PR

『CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-(クレチェン)』評価・感想・レビュー【ネタバレON/OFF有】

本記事では『CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-(クレチェン)』のフルコンプ感想を、作品紹介 → 個人的レビュー → 各ルート感想 → 総評 → まとめの順にまとめています。

この記事で分かること

・どんな作品なのか
・面白かった点、いまいちだと感じた点
・主人公(ヒロイン)や声優の情報
・ストーリーのネタバレ感想
・個人的な評価を☆1~5で判定

・ネタバレを含む部分は、「続きを読む」ボタンでワンクッション置かせて頂きます。

「どんな作品か気になるけどネタバレは踏みたくない!」「他の人の感想を読んでみたい!」という方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

それでは、本日もよろしくお願い致します。

目次

『CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-(クレチェン)』作品紹介

基本情報

『CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-(クレチェン)』は、2026年7月9日にオトメイトさんから発売されたNintendoSwitch向け乙女ゲーム。

フルコンプまでにかかった時間は30時間前後。

めっちゃ面白かった!

クスッと笑える面白恋愛と、少年漫画のような激熱展開が楽しめる乙女ゲームといった感じでした。

ガチガチの攻略制限があり、好みのキャラから突撃したい方には向きません。

が、1ルートクリアするごとに少しずつ真相が見えてくる作りが好きな方には向いてるかも。

ヒロインが超前衛でガンガン前に出て戦うアタッカータイプなので、強いヒロインが好きな方には間違いなくおすすめです。

全体的に甘さは控えめですが、恋愛に至るまでの絆をめちゃくちゃ丁寧に描いてくれるので物足りなさは全くなく、満足感高めな作品でした。

ざっくり導入部分の感想

聖女×婚活という、思わず「ん!!?」となるような意外性のあるテーマが良かったです。

ただ、同時にトンチキ感もあるなと思っていて、ギャグ寄りの作品なのかな?とプレイする前は思っていました。

でも蓋を開けてみると主人公・ソフィアはかなりのしっかり者で民思い。

シリアス寄りな本格ファンタジー作品でした。

いや、おそらく最初に公開されたPVの「聖女やめるために恋する!」的な一文が強く印象に残っていたんですよね。

序盤は恋して聖女やめるぞー的な展開は一切出てこないので、あの謳い文句なんだったのかな?と思いながらプレイしていました(笑

結果的にちゃんと婚活を始める流れになるのですが、基本シリアス&時々ギャグでバランスが良かったので、ネタ作品に見えてしまっていたら、なんとなく勿体無いななんて思います。

ソフィアが自ら先陣をきっていくシーンが多く、仲間と一緒に肩を並べて戦ってる感が良い感じ。

私が守る!くらい強い主人公が好きな私としては、共通からテンション上がりまくりでした。

5種類の神様が存在していて、祈りを捧げると力を貸してもらえるTHEファンタジーな世界観も素敵です。

戦闘中に祈りを捧げるシーンも多いので、詠唱好きな方にもおすすめできます。

ただ、神様の内訳が「憤怒・悲哀・享楽・狂愛・純愛」という不思議な5属性でして、私は共通時点で早々に狂愛の神を信仰することに決めたのでした(やめろ

ストーリー&ヒロイン紹介

聖女をやめるため恋をする。――いいや。恋も救国も果たしてみせるさ。

遥か昔、ヨーロッパの二国が始めた戦争。
発展する神秘と技術を用いた戦いは今もなお続き、すでに千年が経とうとしている。

時は西暦2400年。
救国の聖女、ジャンヌ・ダルクの存在も次代次代へと継がれていく中で形骸化していた。

【聖女の加護】を受けて田舎に生まれ落ちた17代目ジャンヌ・ダルク。
彼女の願いはただひとつ――聖女なんてやめたい。

彼女は知る。
救国に導くか、恋をすることで聖女はその力を失う……と。

「そうだ。救国の条件を探しながら恋をすれば最終的に聖女をやめられるじゃないか」

戒めの鎖をかけられた破天荒聖女は聖女をやめるため、槍を片手に戦場を駆ける!

――この恋は、鎖で縛れるほど容易くない。

引用元:https://www.otomate.jp/crazy_chain/

ヒロイン紹介

主人公:ソフィア(名前変更可能)

17代目ジャンヌ・ダルク。
エクスラトルの救国を定められた女性だが、聖女をやめたいと心から思っている。

自信家で大胆不敵な性格をしており、信仰や純真とは無縁。

恋愛は自覚すると全力でアプローチする肉食系だが、超がつくほどの恋愛初心者。

引用元:https://www.otomate.jp/crazy_chain/chara/

攻略キャラクターとおすすめ攻略順

本作には以下の通り、攻略制限があります。

・初回から攻略可能:ヴァーデス、レクス、クロノール
・攻略制限あり:フラトニス→リーズ→GOD

攻略制限キャラは順番に解放される仕組みなため、初回から攻略可能な3人→攻略制限組の3人の順で進めるのが自然かなと思います。

初回組の3人は誰から攻略しても問題なく、好みで選んでOKです。

攻略キャラクター&キャスト紹介

キャラクターキャスト
リーズ・ルネ・シャナCV:内田雄馬さん
レクス・ド・クラーシェルCV:浦和希さん
ヴァーデスCV:山下誠一郎さん
フラトニス・ライラプスCV:野島健児さん
クロノールCV:古川慎さん
GodCV:梶裕貴さん

個別ルートネタバレ感想(ネタバレON/OFFボタンあり)

ヴァーデス CV:山下誠一郎さん

続きを読む

第一印象:チャラ男神官だ…!

第二印象:まともだ…!(周りが個性的すぎてすごく常識人に見える)

「真っ当に生きたい」と願っているのに、とある事情からそれすら許されない。なんとも可哀想な境遇の人でした。

ヴァーデスは、1000年前に初代聖女の騎士だった「ジル・ド・ラヴァル」という男の子孫で、初代ジャンヌを蘇らせるという妄執にとりつかれた彼に、いつ体を乗っ取られるか分からない。

そんな恐怖に怯えながら、これまでの人生を過ごしてきたのでした。

***

生まれ育った村で婚活を始めたソフィアですが、村の男性たちは「昔から知ってるソフィアのことを女性とは思えない」と口を揃えます。

この村では婚活は望めないぞ…ということで、配達依頼を機に、竜盟塔への移動を決めるのでした。

そこで再会したヴァーデスに事情を話して協力をお願いすることになるのですが、恋愛経験がないソフィアにとって、経験豊富そうなヴァーデスはかなり頼りになる相手。

出会い方を学びつつ、良かれと周りの男女の手助けをするうち、いつの間にかソフィアが恋のキューピットみたいな存在になってしまっているのが微笑ましいです。

ヴァーデス、ソフィアにはかなり好意的で、婚活のお手伝いをしつつも「自分はどう?」とアピールも欠かせません。

ただ、本当にソフィアのことが好きなのかはちょっと分からないので、真意読めないな…というのが個別ルート開始して少し経ったあたりの感想でした。

真面目で常識的な人なのに、女性関係だけ妙に軽い。

このちぐはぐさにも、ちゃんと理由があったんですね。

***

ヴァーデスが強くこだわっているのが、「真っ当」であること。

2つの魂が1つの体に宿る「普通ではない」状態になってしまった恩師・リコールド先生を救うためにも奮闘しています。

でも、なぜそこまで「真っ当」にこだわるのか。

独白での「いつか裏切る」宣言や、先祖がどうやらヤバい人物らしい描写もあり、不穏な気配がすごいのです。

そして、チャプター2→3突入時の絶望感がやばい。

ヴァーデスはジル・ド・ラヴァルの子孫であり、初代ジャンヌ狂信者の彼にたびたび体を乗っ取られていました。

そして、ジルは初代ジャンヌを蘇らせるため、子孫の体を乗っ取り続けて1000年間生きてきたやばいやつでした。

子孫がいる限り不老不死でいられるから、ヴァーデスが女性を好ましく思えるよう精神を操っていたと分かるくだりでは「なるほど!」となりました。

ヴァーデスいわく、自分の中からジルの魂を消すためには、聖女を殺すことでダメージを与えて消滅させる必要があるとのこと。

そのために最初からソフィアのことを殺すつもりで近づいたのですが、親しくなってしまい、まあ…できないってなりますよね。

最初から裏切ることを決めていたはずなのに、ソフィアとの関係が深まるほど計画通りに動けなくなっていくのが切なかったです。

***

リコールド先生はなんだか怪しげな実験をしていたので、最初の頃「悪い人なのかなぁ」と思っていましたが、家族思いの素敵な方でホッとしていました。なのに…

ヴァーデスの魂を新しい体へ移すことに成功→先生「元の体は責任を持って焼却しておくね」

待って!絶対それ死亡フラグですよね!?

やめてー!!せめて誰か残って見届けて…

と画面の向こうから嘆き続けてました(爆

だって絶対、先生がジルに乗っ取られる流れじゃないですか……。

しがらみから解放されて心から幸せそうなヴァーデスの笑顔が曇るんか…と思うと、辛すぎて。

あまりにも心がない展開に、私の心も瀕死でした。

最初に到達したエンドが先生が犠牲になるもので、心にグサーっと来た後、生存エンドがあると気付きびっくり仰天。

なんとなく死亡する方が正史っぽく感じてしまうのが気になるところではありますが、先生が助かる可能性もちゃんと残してくれて本当に良かったです……!

好きなシーン
・ラストバトルで塔から落ちたヴァーデスを鎖を使って引き寄せるシーン。神への呼びかけから何まで全て、格好良くて映像が頭に浮かんできましたyo!

・たぶん1人につき1柱、神が絡んでくるのかなと予想。ヴァーデスは享楽かな…?

・GODは他の神を消したい?

・リビティナとジャスパー。ジャスパーはリビティナのことを「道具」と言っていましたが、目的を犠牲にしてでも助けたあたり、強い絆で結ばれている様子。事情が気になります。

クロノール CV:古川慎さん

続きを読む

婚活アドバイザー・クロノール爆誕おもろい

何を隠そう、主人公へのあたりが強いキャラがちょっと苦手な私。

ガクブルしながら2人目のクロノールルートに進んだのですが、結果としてとても良かった…!

クロノールがソフィアのことを嫌いすぎるので、会話は常に嫌味の応酬。

でも、嫌っているわりになぜか一緒にいる時間が長いんですよね。

「あれ? 意外とこの2人、相性いいのでは?」

なんて思いながら見守っていました。

***

ひょんなことから、危機に陥っていたクロノールを助けたソフィア。

見返りとして渡されそうになった金品を断る代わりに、婚活を手伝ってもらうことに…

その時のクロノールの嫌そうな顔と言ったら…笑

なんだかんだ文句を言いつつ、2人の婚活が始まるのでした。

クロノール、口は悪いのですが、割と付き合い良いし、面倒な依頼にも律儀に付き合ってくれるあたり、人の良さが滲み出てますよね。

肝心の婚活はというと―

ソフィアが強すぎるあまり、「破天荒聖女」という評判が広まっていて全然うまくいきません。

男性から萎縮されたり、逆に聖女として崇められてしまったり。

失敗する→クロノールに爆笑されながら毎晩作戦会議with酒というサイクルができあがっていて、順調に2人が仲良くなっているのが微笑ましかったです。

***

婚活に苦戦するソフィアに手を差し伸べたのは、なんと宰相様でした。

確かに宰相様の紹介ならまともな人であること間違いなし。

ただ、何を考えてるかわからないことに定評のある彼からの提案。これは裏があるのではと思ってしまいます。

そして、クロノールの正体が明かされるシーン。

めちゃくちゃドラマチックで良かった……!

と同時に、

「嘆ク者との混血ってどういうこと?」
「あの影みたいな存在がお父さん?」

と頭の中が疑問符でいっぱいになっていました笑。

そして、思いを自覚した瞬間、真っ赤になって部屋に閉じこもっちゃうクロノールかわいすぎる。

でも自分は嘆ク者だから、ソフィアとは一緒にはなれない→でもソフィアが他の男とくっつくのも無理。なんてはちゃめちゃなことを言い出すので笑ってしまいましたよ。

ソフィアはソフィアで私のこと好きになれぇぇ!!とか言っちゃうし、ちょっとこの2人面白すぎませんか?笑

***

しかし、「嘆ク者」の真相はかなり悲しいものでした。

彼らは神の負の感情から生まれた存在で、生まれながらに絶望と自殺願望を抱えている。

人に襲いかかるのは返り討ちにされるためだったという真相が、なんとも哀しい生き様です。

そんな嘆ク者たちにも生きる権利を与えたい、という宰相様の理想は、正体を知ってしまった後としては、「正直良いかも」と思ってしまったのは内緒の話。

でも、その理想の根底にあったのは、どこかで生きている自分の息子が悲しまずに生きられる世界を作りたいという願いだったんですね。

***

最後の戦いの中で息子がクロノールであることを知ってなお、道が交わることはなく。

宰相様が生きていてくれたら、と思ってしまいますが、幸せそうな息子の生き様を見届けられて幸せだったと思いたい。

クロノール、ソフィアと出会えて本当良かったですね。

というかクロノールの嘆ク者verの見た目が格好良すぎてもはや神でした。ビジュが良すぎる(何度でも言う

悲哀担当ということで、世界一涙が似合う男でした。

・嘆ク者を倒すため共闘する場面で、初めてクロノールがソフィアの名前を呼ぶシーン。ソフィアが一瞬柔らかく笑うカットインが入る演出が最高に良かった。

こういう一瞬の表情や呼び方の変化で2人の関係性を見せてくれるの、細かくて良いですよね…!

レクス・ド・クラーシェル CV:浦和希さん

続きを読む

好感度、上げすぎてもダメだと気づく。

3周目。

共通ルートにイザークとのイベントが追加されていることに驚きつつ、レクスルートに突撃です。

ジャンヌに忠実な騎士であるレクスは、突然婚活を始めたソフィアに困惑しつつも、

「おすすめの人物がいます!!!」

と猛アピール。

そのお相手は騎士団長をつとめる兄・カルムさんでした。

***

真面目で紳士的なカルムさんとソフィアが、いい感じに交流を重ねて親しくなっていく様子が嬉しそうなレクスですが、同時に正体不明のモヤモヤ感も抱えているようで。

おやおや…?と思いながら生暖かい目で見守ってしまいましたよ(親戚のおばさんか

無意識に兄への対抗心を燃やして、ソフィアに紳士的に接してみたり。

本人はまだ自覚していないのに、好意だけはダダ漏れなのが良きでした。

レクスからの真っ直ぐな好意に動揺してあわあわするソフィアもかわいらしく、チャプター2あたりで既にお互い鎖が見えている状態なので、とても順調に見えました。

…が、私は知っています。

だいたいチャプター3から怒涛の展開が来るんですよね。

最初が順調だとそのぶん後が怖いというか。

レクス、頼むからその真っ直ぐさで突き進んでくれ…!と願わずにいられませんでした。

***

レクスは、びっくりするくらい負の感情を表に出しません。

街で喧嘩中のカップルに水をかけられても、兄との勝負に負けても理不尽、悔しいといった気持ちにならないのです。

そこはレクスの美点でありますが、なんとなく極端すぎて異質な感じがします。

実はレクス、怒りの感情そのものを持っていないわけではありません。

昔、家族を守れなかった自分自身に対して抱いた怒り。

その感情があまりにも大きすぎて、それ以上の怒りを他者に抱けなくなっていたんですね。

「優しいから怒らない」のではなく、それを上回る怒りがすでに心の中に存在していた…というのが印象的でした。

***

思いを自覚してからはソフィアの方が押せ押せな感じで、ちょっとしたことでも「(好きだ)」とか思っちゃってるのが微笑ましいです。

物語が進んでもはや気持ちを隠さなくなってからは、街中で堂々と追いかけっこまでしてますし、名物みたいになってますし…笑

でもレクス的には「聖女がいなくなってしまったらまずいのでは?」という理性が勝って、ソフィアの熱愛を受け入れられない状況。

そんな状況のなか、最終的に「キスしなければなにしてもOK」とか言い出すソフィアに笑いました。いくらなんでも脳筋すぎる。

それにしても私服のレクスが眼鏡かけていたの、意外性の肩回り&似合っていてめちゃくちゃ良きでした。

進めていったら、チャプター3の終わりで恋人になって力を失ってしまい、「これからどうするんだろう…?」と思ってたら、普通にバッドエンドで仰天しました\(^o^)/笑

第一部エンドなんてものが存在するんですね…!?

3周目にして初めて、「好感度上げすぎても恋に走ってしまうからダメなんだ…!」と気づいて愕然としたのでした。笑

***

レクスのお兄さんであるカルムさん、本当に良い人で、3人でわちゃわちゃしてる日常が好きでした。

でも、平和に義妹エンドとは行きませんよね…

序盤のカルムさんと宰相の意味深な会話もありましたし、先にクロノールルートをクリアしていたため、「おそらくオーズの協力者はカルムさんだろう」と予想していました。

それでも、真相を知るとやっぱり辛い。

カルムさん、どちらかというと流水のように穏やかな方に見えていたのですが、奥底に抱えていた怒りは誰よりも強い方でした。

後半は少し展開が唐突にも感じたのですが、振り返ってみると、カルムさんはソフィアとレクスから看護師の女性について聞かれた時も、少しも動揺していませんでした。

ソフィアも言っていたように、周りは気づきようがなかったし、気づいてはいけなかったんだなって。

カルムさん自身が、周囲からどう思われようと関係なく、すでに進む道を決めていたから。

そう考えると、悲しいけれど彼の行動も不思議と腑に落ちました。

本人が口にしていたように、どこかにカルムさんが何も背負わず、穏やかに生きられる世界線もあってほしいなと思います。

・レクスルートのスチル、なんだかとても好きです。イラストが綺麗なのは勿論ですが、シチュエーションが可愛くて。

・カルムさんしかり、とあるルートではラスボスだったキャラが、他のルートで普通に暮らしてる姿を見ると、ホッとすると同時に、その人が抱えてるものの重さに心がキュッとなります。

「このルートでは大丈夫だったんだ」とホッとする一方で、その人が抱えているもの自体が消えたわけではなくて。

たまたまこちらの世界線では、それが決定的なところまで進まなかっただけなのかもしれない。

そんな状況で、その人がいつも通り笑っている姿を見るだけで、なんだか心がキュッと…

…なりません?

フラトニス・ライラプス CV:野島健児さん

続きを読む

出会って数秒で結婚を申し込んでくる面白い男

以降もずっと結婚結婚言っているので、正直面白い人という印象しかありません。

彼となら恋愛するまでもなく使命から解放されるのでは?と思ってしまうレベル。

でも、戦場で戦うソフィアの姿に惚れた男だけあって、2人の関係から「戦い」は切っても切り離せません。

戦いながらお見合いみたいな質問し合っちゃうこの2人、めちゃくちゃ相性良いのでは?と思いました。

***

ここまでくると攻略キャラ1人1人に対応する神がいて、フラトニスの担当はお国柄的に「狂愛」であることが分かります。

狂愛っていうとどうしても「ヤンデレ」を連想してしまうのですが、彼の狂愛の「狂」は戦闘狂の「狂」で。

ドロドロしたものではなく、もはや純愛に近いのでは?と思えるほどでした。

国境付近で起きた小競り合いの最中、地面から突如として謎の赤い霧が発生。

リージェネートは外部から完全に遮断されてしまいます。

リージェネート側にいたソフィアもエクスラトルへ帰れなくなり、一時休戦。

事態が解決するまで、敵国で過ごすことになるのでした。

ここに来て初めて本格的に描かれる敵国・リージェネート。

機械的な街並みも、これまでとは雰囲気がガラッと変わって新鮮でした。

そしてフラトニス、普段はあれだけはちゃめちゃなのに、いざという時には紳士的な一面をチラチラ見せてくるのがたまりません。

こういうギャップ、良いですよね…。

***

フラトニスのルートで関わってくるサブキャラは、異端審問官のノックスさん。

ということで、必然的にシナリオも魔女にスポットがあたります。

これまでのルートでも、リビティナとキャスパーは毎回敵として登場していましたが、何かありそうな雰囲気を感じつつ肝心なところは分からずじまいでしたもんね。

魔女とは何か?あたりに切り込んだストーリーとなっておりました。

判明したことをざっくりまとめると、

・世界や神への負の感情を抱いた状態で「断式」を使うと魔女になる
・断式を使い続けることで「災厄」と呼ばれる化け物へ変貌する
・災厄はひとしきり暴れた後、消滅する

とのこと。

戦争の最中、突如現れた嘆ク者から兵士たちを守るため、断式を使用したソフィアは魔女になってしまい、裁判にかけられることになります。

でも、そもそもソフィアの魔女化自体、ノックスによって仕組まれたものでした。

ノックスの正体こそが、狂愛の神。

GODが狂愛の神を「彼」と呼んでいた時点で、「これ、もうノックスでは……?」と思っていたのですが、

やっぱりノックスでした。

神ver.の立ち絵が格好良すぎる…!

どことなくGODに似ているように感じたのですが、「純愛」と「狂愛」という対になる存在だから……?

***

ノックスは、1000年先の未来と並行世界を見通す力を持っています。

戦争だらけの現在の世界とは違い、隣の世界は初代聖女処刑あたりから歴史が分岐し、より平和な未来へ進んでいました。

・国民が聖女の処刑に疑問を抱いた。

・聖女の親族が無罪を訴えた裁判で勝訴した。

・初代国王が街の奪還に成功した。

分岐するきっかけはいくつもあるものの、重要なのは「初代聖女の処刑」。

そこでノックスは、今の世界を平和な隣の世界へ近付けるため、歴代の聖女たちを魔女として処刑し続けていたのでした。

理想は分かるけれど、聖女たちには理不尽な話ですよね。

でもノックス自身も自分の聖女含めた何人も犠牲にしたうえで、1000年間自分を擦り減らして生きてきてるので、後には引けず。辛すぎてぐぬぬ…となります。

いまの世界も悪くないよ、これからは人として行く末を見守ってねという決着の仕方がとても良くて、爽やかな終わりに胸がジーンとしました。

ノックス、GODに斬られるかなと思ってたら、見逃してもらえてホッとしたのは内緒。

苦しんだ分報われてほしいなぁと思います。

戦いに始まり戦いに終わるソフィアとフラトニスの恋愛も、とっても爽やかでしたよね。

ちょくちょく飛び出す狂愛という言葉はいまいちしっくり来なくて「?」となりましたが笑。

本編でつかない決着は後日談かFDか。

この2人にはいつまでも戦っていてほしいし、ときどきノックスの経営する小説カフェでくつろいでいて欲しいです。

唯一、あの赤い霧だけはなんだったの?と気になったのでした。

リーズ・ルネ・シャナ CV:内田雄馬さん

続きを読む

コティニャックってぱっと見コニャックに読めません?(いきなり何

喜ぶとキラキラ光が舞ったり、過去の記憶がなかったりと、絶対に只者ではない感が漂っているリーズ。

そもそもヴァーデスのルート終盤で一瞬リーズを見たジルが「あなたは…」みたいに驚いてましたしね。

ソフィアが自分以外の美しさを褒めると、絶対零度の空気を纏い出したり。

なんでしょう、「聖女か神がらみの存在なのかな?」と予想していました。

***

リーズは「共に生きて共に死ぬ」と明言しているくらい、ソフィアに執着していますが、不思議なくらい恋愛感情は全くありません。

でもその執着は相当なもので、「ソフィアを失うかも…?」な状況になった際は、全てを破壊し尽くすレベルの術式で暴れ回るほど。

ソフィアがいないと発狂する幼少期の様子は、後追い期の赤ちゃんみたいでした(どんな喩え

そんなリーズを安心させるため、幼いソフィアは「誰にも負けない強い聖女になる」と誓っていたのでした。

***

そんなソフィアがキャスパーの圧倒的な力を前にあっさり敗れ、死にかけるほどの重傷を負ってしまいます。

ソフィアを失う恐怖から、部屋に閉じこもってしまうリーズでしたが、「このままじゃダメだ」と、自分自身が強くなることを決意。

いざという時にソフィアを守れるよう、レクスとクロノールに修行をお願いするのでした。

ここから、ずっと「ソフィアだけ」だったリーズの世界が少しずつ広がっていくのが良かったです。

ソフィアに守ってもらうだけではなく、自分がソフィアを守れる存在になる。

共依存だった2人の関係が、少しずつ違う形へ変化していくところが、リーズルートの見どころだったように思います。

***

そんなリーズですが、実は生まれた時からオーズの実験体だった過去は悲惨なものでした。

リビティナとは同じ境遇の中で支え合ってきた関係で、「姉」と呼んで慕っていたんですね。

リーズのルートで明かされた「リズが本物の聖女で、ソフィアはそれを隠すための偽物の聖女だった」という真相がだいぶショックだったのですが、普通の人間の身でここまで4人のルートで救国達成してきてるので、もはや聖女ですよね(立ち直り早い

Godへの怒りで魔女化しそうになりましたが、ソフィアの死に涙を流すほど情を寄せていたし、最後に奇跡を起こしてくれたので許せました。←上から目線やめろ

いや、正直利用されてただけでないと知って本当に安心したんですよ…

これでもしソフィアのことを道具のようにしか思ってなかったら、プレイヤーの怨嗟が集まってこんな世界要らない神が爆誕してましたね。

ソフィアを除いた、リーズと仲間のやりとりが多めだったのも印象的でした。

それにより少しずつソフィア一筋だったリーズの世界が広がっていき、たくましく成長していく姿が良かったなと。

最初はまるでリーズがヒロインみたいだったのに、自分の足で立って、ソフィアを守る1人の男になる。

なんだか親目線で見守っちゃいましたよ。

それでも根底にある「2人で1人」という関係性は変わらない。

お互いが少しずつ自立しながら、それでも一緒に生きていく。

そんな2人の関係が印象的なリーズルートでした。

一緒に火炙りエンドこそなかったものの、バッドエンドの執着の神爆誕が、スチル含めて正直かなり好きです笑

そういえばついにエルピスって単語も出てきましたね!私、エルピスってGodの名前なんじゃないかって思ってましたが全然違いました笑

Godはもしかして初代ジャンヌの死をきっかけに世界の仕組みを変えようとした→失敗して封印される→エルピスを破壊して世界の仕組みを変えるために他の神達を取り込んでいる?なんて予想を胸に、Godルート行ってきます!

God CV:梶裕貴さん

続きを読む

2026年裏切りそうランキング1位

毎ルート終了時の悪そうな演出。

仲間たちからも胡散臭いと言われ続けてたGodでしたが、蓋を開けてみれば純愛の神に相応しい慈悲深さでした。

***

賑やかで面白い神だけれど、確実に何かを隠していて不穏な要素も強いGOD。

ソフィアに聖女を辞められたら困る彼は、何がなんでも恋愛を阻止したい。

そのため、自分とソフィアの結びつきを強くして、起きている間でも声を届けられるようにする呪い(?)までかけてきます。

そんなこんなでソフィアをおちょくる→ぞんざいに扱うの漫才をしながら平和に過ごしていた2人ですが、Godの影響か、ソフィアはたびたび初代聖女が火刑に処される時の悪夢を見るんですね。

その様子を悲しそうに眺めているGodに思わず手を差し伸べた翌朝…なんと突然実体得たGodが隣に寝ていたのでした。

状況が分からない2人ですが、実体化した原因を調べることになります。

***

God、普段ふよふよ浮いてるのでまともに歩けなかったり、すぐお腹がすいて果物を大量に食べたり。

人間レベルが低すぎて面白いです。

なんだろう、信頼ゆえ仲間達には優しかったソフィアが、Godに対しては相当口が悪いというか、ツッコミが冴え渡っていました笑

仲間達からみたGodの評価も「胡散臭い」「裏切りそう」など散々なもので…

でも純愛を司る神だから、根本的には純愛の感情しか持っていなさそうなんですよね。

***

「GOD」と呼び続けるのも不便だろうということで、ソフィアは彼に虹を意味する「イリゼ」という名前を送ります。

それは名前を持たなかったGODが初めて人間から贈られた名前でした。

そんな彼にとって、自分をひとつの個として見て、名前まで与えてくれたソフィアが特別な存在になるのは自然な流れだったのかなと思います。

純愛の神だけあってものすごく惚れっぽく、歴代ジャンヌ全員に恋していたと判明した時は笑ってしまいましたが。

でも、彼女たち1人ひとりをちゃんと愛していたからこそ、その悲劇を1000年間見続けてきたことにもなるんですよね。

そう考えると、イリゼが世界そのものを変えようとするに至った理由にも納得でした。

***

真相ルートといった感じで、世界の根幹に切り込んだお話でした。

・神々の正体は「神」ではなく、世界そのものであるエルピスから生まれた感情

・ただしエルピスそのものではなく、それぞれが独立した自我を持っている

・感情たちは自らの性質に合った土地=国に住み、その土地の人々の信仰を糧に存在している

・人間が増え、感情が増えすぎるとエルピスが精神崩壊してしまう = 人間は増えすぎても減りすぎてもいけない

そこで生まれたのが、戦争によって人間の数を調整する仕組み。

国同士を戦わせれば人間を減らせる。

負けた国を司る感情は一定期間眠りにつくため、エルピスの心も安定する。

さらに文明も発展する。

→でも人間が減りすぎるとエルピスが発展しない…

→減りすぎないよう各国の代表者の死を持って勝敗を決めればいいんじゃない?=聖女誕生

→戦争で生まれた負の感情は聖女に背負わせる(聖女は必ず悲劇的な死を迎えるようになっている)

→処刑された聖女の魂は魔女に使い回し、魔女は負の感情を集めて最後には消滅。

色々と真実が明らかになったのですが、中でも1番アカンと思ったのが、

・恋をして役目を辞めた聖女には、処刑よりも酷い結末が待っている でした。

世界の安寧よりも大切なものを作るとエルピスから罰があるとのことですが、なんですか。

…世界、鬼畜すぎません?

ちょっと世界がアレすぎて、イリゼが何かを企んでいようが、これ以上悪いことにはならんやろと思ってしまいますね。

そんなイリゼの目的は、エルピスを破壊すること。

そして自分自身が新たな世界の核となり、今度こそ人々が平和に生きられる世界を作ることでした。

これまで散々怪しい行動を取ってきたので、何かとんでもないことを企んでいるのだと思っていましたが……

やろうとしていること自体は、ずっと一貫していたんですね。

一瞬、各ルートのその後が不安になったりしたのですが、おそらく、どのルートでも最終的にはイリゼがエルピスを破壊しているのでは?と予想しています。

終盤は最終ルートらしく、これまで敵だったキャラクターとの共闘など、激アツ展開の連続でした。

イザークさーん!!ちょっとエモすぎて正直ルート中の誰よりもキュンとしてしまいましたよ。

絆エンドがすごく大団円な感じで、タイトル画面のボイスも全員分あり豪華でした。

FDが出るならこの続きかな?なんて思ったりしました。

みんなが世界の仕組みから解放された後、どんな人生を送っていくのか。ぜひ見てみたいです。

余談ですが、本人のルートを遊ぶまで名前がわからないキャラの本名がわかる瞬間って、ちょっと特別感があってワクワクしませんか?(同志求ム

総評

ストーリー  : 4 out of 5 stars (4 / 5)
グラフィック : 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)
音楽     : 3 out of 5 stars (3 / 5)

システム   : 3 out of 5 stars (3 / 5)
ボリューム  : 4 out of 5 stars (4 / 5)

総合評価   : A

共通ルートはチャプター6まで。

少しずつ仲間が増えていき、最終的に冒頭の展開へと繋がっていく流れは熱かったです!

一人ひとりの細かな掘り下げや、聖女一行の活躍が丁寧に描かれている反面、共通ルート自体はやや長めに感じました。

特に最初に攻略できる3人は、「ソフィアが婚活を始める→攻略対象に手伝ってもらう」という導入が共通しているので、3人目あたりになると少し飽きがくるかもしれません(私は若干きました

個別ルートに入ってからのシナリオはそれぞれ全く異なるのですが、序盤は「あそこへ行って、○○を調査して……」と似たような流れになることもあり、若干の金太郎飴感はあったかなと思います。

ただ、物語が大きく動き始めてからは本当にルートごとに別物。

攻略する順番によって、「前のルートで気になっていたアレって、こういうこと!?」と少しずつ世界の真相が見えてくるのも面白かったです。

注意点として、割とヒロインが酷い目に遭うというか、大きめの怪我をするような描写が多かったので、苦手な方は注意が必要かもしれません。

恋の鎖についてどうでもいいツッコミ

鎖さん、思っていたより仕事してなかった(暴言

ソフィアが恋に浮かれると激痛が走るという設定なので、もっと恋愛を阻む大きな障害になるのかと思っていたのですが…

主人公が物理的にも精神的にもつよつよなので、普通に気合いで耐えます。笑

ソフィア、強すぎる。

むしろ途中から「鎖が見える=相手も自分に恋愛感情がある」という、お互いの両想いを確認できる便利アイテムみたいになっていた気がします。

もう少し鎖に意味があっても良かったかな?とは思いましたが、「そんなもの気合いで乗り越える!」な強さもソフィアらしくて良かったのかななんて思います。

まとめ

この作品がおすすめな人

・イラストやキャラクターに惹かれる人
・テーマにビビッと来た人
・ストーリーがしっかりした(重厚感ある)作品が好きな人

かなりボリュームのある作品でしたが、無事フルコンプすることができました!

気になるところもありましたが、攻略キャラはもちろん、サブキャラまで魅力的な作品でした。

だからこそ、もっと平和な世界でみんながわちゃわちゃしているところが見たい!

本編で散々しんどい思いをしたんですから、これはもう…甘さマシマシのFDとか…どうですかね…?

おそらく出るだろうと確信しているので、ラストバトル等で流れる勝ち確BGM(タイトル画面)を脳内再生しながら、今から全力待機しておきたいと思います(気が早い)

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

無料で遊べるチャット型恋愛ゲーム!

\ ヤンデレと会話もできるよ! /

Switchやスマホアプリのおすすめ乙女ゲームはこちら!

ブログ村

いつも遊びに来て下さりありがとうございます!
↓良ければランキングも覗いてみてください。 にほんブログ村 ゲームブログ 乙女ゲー(ノンアダルト)へ
PVアクセスランキング にほんブログ村
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

乙女ゲーマーさんにおすすめのアプリ!

主人公はあなた自身!自分の言葉で物語を進められる無料チャット型恋愛ゲーム『プラスメイト』がおすすめです。

頻繁に行われるアップデートにより、2023年現在の攻略キャラはなんと30名以上!頼りがいのある大人の男性から年下の彼、ツンデレからヤンデレまで、きっとあなた好みのキャラが見つかりますよ。

実際に遊んだ感想も記事にしているので、良ければレビューも参考にしてみて下さい!

この記事を書いた人

モッチと申します。
ゲーム特化のWEBライターとしてゆる活動中。
プレイした作品や漫画の感想をのんびり書き綴って行きたいと思います。
時々謎の生物にゃっこが出現します(誰

企業サイト様へレビューの納品実績があります。お仕事の依頼はお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ

プライバシーポリシーはこちらです。

コメント

コメントする

目次