本記事では『闇ゆく君に花束を』のフルコンプ感想を、作品紹介 → 各ルート感想 → まとめの順にまとめています。
・どんな作品なのか
・面白かった点
・主人公(ヒロイン)や声優の情報
・ストーリーのネタバレ感想
・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。
「どんな作品か気になるけどネタバレは踏みたくない!」「他の人の感想を読んでみたい!」という方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
『闇ゆく君に花束を』作品紹介
基本情報

『闇ゆく君に花束を~Bouquet for you in the dark』は、2026年5月26日に個人ゲーム制作サークル・Camelliaさんから発売されたPC向け乙女ゲーム。
攻略対象全員がヤンデレということで、ちょっぴり不穏で刺激的な恋が楽しめる作品です。
まさに病み好きさんによる病み好きさんのための作品…といった感じで最高でした!
なお、Steam版は規定により表現が一部変更・カットされているそうで、本来のストーリーが楽しめるR15パッチがBOOTH で無料配布されているとのことです。
フルコンプまでにかかった時間は5~6時間ほど。
攻略キャラ3名がそれぞれタイプの異なるヤンデレなのもポイントで、「どんな感じなんだろう…?」とワクワクヒヤヒヤしながら楽しめました。
たくさんの「うわぁぁぁ!」を味わえるので、闇の乙女ゲーマーさんにはぜひプレイしていただきたいです。
病み展開を回避できるハッピーエンドも用意されているため、「気になるけれど、重い展開はちょっと苦手……」という方でも、十分楽しめる作品だと思いました。
ざっくり導入部分の感想
生徒会の広報担当として、学校のSNS運営を任されることになった主人公・白石葵ちゃん。
「1人でできるかな……」と不安に思っていると、各学年から1人ずつお手伝いの生徒が来てくれることに。
お友達も手伝ってくれることになり、とても爽やかな導入からOPが流れるんですが、
ここからどう病み方面に転ぶんだろう…!?と気になりまくりでした。笑
ともあれ、手伝ってくれる3人との初顔合わせの日。
最初に現れたのは、人付き合いが派手だと噂の1年生・名取瑠夏くん。
「なんか面白そうだから」と、自分から立候補したというだけあって、やる気満々です。
続いて非の打ち所がない同級生・葉月秋穂くん。
癖つよメンバーの中では唯一のまとも枠……に見えますが、私には分かります。病むと1番怖いのはたぶん秋穂くん(オイ
最後に、近付きがたい雰囲気にオネエ口調という尖ったキャラの先輩・三上 優くん。
なんとも濃い顔ぶれですが、面倒でもちゃんと集まりに来てくれるあたり、悪い人たちではなさそう。
こうして4人で、さまざまな部活や学校行事の取材をすることになり、2人ずつの班に分かれることに。
ここで進みたいメンバーのルートを選び、いざ活動開始です。
エンディングは全17種類!システム面はちょっと惜しいところも
エンディングはハッピーエンド・境界エンド・ヤンデレエンドの3種類。
選択肢で上がるのが好感度ではなく、ヤンデレ度というあたりが、最高に尖っていて良いと思います(しかも上がるけど下がらない\(^o^)/
各エンディングはその名の通り、幸せ・病んだ雰囲気、幸せだけどちょっと不穏…といった感じにいろいろな展開が楽しめました。
ストーリー&ヒロイン紹介
生徒会広報としてSNS運営を任された主人公は、
3人の生徒と共に作業をすることになる。
付き合いが派手だと噂の後輩
非の打ち所がない同級生
近づきがたい先輩
彼らとのかかわりの中で見え隠れする闇・・・
―― 共に堕ちるか、その手を取るか ――
ヒロイン紹介
主人公:白石 葵(名前変更可能)
生徒会の広報に所属している高校二年生
学校のSNS運営を任され、
名取・葉月・三上と共に活動することに……。広報としての活動はほぼやったことがなく
引用元:https://karakuren.wixsite.com/yamikimi/%E4%B8%BB%E4%BA%BA%E5%85%AC
今回の大役に不安を覚えている。
攻略について
各ルートで登場する選択肢は全部で5回。
相手に寄り添う選択肢を5回選ぶとハッピーエンド、2回選ぶと境界エンドに辿りつきました。(※ヤンデレエンドは3回ほど外した状態で到達を確認)
選択肢が出るたびにセーブしておけば、全エンド回収も難しくないかな、と思います。
攻略キャラクター&キャスト紹介
| キャラクター | キャスト |
|---|---|
| 名取 瑠夏 | CV:佐野 裕理さん |
| 葉月 秋穂 | CV:缶飲 ぼとるさん |
| 三上 優 | CV:一色 茶利さん |
ざっくりネタバレ感想(ネタバレON/OFFボタンあり)
葉月 秋穂 CV:缶飲 ぼとるさん

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人の心が分からない(大歓喜
実は私、優しそうな人からスッ繰り出される、真顔の「人の心が分からない」が大好物であります。
ありがとうございます…!(土下座
葉月くんの第一印象で「病んだら一番怖いタイプでは?」と思っていましたが、そんな期待(?)を裏切らないルートでした。
***
葉月くんと葵ちゃんは1年生の時に同じクラスだったものの、ほとんど話したことがないくらいの関係性。
それでも葉月くんは話しやすくて優しく、最初から頼りになる存在です。
女子からかなりモテるらしく、親友からは「妬まれないよう気を付けてね!」なんて忠告も。
女子の嫉妬って怖いですからね……。
……とはいえ、実際にはそういった修羅場は特になく(←ちょっとホッとしたのは内緒)、有能な葉月くんのおかげで取材はサクサク順調に進みます。
***
葉月くんは「白石さん可愛いから」とさらっと言えてしまう天然タイプ。
バレー部の取材でも、葵ちゃんにボールが当たらないようさりげなくポジションを変えてくれたりと大変紳士。
なんというか…「これは普通に恋に落ちるな」というような、とても良い雰囲気です。
しかしある日の部室での、名取君と連絡先交換しながら会話していた時のこと。
名取くん:「俺、葉月先輩ちょっと苦手なんですよね」
名取くんは人の心を読むのが得意だそうなんですが、葉月くんは何考えてるか分からなくて得体が知れないとのこと。
なんと…
***
その後の取材でも葉月くんはナチュラルに距離を縮めてくるので、葵ちゃんは気付くとドキドキしているような状況です。
ただ、そんな距離感は自分でも意図していないもののようで…
実は葉月くんは、生まれつき感情表現が苦手。
周囲に変だと思われないよう、普段から演技をして過ごしているのでした。
両親を心配させないため、家でも演技を続けているという話は切なかったですね……。
***
そんな葉月くんに対し、葵ちゃんだけは「困っている」「嬉しそう」など、微妙な感情の変化を自然と感じ取ります。
感情豊かな葵ちゃんに興味を持った葉月くんは、
「感情の出し方を教えてほしい」
とお願いし、一緒に過ごす時間が増えていきます。
葵ちゃんの前では演技をやめ、感情の薄い「素」の姿を見せるようになる葉月くん。
最初は「放っておけない」という気持ちだった葵ちゃんですが、少しずつ恋心へと変わっていく過程がとても自然でした。
葉月くんサイドも、葵ちゃんが名取君と取材に行きそうになるとスッと交代に入ったり、おっ?と思えるような変化があって良きでした。
でも葉月くんはそんな自分の変化に戸惑っていて、葵ちゃんと一緒にいるようになってから、どんどんわいてくる自分の気持ちに混乱してしまうんですね。
「この独占欲は葵ちゃんを傷付けてしまう」
と考え、一度は彼女から離れようとします。
それでも、お互いの気持ちを確かめ合い、正式に恋人同士になるのでした。
***
葉月くんのルートは、「独占欲」とどう向き合うかでエンディングが分岐します。
一度は離れたけれど、やっぱり芽生えた独占欲が消せず、悪い方に暴走してしまうのが監禁バッドエンド。
自分をこんな風に変えてしまった葵ちゃんが憎いと言う葉月くんに一方的な気持ちをぶつけられてしまうのでした。
もはや葵ちゃんサイドの気持ちなんて関係ねぇな一方的なド重愛が良きでした。
暴走しかけた葉月くんにちゃんと気持ちを伝えて受け入れるのが境界エンド。
仄暗い葉月くんもちゃんと受け入れるよーな感じ。でも最終的に共依存のような形になって、いつかは殺されてしまうような気がする…
ハッピーエンドでは、葉月くんは演技をやめ、本来の自分として生きることを決意します。
エンドごとの違いをまとめると、
- ハッピー:演技をやめて素で生きる
- 境界:普段は演技、2人きりの時だけ素
- ヤンデレ:さらに演技を重ね、本心を隠したまま生きる
と綺麗に分かれていて、締め方も非常に良きでした。
名取 瑠夏 CV:佐野 裕理さん

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光のわんこ系ヤンデレってめちゃくちゃ良くないですか?
名取くん、悪名高過ぎて葵ちゃんの親友・香帆ちゃんから警戒されてるのがちょっと面白い。
とはいえ、交友関係が幅広く社交的な名取くんは、テキトーに見えてかなりのしごできさんで好印象でした。
サッカー部の先輩にあらかじめ取材の許可をとっておいてくれるんですが、実はとても緊張していたのだとか。
本当は怖かったのに、先輩のために先回りしておいてくれるの優しすぎませんか?
序盤に名取君と一緒に写真を撮る爽やかなシーンがあるのですが、「大丈夫?部屋の壁に先輩の写真たくさん貼ってあったりしない…?」とか心配になった私は心が汚れすぎている(オイ
香帆ちゃん「この間、名取になにもされなかった!?」
香帆ちゃん「だってさぁ…あいつ…」
香帆ちゃん「あ、いや…やっぱり何でもない」
えっその続きめちゃくちゃ気になるんですが…
***
取材はすごく順調に進むのですが、中学時代自由奔放に遊びまわっていた名取くんが高校に入ってなぜかピタリと女遊びを辞めたていたり、葵ちゃんに対する態度が尊敬越えて信仰に近そうなのが…ちょいちょい不穏なのでした。
「先輩のためなら何でもできる」が行き過ぎいて、「なぜ??」で頭がいっぱいになるのですが、実は葵ちゃん、幼い頃に名取くんと出会っており、その時の出来事が関係していたんですね。
幼い頃の家庭環境が良くなかった名取くんは、家を飛び出して1人泣いていたところを葵ちゃんに声をかけられ、折り紙でつくった向日葵をもらったのがとても嬉しかったのだそう。
偶然が重なり、向日葵をもらってから良いことがたくさん起こり、心の支えとなっていたのでした。
名取くんが来るもの拒まずなスタイルになったのは、父親から「要らない子」と言われて育った経緯があり、誰かに求められることが嬉しかったからなんですね。
葵ちゃんと同じ高校に入ってからは、嫌われないよう「先輩のために行動する」スタイルに切り替えたのですが、名取くんの孤独をどうにかするにはたくさんの愛が必要で…
***
先輩大好きだけど、自分なんかが付き合うのはおこがましい的なスタイルが難儀な名取くん。
先輩に自分はふさわしくない!という気持ちの強さから、すれ違ってしまうのですが、葵ちゃんからしっかり思いを伝えたことで、名取くんが先輩と並んでも恥ずかしくない自分に!と前向きに幸せになれるのがハッピーなエンドでした。
病みエンドは…あぁー…!やっぱり部屋一面に写真が…
当たりたくなかった予想が当たってしまったYO!\(^o^)/
それどころかだいぶ重度のストーカーだった。ちょっと排水溝兄を思い出してしまいましたよ…(オイ
名取くんはハッピーエンドと闇エンドで180°印象が変わるなと思いました。
もしかすると、この一面を知らなければ普通に幸せになれるあたりが一番のホラーなのかもしれない…
中間エンドは、拒否したら名取くんがいなくなってしまうかも…と不安になり、中途半端な気持ちで受け入れてしまった結果、歪んだ関係になってしまうというもの。
名取くんが見ているのは「憧れている過去の先輩」のままで、ラブラブだけどどこかずれている感じが悲しい。
一見、光の男が実はヤンデレ…的な展開がとても好きなので、名取くんルートとても良きでした。
光のわんこ系ヤンデレってめちゃくちゃ良くないですか?(何度も言うな
三上 優 CV:一色 茶利さん

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推しは静かに推したい派(分かる
第一印象は一番とっつきにくそうだった三上先輩。
ですが実際は意外にも協力的で、とても頼りになる先輩でした。
……とはいえ、バイトなどで常に忙しく、取材中に突然いなくなって葵ちゃん一人で対応することもしばしば。
なんともミステリアスです。
そんな先輩ですが、実は人気アイドル・花音(かのん)のガチオタ。
屋上でこっそりライブ映像を見ては叫んでいるところを、葵ちゃんに見られてしまいます(笑)。
「絶対に誰にも言うな!!」
と口止めされるのですが、推しは静かに推したいタイプなんて理想的なオタクじゃありませんかーと一気に親近感が湧きました。
先輩が取材中にいきなりいなくなったのも、実は推しアイドルのライブ配信を見たいがためだったのですが、責任感が強い先輩的には「一度引き受けた仕事なのに…」と、自分の行動が許せない気持ちもあるのだそう。
ということで、先輩はライブ配信を優先しつつ、無理のない範囲で手伝ってもらうことになるのでした。
ま、まともだー!
***
そんな先輩が真顔で話す「花音だけは特別」の理由がとても気になります。どういう経緯で推しになったのか…
ネイルは綺麗、髪も結ってくれる、おしゃれなカフェにも詳しい。
女子力高すぎる三上先輩ですが、オネエ口調になった理由も少し切ないものでした。
幼い頃から男女問わず声を掛けられることが多く、それを避けるために今の話し方になったそうです。
先輩にとって葵ちゃんは、一緒にいると癒やされる存在。
けれど、絶対的な推しには遠く及びません。
自分だけが先輩の秘密を知っている。いつも隣にいるのも自分。
なのに、一番にはなれない。
そんなもどかしさから、花音への嫉妬にも似た感情が少しずつ芽生えていきます。
そんな中で先輩への恋心を自覚するのですが、どれだけ頑張っても推しには勝てない不毛な状況が切なかったですね。
もう葵ちゃん推しになればいいと思うんです(絶対そういう展開来るからやめなさい
***
先輩は推しアイドルの活動休止をめちゃくちゃ恐れていて、それに近い話題に触れると取り乱してしまうほど。
実は先輩の家族は小学生の頃に全員亡くなっていて、花音を支えにどうにか生きてきたのでした。
花音の電撃引退が決まり、生きる希望がなくなってしまった先輩に何をしてあげられるか?あたりでルートが分岐。
葵ちゃんは先輩の生きる意味になれるのか…
***
ハッピーは葵ちゃんと恋人になり、少しずつ自殺願望も薄れていくエンド。
依存ではなく恋愛として、新しい関係を築いていけたのが本当に良かったです。
ヤンデレエンドで先輩を死なせないために、葵ちゃんが選んだ方法は、自分の体を差し出すことでした。
一時的には死から遠ざかるものの、そのたびに先輩は強い罪悪感に苦しみます。
幼い頃に施設のオヤジにいいようにされていた過去があるからこそ、ますます自分を許せないんですね。
それでも葵ちゃんは、
「私は幸せだから」
「私を好きになってください」
と囁き続けます。
正気に戻るたびに死にたくなる先輩を、生かすために自分へ依存させていく。
病んでいたのは、むしろ葵ちゃんの方だった…なエンドでした。
混乱しながらも優しさを失えない三上先輩が可哀想で、個人的に好きな結末です。
境界エンドでは、葵ちゃん自身が「花音の代わりに私へ依存してください」とお願いします。
先輩の不安は和らぎ、二人は恋人として結ばれます。
ただ、少し離れただけで不安で自傷してしまうほど、先輩の依存が強くなっていて、「私が支えなきゃ」「私がそばにいなきゃ」と危うさが残る終わり方でした。
とはいえ、この先ずっと一緒に過ごしていくうちに、花音から葵ちゃんへ”推し変”する日も案外近いのかなーと。
そんなことを考えてしまうルートでした。
まとめ
・ヤンデレ&病み展開が好きな人
・ストーリーやキャラクターに惹かれる人
・低価格&サクッと短時間で遊べる作品を探している人
作品のコンセプト的に不穏な展開になることは分かっていても、ゲーム開始時点ではとても爽やかで。
闇の気配がまったくないため、ここからどうやって病み展開に行くんだろう…!?とワクワクしながら進めていました。
三者三葉の病み展開が楽しめるので、浴びるほど病みを摂取したい方にはピッタリの作品なのでは?と思います。
……病み病みしか言っていないのでアレですが、病みの気配が欠片もないハッピーエンドも良かったですよ…!(2026年説得力なさすぎ発言大賞)
短時間でサクッと遊べるので、興味があればぜひ遊んでみていただきたいです!
本日もお付き合い下さりありがとうございました!
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\ ヤンデレと会話もできるよ! /

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