柚も凛を慕う可愛い後輩だし、厳しい婆さんのお菊も何だかんだ言いつつ凛には優しいしと、嫌な人がほとんど居ませんでした。
花魁ということでライバルとか同僚のやっかみとかが沢山あった、といった文章はありますが、女の子同士のゴタゴタとかは正直見ていて気分のいいものではないので、作中ではそういった描写はほぼされなかったのが逆に自分には好印象でした。
印象に残ったエンディング
ED曲の切ないメロディが好きです。この曲のアレンジは作中でも使われていたような気がしますね。
各キャラに2〜3個あるバッドエンドがただ死亡して終わり、というものでなく切ないながら考えさせられる内容のものが多かったです。
続きを読む
朔夜君だと生き別れになるエンドで最後は再会できたのか、それとも死の間際に見た幻だったのかな?とか忍さんだと必ず取り戻すのエンド、伊勢屋さんだと心中エンド、辰吉はくちづけのエンドが好きでした。
彰人さんはバッド辛かったのでベスト一択で(オイ
ん?時雨さん?時雨さんは…ハハッ(゚∀゚)(ごまかすな
音楽は和楽器が使われていたりと世界観に合っていて良かったと思います。
各キャラのテーマ曲があるのもいいですねヽ(´ー`)ノ
最後に
というわけで吉原彼岸花、本当に楽しませて頂きました!
キャラ萌えがありすぎて最近プレイした作品の中で頭一つくらい飛び抜けて面白かったです!!
・切ない話が好き
・ストーリーがしっかりした作品を遊びたい
・糖度が高い作品を遊びたい
以上のような方には本当におすすめです!
おすすめして下さった皆様本当にありがとうございました。
長々と書いてしまいましたが、今回も感想にお付き合い下さりありがとうございました!
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